Form No. 3421-707 Rev A ダストコントロール 66" Rake-O-Vac® スイーパ シリ ア ル 番 号 401350001 以 上 モ デ ル 番 号 07055—シ 製品の登録は www.Toro.com.
この製品は、関連するEU規制に適合しています 詳 細については、DOC シート規格適合証明書をご覧く ださい。 ビスにおたずねください。お問い合わせの際には、必 ず製品のモデル番号とシリアル番号をお知らせくださ い。 図 1にモデル番号とシリアル番号を刻印した銘 板の取り付け位置を示します。いまのうちに番号をメ モしておきましょう。 カリフォルニア州の森林地帯・潅木地帯・草地などでこ の機械を使用する場合には、エンジンに同州公共資源 法第4442章に規定される正常に機能するスパークアレ スタが装着されていること、エンジンに対して森林等 の火災防止措置をほどこされていることが義務づけら れており、これを満たさない機械は、第4442章または 4443章違犯となります。 重 要 シ リ ア ル 番 号 デ カ ル に つ い て い る QR コ ー ド 無 い 場合もあります をモバイル機器でスキャンすると、製品 保証、パーツその他の製品情報にアクセスできます。 エンジンの保守整備のため、および米国環境保護局 EPA並びにカリフォルニア州排ガス規制に関連してエン ジンマニュアルを同梱しております。エンジン
安全について 2 トラクションユニットとの連結............................ 7 3 トラクションユニットとの切り離し ....................... 8 製品の概要 ............................................................... 8 各部の名称と操作 .............................................. 8 仕様 ................................................................... 9 運転操作 ................................................................. 10 運転前の安全確認 ........................................10 燃料を補給する ............................................10 エンジンオイルの量を点検する .............
安全ラベルと指示ラベル 以下のラベルや指示は危険な個所の見やすい部分に貼付してあります。破損したりはがれたりし た場合は新しいラベルを貼付してください。 decal121-2843 121–2843 1. インペラによる手指切断の危険可動部に手足を近づけないこ と 全部のガードを正しく取り付けること。 decal121-2839 121-2839 1. 警告 オペレーターズマニュ アル を読むこと。 5. 2. 警告講習を受けてから運 転すること。 3. インペラによる手指切断の 危険可動部に手足を近づ けないこと 全部のガードを 正しく取り付けること。 力が掛かっていて危険 ト ラクタから切り離す場合に は、必ずホッパーを空に すること。ホッパーに物が 入っている状態のままでこ の装置をトラクションユニッ トから切り離してはならな い。 7. 警告整備作業を行う前に 必ずエンジンを停止させ、 すべての部分が完全に停 止するのを待つこと。 4. 警告周囲に人を近づけな いこと。 decal121-2842 警告 牽引時の速度が 32km/h を超えないように すること。 6.
decal117-4979 117-4979 1. 回転ベルトガードを正しく取り付けておくこと decal121-2836 decal119-0217 121-2836 119-0217 1. 1. 警告エンジンを止めること可動部に近づかないこと全部の ガード類を正しく取り付けておくこと。 ホッパーに力が掛かっていて危険トラクタから切り離す場 合には、必ず、1) ホッパーを空にし2) それから切り離し を行うこと。 decal117-2718 117-2718 decal121-2841 121-2841 1. decal13-2930 120-0250 1. ドアが開放される危険左右両側ドアにラッチを掛けること。 ホッパーを使用するまえに必ず両側とも確認すること。 低速走行車両標識 decal121-2844 decal119-6807 121-2844 119–6807 1. 1.
組み立て 付属部品 すべての部品がそろっているか、下の表で確認してください。 手順 1 2 3 数量 内容 用途 必要なパーツはありません。 – バッテリー液を入れて充電する。 ヒッチピン リンチピン 1 1 本機をトラクションユニットと連結します。 必要なパーツはありません。 – 本機をトラクションユニットから切り離す。 注 前後左右は運転位置からみた方向です。 危険 電解液には触れると火傷を起こす劇薬である 硫酸が含まれている。 1 • 電解液を飲まないこと。また、電解液を 皮膚や目や衣服に付けないよう十分注意 すること。安全ゴーグルとゴム手袋で目と 手を保護すること。 • 皮膚に付いた場合にすぐに洗浄できるよ う、必ず十分な量の真水を用意しておく こと。 バッテリー液を入れて充電する 必要なパーツはありません。 手順 警告 5. 充電器に接続し、充電電流を 3-4 A にセットす る。3-4 Aで 4-8 時間充電する。 6.
