Form No. 3419-541 Rev B Workman® GTX 電動汎用作業車 延 長シャーシ仕様車 モ デ ル 番 号 07043EX—シ シ リ ア ル 番 号 400000000 以 上 製品の登録は www.Toro.com.
この製品は、関連するEU規制に適合しています 詳 細については、DOC シート規格適合証明書をご覧く ださい。 警告 カリフォルニア州 第 65号 号決議による警告 この製品の電源コードには鉛が使用されて おり、カリフォルニア州では発ガン性や先天 性異常を引き起こす物質とされています。 取り扱い後は手をよく洗ってください。 バッテリーやバッテリー関連製品には鉛が含 まれており、カリフォルニア州では発ガン性 や先天性異常を引き起こす物質とされていま す。取り扱い後は手をよく洗ってください。 g234207 図1 1.
目次 タイヤの保守 ................................................35 ステアリングとサスペンション関係部分を点検 する .........................................................35 前輪の整列調整 ...........................................36 トランスアクスルオイルの量を点検す る ............................................................37 トランスアクスルオイルの交換 ..........................37 ブレーキの整備 .................................................... 38 駐車ブレーキの点検 ......................................38 駐車ブレーキの調整 ......................................38 ブレーキオイル量の点検 ......
安全について 不適切な使い方をしたり手入れを怠ったりすると、人身 事故につながります。事故を防止するため、以下に示 す安全上の注意や安全注意標識のついている遵守事 。注 意 、 警 告 、 お よ び 危 項 は 必 ず お 守 り く だ さ い 図 2。 険 の文字は、人身の安全に関わる注意事項を示して います。これらの注意を怠ると死亡事故などの重大な 人身事故が発生することがあります。 この機械は SAE B2258 - 要求に準拠して設計され ています。 安全上の全般的な注意 この機械は人身事故を引き起こす能力がある。重大 な人身事故を防ぐため、すべての注意事項を厳守し てください。 この機械は本来の目的から外れた使用をすると運転者 本人や周囲の人間に危険な場合があります。 • モータを始動する前に必ずこの オペレーターズマ ニュアル をお読みになり内容をよく理解してくださ いこの製品を使用する人すべてが製品を良く知り、 警告の内容を理解してください。 • この機械を運転する時は常に十分な注意を払ってく ださい。運転中は運転操作に集中してください注意 散漫は事故の大きな原因となります。 •
安全ラベルと指示ラベル 以下のラベルや指示は危険な個所の見やすい部分に貼付してあります。破損したりはがれたりし た場合は新しいラベルを貼付してください。 decal115-7739 115-7739 1. 車体から振り落とされて大けがをする危険人を乗せないこと。 decal99-7345 99-7345 1. 警告 オペレーターズマニュアル を読むこと。 2. 熱い表面で火傷の危険 近づかないこと。 3. ベルトに巻き込まれる危険 可動部に近づかないこと。すべて のガード類を正しく取り付けて使用すること。 4. 荷台に押しつぶされる危険 支え棒で荷台を支えること。 decal120-9570 120-9570 1. 警告 可動部に近づかないこと 全部のガード類を正しく取り 付けて運転すること。 decal115-2047 115-2047 1. 警告 ― 高温部に触れないこと。 decal131-8411 131-8411 1. ヘッドライト ON 3. 荷台を上昇させる。 2. ヘッドライト OFF 4.
decal131-8414 131-8414 decal131-8412 131-8412 1. 2. 3. ホーン 前 ニュートラル 5. OFF 6. ON 7. 始動手順1) 運転席に座り2) 駐車ブレーキを解除し 3) キーを START 位置に回し て4) ペダルを踏み込む。 4. 後退 8. 停止手順1) ペダルから足を はなし2) 駐車ブレーキを掛 け3) キーを STOP 位置に 回して4) キーを抜き取る。 1. 警告 オペレーターズマニュ アル を読むこと。 3. 転倒の危険斜面の横切り や登り走行は低速で行うこ と時速 26 km以上で運転し ないこと荷物積載時は速度 に十分注意して行うこと不 整地の走行は速度に十分 注意して行うこと。 2. 警告使用前に適切な講習 を受けること。 4. 転落の危険と手足の切断 の危険荷台に人を載せて走 行しないこと座席の間に人 を乗せないこと走行中は車 外に手足を出さないこと。 decal131-8463 131-8463 1. 2. 6 前 ニュートラル 3.
decal131-8527 131-8527 1. 通常モード 2. エコモード decal131-8495 131-8495 1. バッテリーが上がってい る。 3. バッテリー充電完了。 2. バッテリーほぼ充電完了。 4. 充電異常 チャージャのマ ニュアルで確認のこと。 decal131-8551 131-8551 1. ヒューズに関する情報は オ ペレーターズマニュアル を 3. オプションの昇降キット15A 4. 主電源 10A 参照のこと。 2. ホーン 30A 200 LBS 91 KG 1500 LBS 680 KG decal131-8506 131-8506 1. 点灯準備中 2. 137-9984 点滅チャージャのマニュア ルで確認のこと。 decal137-9984 137-9984 1. 7 牽引重量トング重量は 91 kg を限度としてください。 2.
