Form No. 3358-610 Rev A プ ロ コ ア 864 & 1298 エ ア レ ー タ 09715— —シ リ ア ル 番 号 280000001 以 上 モ デ ル 番 号 09715 09716— —シ リ ア ル 番 号 280000001 以 上 モ デ ル 番 号 09716 製品の登録は: www.Toro.com.
目次 はじめに はじめに ............................... 2 安全について ........................... 3 安全な運転のために .................. 3 安全ラベルと指示ラベル .............. 5 組み立て ............................... 8 1 トラクタに関する要求事項につい て ............................... 8 2 下リンク・アームを接続する .......... 9 3 上リンクを接続する ................10 4 PTO シャフトを接続する .............10 5 スウェイ・リンクを調整する ..........12 6 エアレータの左右の水平を調整す る ...............................12 7 ローラ・スクレーパを調整す る ...............................12 8 タイン・ヘッドとタインを取り付け る .........................
安全について 駆動ベルトの交換 ....................26 サイド・シールドの調整 ...............28 ターフ・ガードの交換 ................28 穴あけ間隔の調整 ....................28 コアリング・ヘッドのタイミン グ ...............................28 トラクタからエアレータを切り離すに は ...............................29 保管 ...................................
用する前に修理や交換を行ってください。 また、常に機械全体の安全を心掛け、ボル ト、ナット、ネジ類が十分に締まっている かを確認してください。 • サンダルやテニスシューズ、スニーカーや ショーツでの作業は避けてください。また、 だぶついた衣類は機械にからみつく危険が ありますから着用しないでください。作業 には、必ず長ズボンと頑丈な靴を着用して ください。安全メガネ、安全靴、聴覚保護 具、およびヘルメットの着用をおすすめし ます。地域によってはこれらの着用が義務 付けられています。 • トラクタからの切り離しは、固く水平な床 の上で、エアレータをスタンドで確実に支 えて行ってください。 • 地表下にあるものを棒などで確認する場 合には、必ず絶縁性の材質でできた道具を 使ってください。 移動走行 • 公道を走行する時には、必ず法令などで定 められた装備を行ってください。 • リフレクタ、照明灯火など定められている ものがすべて所定の位置に取り付けられ、 正常に作動することを確認してください。 運転中に • 移動走行時に機械に人を便乗させないでく ださい。 • 作業場所から人を十分に遠ざけてください。
安全ラベルと指示ラベル を止め、駐車ブレーキを掛け、可動部分が 完全に停止したことを確認してください。 以下のラベルや指示は危険な個 所の見やすい部分に貼付してあ ります。読めなくなったものは 必ず新しいものに貼り替えてく ださい。 • ボルト、ナット、ネジ類は十分に締めつけ、 常に機械全体の安全を心掛けてください。 タインの取り付けボルトやナットが所定の トルクで締め付けられているか、頻繁に点 検してください。 • トラクタのエンジンを作動させたままでベ ルトの張りの点検をしないでください。 • エアレータの整備作業終了後は、かならず すべてのガード類を正しくとりつけ、フー ドを確実に閉めてください。 93-6696 • このマニュアルに記載されている以外の保 守整備作業は行わないでください。大がか りな修理が必要になった時や補助が必要な 時は、Toro 正規代理店にご相談ください。 Toro製品をToro製品として維持し、いつも最 高の性能を発揮できるよう、必ず Toro の純正部品をご使用ください。他社の部品 やアクセサリは絶対にご使用にならないで ください。必ずToroの商標を確かめてご購
110-4668 1. 巻き込まれる危険:シャフト - 可動部に近づかないこと。 2. PTO の速度と入力方向 3. ラッシュ・ケーブルを使わない時はクリップを使用する; ラッ シュ・ケーブルは、エアレータがトラクタから切り離されてい るときに PTO を支えるのに使用する。 110-4678 1. 穴あけ深さ 110-4667 1. 2. スプリングの長さ 負荷が掛かっている危険 - オペレーターズマニュアル を読 むこと 3. 巻き込まれる危険 - 可動部に近づかないこと。 110-4670 3. 警告 - オペレーターズマニュアル を読むこと 警告 - 整備作業前にはエンジンキーを抜き取り、マニュア ルを読むこと。 警告 ― 運転前に講習を受けること。 4. 巻き込まれる危険 - 可動部に近づかないこと。 1. 2. 5. 6. 7. 巻き込まれる危険 - ガードを正しく取り付けて使用すること。 手足に大怪我をする危険 ― 周囲の人を十分に遠ざけること 手足に大怪我をする危険 ― 使用しない時はスタンドで確実 に支えること。 8.