警告 2 バッテリーの端子に金属製品やトラクションユ ニットの金属部分が触れるとショートを起こし て火花が発生する。それによって水素ガスが 爆発を起こし人身事故に至る恐れがある。 • • 9. 10. トラクションユニットとの連結 バッテリーの取り外しや取り付けを行う ときには、端子と金属を接触させないよ うに注意する。 この作業に必要なパーツ バッテリーの端子は金属と接触させては ならない。 1 ヒッチピン 1 リンチピン 手順 プラスケーブルイグニッションスイッチからきて いる赤いケーブルをバッテリーのプラス 端子に 取り付ける。 ごみを確実に拾い上げられるように、本機のフレーム が地表面に対して並行になっていることを確認してく ださい。 マイナス ケーブルエンジンからきている黒いケー ブルをバッテリーの 端子に取り付ける。 重要 バッテリーケーブルと速度セレクタレバーと の間に隙間を確保してください。速度セレクタレ バーをレンジ一杯に動かしても、バッテリーケー ブ ル か ら 2.
6. ヒッチピンとリンチピンを使って、ヒッチトングをト ラクションユニットのヒッチに接続する図 3。 製品の概要 7. ジャッキを上げ、ピンを外し、ジャッキを保管位 置にセットしてピンで固定する。 各部の名称と操作 フラップレバー 3 このレバーを下げると「入」、上げると「解除」にな ります。移動時には上位置解除とします。 トラクションユニットとの切り離 し 注 落ち葉の量が非常に多い場合などは、フラップを上 昇位置にセットした状態で使用してかまいません。 リールレバー 必要なパーツはありません。 前に倒すとフレックスチップリールが上昇します。フレッ クスリールを下降させるには、まずレバーを前に倒して キャッチを開放し、次にレバーを後ろに引いて、「ス トップ」に当たるまで倒します。格納保管時や移動走 行時など機械を使用していない時には、「上昇」位置 にしておいてください図 4。 手順 警告 本機をトラクションユニットから切り離すと本機が後 方に倒れて人身事故になる恐れがある。 切り離し前に必ずホッパーを空にしておくこと。 1.
始動スイッチ テールゲートのラッチ 始動スイッチはエンジンの始動と停止を行うスイッチ で、OFF、RUN、STARTの 3 つの位置があります。 キーを右に回して START 位置にすると、スタータモー タが作動します。エンジンが始動したら、キーから手を 離してください図 5。キーは自動的にRUN位置に動き ます。キーを OFF 位置に回せばエンジンは停止します ホッパーを空にする時に、このラッチを外してテール ゲートを開放するようにします図 7。 スロットルコントロール スロットル図 5はエンジンの回転速度を制御します高速 側へ倒すとエンジンの速度が上昇します。低速側へ倒 すとエンジンの速度が低下します。 注 本機を使用する時は、エンジンを常に全開で使用し てください。エンジン速度を落として使用すると、クラッ チが破損する可能性があります。 g018708 図7 1. 仕様 g015266 図5 1. 2. チョークコントロール 始動スイッチ 3.
運転操作 燃料を補給する 運転前の安全確認 推奨燃料 機械の性能を最も良く発揮させるために、オクタン 価87以上の、きれいで新しい購入後30日以内無 鉛ガソリンを使ってください オクタン価評価法は (R+M)/2 を採用 。 エ タ ノ ー ル エタノールを添加10% までしたガソリ ン、MTBEメチル第3ブチルエーテル添加ガソリン 15% までを使用することが可能です。エタノールと MTBEとは別々の物質です。エタノール添加ガソリ エタ ノ ー ル 含 ン15% 添加=E15は使用できません。エ 有 率 が 10% を 超 え る ガ ソ リ ン は 絶 対 に 使 用 し て は な り ま せ ん たとえば E15含有率 15%、E20含有率 20%、E85含有率 85%がこれにあたります。これ らの燃料を使用した場合には性能が十分に発揮さ れず、エンジンに損傷が発生する恐れがあり、仮 にそのようなトラブルが発生しても製品保証の対象 とはなりません。 使用 で き ま せ ん 。 メタノールを含有するガソリンは使 冬越 し さ せ な い 燃料タンクや保管容器でガソリンを冬 でください。 冬越しさ
エンジンには高品質のオイルを入れて出荷していま すが、初回運転の前後に必ずエンジンオイルの量を 確認してください。 油量は約 1.9 リットルフィルタ共です。 注 エンジンオイルの点検は、毎日始動前のエンジンの 冷えている時に行うのがベストです。既にエンジンを 始動してしまった場合には、一旦エンジンを停止し、 オイルが戻ってくるまで約 10 分間程度待ってくださ い。油量がディップスティックのADDマークにある場合 は、FULLマークまで補給してください。入れすぎない こと油量が FULLマークとADDマークの間であれば補 給の必要はありません。 1. 2. g015258 図9 平らな場所に駐車し、エンジンを停止し、キーを 抜き取り、可動部が完全に停止したのを確認 する。 1. 給油口からゴミが入ってエンジンを傷つけないよ うに、ディップスティックの周囲をウェスできれい に拭く 図 8 。 6. • • g015257 図8 • • ディップスティック 3. ディップスティックを抜き、ウェスできれいに拭っ て、首の根元までもう一度しっかりと差し込む。 4.
