Form No. 3363-880 Rev A ProCore® 648 エ ア レ ー タ 09200— —シ リ ア ル 番 号 290000801 以 上 モ デ ル 番 号 09200 製品のご登録、オペレーターズマニュアルやパーツカタログの無料ダウンロードはこちらへどうぞ:www.Toro.com.
この製品は、関連するEU規制に適合していま す; 詳細については、DOC シート(規格適合 証明書)をご覧ください。 警告 カリフォルニア州 65号 号決 議 に よ る 警 告 第 65 この製品のエンジンからの排気やその成分 はカリフォルニア州では発ガン性や先天性 異常を引き起こす物質とされています。 1 図1 このスパーク・アレスタはカナダ ICES-002 適 合品です。 1.
目次 ヒント .............................30 保守 ...................................33 推奨される定期整備作業 ................33 始業点検表 .........................34 整備前に行う作業......................34 ジャッキアップ......................35 潤滑 .................................36 コアリング・ヘッドのベアリングの点 検 ...............................36 エンジンの整備 .......................37 エア・クリーナの整備 .................37 エンジン・オイルとフィルタの交 換 ...............................38 点火プラグの整備 ....................39 燃料系統の整備 .......................40 燃料フィルタの交換 ...............
安全について • ガソリンなどの燃料の取り扱いに際しては安 全に特にご注意ください。燃料は引火性が高 く、気化すると爆発する危険があります。 不適切な使い方をしたり手入れを怠ったりする と、人身事故につながります。事故を防止する ため、以下に示す安全上の注意や安全注意標識 のついている遵守事項は必ずお守りください 注意、警告、および危険 の文字は、人身の安 全に関わる注意事項を示しています。これらの 注意を怠ると死亡事故などの重大な人身事故 が発生することがあります。 – 燃料は必ず認可された容器に保管する。. – エンジンが熱い時には絶対に燃料タン クのフタを開けたり給油したりしないで ください。 – 給油はエンジンが十分に冷えてから行っ てください。 – 禁煙を厳守する。 安全な運転のために – 屋内での給油や燃料の抜き取りは絶対 にしない。 以下の注意事項は ANSI規格 B71.
保守整備と格納保管 • 旋回動作を行う時は、注意深くゆっくりと 行ってください。方向を変えるときには必 ず周囲と後ろの安全を確認してください。 • また、必ず機械各部の動きが完全に停止し たのを確認してから作業に掛かってくださ い。タインの動作を止め、コアリング・ヘッド を上昇させ、駐車ブレーキを掛け、エンジ ンを停止し、キーを抜き取ってください。 • 道路や歩道を横切るときは、減速し周囲に 十分な注意を払ってください。 • アルコールや薬物を摂取した状態での運転 は避けてください。 • 火災防止のため、タインや駆動部、マフラー の周囲に、草や木の葉、ホコリなどが溜ま らないようご注意ください。オイルや燃料 がこぼれた場合はふきとってください。 • 機械が落雷を受けると最悪の場合死亡事故 となります。稲光が見えたり雷が聞こえる ような場合には機械を運転しないで安全な 場所に避難してください。 • 機械を格納する際にはエンジンが十分冷え ていることを確認し、また裸火の近くを避 けて保管してください。 • トレーラやトラックにエアレータを積み降ろ すときには安全に十分注意してください。 • 格納保
音力レベル 音圧レベルの確認は、EN ISO 規則 11201 に定 める手順に則って実施されています。 この機械は、音力レベルが 101 dBA であること が確認されています; ただしこの数値には不 確定値(K)1 dBA が含まれています。 振動レベル 腕および手 音力レベルの確認は、ISO 11094 に定める手順 に則って実施されています。 右手の振動レベルの実測値 = 6.15 m/s2 音圧レベル 左手の振動レベルの実測値 = 6.57 m/s2 この機械は、オペレータの耳の位置における 音圧レベルが 84 dBA であることが確認されて います; ただしこの数値には不確定値(K)1 dBA が含まれています。 不確定値(K) = 0.4 m/s2 実測は、EC規則 1032 に定める手順に則って実 施されています。 安全ラベルと指示ラベル 以下のラベルや指示は危険な個所の見やすい部分に貼付してあります。読めなく なったものは必ず新しいものに貼り替えてください。 117–2718 93–6696 1.
106-8853 1. オペレーターズマニュアル 2. 穴あけ深さ を読むこと。 106-8856 1. オペレーターズマニュアル を読むこと。 107-7547 1. 巻き込まれる危険: 可動部 に近づかないこと。 2.
110-4664 1. オペレーターズマニュアル を読むこと。 2. レンチのサイズ 3. ボルトのサイズ 4. トルク バッテリーに関する注意標識 全てがついていない場合もあります 1. 爆発の危険 6. 2. 火気厳禁、禁煙厳守のこと 7. 3. 劇薬につき火傷の危険あり 8. 4. 保護メガネ等着用のこと 9. 5. オペレーターズマニュアル 10. を読むこと バッテリーに人を近づけな いこと 保護メガネ等着用のこと: 爆発性ガスにつき失明等 の危険あり バッテリー液で失明や火傷 の危険あり 液が目に入ったら直ちに真 水で洗眼し医師の手当て を受けること 鉛含有:普通ゴミとして投 棄禁止 106-8854 1. オペレーターズマニュアル を読むこと。 4. エンジン ― 始動 2. エンジン ― 停止 5. オペレーターズマニュアル を読むこと; スイッチ上げて芝面追従 ON、スイッチ下 げてでスペーサをつけると芝面追従 OFF 3. エンジン ― 作動 6.
