Form No. 3359-310 Rev A Greensmaster ® フ レ ッ ク ス 18, フ レ ッ ク ス 21 歩 行 型 モ ア Unit)— —シリアル番号 280000001 以上 モデル番号04018 (Traction Unit) Unit)— —シ リ ア ル 番 号 280000001 以 上 モ デ ル 番 号 04206 (Cutting Unit) Unit)— —シリアル番号 280000001 以上 モデル番号04022 (Traction Unit) Unit)— —シ リ ア ル 番 号 280000001 以 上 モ デ ル 番 号 04202 (Cutting Unit) 製品の登録は: www.Toro.com.
トラクションユニット: 警告 カリフォルニア州 65号 号決 議 に よ る 警 告 第 65 この製品のエンジンからの排気やその成分 はカリフォルニア州では発ガン性や先天性 異常を引き起こす物質とされています。 モデル番号 シリアル番号 このスパーク・アレスタはカナダ ICES-002 適 合品です。 はじめに この説明書を読んで製品の運転方法や整備方法 を十分に理解し、他人に迷惑の掛からない、ま た適切な方法でご使用ください。この製品を適 切かつ安全に使用するのはお客様の責任です。 図2 1. 弊社Toro のウェブサイトwww.Toro.
目次 トランスミッション・オイルの交 換 ...............................25 ブレーキの整備 .......................26 常用/駐車ブレーキの調整.............26 ベルトの整備 .........................26 ベルトの調整 .......................26 制御系統の整備 .......................29 走行コントロールの調整 ..............29 リール・コントロールの調整 ...........29 カッティングユニットの保守.............30 カッティングユニットの取り外 し ...............................30 後ローラを調整する ..................31 リールと下刃の調整を行う.............32 刈り高の調整 .......................32 カット・オフ・バーを調整す る ...............................
安全について – 給油は必ず屋外で行い、給油中は禁煙。 – 給油はエンジンを掛ける前に行う。エ ンジンの運転中やエンジンが熱い間に燃 料タンクのフタを開けたり給油したりし ない。 この機械はCEN安全規格EN836: 1997、ISO規格 5395: 1990およびANSI規格B71.
• • • • • • • • • • – 斜面を横切りながらの作業は、そのよう な作業のために設計された芝刈機以外で は絶対行わないこと。 隠れて見えない穴や障害物に常に警戒を怠 らないようにしましょう。 道路付近で作業するときや道路を横断する ときは通行に注意しましょう。 移動走行を行うときはリールの回転を止め てください。 アタッチメントを使用するときは、排出方 向に気を付け、人に向けないようにしてく ださい。また作業中は機械に人を近づけな いでください。 ガードが破損したり、正しく取り付けられて いない状態のままで運転しないでください。 インタロック装置は絶対に取り外さないこ と、また、正しく調整してお使いください。 エンジンのガバナの設定を変えたり、エンジ ンの回転数を上げすぎたりしないでくださ い。規定以上の速度でエンジンを運転すると 人身事故が起こる恐れが大きくなります。 運転位置を離れる前に: – 平坦な場所に停止する; – PTOの接続を解除し、アタッチメントを下 降させる; – ギアシフトをニュートラルに入れ、駐車 ブレーキを掛ける; – エンジンを止める。 移動走行中や作業を
• 機器類を取り外すとき、スプリングなどの 力が掛かっている場合があります。取り外 しには十分注意してください。 • 修理を行うときには必ずバッテリーの接続 と点火プラグの接続を外しておいてくださ い。バッテリーの接続を外すときにはマイ ナスケーブルを先に外し、次にプラスケー ブルを外してください。取り付けるときに はプラスケーブルから接続します。 • • リールの点検を行うときには安全に十分注 意してください。必ず手袋を着用してくだ さい。 • 可動部に手足を近づけないよう注意してく ださい。エンジンを駆動させたままで調整 を行うのは可能な限り避けてください。 • 安全にお使いいただくために: TORO か ら の お 願 い 以下の注意事項はCEN、ISO、ANSI規格には含ま れていませんが、Toroの芝刈り機を安全に使 用していただくために必ずお守りいただきた い事項です。 • この機械は手足を切断したり物をはね飛ばした りする能力があります。重傷事故や死亡事故を 防ぐため、注意事項を厳守してください。 この機械は本来の目的から外れた使用をする とユーザーや周囲の人間に危険な場合がありま
振 動 レ ベ ル : フ レ ッ ク ス 18 • エンジンを回転させながら調整を行わなけ ればならない時は、手足や頭や衣服をカッ ティングユニットや可動部に近づけないよ うに十分ご注意ください。また、無用の人 間を近づけないようにしてください。 • Toro正規代理店でタコメータによるエンジ ン回転数検査を受け、安全性と精度を確認 しておきましょう。この機械の最大エンジ ン速度は3600 RPMです。 • 大がかりな修理が必要になった時、補助が必 要な時Toro 正規代理店にご相談ください。 • 交換部品やアクセサリはToro純正品をお求 めください。他社の部品やアクセサリを御 使用になると製品保証を受けられなくなる 場合があります。 この機械は、EN 1033 および EN 836 に則って 同型機で測定した結果、手・腕部の最大振動 レベルが 2.