組み立て 付属部品 すべての部品がそろっているか、下の表で確認してください。 手順 1 2 3 4 数量 内容 用途 ハンドル ステアリングハンドルのカバー ワッシャ ½" ダストカバー 1 1 1 1 ハンドルを取り付けます米国外用モデ ルの場合のみ 必要なパーツはありません。 – オイル類の量とタイヤ空気圧を点検す る。 必要なパーツはありません。 – ブレーキの慣らし掛けを行います。 オペレーターズマニュアル エンジンマニュアル 登録カード PDI納品前検査票 品質検査証明書 キー 1 1 1 1 1 2 実際に運転を始める前にオペレーターズ マニュアル を読みトレーニング資料をご 覧になってください。 注 前後左右は運転位置からみた方向です。 1 4. ロックナット½"でハンドルを固定し、18-30 N·m 2.8-3.5 kg.m=13-22 ft-lbにトルク締めする。 5.
2 4 オイル類の量とタイヤ空気圧 を点検する マニュアルを読みセットアップ 資料を見る 必要なパーツはありません。 この作業に必要なパーツ 手順 1 オペレーターズマニュアル 1 エンジンマニュアル 1. 運転前に、バッテリーの液量を点検する バッテ リーの水量の点検 (ページ 32)を参照。 1 登録カード 2. バッテリーが適切な充電状態であることを確認す る バッテリーの充電 (ページ 30)を参照。 1 PDI 納品前検査票 1 品質検査証明書 3. 初めて車両を作動させる前に、ブレーキオイルの 量を点検する ブレーキオイル量の点検 (ページ 38) を参照。 2 キー 4. タイヤ空気圧を点検する タイヤ空気圧を点検す る (ページ 14)を参照。 手順 • 3 ブレーキの慣らし掛けを行う 必要なパーツはありません。 手順 ブレーキの性能を最大限に発揮させるために、使用前 にブレーキの「慣らし掛け」を行ってください。 1. フルスピードで走行してブレーキを掛け、タイヤを ロックさせないで急停車する。 2.
製品の概要 各部の名称と操作 コントロールパネル g034161 図4 1. ライトスイッチ 7. 駐車ブレーキレバー 2. アワーメータ 8. ブレーキペダル 3. バッテリー残量メータ 9. アクセルペダル 4. ホーンボタン米国外用モデルのみ 10. USB電源 5. ギアシフトセレクタ 11. 6.
駐車ブレーキレバー 前進後退セレクタ 駐車ブレーキレバーはコントロールパネルにあります 図 4。 前進後退セレクタは、駐車ブレーキレバーの左側にあ ります。前進後退セレクタには3つの位置があります 前 進、後退、ニュートラルです図 4。 エンジンを停止させたら、車体が不意に動き出さないよ う、必ず駐車ブレーキを掛けてください。急な斜面に停 車する場合にも、必ず駐車ブレーキを掛けてください。 注 どの位置にセットしても構いませんが、走行するた めには、前進 または 後退 位置にセットする必要が あります。 レバーを引き上げると駐車ブレーキがかかります図 5。 重要 前進後退の切り替えは必ず車両を停車して行っ てください。 ホーンボタン 米国外用モデルのみ ホーンボタンはコントロールパネルについています図 4。押すと警笛がなります。 ライトスイッチ ライトスイッチ図 4ヘッドライトの点灯と消灯を行いま す。スイッチを上にするとヘッドライトが点灯します。ス イッチを下にするとヘッドライトが消灯します。 g033923 図5 1.