107-7534 1. 警告: オペレーターズマニュアル を読む こと。 3. 巻き込まれる危険: 可動部に近づかな いこと。 5. 2. 警告: 整備作業前にはエンジンキーを 抜き取り、マニュアルを読むこと。 4. 手足に大怪我をする危険: 周囲の人を 十分に遠ざけること。 6. 手や胴体が押しつぶされる危険: コアリ ング・ヘッドを上昇させたときには、整備 用ラッチで固定すること。 整備前にマニュアルを読むこと: タイン ボルトのトルク値は41 N.m(4.1 kg.m)。 115-4716 1. 警告:講習を受けてから運転すること。 7. 2. 衝突の危険: 機械の運転は、機械を後ろ手に引くようにして前 8. 向きに歩いて行なうこと。後ろ向きになる場合には、自分の後方 および足元の安全に十分注意すること。 3. レバーを上にすると後退 9. 10. 4. レバーを下にすると前進 5. PTO解除、ヘッド上昇 11. 6.
組み立て 付属部品 すべての部品がそろっているか、下の表で確認してください。 手順 内容 1 数量 後輪を取り付けます。 ホイール・アセンブリ 2 3 4 5 6 用途 ロックナット (1/2 インチ) ケーブル・ガイド ボルト (5/16 x 1/2 インチ) ボルト (1/4 x 5/8 inch) フランジ・ナット フード・プレート ポップ・リベット ナット(#10) ボルト(# 10 x 2 in) ロックナット (#10) 固定用ストラップ ポップ・リベット ボルト (1/4 x 1 in) ロックナット (1/4 インチ) 3 1 2 2 2 1 3 1 1 1 1 1 1 1 必要なパーツはありません。 – ハンドルを取り付ける バッテリー液を入れて充電する 後フードを取り付けます(CE 規格)。 ベルト・カバーを取り付けます(CE 規格)。 タイン・ホルダー、ターフ・ガード、タインを 取り付けます。 その他の付属品 内容 数量 用途 始動キー 2 ターフ・ガードのクランプ フランジ・ナット オペレーターズマニュアル エンジンマニュアル 4 12 1
4 1 後輪を取り付ける 1 この作業に必要なパーツ ホイール・アセンブリ 3 2 G00XXXX 手順 図4 1. 2. 1. エアレータ後部をパッケージに固定してい るラグナット(8個)を外す。 2. 後ホイール・ハブにホイール・アセンブリ を取り付ける(図 3)。 取っ手 フォーク 3. 4. ロックナット ケーブル・ガイド 3. ロックナット 3 個と (1/2 インチ) を 使って、ハンドル・スタッドを固定する (図 4)。 1 4. ケーブルを取り巻くようにケーブル・ガイ ドを取り付ける。 5. ボルト 2 本のボルト (5/16 x 1/2 インチ) で、ケーブル・ガイドをフォークの上に取 り付ける(図 4)。 2 3 G010018 図3 1. ホイール・アセンブリ 2. ラグ・ナット バッテリー液を入れて充電する 3. ラグ・ナットを取り付けて(図 3)、61~ 75N.m(6.2~9.0kg.m)にトルク締めする。 4. タイヤ(4本)に空気を入れる(タイヤ空 気圧:0.
7. 充電が終わったらチャージャをコンセント から抜き、バッテリー端子からはずす。 注 最初の充電以後は、バッテリー液が不足 した場合には蒸留水以外補給しないでくだ さい。この機械に使用しているバッテリー はメンテナンス・フリーですので、通常は水 の補給もほとんど必要ありません。 8. バッテリー・ボックスのトレーにバッテリー を載せる(図 6)。この時、端子が車体の外 側へ向くようにする。 警告 1 バッテリーの端子に金属製品や車体の金属 部分が触れるとショートを起こして火花が 発生する。それによって水素ガスが爆発を 起こし人身事故に至る恐れがある。 図5 1. バッテリー搭載部 3. バッテリーの上部をきれいに洗浄し、通気 キャップを外す。 4. 各セルの電極板が液面下6mm程度に水没する まで、電解液を慎重に入れる。 • バッテリーの取り外しや取り付けを行う ときには、端子と金属を接触させない ように注意する。 • バッテリーの端子と金属を接触させな い。 バッテリーに補給する電解液は必ず比重 1.
11.バッテリー・ボックスを閉じてラッチを掛 ける。 2 5 4 後 フ ー ド を 取 り 付 け る ( CE 規 格 ) 4 この作業に必要なパーツ 1 1 フード・プレート 3 ポップ・リベット 1 ナット(#10) 1 ボルト(# 10 x 2 in) 1 ロックナット (#10) 3 手順 EU 諸国でこの機械を使用する場合には、CE 規 制に適合することが必要ですので、以下の要領 で後フードを固定してください。 G010021 図6 1. 2. 3. バッテリー・トレイ バッテリー押さえ 押さえ棒 4. 5. プラス(+)端子 マイナス(-)端子 1. ポップ・リベット(3本)を使ってフード・ プレートを後フードに固定する(図 7 と 図 8)。 10.
1 5 ベ ル ト ・ カ バ ー を 取 り 付 け る ( CE 規格) この作業に必要なパーツ 1 固定用ストラップ 1 ポップ・リベット 1 ボルト (1/4 x 1 in) 1 ロックナット (1/4 インチ) 図7 1. 手順 後フード EU 諸国でこの機械を使用する場合には、CE 規 制に適合することが必要ですので、以下の要領 でベルト・カバーを固定してください。 1. ラッチ・カバーの隣にあるベルト・カバー の穴を探す(図 9 および 図 10)。 2 2 1 3 図8 1. 2. フード・プレート ポップ・リベット 3. ボルトとナット 1 2. ボルト(#10 x 2 in)に ナット(#10)を 嵌める。 図9 3. ボルトはフード・プレートを通して差し込 む(図 8)。 1. 4. ロックナット(#10)を使って、ボルトを フード・プレートに固定する(図 8)。 14 ベルト・カバー 2.