• • • • • • • • • • • • ての動作が停止するのを待ち、それから点検にか かってください。破損部は必ず修理・交換してから 運転するようにしてください 不整地、ラフ、凹凸のある場所、縁石の近く、穴 の近くなど路面が一定でない場所では減速してくだ さい。車体が揺れると重心が移動し、運転が不 安定になります。 エンジン回転中や停止直後は、エンジンや排気管 などに触れると火傷の危険がありますから手を触 れないでください。 エンジンの掛かっているマシンからは離れないで ください。 落雷の危険がある時には運転しない。 トラクションユニットのタイヤ空気圧を常に正しく調 整して使ってください。 最大作業速度は 32km/h ですが、法面などではこ れよりも遅い速度で作業してください。 ホッパーにたまったごみをダンプする時には、エン ジンを停止させてください。ホッパーの真後ろに立 たないでください。 ダンプ作業は、必ずトラクションユニットに連結した 状態で行ってください。 本機やトラクションユニットの最大積載量を超えない 範囲で使用してください。 ホッパーにごみがたまるにつれて本機の重心が 変化します。
2. 作業後の洗浄と点検 レーキが芝草の上部にわずかに接触するよう に、深さ調整ボルトを回転させて調整する。ブ ルームの場合には、レーキの場合よりも少しだけ 深い調整ブラシの先端がターフにややはっきりと 接触する程度に調整する。具体的には、ブルー ムを回転させたときにブルームを横から見て、ブ ルームとターフとの接触幅が 25mm 程度になって いるようにする図 10。 清掃作業が終了したら、 機体をていねいに洗ってくだ さい。ホッパーは自然乾燥させます。清掃が終わった ら、機体各部やブロア部分に損傷などが発生していな いか、点検してください。 重要 本機を長距離にわたって搬送する場合には、移 動走行用フックを使ってゲージホイールアームを機体 のフレームにしっかり固定してください。万一ゲージホ イールアームが落下すると、本機を損傷する恐れが あります。 ヒント 全般 • 注 一直線に走らせるためには、前方に目標を定め て、それに向かって走行させるのが良いでしょう。 g018707 図 10 1. 3.
保守 重要 エンジンの整備に関しての詳細は、付属のエンジンマニュアルを参照してください。 推奨される定期整備作業 整備間隔 使用開始後最初の 50 時間 使用するごとまたは毎日 整備手順 • エンジンオイルとフィルタの交換を行う。 • エンジンオイルの量を点検する。 (エンジンが冷えている状態で点検してください。) • ベアリングの潤滑を行う(悪条件下で使用している場合) • タイヤ空気圧を点検する。 25運転時間ごと • • • • • 100運転時間ごと • エンジンオイルとフィルタの交換を行う。 • エンジンについている汚れを落とす(ほこりのひどい場所で使用する場合は清掃回 数を増やしてください)。 200運転時間ごと • エアクリーナのフィルタの整備を行う。 • 点火プラグを点検する。 600運転時間ごと • エアクリーナのフィルタの整備を行う。 • 燃料フィルタを交換する。 長期保管前 毎月 ベアリングの潤滑を行う。 エアクリーナの整備を行う。 バッテリー液の量を点検し、バッテリーを清掃します。 バッテリーケーブルの接続状態を点検する。 バッテリー液の量を点検する。 • 3
• 安全装置の改変をしないでください。安全装置を外さないでください。安全装置が適切に作動するかを 定期的に点検してください。 • ガバナの設定を変えてエンジンの回転数を上げないでくださいToro正規代理店でタコメータによるエンジン回転 数検査を受け、安全性と精度を確認しておきましょう。 • 大がかりな修理が必要になった時や補助が必要な時は、Toro 正規代理店にご相談ください。 • 機体の改造を行うと、機械の挙動や性能、耐久性などが変化し、そのために事故が起きる可能性がありま す。このような使い方をすると Toro® の製品保証が適用されなくなります。 整備前に行う作業 潤滑 整備作業のための準備 機体のグリスアップ 整 備 間 隔 : 25運転時間ごと 警告 使用するごとまたは毎日 本機をトラクションユニットから切り離すと本機が後 方に倒れて人身事故になる恐れがある。 定期的に、全部の潤滑個所に No.