キースイッチ 状態表示ランプ キースイッチ図 4は車両の始動と停止を行うスイッチ です。 コントロールパネル上、駐車ブレーキレバーの右側に あります 図 4 。 始動キーには2つの位置があります、ONとOFFです。 右に回すとON となって走行やアクセサリの使用ができ るようになります。運転を終了するときには、キーを左 に回してOFFにしてください車両から離れるときは、必 ずキー抜き取ってください。 車両のスイッチを入れると、この状態表示ランプが緑色 に点灯または点滅します。 速度制限スイッチ 状態表示ランプが 2 回の点滅をする時は、駐車ブレー キが掛かっているのに前進後退切り替えスイッチが 前進 または 後退 にセットされていることを示してい ます。この場合は駐車ブレーキを解除すれば正常の 点滅状態に変わります。 点灯状態であれば、異常なしです。点滅している場合 は、何等かの異常がありますので、原因の究明と問 題解決を行ってください。 座席アセンブリの下にあり、PERFORMANCE 通常モー ド と ECONOMY エコノミーモードのつの位置がありま す。スイッチを右に回してECONO
仕様 注 仕様および設計は予告なく変更される場合があります。 ベース重量 乾燥重量 633 kg 定格容量 平坦路面の場合 総重量 544 kgオペレータの体重を 91kg、助手席乗員の体重を 91 kg とし、積載物とアクセサリの重量を含む 最大車両重量 平坦地で 1177 kg上記重量を全て含む 最大積載量平坦路面の場合 363 kg後部搭載アクセサリを含む 荷台後部アクセサリ用マウントの最大積載重量 45 kg 牽引能力 トング重量 91 kg トレーラ最大重量 680 kg 全幅: 119 cm 全長 396 cm 全高 127.5 cm 地上高 21.6 cm車両前部乗員や荷物を乗せない 14 cm車両後部乗員や荷物を乗せない ホイールベース トレッド センターライン間 荷台長さ 荷台幅 荷台高さ 220 cm 前輪 119 cm 後輪 119 cm 内側 102 cm 外側 114.3 cm 内側 98 cm 射出成型フェンダの外側まで107.
運転操作 運転の前に 運転前の安全確認 安全上の全般的な注意 子供やトレーニングを受けていない大人には、絶対 に運転や整備をさせないでください地域によっては 機械のオペレータに年齢制限を設けていることがあ りますのでご注意ください。オーナーは、オペレータ 全員にトレーニングを受講させる責任があります。 • • 各部の操作方法や本機の正しい使用方法、警告 表示などに十分慣れ、安全に運転できるようにな りましょう。 • 手すりのついている場所以外に人を乗せないでく ださい。 • モータの緊急停止方法に慣れておきましょう。 • 安全装置やステッカー類が所定の場所あることを 確認してください。機能しない安全装置はすべて交 換、読めないステッカーはすべて貼り替えてくださ い。これらが正しく機能しない時には機械を使用 しないでください。 g001055 図9 バッテリーの特性と適切な使 い方 ディープサイクル・バッテリーについて このマシンには個のディープサイクル鉛硫酸蓄電池が 使用されており、これらを電源として走行用のモータや アクセサリを駆動しています。ディープサイクル・バッテ リーは自動車用
バッテリーシステムの適切な使い方 バッテリーが完全充電されていると、バッテリーメー ターには10個のブロックのバーが右端まで表示され ます 図 11 。 g004049 図 10 バッテリー寿命の表 バッテリー容量 4. バッテリーの本寿命 2. 充放電サイクル 5. バッテリーの寿命の終わり 3. 慣らし期間100回-150回の 充放電サイクル 1. 慣らし期間が終了すると、バッテリーがその能力を十分 に発揮する時期が長く続きます。この期間がどの程度 長続きするかは、以下のような条件できまります • バッテリーの手入れ保守整備が不適切だとバッテ リーの寿命は大幅に縮みます。 • 放電 の 深 さ が 深 い ほ 充電と充電の間の放電の深さ放 どバッテリーの寿命は短くなります。 • 充電の頻度充電するときは、必ず満充電しましょ う。 g192308 図 11 1. 2.
充電せずに車両を使用しつづけると、1つ目のブロック と 2 つ目のブロックが交互に点滅するようになります。 • アタッチメントに過負荷を掛けないでください。また、 重要 バーが 左端のブロック 2 つまで短くなると、車両 • 重い荷を積んで運転するときは、安全に十分注意 してください。積載重量が大きいほど停止や旋回 が難しくなります。 • また、荷台からはみ出すように積載した場合も、 車両の安定性が損なわれます。 • 液体タンクなど、車両に固定するのが難しいもの を搭載している時はハンドリング、ブレーキング、 車両の安定性に影響が出ます。 • モータを始動する前に、駐車ブレーキが掛かってい ることを確認し、運転席に着席してください。 • 運転中は必ず全員が着席してください可能な限り 両手でハンドルを握り、助手席の人は必ず手すり を握ってください。また、手足を車外に出さないよ うにしてください。 • 運転は良好な視界のもとで行ってください。隠れた 穴、わだち、盛り上がり、石などの見えない障害に 警戒を怠らないでください。不整地では機体が転倒 する可能性があります。深い芝生に隠れて障害