2. ベルト・カバーの穴を使って、ポップ・ リベットのついたストラップを取り付ける (図 10)。 6 タイン・ホルダー、ターフ・ガード、 タインを取り付ける 必要なパーツはありません。 手順 豊富な種類のタイン・ホルダー、ターフ・ガー ド、タインがあります。「運転操作」の章の 「タイン・ホルダー、ターフ・ガード、タイン を取り付ける」の説明にしたがって、目的とす る作業に合ったセッティングを行なってくださ い。 図 10 1. 2. ベルト・カバーの穴 固定用ストラップ 3. ポップ・リベット 3. ベルト・カバーのラッチのレバーにボルト を通す(図 11)。 図 11 1. 2. ボルト ラッチ・レバー 3.
製品の概要 エアレーションをしていない時やマシンから 離れる時には必ず駐車ブレーキを掛けてくださ い。 駐車ブレーキが外れにくい時には、走行レバー をかるく前後に操作してください。 オイル圧警告灯 エンジン・オイルの圧力が異常に低下するとこ の警告灯(図 13)が点灯します。万一このよう なことが起こった場合には、エンジンを停止し 油圧低下の原因を調べてください。必ず修理し てから運転を再開してください。 図 12 1. 2. 作業方向 右側 3.
1 チョーク 3 4 冷えた状態のエンジンを始動するときに、この チョーク・コントロール・レバー(図 14)を一 番前まで倒します。エンジンが始動したら、エ ンジンがスムーズに回転を続けられるように調 整してください。なるべく早く、開位置に戻す ようにしてください。 5 手動芝面追従スイッチ 6 2 下向きに回すと TrueCore 機能を解除します (図 14)。このスイッチを操作するには、ボ ルトを外す必要があります。 7 システム・リセット・スイッチ 図 14 1. 2. 3. 4. イグニッション 穴あけ間隔レバー スロットル チョーク 5. 6. 7.
仕様 注 仕様や設計は予告なく変更されることがあります。 127.3 cm 幅 ホイールベース 113 cm トレッド 97.3 cm コアリング幅 122 cm 265.4 cm 長さ 高さ(上昇時) 112 cm 高さ(下降時) 112 cm 高さ(ハンドル) 104 cm 地上高 12.1 cm 前進速度 0–8km/h 後退速度 0 ~ 13km/h 721kg 純重量 アタッチメントやアクセサリ メーカーが認定する Toro 様々なアタッチメントやアクセサリでお仕事の幅をさらに広げてく ださい。アタッチメントやアクセサリについての情報は、 正規ディーラー またはディストリ ビュータへ。インターネット www.Toro.
運転操作 危険 燃料を補給中、静電気による火花がガソリン に引火する危険がある。発火したり爆発した りすると、やけどや火災などを引き起こす。 • ガソリン容器は車から十分に離し、地面に 直接置いて給油する。 • 車に乗せたままの容器にガソリンを補給し ない。車両のカーペットやプラスチック製 の床材などが絶縁体となって静電気の逃げ 場がなくなるので危険である。 • 可能であれば、機械を地面に降ろし、車輪 を地面に接触させた状態で給油を行う。 • 機械を車に搭載したままで給油を行わなけ ればいけない場合には大型タンクのノズル からでなく、小型の容器から給油する。 • 大型タンクのノズルから直接給油しなけれ ばならない場合には、ノズルを燃料タンク の口に常時接触させた状態で給油を行う。 注 前後左右は運転位置からみた方向です。 注意 始動キーをつけたままにしておくと、誰でも いつでもエンジンを始動させることができ、 危険である。 整備・調整作業の前には、必ずコアリング・ ヘッドを床まで降下させ、駐車ブレーキを掛 け、キーを抜き取っておくこと。 燃料を補給する 燃料は無鉛ガソリン(ポンプオクタン価 87 以
エンジン・オイルの量を点検する 注 燃料スタビライザー/コンディショナーは ガソリンが新しいうちに添加するのが一番効 果的です。燃料系にワニス状の付着物が発生 するのを防ぐため、燃料スタビライザーは必 ず使用してください。 整 備 間 隔 : 使用するごとまたは毎日 (エンジ ンが冷えている状態で点検し てください。) エンジンにはオイルを入れて出荷しています が、初回運転の前後に必ずエンジン・オイルの 量を確認してください。 燃料を補給する 燃料タンク容量は約 26.5 リットルです。 油量は約 3.3 リットル(フィルタ共)です。 1. エンジンを停止させ、キーを抜き取り、各 部が完全に停止したのを確認してから運転 位置を離れる。 「エンジン・オイルについて」の項で解説し ている高品質なエンジン・オイルを使用して ください。 2.
ク タ 用 汎 用 オ イ ル は タ イ プ 46/48 と ほ ぼ 同 様 の性能で使用することができますが、タイプ 46/48に に比 べ て 高 温 度 域 で の 効 率 が や や 低 下 す 46/48 ることが考えられます。 5. 不足している場合は、補給管についている キャップ(図 17)を取り、Full 位置まで 入れ す ぎ な い こ と 。 オイルを補給する。入 重要 オイルを入れすぎるとエンジンに不具 合が起きる恐れがありますから、入れすぎ ないよう注意してください。オイルの量が 多すぎても少なすぎてもエンジンを破損す る恐れがあります。 35℃) )熱 帯 地 方 で 重 要 通 常 の 外 気 温 が 高 い ( 35℃ は 、 Mobil 1 15W-50 合 成 オ イ ル の 使 用 を 強 くお奨めいたします。 注 グループと銘柄が異なると完全な互換性が 得られない場合がありますので、オイルを入れ 換える時は、必ず古いオイルを完全に抜き取っ てください。 6.