エンジンの整備 エアクリーナの整備 整 備 間 隔 : 25運転時間ごと エアクリーナのハウジングにリーク原因となる傷がない か点検してください。ハウジングが破損している場合に は交換してください。吸気部全体について、リーク、破 損、ホースのゆるみなどを点検してください。 エアフィルタの取り外し g015269 図 12 1. 整備作業のための準備 (ページ 15)を参照。 2. エアクリーナのカバーをボディーに固定している ラッチを外す。ボディーからカバーを外す図 14。 g015270 図 13 3. はみ出したグリスはふき取る。 g015273 図 14 1. ラッチ 3. 1次フィルタ 2. エアクリーナのカバー 4. 安全フィルタ 3. カバーの内部を圧縮空気できれいに清掃する。 4. 次フィルタをゆっくり引き抜くようにしてエアクリー ナのハウジングから外す図 14。 注 ハウジングの側面にフィルタをぶつけないよう に注意すること。 5.
次エ ア フ ィ ル タ の 整 備 1次 エンジンオイルとフィルタの交 換 整 備 間 隔 : 200運転時間ごと • 1次エアフィルタが汚れている、曲がっている、また • 1次フィルタは清掃しないこと。 整 備 間 隔 : 使用開始後最初の 50 時間 100運転時間ごと—エンジンオイルとフィルタの 交換を行う。 安全エアフィルタの整備 注 ほこりのひどい場所で使用する場合は、オイルも フィルタもより頻繁な交換が必要です。 は破損している場合には交換する。 オイルのタイプ洗浄性オイルAPI 規格 SJ, SK, SL, また はそれ以上 整 備 間 隔 : 600運転時間ごと 重要 安全フィルタは清掃しないでください。安全エア フィルタが汚れている場合には、 次フィルタが破損し ています。その場合には両方のフィルタを交換してく ださい。 クランクケースの容量フィルタを含めて 1.9 リットル 1. エンジンを始動し、5 分間程度運転する。これに よりオイルが温まって排出しやすくなる。 2. オイルが完全に抜けるように、排出口側がやや 低くなるように駐車する。 3.
10. 新しいフィルタのガスケットにオイルを薄く塗る。 2. プラグの電極間のエアギャップ図 16を点検し、 11. アダプタに新しいフィルタを取り付ける。ガスケッ トがアダプタに当たるまで手でねじ込み、そこから 更に 1/2 回転増し締めする。締めすぎないよう に注意すること。 3. 適正値から外れていれば外側の電極図 16を曲 げて調整する。 12. オイルの量を点検する。 13. ディップスティックのFULLマークに達するまで補 給口から残りのオイルをゆっくりと補給する 1. 点火プラグ取り付け穴に点火プラグを取り付け る。 14. キャップを元通りに取り付ける。 2. 点火プラグを 27N·m2.21 kg.m = 20 ft-lbにトル ク締めする。 3.