92–1581 106–8856 1. 110-4677 1. 右に回すと浅い穴あけ。 2.
組み立て 付属部品 すべての部品がそろっているか、下の表で確認してください。 手順 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 内容 数量 用途 必要なパーツはありません。 – トラクタとバラストに関する要求事項に ついて リンチ・ピン 2 下リンク・アームを接続する リンク・ピン リンチ・ピン ボルト(1/2 x 3 in) ナット(1/2 in) 1 1 1 1 必要なパーツはありません。 – スウェイ・リンクを調整する 必要なパーツはありません。 – エアレータの左右の水平を調整する 必要なパーツはありません。 – ローラ・スクレーパを調整する 必要なパーツはありません。 – タイン・ヘッドとタインを取り付ける A/R ターフ・ガード(別途入手) 上リンクを接続する PTO シャフトを接続する ターフ・ガードを取り付ける CE 適合キット P/No.
• 通常~重負荷で使用する場合(重いローム 土壌~粘土および岩質土壌、通常以上の固 結程度)で、PTOの最低50馬力のPTO出力を 必要とします。 プロコア・エアレータをトラクタ後部に接続 することにより、トラクタの前車軸にかか る重量は小さくなります。 • カテゴリ I または II の3 点ヒッチ(定格 最低持ち上げ重量 1043 Kg)を装備してい ることが必要です。 • 十分なハンドリングと走行の安定性を確 保するために、トラクタ前部にバラスト を搭載すべき場合があります。 • 540 rpm の PTO を装備していることが必 要です。 • バラスト搭載の詳細については、トラク タのマニュアルを参照してください。 • トラクタ前部に適正なウェイト(バラスト) を装着している必要があります。 • 必要なバラストなどを正しく搭載しない と、転倒など思わぬ事故となり、けがや 死亡など重大な結果を招きます。 • タイヤ空気圧が適正に調整されていること が必要です。 2 タイヤ・メーカーが指定する適正タイヤ空 気圧の範囲を外れない圧力で使用してく ださい。 下リンク・アームを接続する
1. 上リンクをブラケットの下穴に接続し、リン ク・ピンとリンチ・ピンで固定する(図 6)。 図4 1. 下リンク 2. リンチ・ピン 図6 6. リンチ・ピンを使って、下リンク・アームを ヒッチ・ピンに固定する(図 4)。 1. 2. 上リンク リンク・ピン 3. 4. リンチ・ピン ロックナット 2. 上リンク・チューブのネジ山部分にグリス を塗る。 3 上リンクを接続する 3. 上リンクを回してリンクを締める。エアレー タの前面が水平面に対して垂直になるよう に調整する(図 6)。 この作業に必要なパーツ 4. ロック・ナットを締めて上リンクの調整を 固定する。 1 リンク・ピン 1 リンチ・ピン 4 手順 PTO シ ャ フ ト を 接 続 す る 注 きれいな穴あけを行うためには、作業中の エアレータの前面が垂直になっている必要があ ります(図 5)。この角度の調整は上リンクで 行います。詳細については「運転」の項を参 照してください。 この作業に必要なパーツ 1 ボルト(1/2 x 3 in) 1 ナット(1/2 in) 手順 1.
図9 1. トラクタの出力シャフト 2. PTO シャフトのカップラ 図7 1. PTO シールドを外す(プロ コア 864 のみ) 2. ティナマン・ナット 3. ネジ 4. PTO シャフトをできるだけ前へ伸ばす。 5. ピンを押してロック用カラーを後ろに引いて PTO シャフトを固定する。PTO シャフトを前 後にスライドさせてロック状態を確認する。 2. PTO シャフトをギアボックスの入力シャフト に接続する; 1/2 x 3.00 in ボルトと 1/2 in ナットを使用する(図 8)。 6. CE モデルのみ: パワー・シャフト部からリ ンク・アームに溶接されたクリップに、シー ルド安全チェーンを接続する。エアレータ を上昇・降下させてもチェーンに余裕があ ることを確認する。 怪我を防止するために、かならず全部の PTO シ ー ル ド を 正 し く 取 り 付 け て 使 用 す る こ と 。 CE モ デ ル で は 、 作 業 中 に シ ー ル ド が 回転しないように、シールドの茶ーんをリ ンク・アームに接続しておく。 図8 1. ギアボックスの入力シャフト 2.