エンジンの始動と停止 1 エンジンの始動手順 1. 走行レバーから手を離し、駐車ブレーキが 掛かっていることを確認する。 2. エンジンが冷えている場合にはチョークを 引いてON 位置にする。 注 エンジンが温まっている時はチョーク 操作は 不要 です。エンジンが始動した後 は、チョークを RUN 位置に戻す。 3. スロットル・レバーをFAST 位置にする ( エンジンが冷えている時)。 図 19 1. 4. キーを START 位置に回す。エンジンが始動 したら、キーから手を離す。 油圧オイル・タンクのキャップ 重要 スタータは 1 度に 10 秒間以上連続で 10秒 秒間 以 内 に 使 用 し な い で く だ さ い 。 も し 10 エ ン ジ ン が 始 動 し な か っ た 場 合 は 、30 30秒 秒間 待って、それからもう一度始動を試みてく ださい。この手順を守らないとスタータ・ モータを焼損する恐れがあります。 4.
インタロック・システム(安全装置) 1 注意 インタロック・スイッチは、機械を正しく作動 させ、オペレータや周囲の人間の安全を確保 するための装置であるから、絶対に取り外し てはならない。 • インタロック・スイッチをいたずらしな い。 • スイッチの動作を毎日確認し、動作に問題 があれば、必ず修理してから運転する。 図 21 1. 整備用ラッチ(収納時)の位置 インタロック・システムのしくみ 3.
1 1 2 2 G010038 G010041 図 23 1. タイン・アーム 2. 図 25 タイン・ホルダー 1. 3. ターフ・ガード・ブラケットにターフ・ ガード 4 本を仮止めする;全部で 12 本の フランジ・ナットを使用(図 24)。この時 点ではまた本締めしないこと。 2. タイン・クランプ タイン 5. タイン・ホルダー #2 と #5 (図 26)に タインを取り付け、キャップスクリュで 固定する。 #6 #5 #4 #3 注 ターフ・ガード・クランプとフランジ・ ナットはターフ・ガード・ブラケットに取 り付けて出荷されています(図 24) #2 #1 2 1 1 G010039 図 24 1. ターフ・ガード 2. 1. No. 5 タイン・ホルダー 図 26 2 G010040 2. No. 2 タイン・ホルダー ターフ・ガードのクランプ 6. 全部のタインが、ターフ・ガードの隙間 の中心に整列していることを確認する (図 27)。必要に応じてターフ・ガードの 位置を調整し、ナットで固定する。 4.
1 2 1 1 図 27 1. ターフ・ガードのすき間 図 28 7. のこり全部のタイン・ホルダー(No. 1, 3, 4, 6)にタインを取り付ける。全部 のタイン・ホルターのボルトを40.7N.m (4.1kg.m)にトルク締めする。 1. 穴あけ深さレバー 2. 打ち込み深さチャート 3. タインのもう一方の端の位置にあるローマ 字を見て、それと同じ文字にレバーをセッ トする。 タインの交換 注 タインは使用に伴って磨耗しますから、穴あ け深さを同じに維持するためには、磨耗状態に 合わせてセット位置もずらして行く必要がでて きます。例えば、新品のタインの時には「G」 の位置であったものが、使用を続けているうち に6mm 程度磨耗した場合には「H」の設定で使 用すると同じ穴あけ深さを維持できます。 「タイン・ホルダー、ターフ・ガード、タイン を取り付ける」の項の図を参照してください。 1. コアリング・ヘッドを上昇させ、整備用 ラッチで固定する。 2. タイン・ホルダーのボルトをゆるめるて タインを取り外す。 3.
エアレータを手で押して(引いて) の移動 1 重要 油圧系統を保護するため、手押し・手 1.5km以 以下 を 厳 守 し 引 き で の 移 動 速 度 は 時 速 1.5km てください。 2 1. エンジンを停止し、キーを抜き取り、可動 部が完全に停止したのを確認する。 2. エンジンと油圧ポンプの途中に配置されてい るバイパス・バルブを探し出す(図 31)。 3. レンチ(5/8")を使ってバイパス・バルブ を左回りに 1 回転させる。これで油圧回 路がバイパスされ、車輪が自由に回るよう になる(図 31)。 2 図 29 1. リンチ・ピン 2. スペーサと深さピン 2. スペーサをブラケットの上または下にセッ トして必要な深さを出す。 • 厚いスペーサは19mm深さ • 薄いスペーサは9.5mm深さ • 全部のスペーサを上にセットすると穴あ け深さは107mmにセットされる。 1 3. セレクタ・スイッチのロック用ボルトと ナットを外す(図 30)。 1 図 31 1.