• 両親指をスポークに引っ掛けないようにハンドル を保持しましょう。 • 荷台を外して運転する時にも、走行速度を落として ください。車両後部が軽いとブレーキを掛けたとき に後輪がロックしやすくなり、ロックすると車両を制 御できなくなって危険です。 ぬれた場所での運転は避けてください。走行できな くなる可能性があります。タイヤが走行力を維持し ていても転倒する場合があります。 • 斜面ではまっすぐに上るか下るかしてください。。 • 坂を登りきれないと感じた時はゆっくりとブレーキを 踏み、バックでまっすぐに ゆっくりと下がってください • 斜面を登りながらや下りながらの旋回は危険です。 斜面で旋回しなければいけないときは、十分に減 速し、慎重に操作してください。 • 車両重量が大きいときは斜面での安定が悪くなりま す。斜面で運転する時や重心の高いものを積んで 走る時には重量をなるべく軽くし、速度を落として 運転してください。荷台に資材を積む場合には、 荷崩れを起こさないようにしっかりと固定してくださ い。荷崩れしやすいもの液体、石、砂などは十 分に注意してください。 • 斜面での発進・
警告 荷台を上昇させたままで走行すると転倒の危険が 増大する。また、荷台を上昇させたままで走行す ると荷台が破損させる可能性もある。 • 運転する時は必ず荷台を下げておく。 • ダンプ操作を終えたら必ず荷台を下げるように する。 注意 g034021 図 14 荷台の後部に積荷が集中していると、ラッチを開 けた際に荷台が急に開いて周囲の人間がけがを する恐れがある。 • 積荷はできる限り荷台の中央に載せる。 • ラッチを開放する際には、荷台を手でしっかり と押さえ、荷台に寄りかかっている人間や荷台 のすぐ後ろに人がいないことを確認する。 1. 整備位置の固定スロット 2. プロップロッド 3. ダンプ位置の固定スロット 荷台を整備位置まで上げるには 整備のために荷台を上昇させる際には、荷台 から積荷をすべて降ろす。 • 1. 荷台内側左にあるレバーを引いて荷台を持ち上 げる 図 13 。 1. 荷台内側左にあるレバーを引いて荷台を持ち上 げる 図 13 。 2.
注 この動作によって蝶番部分からさらに砂など が除去されます。 4. テールゲートを元のように開いて、蝶番部分に砂 などが残っていないかチェックする。 5. 蝶番部分に残っている砂などが完全になくなるま で、ステップ 1 - 4 を繰り返す。 6. テールゲートを回転させて立て、荷台のノッチ に入れる。 荷台後部アクセサリ用マウン トの使い方 荷台後部アクセサリ用マウントを使うと荷台の後ろにア クセサリを搭載することができます。 積 載 能 力 : 45 kg 1. T 字ハンドルを右に回してゆるめる図 17。 g034022 図 15 テールゲートの閉め方 テールゲートを開いて砂、砂利、木材チップなどの資 材を降ろした後は、テールゲートの蝶番部分にこれら の資材が残っている場合があります。テールゲートを 閉める前に、以下を行う。 1. 蝶番部分に残っている砂などを手で除去する。 2. テールゲートを 45°程度の角度にする図 16。 g034545 図 17 1. レシーバ 2. T 字ハンドル 2.
車両の停止手順 荷台の容量は 0.28 m3 です。荷物の種類によっては 荷台に一杯に積むと積載オーバーになりますから注 意が必要です。 重要 斜面で停止するときは、ブレーキで完全停止 後、駐車ブレーキを掛けて車両を固定してください。ア クセルペダルで車両を斜面に停止させておくとモータの 過熱やバッテリーの消耗が発生します。 1. アクセルペダルから足を離す。 2.
牽引作業は二人で行います。 移動距離が長くなる場 合は、トラックやトレーラに積んで移送してください ト レーラを牽引する場合 (ページ 21)を参照。 注意 トレーラで移送中、ワークマンの座席がゆるいと、 座席が落下する可能性があり、道路交通上非 常に危険である。 1. エンジンを止め、キーを抜き取る。 重 要 キ ー を ON に し た ま ま で 牽 引 す る と 、 電 気 系統が損傷する恐れがあります。 車両を搬送する時は、座席を外すか、座席シュ ラウドにあるカップリングにしっかりと固定してお くこと。 2. 機体前部にある牽引トングにロープなどの牽引 索を取り付ける図 19。 3.
保守 注 前後左右は運転位置からみた方向です。 注 www.Toro.