ンへの負荷を小さくすることができます。ト ラクタに付いているのがスウェイ・リンクでは なくスウェイ・チェーンの場合は、下リンク・ アームとリンチピンの間にワッシャを挟んでリ フトピンへのオーバーハング負荷を小さくし てください。 図 10 注 取り付け、調整の詳細については、トラクタ のマニュアルを参照してください。 1. 406 mm 6 5 エアレータの左右の水平を調整 する スウェイ・リンクを調整する 必要なパーツはありません。 必要なパーツはありません。 手順 手順 プロコア 864 はトラクタの中心線からずれて 取り付けられます。PTO シャフトは中心線から 40mm 左にずれることになり、エアレータは 145mm 右にずれることになります。必要に応 じてスウェイ・リンクを調整してください。 1. エアレータとトラクタを固くて平らな場所 に駐車する。 2.
ついては、17ページおよび18ページを参照し てください。 7 重要 タイン・ヘッドを取り付けないままでの 運転は絶対にしないでください。アームが大 きく動いてエアレータのフレームを損傷する 恐れがあります。 ローラ・スクレーパを調整する 必要なパーツはありません。 9 手順 ローラ・スクレーパは、スクレーパとローラ との間に 1~2 mm 程度の隙間ができるように 調整します。 1. スクレーパの各端部をローラ・スクレー パ・タブに固定しているナットをゆるめる (図 13)。 ターフ・ガードを取り付ける この作業に必要なパーツ A/R ターフ・ガード(別途入手) 手順 豊富な種類のターフ・ガードがあります。タ イン・ヘッドに合わせてターフ・ガードを選ん でください。 1. ターフ・ガードのクランプをターフ・ガード のツールバーに固定している金具類をゆる める(図 14)。 図 13 1. ローラ・スクレーパ 2. ナット 2. スクレーパとローラとの間に 1~2 mm 程 度の隙間ができるようにスクレーパを動か して調整する。 3.
10 11 フ ー ド ・ ラ ッ チ を 固 定 す る ( CE モ デルのみ) 保管用スタンドを外す この作業に必要なパーツ この作業に必要なパーツ 1 CE 適合キット P/No. 110–4693(別途入手) 4 リンチ・ピン(プロコア864) 8 リンチ・ピン(プロコア1298) 手順 手順 注 この作業を行うには、CE 適合キット P/No. 110–4693 が必要です。 1. エアレータを床から7~15 cm 程度持ち上 げる。 1. プロコア 864 では、左右の後下フードのと 上フードの各ラッチに、タップ・ボルト(全 部で4本)を使ってロック用ブラケットを取 り付ける(図 15)。 2. 保管用スタンドとエアレータとを接続して いるナットとロック・ワッシャを取り外す (図 16)。 図 16 1. 2. 図 15 1. 2. タップ・ボルト ロック・ブラケット 3. 4. 内部ロック・ワッシャ 後カバー 格納保管用スタンド ロック・ワッシャ 3. ナット 3. 保管用スタンドを外す。 4.
製品の概要 仕様 各部の名称と操作 注 仕様や設計は予告なく変更されることがあ ります。 プ ロ コ ア 864 エ ア レ ー タ 深さアジャスタ 穴あけ深さを浅くするには、深さアジャスタを の入力シャフト右に回し、穴あけ深さを深くす るには左に回します(図 17)。 作業幅 163 cm 全幅 170 cm 全長 89 cm 全高 98 cm 重量 714 Kg プ ロ コ ア 1298 エ ア レ ー タ 2. 深さアジャスタの入力シャ フト ロック・プレート 249 cm 全幅 257 cm 全長 89 cm 全高 98 cm 重量 1043 Kg アタッチメントやアクセサリ 図 17 1. 作業幅 3. 深さ表示ステッカー 4. 深さ合わせマーク メーカーが認定する Toro 様々なアタッチメン トやアクセサリでお仕事の幅をさらに広げてく ださい。アタッチメントやアクセサリについて の情報は、 正規ディーラー またはディストリ ビュータへ。インターネット www.Toro.