燃料系統の整備 電気系統の整備 燃料フィルタの交換 バッテリーの整備 整 備 間 隔: 600運転時間ごと/1年ごと いずれか早く到 達した方 整 備 間 隔: 25運転時間ごと—バッテリー液の量を点検 し、バッテリーを清掃します。 重要 汚れているフィルタを再取り付けしないでください。 1. 整備作業のための準備 (ページ 15)を参照。 2. マシンが冷えるのを待つ。 3. 燃料フィルタの下に汚れのない容器をおく図 17。 25運転時間ごと—バッテリーケーブルの接続 状態を点検する。 25運転時間ごと 警告 カリフォルニア州 号決 議 に よ る 警 告 第 65号 バッテリーの電極部や端子などの部分に は鉛や鉛含有物質が含まれており、カリ フォルニア州では、これらの物質が癌や 先天性異常の原因となるとされている。 取り扱い後は手を洗うこと。 危険 g010000 図 17 1. 燃料フィルタ 2. クランプ 3. 4. 燃料フィルタを燃料ラインに固定しているクランプ をゆるめる。 5. ホースからフィルタを抜き取る。 6.
走行系統の整備 警告 バッテリーケーブルの接続手順が不適切であると ケーブルがショートを起こして火花が発生する。 それによって水素ガスが爆発を起こし人身事故に 至る恐れがある。 • • タイヤの保守 タイヤ空気圧を点検する ケーブルを取り外す時は、必ずマイナス 黒 ケー ブルから取り外し、次にプラス 赤 ケーブルを 外す。 整 備 間 隔 : 使用するごとまたは毎日 前後のタイヤは 1.93bar 0.91kg/cm2 = 28psiに調整し て運転してください。使用前ごとに、空気注入バルブ部 図 18で空気圧を点検してください。 ケーブルを取り付ける時は、必ずプラス 赤 ケー ブルから取り付け、それからマイナス 黒 ケーブ ルを取り付ける。 端子が腐食した場合は ケーブルを外しマイナスケーブ ルから先に外すこと、クランプと端子とを別々に磨い てください磨き終わったらケーブルをバッテリーに接続 しプラスケーブルから先に接続すること、端子にはワ セリンを塗布してください g006939 図 18 警告 1.
ベルトの整備 ベルトの点検 整備作業のための準備 (ページ 15)を参照。 注 ベルトの張りの点検は、上部ベルトガード図 19を外 さずに行えます。このベルトガードを取り外す必要があ る場合には、ガードをフレームに固定しているボルト、 ワッシャ、ナット各4を外してください。マシンは、必ず ガード類を取り付けた状態で運転すること。 g018726 図 20 1. インペラベルト 2. ジャッキシャフトベルト 3. アイドラプーリ インペラ駆動ベルトの点検 インペラプーリとクラッチプーリ間の中ほど部分で、ベ ルトを18-22 N 1.8-2.3 kg = 4-5 lbs程度の力で指で押し て点検します。ベルトのたわみが 1.3 cm あれば適正で す。たわみの量が適正でない場合は手順 2 へ進みます インペラ駆動ベルトの調整 (ページ 22)。たわみが適正 である場合には、そのまま使用を継続できます図 19。 g018723 図 19 1. 上部ベルトガード ジャッキシャフトベルトの点検 ジャッキシャフトとクラッチプーリ間の中ほど部分で、ベ ルトを18-22 N 1.8-2.
ベルトの調整 ジャッキシャフトベルトの調整 1. 上部シュラウドをフレームに固定しているボルト、 ワッシャ、ナット各4を外す図 19。 2. アイドラプーリのブラケットをテンション調整ブラ ケットに固定しているナットとボルトを外す図 23。 インペラ駆動ベルトの調整 1. 整備作業のための準備 (ページ 15)を参照。 2. エンジン取り付けボルトをゆるめる図 21。 g015279 図 21 1. エンジン取付けボルト g018729 図 23 ジャムナットをゆるめ、調整ボルトで正しい距離 にする 図 22 。 1. テンション調整ブラケット 4. エンジン固定ボルトを少しだけ締め付ける。 2. アイドラプーリ ブラケット 5. エンジンがフレームと並行になるように調整す る。エンジン取り付けボルトをさらに、最後まで締 め付ける 図 22 。 3. インペラのプーリを下に押し、適当な張りを出した 状態でアイドラプーリブラケットの穴とテンション調 整ブラケットの穴を整列させる。 4. ボルトとナットを取り付けて調整を固定する。 5.