現場から現場への移動 注 バイパス・バルブが開いたままでは、エ アレータは作動しません。バルブを開いた ままで走行しようとしないでください。 牽引に使用するトレーラやトラックはヘビー デューティー仕様のしっかりしたものをお使い ください。トレーラやトラックには、法令で定 められた灯火類やマークを必ず取り付けてくだ さい。安全に関する注意事項はすべてよく読ん でください。あなたご自身やご家族、ペット、 周囲の人を事故から守るための情報です。 システム制御回路のリセット コアリング・ヘッドが降りたまま停止した場合 (例えばガス欠、保管時の整備用ラッチのつけ 忘れ、エンジンやポンプの故障)、油圧装置の ソレノイドや電気クラッチを制御している電気 回路が自動的に遮断され、万が一の危険を防 止するようになっています。 重要 ハイドロジェクト用トレーラはプロコア の移送に使用できません。 望ましいトレーラ システムをリセットするには: エンジンが掛 かったらリセット・スイッチ(図 32)を押 すとコアリング・ヘッドが上昇し、制御回路 がリセットされます。 重量 オプションのウェイトを 2 つ搭載 した状態で
3. 機体についているロープ掛けポイント (図 33~図 35)を使い、チェーンやロー プなどでしっかりと固定する。 4. トレーラの場合は安全チェーンで牽引車両 に確実に接続する。 警告 公道上を走行する場合には、適切な方向指示 器、反射器、表示、低速車表示などが定められ ており、これらを遵守しないと危険である。 1 図 35 公道上などをエアレータで走行しないこと。 1. ロープ掛けポイント ライン・マーカーを使う ライン・マーカーを使うと列をそろえるのに 便利です(図 36)。 1 図 33 1. ロープ掛けポイント 2 G010050 1 図 36 1. ライン・マーカー(収納位置) 2. ライン・マーカー(使用位置) 重量移動機構の調整 1 この機械は機体の体重移動によってコアリン グ・ヘッドに重量が掛かるようになっていま す。しかし、土壌が非常に固いところで作業す る時には調整が必要な場合があります。重量 移動スプリングで押圧を増加させる調整は以 下の手順で行います: 図 34 1.
のナットをゆるめる(図 37)。ナットは 外さないこと。 2 これを解決するには、ウェイトを追加する必 要があります。鋳鉄製ウェイトは 1 個の重量 が28.5kg あります。全部で 2 個取り付ける ことができます。 パーツカタログ でパーツ番 号をご確認ください。 エアレータ・コントロール・モジュー ル (ACM) 1 エアレータ・コントロール・モジュールは樹脂 によって完全封止された汎用制御モジュールで す。電子回路により機械の状態の制御と監視を 行い、機械を安全に動作させるために必要な 電子制御を実現しています。 図 37 1. 重量移動スプリング 2. スプリング・プレート 2. スプリング・プレートの四角い穴に 1/2" のラチェットまたはバールを差し込む (図 38)。 2 1 1 図 39 1.
ヒント 出力回路が健全でも、出力装置そのものが健全 であることは保証できません。ですから電気系 統の故障探究を行う時には、出力LEDのチェッ ク以外に各機器の通常のテストやワイヤハー ネスの検査が必要になります。各機器のイン ピーダンス測定、ワイヤハーネスをつないだ 状態(ACMの部分で切り離した状態)でのイン ピーダンス測定、一時的な通電試験などを行っ てみる必要があるでしょう。 全般 警告 作業現場に存在する障害物について、よく把 握しておいてください。周囲の障害物に触れ たり巻き込まれたりしないよう十分注意しな がら運転してください。 ACMは外部のコンピュータや診断機器に接続す ることはできません。また、内部のプログラム を改変することもできませんし、発生した故障 内容を記憶しておくこともできません。 • エアレーション中の旋回は非常にゆっくり ていねいに行う。コアリング・ヘッドが作 動中に急旋回をしないでください。エア レータを実際に着地させるまえに、走行す るコースを決めておくこと。 ACM上のLEDには絵文字で識別されます。枠で囲 まれた3 つが出力です。それ以外はすべて入力 です。以
固い土壌 定しなおす。スイッチの位置が高いほどク ラッチの入りが早くなる。.
注 設定を変える場合、半数(アーム 3 本) の設定だけを変えて、テストを行うのが良い でしょう。 1. ロタリンク・ダンパ・アセンブリをコアリ ング・ヘッドに固定しているロックナッ トを外す。 2. 一番上のダンパ・スペーサ(厚さ12.5mm) を外して、アセンブリをコアリング・ヘッ ドに再装着する。この時、硬化処理したD 型ワッシャを使用するのを忘れないこと。 3. バンパ・プレートを固定しているボルトを ゆるめる。 4.
保守 注 前後左右は運転位置からみた方向です。 推奨される定期整備作業 整備間隔 整備手順 使用開始後最初の 8 時間 • ポンプ・ベルトの調整 • 油圧オイルとリターン・フィルタおよびチャージ・フィルタを交換します。 • コアリング・ヘッド、ティラー・ハンドル、およびホイール・ナットのボルトのトルクを点 検する。 使用開始後最初の 50 時間 • エンジン・オイルとフィルタの交換を行う。 使用するごとまたは毎日 • エンジン・オイルを点検する (エンジンが冷えている状態で点検してください。) • 油圧オイルの量を点検する。 • エンジンのスクリーンにごみなどが付いていたら取り除いてください。 (汚れが激 しければより頻繁な清掃が必要です。) • 安全装置のテストを行ないます。 • 油圧ラインを点検する。 25運転時間ごと • スポンジ製エレメントを洗浄し、ペーパー製エレメントは破損していないか点検してく ださい。 • バッテリー液の量を点検し、バッテリーを清掃します。 • バッテリー・ケーブルの接続状態を点検する。 50運転時間ごと • タイヤ空気圧を点検する。 100運転時間ごと
始業点検表 このページをコピーして使ってください。 点検項目 第週 月 火 水 木 金 土 日 インタロックの動作 駐車ブレーキの作動を点検する。 エンジン・オイルを点検する。 燃料残量を点検する。 エア・クリーナを点検する。 冷却部の汚れ具合を点検する。 エンジンからの異常音がないか点検する。 運転操作時の異常音。 油圧オイルの量を点検する。 油圧ホースの磨耗がないか点検。 オイル漏れなど。 計器類の動作を確認する。 タインの状態を点検する。 塗装傷のタッチアップ修理を行う。 要注意個所の記録 点検担当者名: 内容 日付 記事 1 2 3 4 5 6 7 8 重要 エンジンの整備に関しての詳細は、付属のエンジンマニュアルを参照してください。 注意 始動キーをつけたままにしておくと、誰でもいつでもエンジンを始動させることができ、危険 である。 整備・調整作業の前には必ずキーを抜きとり、念のために点火プラグのコードを外しておくこ と。点火コードが絶対に点火プラグと触れることのないよう、確実に隔離すること。 整備前に行う作業 れかけた状態にし、それから、全部のボルト類 を完全にゆる
重要 後ホイール・モータ部分にジャッキ を 掛けないでください。ホイール・モータ が破損します。 ジャッキアップ 注意 2. 後ホイールのすぐ内側にあるフレーム・ プレートの下にジャッキを確実に置く (図 42)。 アタッチメントやタイヤを交換する場合など機 体を浮かせる必要があるときには、適切なブ ロック、ホイスト、ジャッキなどを使用するこ と。まず機体を、コンクリートなどのしっか りした床の上に駐車する。ジャッキアップ前 に、吊上げの邪魔になったり整備作業にに不要 なアタッチメントなどは全て外す。車輪は、 輪止めなどで確実に保持する。必要に応じ、 ジャッキ・スタンドや安全ラッチなどを利用し て機体を確実に支える。この保持を怠ると、機 体が動いたり落下する危険があり、重大な人 身事故になるおそれがある。 機体前部のジャッキアップ 1. 駐車ブレーキを掛け、機体が動かないよう に後タイヤをブロックする。 1 重要 ホイール・モータ部分にジャッキを 掛けないでください。ホイール・モータが 破損します。 図 42 2. 機体前部のフレームの下にジャッキを確実 に置く(図 41)。 1.