始業点検表 このページをコピーして使ってください。 点検項目 第週 月 火 水 木 金 土 日 ブレーキと駐車ブレーキの 作動状態 ギアシフト/ニュートラルの 操作 バッテリーの水量を点検す る。 ブレーキオイルの量を点 検する。 運転操作時の異常音。 タイヤ空気圧を点検する。 オイル類が漏れていない か点検する。 計器類の動作を確認す る。 アクセルペダルの作動状 態を確認する。 各グリス注入部のグリス アップを行う。 塗装傷のタッチアップを行 う。 特殊な使用条件下で使用する場合の保守整備について 重要 以下のような条件で使用する場合には、保守間隔を通常の半分に短縮し、より頻繁な整備を行ってください • 砂漠、荒れ地での使用 • 酷寒地 気温10℃以下 での使用 • トレーラ作業 • 非常にほこりの多い条件下での頻繁な使用 • 建設現場での使用 • 泥、砂、水などの悪条件下で長時間使用した場合は、直後にブレーキの洗浄と点検を行う。これにより 無用な摩耗を防止することができる。 23
整備前に行う作業 サリを使用すると危険な場合があります。機体の 改造を行うと、機械の挙動や性能、耐久性などが 変化し、そのために事故が起きる可能性がありま す。このような使い方をすると Toro® の製品保証が 適用されなくなります。 保守作業時の安全確保 • • • • • • • • • • • • • • • • • • 適切な訓練を受けていない人には機械の整備をさ せないでください。 車両の整備や調整を行う時には、まず平らな場所 に駐車し、駐車ブレーキを掛け、モータの電源を 切り、車両が不用意に作動できないように、キー を抜き取ってください。 荷台の下で作業するときは荷台を空にしておくこと。 荷台の下で作業する時は、必ず支持棒で荷台を支 えておくこと。 必要に応じ、ジャッキスタンドなどで機体を確実 に支えてください。 また、荷台を上げて作業する場合には、かならず 荷台安全サポートで荷台を固定してください。 油圧系統のラインコネクタは頻繁に点検してくださ い。油圧を掛ける前に、油圧ラインの接続やホー スの状態を確認してください。 油圧系統の整備作業を行う時は、必ずモータを停 止し、ダンプバ
ベンチクッションを外すには 1. ベンチクッションを前に押して立てる。 2. クッションを横にスライドさせてピンから外して上に 抜き取る 図 24 。 g034407 図 22 1. 車体後部のジャッキアップ位置 フードへのアクセス フードを上げる 1. フードの両側についているゴム製ラッチのハンド ルを上げる 図 23 。 g237191 図 24 ベンチクッションを取り付ける には ベンチクッションを横にスライドさせてピンに取り付け、 クッションを降ろす図 25。 g034045 図 23 2. フードを上げる。 フードを閉じる 1. フードを静かにもとに戻す。 2.
潤滑 グリスアップ 整 備 間 隔 : 100運転時間ごと/1年ごと いずれか早く到 達した方—ベアリングとブッシュのグ リスアップを行う。 悪条件下で作業 を行っている場合にはグリスアップ間 隔を短くしてください。 グ リ ス の 種 類 No. 2 汎用リチウム系グリス 1. 異物を入れてしまわないよう、グリスフィッティン グをウェスできれいに拭く 2. フィッティングにグリスガンを接続し、1-2回のポ ンプ動作でグリスを注入する。 3.
前ホイールベアリングのグリ スアップ 4. ハブからダストキャップを取る図 30。 整 備 間 隔 : 300運転時間ごと グ リ ス の 仕 様 Mobilgrease XHP™-222 ハブとロータを取り外す 1. 2. 機体の前部を持ち上げてジャッキスタンドで支 える。 ホイールをハブに固定しているラグナット4個を 外す 図 28 。 g192346 図 30 1. コッターピン 2. スピンドル 4. 5. スピンドルナット ナットリテーナ 3. タブワッシャ 6. ダストキャップ 5. スピンドルとスピンドルナットから、コッターピン とナットリテーナを外す図 30。 6. スピンドルからスピンドルナットを外し、スピン ドルからハブローラアセンブリを取り出す 図 30 と 図 31 。 g033046 図 28 1. ハブ 2. 車輪 3. 3.
ハブとロータを取り付ける ホイールベアリングのグリスアップ 1. ハブから外側のベアリングとベアリングレースを 取る 図 32 。 1. スピンドルに所定のグリスを薄く塗る図 33。 g192344 図 33 g033050 図 32 1. シール 4. ベアリングのキャビティ 2. 内側のベアリング 5. 外側ベアリングのレース 3. 内側ベアリングのレース 6. 外側のベアリング 1. ナットリテーナ 4. 外側ベアリング 2. スピンドルナット 5. ハブ、ロータ、内側ベアリ ング、レース、シール 3. タブワッシャ 6. スピンドル 2. ハブとロータをスピンドルに取り付ける。ロータを 内側にすること図 33。 2. ハブから、シール、内側のベアリングを外す図 32 。 3. 3. シールをきれいに拭いて摩耗や破損がないか 点検する。 スピンドルに外側ベアリングを取り付けてレース にはめる 図 33 。 4. スピンドルにタブワッシャを取り付ける図 33。 5.