115-1615 1. 警告 ― 高温部に触れないこと。 104-2618 1. 2. 駐車ブレーキ 切 3. 入 93-6085 1. 2. 高速 無段階速度調整 3. 低速 93-8064 1. 2. 警告 - 整備作業前にマニュアルを読むこと。 手足や指の切断の危険 - エンジンを止め、各部の完全 停止を待つこと。 112-9408 1. エンジン ― 停止 2. エンジン ― 作動 93-9886 1. 104-2617 無鉛ガソリン使用 1. 2. 3. 8 走行制御 リール制御 ニュートラル 4. 5. 6.
105-2411 1. トランスミッション・オイル 115-1614 1. 2. 警告 - オペレーターズマニュアル を読むこと。 警告 — 適切な講習を受けてから運転すること。 3. 4.
組み立て 付属部品 すべての部品がそろっているか、下の表で確認してください。 手順 内容 数量 用途 1 取っ手 1 ハンドルを取り付ける 2 キックスタンド・アセンブリ スプリング 小さいスペーサ 大きいスペーサ 大きいボルト(M8-1.25 x 100) 小さいボルト(M8-1.25 x 0.30) ロックナット(M8 x 1.
4. フランジ・ロックナットを使って、ハンド ルをキャップスクリュとピボット・ピンに 固定する(図 5)。 1 5. スロットル・ケーブルとワイヤハーネスを仮 止めしているケーブル・タイを見つける。 ケーブル・タイを、トランスミッションか ら25 mmぐらい後ろの位置に移動してしっか りと固定する。 ハンドルを取り付ける この作業に必要なパーツ 1 取っ手 2 手順 1. 機体左右のボルトとピボット・ピンからフ ランジ・ロックナットを外す(図 4)。 フ レ ッ ク ス 18 に キ ッ ク ス タ ン ド を 取り付ける この作業に必要なパーツ 図4 1. フランジロックナット 2. ピボット・ピン 2. ハンドル・サポート・アームの溝にハンド ルを差し込む(図 5)。 1 キックスタンド・アセンブリ 1 スプリング 1 小さいスペーサ 1 大きいスペーサ 1 大きいボルト(M8-1.25 x 100) 1 小さいボルト(M8-1.25 x 0.30) 2 ロックナット(M8 x 1.25) 2 ワッシャ(M8) 手順 1.
定する(図 6)。ボルトはフレームの内側から 外側に向かって使うこと;参照図 6。 3 ハンドルを調整する 必要なパーツはありません。 手順 1. 機体左右のリング・ピンからヘアピン・コッ ターを抜き取る(図 8)。 図6 1. 左ハンドルの端部 2. 3. 4. ロックナット(M8–1.25) 小さいスペーサ ワッシャ(M8) 5. 大きいボルト(M8-1.25 x 100) 6. スプリング 7. 大きいスペーサ 8. 小さいボルト(M8-1.25 x 0.30) 6. 後ろ向きに出ているスプリングの端にナッ ト・ランナーをかぶせ、この端をキックスタ ンドのスペーサの下に引っ掛ける(図 7)。 図8 1. リング・ピン 2. ハンドルを支えながら、左右のリング・ピ ンを抜き、ハンドルを希望の高さにセット する(図 8)。 3. リングピンとヘアピンコッターを、元通り に取り付ける。 4 図7 1. 2. スプリング フレーム下のスプリング端 3. 4.