その他の保守整備 リール駆動ベルトの調整 1. アイドラプーリのブラケットをテンション調整ブラ ケットに固定しているナットとボルトブラケットのス ロットに入っているボルトを外す図 24。 ゴム製フラップの交換 ゴム製フラップが磨耗したり破損したりしたら交換し てください。 注意 輪止めを掛けないままで放置しておくと、本機が 動き出して人身事故などに結びつく恐れがある。 ゴム製フラップの交換は、必ず平らな床面で行う ようにし、各タイヤに輪止めをかけておくこと。 g018728 図 24 カバーは図示していない 1. リール駆動ベルト 3. ボルトとナット長穴 2. アイドラプーリ 4. アイドラプーリのブラケット 2. インペラのプーリを下に押し、適当な張りを出した 状態でアイドラプーリブラケットの穴とテンション調 整ブラケットの穴を整列させる。 3. ボルトとナットを取り付けて調整を固定する。 1. 整備作業のための準備 (ページ 15)を参照。 2.
プーリを取り外す 1. レーキロッドやフィンガープ レートの交換 ボルトとロックワッシャを 1 つずつ、取り外しては 隣の穴に移す作業を繰り返す図 26。 1. 整備作業のための準備 (ページ 15)を参照。 2. レーキロッド一端側から、ボルトとロックナットを 外す 図 27 。 g015283 図 26 1. ボルトとロックナット 2. テーパロックブッシュ 2. 3. g015286 テーパロック解除穴 図 27 1. 各ボルトを同じ回転数ずつ回し、ロックが外れる までこれを繰り返す。ロックが外れたら、プーリを シャフトから抜くことができる。 フレックスチップリールの取り 外し 1. 整備作業のための準備 (ページ 15)を参照。 2. ジャッキを下げて、本機の前部をできるだけ高 くする。 3. リールを一番高い位置まで上昇させる。 4. 下部ベルトガードとリール駆動ベルトを外す図 24 。 5.
ブラシハーフの交換 フレックスチップレーキタイン の交換 1. 整備作業のための準備 (ページ 15)を参照。 1. 整備作業のための準備 (ページ 15)を参照。 2. 機体からブラシを外す。 2. タインリテーナを外し、交換したいタイン破損し ているタインを取り外す図 28。 3. ブラシハーフのクランプを、六角レンチでゆるめ て外す 図 29 。 g015288 図 29 1. クランプ g015287 図 28 1. 2. フィンガープレート タインリテーナ 3. 4. タイン 3. 新しいタインを半分に曲げて取り付ける。 4. タインの曲げ部分にタインブラケットをはめ、ボル トとロックワッシャでしっかりと固定する。 ブラシハーフを半分に割り、破損している部分を 廃棄する 図 30 。 g015289 図 30 5.
洗浄 保管 ブロアハウジングの洗浄 格納保管の準備 1. 2. 3. 警告 インペラの動きが止まらないうちにブロアハウジン グの清掃を始めると、手などがインペラにぶつかっ て人身事故になる危険がある。 重要 機体は中性洗剤と水で洗うことができま す。ただし高圧洗浄器は使用しないでください。 また、エンジンに大量の水が掛からないように注 意してください。 ブロアハウジングの清掃を行う場合は必ずエンジ ンを停止させ、キーを抜き取り、各部が完全に停 止したのを確認すること。 1. 整備作業のための準備 (ページ 15)を参照。 2. 特に、アクセスパネルの取り外しは、インペラが 完全に停止していることを確認して行うこと。 4. 3. アクセスプレートを固定している蝶ナット2本を ゆるめる 図 31 。 5. 6. 7. 8. 9. 10. 11. 12. g246901 図 31 1. 13. アクセスプレート 14. 4. アクセスプレートを開いてごみを除去できるよう にする。 5.
注 スタビライザは、新しい燃料に添加して常時 使うのが最も効果的です。 3. エンジンをかけて約5分間作動させ、コンディショ ナ入りのガソリンを各部に循環させる。 4. エンジンを停止し、エンジンの温度が下がるのを 待ってガソリンを抜き取る。 5. エンジンを再度始動するチョークを引いて始動し 自然に停止するまで運転する。 6. チョークを引く。始動できなくなるまでエンジン の始動運転を続ける。 7. 抜き取った燃料は法令などに則って適切に処分 する。 重要 スタビライザ 品質安定剤 を添加した燃料で あっても、スタビライザメーカーが推奨する保管 期間を越えて保管しないでください。 8. バッテリー端子からケーブルを外し、車体から バッテリーを取り出す。 9. バッテリー本体、端子、ケーブル端部を重曹水 とブラシで洗浄する。 10. 腐食防止のために両方の端子部にグリスまたは ワセリンを塗る。 11.