電気系統の整備 電気系統に関する安全確保 警告 カリフォルニア州 号決 議 に よ る 警 告 第 65号 バッテリーの電極部や端子などの部分に は鉛や鉛含有物質が含まれており、カリ フォルニア州では、これらの物質が癌や 先天性異常の原因となるとされている。 取り扱い後は手を洗うこと。 g192345 図 34 1. 2. 9. コッターピン ナットリテーナ 3. ダストキャップ • コッターピンを取り付け、ピンの足をリテーナに 巻き付けるように曲げる図 34。 10. ハブにダストキャップを取り付ける図 34。 11. マシンの反対側のハブとロータについても 1から 10 の作業を行う。 • ブレーキとホイールを取り付ける 1. フランジヘッドボルト⅜" x ¾"2本をきれいに拭き、 ねじ山に固着防止剤を塗る。 2. ブレーキパッドをロータのそれぞれの側に合わ せ図 29、キャリパブラケットの穴と、スピンド ルフレームのブレーキ取り付け部の穴を整列さ せる 図 33 。 3.
• • • • • • • – バッテリー液の補充などは、必ず緊急洗浄用の 真水が十分にある場所で行う。 – 万一バッテリー液が目にはいったり皮膚につい たりした場合には、直ちに大量の真水で20分 間以上洗い流し、 液が付着した衣服を脱ぎ、 医師の治療を受ける。 – バッテリーやバッテリー液は子供の手の届か ない場所に保管する。 バッテリー液は毒性がある。 – バッテリー液を飲まないこと。 – 万一、飲み込んだ場合にはすぐに大量の水を 飲ませて飲み込んだバッテリー液をできるだけ 薄めるようにすること。 – 嘔吐させようとしないこと。 – すぐに救急センターなどに連絡して処置を依 頼すること。 バッテリー液の補充をする時以外は、バッテリーの キャップを十分に締めておいてください。 キャップ をつけないまま、ゆるめたまま、あるいは壊れた キャップをつけての使用はしないでください。 バッテリーの取り外しや取り付けを行うときには、端 子と金属を接触させないように注意する。 バッテリーの端子と金属を接触させない。 バッテリーの充電状態を確かめようとして、端子を ショートさせないでください。 火花が飛んで爆発を 起
警告 充電中は爆発性のガスが発生する。 充電中は絶対禁煙を厳守。バッテリーに火気を 近づけない。 1. 換気のよい、コンセントに近い場所に車両を停 車させる。 2. バッテリー液の量を点検する。 注 バ ッ テ リ ー の 充 電 が 終 了 し た ら バッテリーに蒸 留水を補給する バッテリーに蒸留水純水を補給 する (ページ 32)を参照。 重要 バッテリーを満充電した後に、バッテリー に水を追加するようにしてください。充電中は電 解液の体積が増えるので、充電前に水を追加 すると、充電中に電解液があふれ出してしまう 恐れがあります。 3. チャージャコードの太さは16 ゲ ー ジ ま た は そ れ 以 上 太 い も の で 、 長 さ は 2.5 m 以 内 を、マシンの 充電ソケットに接続する図 35。 1. 充電表示ランプ 4. バッテリーほぼ充電完了。 注 チャージャへの供給電圧と、チャージャ側の 2. 充電用コンセント 5. バッテリー充電完了。 受電電圧の設定が一致しているのを必ず確認 してください。 3. バッテリーがほぼ上がって いる。 6.
バッテリーの水量の点検 整 備 間 隔 : 使用するごとまたは毎日 1. 平らな場所に駐車し、駐車ブレーキを掛け、ス イッチを切ってキーを抜き、荷台を上昇させる 荷 台をダンプ位置まで上げるには (ページ 17)。 2. 座席ベースを倒してバッテリーへのアクセスを 確保する; ベンチクッションを外すには (ページ 25)を参照。 3. 各バッテリーのアイレットの色黒または白を調 べる 図 36 。 注 黒バッテリーに十分水がある状態。白水を 補給すべき状態。 g034255 図 37 1. 給水ポート 2. 給水ポンプのコネクタ 5. g034218 図 36 1. 4.
7. キースイッチにキーを差し込んで ON 位置に回 す。 8. 荷台を降下させ、キーを OFF 位置に回してキー を抜き取る。 バッテリーの保管 本機を格納保管する場合には、バッテリーを完全充電 してください。 格納保管中は常時チャージャに接続し充 電しておいてください。長期にわたって保管する場合も このようにしておくとバッテリーを凍結から保護すること ができます。常時充電しないで保管する場合は、少な くともヶ月に一度は充電してください。 重要 電源に接続した状態で格納できない場合は、少 なくとも月に一度はバッテリーを満充電してください。 バッテリーは保存中に自然放電しますので、その間の 整備を怠るとたとえ新品のバッテリーであっても使用 で不能になる可能性があります。 g034412 図 38 3.