潤滑 ません。染み出してきたグリスは黒色に変色し ますが、これはゴミが混じるからであり、高熱 による変色ではありません。最初の8運転時間が 終了した時点で、染み出ているグリスをふき取 ることをお奨めします。シールのリップの周囲 がいつもグリスでぬれている感じがすることが あります。これも通常範囲のことであり、シー ル・リップが常時潤滑されている証拠です。 コアリング・ヘッドのベアリングの 点検 整 備 間 隔 : 1年ごと—コアリング・ヘッドのベア リングを点検します。 500運転時間ごと—コアリング・ ヘッドのベアリングを点検し、 必要に応じて交換してくださ い。 このエアレータにはグリスアップの必要な箇 所はありません。 重要 ベアリングが、材質上の欠陥や製造上の 瑕疵のために破損することはめったにありませ ん。破損原因のうちで最も多いのは、水やホコ リが保護シールを通り越えて内部に侵入するこ とです。グリスアップの必要なベアリングで は、定期的にグリスを注入することで、内部に 侵入した異物を外へ押し出していますから、定 期的な整備が非常に大切です。密封式のベアリ ングは、製造時に特殊なグリスを封入し
エンジンの整備 スポンジ製プレクリーナの洗浄 重要 スポンジが破れたり薄くなっている場合 には交換してください。 エア・クリーナの整備 1. スポンジ製プレ・フィルタを温水と液体洗剤 で洗う。汚れが落ちたら十分にすすぐ。 整 備 間 隔 : 25運転時間ごと—スポンジ製エレメ ントを洗浄し、ペーパー製エレ メントは破損していないか点検 してください。 2. 洗い上がったら、きれいなウェスにはさん で水分を取る(絞らないこと)。 3. 乾いたらエンジン・オイルを 60 ccほど含 ませる(図 45)。 100運転時間ごと—エア・フィル タのペーパー・エレメントを交 換する。 フィルタの取り外し 1. エンジンを停止し、駐車ブレーキを掛け、 キーを抜き取る。 図 45 2. エンジン内部に汚れが落ちないように、ま ず、エア・クリーナ周囲をきれいに清掃す る。 1. スポンジ・エレメント 2. オイル 4. エレメントを軽く絞ってオイルを全体にゆ きわたらせる。 3. エア・クリーナのカバーを固定しているノブ を外し、カバーを取り出す(図 44)。 5.
3. カバーとスペーサを元どおりに取り付 け、ナットで固定する(図 44)。ナットを 95inch-lb(1.0kg.m)にトルク締めする。 4. エア・クリーナのカバーを元通りに取り付 け、ノブで固定する(図 44)。 エンジン・オイルとフィルタの交換 整 備 間 隔 : 使用開始後最初の 50 時間 100運転時間ごと—エンジン・オ イルとフィルタの交換を行う。 1 注 ほこりのひどい場所で使用する場合は、より 頻繁なオイルとフィルタの交換が必要です。 図 48 オイルのタイプ:洗浄性オイル(API 規格 SJ, SK, SL, SM またはそれ以上) 1. オイル・フィルタ クランクケースの容量:フィルタを含めて 1.9 リットル 粘度:下の表を参照してください。 図 49 1. 2. オイル・フィルタ ガスケット 3. アダプタ 7. オイル・フィルタ(図 48と図 49)を外し、 フィルタのアダプタ・ガスケットの表面を きれいに拭く。 図 47 1. エンジンを始動し、5 分間程度運転する。 これによりオイルが温まって排出しやすく なる。 8.
14.ディップスティックの F (FULL) マークに 達するまで補給口から残りのオイルをゆっ くりと補給する。 15.キャップを元通りに取り付ける。 点火プラグの整備 整 備 間 隔 : 200運転時間ごと—点火プラグを点 検する。 図 51 取り付ける時には電極間のエア・ギャップを 正しく調整しておいてください。取り付け、取 り外しには必ず専用のレンチを使い、エア・ ギャップの点検調整にはすきまゲージやギャッ プ調整工具などを使ってください。必要に応じ て新しい点火プラグと交換してください。 2. プラグの電極間のエア・ギャップ(図 51) を点検し、 タイプ:Champion RC12YC または同等品エア・ ギャップ:0.76mm 3. 適正値から外れていれば外側の電極(図 51) を曲げて調整する。 点火プラグの取り外し 点火プラグの取り付け 1. エンジンを停止し、駐車ブレーキを掛け、 キーを抜き取る。 1. 点火プラグを取り付け穴に取り付ける。 1. 2. 2. 隙間(実寸ではない) 3. 点火コードを取り付ける(図 50)。 図 50 点火ワイヤ 3. 2.