図 18 16
図 19 17
運転操作 注 前後左右は運転位置からみた方向です。 穴あけ深さを調整する 穴あけ深さの調整は、必ずトラクタを安全 な場所に駐車し、駐車ブレーキを掛け、 エ ン ジ ン を 止 め 、 PTO を 解 除 し た 状 態 で 行 うこと。 図 21 1. 深さアジャスタの入力シャ フト 2. ロック・プレート 1. 実際に使用するタインを手に持ち、タイン の先端を 図 20に示すステッカー上の希望 する穴あけ深さ位置に当ててる。 3. 深さ表示ステッカー 4. 深さ合わせマーク 4. ソケットを押さえつけるか、指を使って ロック・プレートを押さえつける。 5. 穴あけ深さを浅くするには、深さアジャス タを右に回し、穴あけ深さを深くするには 左に回す (図 21)。 6. ステッカーに示すように希望する穴あけ深 さになるように深さアジャスタで調整する (図 21)。 注 アジャスタを17回転させると、ほぼ 6.
エアレータが下降し、PTOが回転した状態でト ラクタが前進するとターフ表面に連続して穴を 開けることができます。 1. タインが一番下まで降りた時に地表すれす れの高さとなる位置まで、エアレータを降 下させる。 穴の深さ、すなわちタインの打ち込み深さは、 深さコントローラの設定によって決まります。 2. トラクタのエンジンをゆっくり回転させ てPTOクラッチを接続し、エアレータの動 きを確認する。 穴と穴の前後間隔はトラクタのギア比(又は 油圧走行ペダルの設定位置)と、タインヘッ ドに取り付けたタインの数によって決まり。 エンジン回転数を変化させただけでは穴あけ 間隔は変化しません。 重要 タイン・ヘッドを取り付けないままで の運転は絶対にしないでください。 3. 前進速度が1~4 km程度、PTO速度 540 rpm で、となるようにギアを選択する(トラク タのマニュアルを参照)。 トレーニング期間 4.
かった場合には、必ず修理してから作業を 再開する。 人身事故防止のため、トラクタの運転席を 離れる場合には、必ず駐車ブレーキを掛 け 、 PTO を 解 除 す る こ と 。 ま た 、 エ ア レ ー タの整備・修理を行う時には、必ず機体を キャスタ/セーフティスタンドに下ろすこ と。整備等が終了したら、全ての安全ガー ド類を確実に取りつけること。 運転のヒント 1. エンジンスローで徐々にPTOを接続する。 スロットルを 540 rpmに上げながらエア レータを降下させる。エアレータが最もス ムーズに動作するようにエンジンの回数を 調節する。 8. 後方を頻繁に確認し、作業の様子や畝がそ ろっているかなどを確かめながら運転して ください。 注 ギアシフトを変えずにエンジン/PTO回転 数を変えても(油圧走行トラクタの場合に は、ペダル位置を変えずにエンジン/PTO回 転数を変えても)前後の穴あけ間隔は変化 しません。 9. タインを破損したりした場合には、必ず破 片をきれいに集め、後からくる芝刈機など が事故を起こさないように配慮する。 2.
ニードル・タイン 2. ダンパ・アセンブリを外してスペーサが見 えるようにする(図 22)。 ニードル・タイン・ヘッドやミニ・タイン・ヘッ ドに細くて長いタインを取り付けて使用する と、穴の前側あるいは後ろ側が盛り上がった ようになって形が悪くなる場合があります。H このような症状が出た場合には、コアリング・ ヘッドの速度を 10~15% 程度遅くすると大抵 の場合、問題は解消します。PTO 駆動式のエア レータでは PTO 速度を 460~490 rpm に下げ てください。エンジンを速度を下げても、進行 方向の穴あけ間隔は変化しません。この押し付 け変形は、ロタリンク・ダンパ・アセンブリの位 置によっても影響を受けます。「ロタリンク・ アセンブリを調整する」の項を参照。 3.