ヘッドライトの整備 8. 電球の交換 バッテリーを元通りに接続し、フード降ろす バッテ リーを接続する (ページ 33)を参照。 ヘッドライトの交換 注意 1. 所 定 よ り も 高 ワ ッ ト の 電 球 を 使 用 す る と 、 12V 電 装システムが破損するか、最低でもヒューズが飛 ぶ。 バッテリーの接続を外す バッテリーの接続を外 す (ページ 32)を参照。 2. フードを開ける フードを上げる (ページ 25)を参 照。 所 定 の Toro LED 電 球 以 外 は 使 用 し な い こ と 。 3. ランプアセンブリのコネクタから、ハーネス用の コネクタを外す図 41。 注意 電球は使用中に高温となる。高温の電球に触れ ると手などに火傷を負う危険がある。 電球を交換する際には、必ず電球が十分に冷え てから作業に掛かること。電球の取り扱いには十 分注意すること。 仕様 パーツカタログ を参照。 1. バッテリーの接続を外す バッテリーの接続を外 す (ページ 32)を参照。 2. フードを開ける フードを上げる (ページ 25)を参 照。 3.
走行系統の整備 ヘッドライトの調整 ヘッドライトアセンブリの交換や取り外しを行った場合 には、以下の手順でヘッドライトの向きの調整を行っ てください。 1. キーを ON 位置に回してヘッドライトを点灯させ る。 2. ヘッドライトアセンブリの裏側部分にある調整ねじ 図 41を回してヘッドライトアセンブリの角度を変 えてビームの方向を調整する。 3. バッテリーを元通りに接続し、フード降ろす バッテ リーを接続する (ページ 33)を参照。 タイヤの保守 整 備 間 隔: 100運転時間ごと—タイヤとリムの状態を 点検する。 100運転時間ごと—ホイールナットのトルク締め を行う。 1. タイヤとリムの劣化・磨耗状態を点検する。 注 運転中に縁石にぶつけるなどした場合、リム が破損したり、トーインが狂ったりする可能性が ありますから、このような事故の後では必ず点検 してください。 2. ホイールナットを 108-122 N·m6.2-9.0 kg.
g313576 g033218 図 43 1. 図 44 ピニオンシャフトのシール 1. 2. ショックアブソーバのスプリ ング カラー 3. スプリングの長さ 前輪の整列調整 前輪のトーインの調整 整 備 間 隔 : 100運転時間ごと/1年ごと いずれか早く到 達した方—前輪のキャンバとトーイ ンの点検を行う。 重要 トーインの調整を行う前に、キャンバがニュートラ ル ゼロに近いほど良い になっていることを確認してくだ ペー ジ 36)を を参 照 。 さ い キ ャ ン バ の 調 整 (ペ キャンバとトーインの調整の準備 1. タイヤの空気圧を点検し、前輪の空気圧が0.8 bar0.84 kg/cm2 = 12 psiに調整されていること を確認する。 2. 運転席に人を着席させるか、運転士の平均的な 体重と同じ重さのおもりを運転席に載せるかす る。運転席に着席した人または運転士代わりの おもりは、以下の調整作業中、ずっと運転席に いる必要がある。 3.
6. 補給プラグを取り付け、20-27 N·m2.1-2.8 kg.m=15-20 ft-lbにトルク締めする。 トランスアクスルオイルの交換 整 備 間 隔: 100運転時間ごと—トランスアクスルからの オイル漏れがないか点検する。 800運転時間ごと/1年ごと いずれか早く到達した 方—トランスアクスルオイルを交換する。 オ イ ル の タ イ プ SAE 10W30 API 規格 SJ またはそ れ以上 g033219 図 46 1. タイロッド 2. オ イ ル の 量 0.66 リットル ジャムナット 1. 3. 両方のタイロッドを回して前タイヤを内向きまた は外向きに調整する。 4. 正しく調整できたら、タイロッドのジャムナットを 締める。 5. ハンドルで右旋回と左旋回操作を行って、左右一 杯までハンドルが切れることを確認する。 トランスアクスルカバーの下にオイルを受ける 容器をおく 図 48 。 トランスアクスルオイルの量を 点検する g217834 整 備 間 隔: 100運転時間ごと—トランスアクスルオイル の量を点検する。 図 48 1.
ブレーキの整備 ブレーキオイル量の点検 駐車ブレーキの点検 整 備 間 隔 : 使用するごとまたは毎日 車両初めて作動 させる前に、ブレーキオイルの量を 点検する。 1. 駐車ブレーキレバーを抵抗を感じるまで引き上げ て駐車ブレーキを掛ける。 2. ダッシュボードにある P の印から 11.4-16.5 cm 以 内で抵抗を感じない場合には、駐車ブレーキの 調整が必要である 駐車ブレーキの調整 (ページ 38)を参照。 ブ レ ー キ オ イ ル の タ イ プ DOT 3 1. 平らな場所に駐車し、駐車ブレーキを掛け、マシ ンを停止し、キーを抜き取る。 2. フードを持ち上げてブレーキのマスターシリンダ とブレーキ液タンクにアクセスできるようにする 図 50 。 駐車ブレーキの調整 1. 駐車ブレーキが解除されていることを確認する。 2. 機体後部をジャッキアップして保持する マシンを 持ち上げる (ページ 24)を参照。 3.