燃料系統の整備 け、キーを OFF 位置にして抜き取る。キー を抜き取る。 2. 燃料バルブを閉じる(図 52)。 燃料フィルタの交換 3. 燃料フィルタについているクランプをゆる め、フィルタからずらす(図 52)。 整 備 間 隔 : 100運転時間ごと/1年ごと (いずれ か早く到達した方) 4. フィルタから燃料ホースを抜き取る (図 52)。燃料バルブを開き、排出される 燃料を容器に受ける。 重要 汚れているフィルタを再取り付けするの は絶対にやめてください。 1. マシンが冷えるのを待つ。 2. 燃料バルブを閉じる(図 52)。 2 注 燃料タンクが空になったこの時に燃料 フィルタを交換するのがベストです。 5. フィルタに燃料ホースをつなぎ、クランプ で固定する(図 52)。 1 図 52 1. 燃料フィルタ 2. 燃料バルブ 3. 古いフィルタのクランプをゆるめて脇に寄 せる(図 52)。 4. ホースからフィルタを抜き取る。 5. 新しいフィルタをホースに取り付け、クラ ンプで固定する(図 52)。 6. こぼれた燃料はふき取る。 7.
電気系統の整備 警告 バッテリー・ケーブルの接続手順が不適切であ るとケーブルがショートを起こして火花が発生 する。それによって水素ガスが爆発を起こし 人身事故に至る恐れがある。 バッテリーの整備 整 備 間 隔 : 25運転時間ごと—バッテリー液の量 を点検し、バッテリーを清掃し ます。 • ケーブルを取り外す時は、必ずマイナス (黒)ケーブルから取り外し、次にプラス (赤)ケーブルを外す。 25運転時間ごと—バッテリー・ ケーブルの接続状態を点検す る。 • ケーブルを取り付ける時は、必ずプラス (赤)ケーブルから取り付け、それからマ イナス(黒)ケーブルを取り付ける。 警告 端子が腐食した場合は、 ケーブルを外し(マイ ナス・ケーブルから先に外すこと)、クランプ と端子とを別々に磨いてください。磨き終わっ たらケーブルをバッテリーに接続し(プラス・ ケーブルから先に接続すること)、端子にはワ セリンを塗布してください。 カリフォルニア州 65号 号決 議 に よ る 警 告 第 65 バッテリーやバッテリー関連製品には鉛が含 まれており、カリフォルニア州では発ガン性 や先天性異常を引き起こ
走行系統の整備 タイヤ空気圧を点検する 整 備 間 隔 : 50運転時間ごと/毎月 (いずれか早 く到達した方) すべてのタイヤの空気圧が 83kPa(0.84kg/cm2) に調整されていることを確認してください。 測定はタイヤが冷えている状態で行うのがベ ストです。 重要 各タイヤで空気圧がバラバラだと、均一 な深さにコアリングできません。 1 図 53 1. ヒューズ・ブロック 2 1 図 54 1. 空気バルブ 2.
走行ドライブのニュートラル調整 ベルトの整備 走行レバーがニュートラル位置にあるときには 本機は停止していなければいけません。動きだ すようでしたら調整が必要です。 ポンプ・ベルトの調整 整 備 間 隔 : 使用開始後最初の 8 時間 1. 平らな場所に駐車し、エンジンを停止させ、 駐車ブレーキを掛ける。 1. ベルト・カバーのラッチを外し、カバーを 取り外す(図 56)。 2. 機体をジャッキアップしてどちらか一方の 前輪と後輪を浮かす。機体をジャッキ・スタ ンドで支える。手順については「ジャッキ アップ」の項を参照。 3. トラクション調整カムのロックナットをゆ るめる(図 55)。 1 1 G010065 図 56 1. 2. ポンプ・シールド取り付けナット 2 個を外 してシールド外す(図 57)。 図 55 1. ベルト・カバー トラクション調整カム 4.
制御系統の整備 芝面追従システムのリセット ターフ・ガードを交換する場合を除き、トゥ ルーコア芝面追従システムになんらかの整備や 調整を行った場合、および、タイン・ホルダー を一番低くセットするとターフ・ガードに当 たってしまう場合には、深さ調整タイロッドの リセットが必要になります。 1. 左ターフ・ガード取り付けブラケット (図 59)を上に回転させて、固定ピン (5/16" のドリルビットかボルトを使う) を、ブラケットと深さ設定チューブの間に 挿入する。 図 58 1. アイドラ・ボルト 2. アイドラ・プーリ 4. アイドラ・プーリの上部を軽くたたいて、 テンション・スプリングの聴力でベルトに 張りを出す。 2 注 テンション・スプリングの張力だけで張 りを掛けてください。これ以上の力を掛け ると損傷する恐れがあります。 3 5. アイドラ・ボルトを締めて固定する。 6.
油圧系統の整備 8. ボール・スイッチをハーネスに接続する。 9.
1 2 1 図 61 2 図 60 1. 油圧リターン・フィルタ 2. 1. テストポートG2 2. テストポートG1 油圧チャージ・フィルタ • テスト・ポートG1(図 61)は昇降回路の故 障探究用ポートです。 3. 新しいフィルタのガスケットに油圧オイル を薄く塗る。 4. それぞれのアダプタにフィルタをねじ込む。 ガスケットがアダプタに当たるまで手でね じ込み、そこから更に 1/2 回転増し締めし て各フィルタを取り付ける。 5. ディップスティックのFULLマークまでオイ ルを入れる; 「油圧オイルの量を点検す る」を参照。 6. エンジンを始動して2分間運転し、システ ム内のエアをパージする。エンジンを停止 させ、オイル漏れがないか点検する。 7.