5 液量を点検する 必要なパーツはありません。 手順 1. エンジン・オイルの量を点検する。エンジ ンの整備 , 22ページ「エンジンの保守;エ ンジン・オイルの量の点検」を参照。 図9 1. 2. トランスミッション・オイルの量を点検す る。走行系統の整備 , 25ページ「走行系 統の保守;トランスミッション・オイルの 量の点検」を参照。 キック・スタンド 2. 車輪についているロック・クリップが車 軸に掛かるようにして車輪を車軸に通す (図 10)。 6 集草バスケットを取り付ける この作業に必要なパーツ 1 集草バスケット 手順 集草バスケットの上縁を持ってバスケット受け に取り付ける(図 11)。 図 10 1. ロック・クリップ 3. 車輪を前後に回転させながら車軸の奥まで 押し込み、ロック・クリップを溝に嵌めて 固定する。 4. 同様の方法で機体の反対側にも車輪を取り 付ける。 5. タイヤに空気を入れる(タイヤ空気圧: 0.84 ~ 1.05 kg/cm2) 図 11 6. キック・スタンドを注意深く外す。 1. 13 集草バスケット 2.
製品の概要 してエンジンの回転を2400~3600 rpmの間で 調整します。 走行&リール制御レバー 走行&リール制御レバー(図 13)はコントロー ル・パネル右前側にあります。走行用には2つ のポジションがあります: ニュートラルと前 進です。レバーを前に倒すと前進します。 リール制御用にも2つのポジションがありま す:接続(回転)と解除(回転停止)です。レ バーを左に倒すとリール回転、立てた状態に 戻すと回転停止です。 常用/駐車ブレーキ 常用/駐車ブレーキ(図 13)はコントロール・ パネル左前側にあります。レバーを手前に引く と駐車ブレーキとして機能します。走行すると きにはブレーキを解除してください。 図 12 1. 2. 3. 4. 取っ手 コントロール・パネル エンジン 移動用タイヤ 5. 6. 7.
仕様 燃料バルブ 燃料バルブ(図 14)はエンジンの左前部にあ ります。2つのポジションがあります:開と閉 です。機体運搬時や格納時にはCLOSED位置と します。エンジン始動前にはOPEN位置として ください。 リコイル・スタータ スタータ・ハンドル(図 15)を引いてエンジ ンを始動する。 図 15 1. リコイル・スタータ 2. フレックス 21 フレックス 18 幅 90.1 cm 81.3 cm 高さ 104.8 cm 105.4 cm 全長(集草バスケッ トを含む) 156.2 cm 155 cm 重量(油脂と集草 箱を含む) 121 kg 118 kg 重量(油脂を含まず 集草箱を含む) 116 kg 113 kg エンジン カワサキ、空冷4サ イクル、OHV、3.7 (2.7)kWエンジン。排 気量は124cc、回転 速度3600 RPM。鋳 鉄製シリンダ・スリー ブ、一体化コイルに よる電気着火方式、 消音マフラーを装備 し、オペレータの耳 の位置における運 転音は85dB(A)。 カワサキ、空冷4サ イクル、OHV、3.7 (2.
運転操作 ガソリンは非常に引火・爆発しやすい物質で ある。発火したり爆発したりすると、やけ どや火災などを引き起こす。 注 前後左右は運転位置からみた方向です。 安全第一 • 燃料補給は必ず屋外で、エンジンが冷 えた状態で行う。こぼれたガソリンは ふき取る。 このマニュアルに記載されている安全上の注意 やステッカーの表示内容を良く読んでくださ い。オペレータや周囲の人を事故から守る重要 な情報が掲載されています。 • 燃料タンク一杯に入れないこと。燃料を 補 給 す る 時 は 、 タ ン ク 上 面 か ら 約 25 mm 下のレベルを超えて給油しない。これ は、温度が上昇して燃料は膨張したとき にあふれないように空間を確保するた めである。 エンジン・オイルの量の点検 使用ごと或いは8運転時間ごとにエンジン・オ イルの量を点検してください。エンジンの整 備 , 22ページ「エンジンの保守;エンジン・ オイルの量の点検」を参照。 • ガソリン取り扱い中は禁煙を厳守し、火 花や炎を絶対に近づけない。 • 燃料は安全で汚れのない認可された容器 に入れ、子供の手の届かない場所で保管 する。30 日分
インタロック・スイッチの動作を点 検する エンジンの始動手順 注 点火プラグに高圧ケーブルが取り付けられ ているのを確認してください。 1. 走行リール制御レバーが「解除」位置にあ ることを確認する。 インタロック・スイッチは安全装置であり、 これを取り外すと予期せぬ人身事故が起 こり得る。 注 レバーが「解除」位置にないとエンジン は始動できません。 2. 燃料バルブを開く。 • インタロック・スイッチをいたずらし ない。 3. ON/OFFスイッチをONとする。 • 作業前にインタロック・スイッチの動作 を点検し、不具合があれば作業前に交換 修理する。 4. スロットル・コントロールをFAST位置と する。 5. エンジンが冷えている場合はチョークを半 開きにする。エンジンが暖まっているとき はこの操作は不要。 1. キック・スタンドを立てる(スタンド を足で下げながらハンドルを持ち上げ る;図 18)。 6.