め)。こびりついた汚れはブラシなどで落と してください。カバー類はソフトな中性洗剤 で洗ってください。清掃がすんだら、駆動部 分とローラ・ベアリングにグリスを補給し、破 損、オイルの漏れ、タインの摩耗など機体各 部を点検します。 タインを外し、洗ってオイルを塗ります。コア リング・ヘッドのベアリング(クランクとダン パ・リンク)にはオイルを薄く吹き付けます。 22
保守 推奨される定期整備作業 整備間隔 使用開始後最初の 8 時間 使用するごとまたは毎日 整備手順 • ギアボックスの潤滑油を交換する。 • コアリング・ヘッドのボルトのトルクを点検する • ベルトの張りを点検する。 • ベルトの張りを点検する。 50運転時間ごと • ベアリングとブッシュのグリスアップを行ってください。 • ベアリングを点検する。 100運転時間ごと • ギアボックスの潤滑を点検する。 250運転時間ごと • ギアボックスの潤滑油を交換する。 500運転時間ごと • ベアリングを点検し、必要に応じて交換する。 長期保管前 1年ごと • • • • 50運転時間の定期整備を実施する。 塗装のはげている部分はタッチアップをする。 タインを取り外して洗う。 よごれをすべて落とす。 • ベルトを点検する 機体のジャッキアップ アタッチメントを交換する場合など機体を 浮かせる必要があるときには、適切なブ ロック、ホイスト、ジャッキなどを使用す ること。まず機体を、コンクリートなどの しっかりした床の上に駐車する。ジャッキ アップ前に、吊上げの邪魔になったり整備 作業にに
または SAE 汎用リチウム系グリスを使用して ください。 グリス・ポイント: PTO シャフト(図 24)。 図 24 図 26 ローラ・ベアリング(プロコア 864 では 2 個、 プロコア 1298 では 4) (図 25) 重要 ベアリングが、材質上の欠陥や製造上の 瑕疵のために破損することはめったにありませ ん。破損原因のうちで最も多いのは、水やホコ リが保護シールを通り越えて内部に侵入するこ とです。グリスアップの必要なベアリングで は、定期的にグリスを注入することで、内部に 侵入した異物を外へ押し出していますから、定 期的な整備が非常に大切です。密封式のベアリ ングは、製造時に特殊なグリスを封入し、強力 なシールによって内部を保護しています。 密封式のベアリングは、短期的には何の整備 も必要ないので保守作業が軽減され、また、グ リスが落ちてターフを汚すというような事故が ありません。このため保守作業が軽減され、ま た、グリスが落ちてターフを汚すというような 事故発生しにくくなります。普通に使用してい れば長期間にわたって高い性能を発揮します が、定期点検は必ず行い、作動状態とシールの 劣
ギアボックスの潤滑油の交換 使用開始直後に、ベアリングのシール部から少 量のグリスが漏れ出してくるのは異常ではあり ません。染み出してきたグリスは黒色に変色し ますが、これはゴミが混じるからであり、高熱 による変色ではありません。最初の8運転時間が 終了した時点で、染み出ているグリスをふき取 ることをお奨めします。シールのリップの周囲 がいつもグリスでぬれている感じがすることが あります。これも通常範囲のことであり、シー ル・リップが常時潤滑されている証拠です。 コアリング・ヘッドのベアリングの交換目安 は 500 運転時間です。この作業に必要なベア リングをセットにまとめたベアリング・サービ ス・キットを販売しています。 整 備 間 隔 : 使用開始後最初の 8 時間 250運転時間ごと ギアボックスには 80W–90 ギア・オイルまたは 同等品のオイルを使用します。 1. 内部に異物が侵入しないよう、補給プラグ およびドレン・キャップの周囲をきれいに 拭く(図 27)。 2. オイルが抜けやすいように補給キャップを 外す。 3.
1. アイドラ・スプリングの長さを 146 mm に セットするとベルトの張りが適正値となり ます(図 28)。 図 30 1. 2. 146 mm スプリング・リテーナ D. スプリング・リテーナを調整してスプリン グを所定長さにする(図 30)。 E. ロック・ナットをリテーナに締めつけて 調整を固定する。 F. プーリ・シールドとコアリング・ヘッド・カ バーを元通りに取りつける。 図 28 2. ベルトの張りの調整は以下の手順で行いま す: 駆動ベルトの交換 注 ベルトの交換のために外側のストンパ・アー ムを取り外す 必 要 は あ り ま せ ん 。 A. 後コアリング・ヘッド・カバーを取り外 す(図 29)。 ベルトの取り外し 1. 後コアリング・ヘッド・カバーを取り外す (図 31)。 図 29 1. 後コアリング・ヘッド・カバー 2. プーリ・シールド B. プーリ・シールド取り付けボルトを外し てシールド外す(図 29)。 図 31 1. C. スプリング・リテーナを固定しているロッ ク・ナットをゆるめる(図 30)。 後コアリング・ヘッド・カバー 2.