エアレータの保守 ターフ・ガードの交換 ターフ・ガードが割れたり、ひどく磨耗(厚み が6mm以下)した場合には交換してください。 ターフ・ガードが割れていると芝を引っ掛けて 損傷します。 締め付けトルクの点検 整 備 間 隔 : 使用開始後最初の 8 時間 コアリング・ヘッド、ティラー・ハンドル、 およびホイール・ナットのボルトのトルクを点 検し、適切な締め付けになっていることを確認 してください。適正トルク値は、コアリング・ ヘッドに貼付されているステッカーに標示し てあります。 図 64 1. 1 G010068 ターフ・ガード ターフ・ガードが薄くなると、しなりが大き くなり、自動芝面追従が正確に機能できなく なります。 G010072 穴あけ間隔の調整 図 62 穴あけ間隔は走行速度の設定で決まります。工 場から出荷する時点では、通常の穴あけ間隔設 定値から3mm 以内に調整してあります。 サイド・シールドの調整 間隔が希望通りに出ない場合には、以下の要 領で調整します: 1. ベルト・カバーのラッチを外し、カバーを 取り外す(図 56)。 2.
コアリング・ヘッドのタイミング 48cm ÷ 10 穴 =4.8cm (穴の間隔)、すな わち、名目設定値より 3mm 短い(図 66)。 コアリング・ヘッドには非常に分かりやすいタ イミング・マークが付いています。 1 G010070 1 図 66 1. 48cm (10 穴) 5. 調整する場合:ポンプのストップ・ボルト (図 67)をストップ・プレートに近づけ ると穴あけ間隔が小さくなり、遠ざけると 間隔が大きくなる。 1 1 図 68 1. 図 67 1. ポンプ・ストップ・ボルト 6.
保管 ル系のスタビライザ(エタノール系やメ タノール系)は使用しないこと。 1. 駐車ブレーキを掛け、キーを OFF 位置にし て抜き取る。点火ワイヤを外す。キーを抜 き取る。 2. 機体各部、特にエンジンや油圧装置に付着し ている泥や刈りカスをきれいに落とす。特に エンジンのシリンダ・ヘッドや冷却フィン部 分やブロア・ハウジングを丁寧に清掃する。 3. エア・クリーナの整備をする;「エア・ク リーナの整備」を参照。 4. エンジン・オイルを交換する;「エンジン・ オイルとフィルタの交換」を参照。 5. 油圧フィルタと油圧オイルを交換する;「油 圧オイルとフィルタの交換」を参照。 6. タイヤ空気圧を点検する;「タイヤ空気圧 を点検する」を参照。 7. タインの状態を点検する。 8. 本機を30 日以上にわたって使用しない場 合は、以下の要領で格納前整備を行ってく ださい: A. バッテリー端子からケーブルを外し、車 体からバッテリーを取り出す。 B. バッテリー本体、端子、ケーブル端部を 重曹水とブラシで洗浄する。 C.
14.汚れていない乾燥した場所で保管する。始 動スイッチのキーは必ず抜き取って子供な どの手の届かない場所に保管する。 15.
故障探究 問題 スタータが動かない。 エンジンが始動しない、始動しにくい、す ぐ止まる。 考えられる原因 1. 走行レバーがニュートラル位置にない。 1. 走行レバーをニュートラルにする。 2. 3. 4. 5. 2. 3. 4. 5. バッテリーが上がっている。 配線のゆるみ、腐食など。 ニュートラル・スイッチの調整不良。 リレーやスイッチの故障。 1. ガソリンを補給する。 2. チョークが掛かっていない。 3. エアクリーナが汚れている。 2. チョークを前に倒して始動する。 走行できない。 コアリング・ヘッドが作動しない。 5. 正しく調整された新しいものに交換する。 6. 燃料フィルタを交換する。 7. 代理店に連絡する。 1. エンジンの負荷が大きすぎる。 1. 走行速度を遅くする。 2. エアクリーナが汚れている。 3. エンジン・オイルの不足。 2. エアクリーナエレメントを清掃する。 3. クランクケースにオイルを入れる。 4. 清掃して空気の流れを良くする。 5. 正しく調整された新しいものに交換する。 5.
問題 考えられる原因 対策 1. 地面が固すぎる。 1. 「作業のコツ」を参照。 2. リリーフ設定の調整不良またはオリフィ スの詰まり。 2. ヘッド昇降システムの特性による。サー ビスマニュアルを参照してシステム圧力 を調整する。システム圧力を調整する サービスマニュアルを参照 1. スイッチ・バンドルの調整が必要。 1. スイッチを調整するサービスマニュアル を参照 2. ヘッドの降下が遅すぎる。 2. SVQ ソレノイドの機能試験を行う クワッド・タインやミニ・タインの穴あけ間隔 になる. 1. 穴あけ間隔が均等でない。 1. 間隔を点検する「作業のコツ」を参照。 側面排出タインを使うとターフがぼさぼさに なったり裂けたりする。 1. 地面から出るときに側面の排出窓が 引っかかっている。 1. タインを45~90°回転させて横に排出 させる。改善できない場合は中空タイ ンに交換する。 エアレーション時にターフが持ち上げられた り裂けたりする。 1. コアリング・ヘッドの姿勢(角度)を点検 する。 1. サービスマニュアルで仕様を確認する 2.
図面 G010075 電 気 回 路 図 (Rev.
G010076 油 圧 回 路 図 (Rev.
メモ: 55
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