B. C. 5. 最低ラインより上まで DOT 3 ブレーキ液を 補給する 図 51 。 シャーシの保守 注 ブレーキ液を入れすぎないように注意し てください。 荷台のラッチの整列調整 タンクにキャップを取り付ける図 50。 荷台のラッチが確実にはまらないと、走行するときに 荷台が上下に振動します。このような場合には、ラッ チのポストを調節して、荷台がシャーシにきれいに収 まるようにしてください。 フードを閉じる。 ブレーキの点検 1. 整 備 間 隔 : 100運転時間ごと 注 ラッチが掛かっていない原因の多くは、荷台 のラッチストライカの位置が低すぎるためです。 ラッチが掛かるが運転中に荷台が上下にガタつく 場合は、ラッチストライカの位置が高すぎます。 ブレーキは極めて重要な安全装置です。他の安全装 置と同様、定期的に入念に点検してください。 • ブレーキシューが磨耗や破損していないか点検す る。ライニングパッドの厚みが 1.
洗浄 保管 車体を清掃する 1. 平らな場所に駐車し、駐車ブレーキを掛け、マシ ンを停止し、キーを抜き取る。 必要に応じてマシンを洗浄する。水または水と洗剤で 洗浄します。 ウェスを使えますが、フードの表面のツ ヤがなくなる場合があります。 2. モータハウジングの外側をふくめた車両の外側 全体を洗浄する。 3. ブレーキを点検する ブレーキの点検 (ページ 39) を参照。 4. グリスアップを行う グリスアップ (ページ 26)を 参照。 5. タイヤ空気圧を点検する タイヤ空気圧を点検す る (ページ 14)を参照。 6. 機体各部のゆるみを点検し、必要な締め付けや 交換、修理を行う。破損個所はすべて修理する。 7. 機体の塗装がはげていればタッチアップ修理を する。 重要 圧力洗浄機を使っての清掃は避けてください。電 装部や潤滑部に水が浸入すると、問題が起こりやすく なります。 コントロールパネルや、モータ、モータのコ ントローラ、チャージャ、ダッシュボードの裏側に大量 の水をかけないようにしてください。 注 ペイントは代理店で入手することができる。 8.
故障探究 車両状態表示ランプの点滅パターン 問題 考えられる原因 対策 車両状態表示ランプが常時点灯する。 1. 正常に動作中 1. なし 車両状態表示ランプが1回点滅する。 1. コントローラの構成エラーが発生した。 1. 弊社の正規代理店に連絡する。 車両状態表示ランプが2回点滅する。 1. 駐車ブレーキが掛かったままの状態 で、前進走行または後退走行位置に セットされている。 1. 駐車ブレーキを解除する。 2. 走行スイッチのエラーが発生した。 2. 車両を止め、スイッチの機能を検査す る。 1. モータ電流がコントローラの定める最大 値を超えた。 1. キーを OFF にして数秒間待ってから、 もう一度 ON にする。解消しない場合 は全部のバッテリーと高電流コントロー ラとの接続を点検する。異常が見当た らない場合は、代理店に連絡する。 2. 内部電源機器にエラーが発生した。 2. 弊社の正規代理店に連絡する。 車両状態表示ランプが4回点滅する。 1. メインコンタクタに異常が発生した。 1.
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Toro 製 品 保 証 電動ワーク マン 限定保証 保証条件および保証製品 Toro 社およびその関連会社であるToro ワランティー社は、両社の合 意に基づき、Toro 社の製品 「製品」と呼びます の材質上または製 造上の欠陥に対して、2年間または1500運転時間のうちいずれか早 く到達した時点までの品質保証を共同で実施いたします。この品質 保証の対象となった場合には、弊社は無料で「製品」の修理を行 います。この無償修理には、診断、作業工賃、部品代、運賃が含 まれます。保証は「製品」が納品された時点から有効となります。 *アワーメータを装備している機器に対して適用します。 • 通常の使用に伴って磨耗消耗する部品類。但しその部品に欠陥があっ た場合には保証の対象となります。通常の使用に伴って磨耗消耗する 部品類とは、バッテリー、カーボンブラシ、ブレーキ関連機器、タイ ヤ、フィルタ、ベルトなどを言います。 • 外的な要因によって生じた損害。 外的な要因とは、天候、格納条件、 汚染、弊社が認めていない冷却液や潤滑剤、添加剤、化学薬品の 使用などが含まれます。 • 通常の使用にともなう「汚れや傷