図 32 1. ベルト・シールドを外す。 2. ゴミよけシールド 図 34 1. 2. 3. 4. アイドラ・スプリングの張りをなくすため に、スプリング・リテーナを固定している ロックナットをゆるめ(図 33)、スプリン グ・リテーナを回す。 駆動ベルト ロタリンク・ダンパ ナット 4. ワッシャ 5. No. 1 ストンパ・アーム 6. コアリング・ヘッドのフレームからロタリン ク・ダンパを取り外す。 7. コアリング・ヘッド・フレームの下から通し て駆動ベルトを通し、No. 1 ストンパ・アー ムの下端に回し掛ける(図 34)。 ベルトの取り付け 1. 新しい駆動ベルトをNo. 1 ストンパ・アー ムの下端からコアリング・ヘッド・フレーム に取り付ける。 2. 駆動rベルトをクランク・プーリの上に掛 け、アイドラ・アセンブリの下を通し駆動 プーリに掛ける。 図 33 1. 3. No. 1 ストンパ・アームのためのロタリン ク・ダンパをコアリング・ヘッド・フレームに 載せる。外す前と同じように各ダンパ・ス ペーサを取り付けること。 スプリング・リテーナのロックナット 4.
サイド・シールドの調整 穴あけ間隔の調整 エアレーション中のコアリング・ヘッドのサイ ド・シールドの高さが、ターフから 25~38 mm となるように調整してください。 前進方向の穴あけ間隔はトラクタのギア比(又 は油圧走行ペダルの設定位置)によって決まり ます。エンジン回転数を変化させただけでは穴 あけ間隔は変化しません。 1.
のコアリング・ヘッドに依存しません。タイミ ング・マークハ、クランク・アームに鋳込まれ た番号およびベアリング・ハウジングが上昇位 置に来たときのロケータで容易に識別できるよ うになっています。No. 1 アームは必ず駆動 プーリと同時に始動します。 図 39 1. リンチ・ピン 2. 格納保管用スタンド 注 エアレータは出荷用のパレットに載せて 保管することも可能です。 図 38 6. 保管用スタンドが床につくまでゆっくりと エアレータを降下させる。 トラクタからエアレータを切り離 すには 7. 上調整リンクのロッキング・ナットをゆる め、リンクを回転させてエアレータとトラ クタの間のテンションをなくす。 1. 水平な場所に駐車する(斜面は禁止)。 8. センタリンクをブラケットに固定している リンチピンと上リンクピンを外す。リンチ・ ピンと上リンクピンはエアレータと共に保 管する。 2. PTOを解除し、駐車ブレーキを掛ける。 3. そして、エンジンを止め、キーを抜き取る。 4. エンジンと可動部すべての動きが完全に停 止するまではトラクタの運転席を離れない こと。 9.
保管 エアレーション・シーズンが終了したら(エア レータを使用しない時間が長期間にわたる場合 は)、以下の予防整備を行うことをお奨めしま す。 1. エアレータや可動部にたまったごみやグリ スをきれいに取り除く。 2. タインを取り外して洗う。保管期間中のサ ビの発生を防止するために、タインにオイ ルを塗る。 図 40 1. PTO こていひも 3. フードをあけ、内部をきれいに清掃する。 13.下リンク・アームのリンチピンを外し、アー ムをスライドさせてヒッチピンから外す。 リンチ・ピンはエアレータと共に保管する。 4. 各グリス注入部のグリスアップを行う。 5. 付属品の保管用スタンドにのせ、乾燥した 固い床の上で保管する。 6. PTO shaft シャフトが床に当たって変形しな いよう確実に固定しておく。または、PTO を 取り外してフードの内側に保管するとサビ を抑制できる。 7. ローラを塗装し、他の塗装面に傷があれば タッチアップ修理する。 8. 擦り切れたり破損したりしたステッカーを 貼り替える。 9.
メモ: 31
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