5. スロットルをSLOWとし、機体前部を浮かせ た状態で徐々にトラクション「前進」につな ぎ、ゆっくりとエンジン速度を上げる。 6. スロットルで適当な走行速度に調整し、 目的地に移動する。 芝刈りの準備 1. 走行レバーを 「解除」とし、スロットルを SLOWとして、エンジンを一旦停止する。 2. キック・スタンドを立てる(スタンドを足 で下げながらハンドルを持ち上げる)。 図 19 1. 目印 3. 移動用タイヤを取り外す。 4. キック・スタンドをはね上げる。 コントロール操作 芝刈り 芝刈り時のコントロール操作は: 1. エンジンを始動、スロットルを下げ、カッ ティングユニットを上げる(ハンドルを下 げる)。走行レバー(図 20)を「走行」に入 れ、グリーンのカラー(縁)に入る。 マシンを適切に使用することが最高の仕上がり を作り出す秘訣です。 重要 芝刈り運転中、刈りカスは潤滑剤の役割 を果たします。刈りカスが出ない場所で長時 間カッティングユニットを回転させるとカッ ティングユニットを損傷します。 2.
刈り込みがおわったら 1. グリーンを出てリール回転と走行を停止さ せ、エンジンを止める。 2.
保守 注 前後左右は運転位置からみた方向です。 推奨される定期整備作業 整備間隔 整備手順 使用開始後最初の 8 時間 • エンジン・オイルの交換してください。 使用開始後最初の 25 時間 • 燃料フィルタの清掃してください。 • トランスミッション・オイルを交換する。 使用するごとまたは毎日 • エンジン・オイルの量を点検する。 25運転時間ごと • エア・クリーナを清掃します(ホコリのひどい場所で使用する場合は、より頻繁に手 入れを行ってください)。 50運転時間ごと • エンジン・オイルの交換してください。 • 燃料フィルタの清掃してください。 • トランスミッション・オイルを交換してください。 100運転時間ごと • エア・クリーナは清掃または交換します(ホコリのひどい場所で使用する場合は、頻 繁に手入れを行ってください)。 • 点火プラグを点検してください。 1500運転時間ごと • トランスミッション・オイルを交換する。 (または2年ごとのうち早く到達した方の時期) 長期保管前 • 機体の塗装がはげていればタッチアップ修理をする。 重要 エンジンの整備に関し
始業点検表 重要 このページをコピーして使ってください。 点検項目 第週 月 火 木 水. 金.
エンジンの整備 3. ゲージをウェスできれいに拭き、もう一 度差し込む。ゲージはネジ込まずにさし込 む。引き抜いて油量を点検する。量が不足 している場合には、ゲージの読みがHとLの 間になるまで、必要量だけオイルを補給す る(図 23)。油量を確認する。入れすぎな いこと。 エンジン・オイル エンジンに必要なオイルの量は約 600 ccです。 API規格SF,SG,SH,SJクラスの品質の確かな ものを選んでください。オイルの粘度 - 重量 外気温度に応じて選択する。図 21図に、外気 温と粘度の関係を示します。 図 23 4. オイル・ゲージを元通りに取り付け、こぼ れたオイルをふき取る。 図 21 エンジン・オイルの交換 注 マルチ・グレード・オイル(5W-20,10W-30, 10W-40)を使用する場合は、消耗が早くなりま す。オイル量を頻繁に点検してください。 整 備 間 隔 : 使用開始後最初の 8 時間 50運転時間ごと 1. エンジンを数分間運転してオイルを温める。 エンジン・オイルの量の点検 整 備 間 隔 : 使用するごとまたは毎日 2.
重要 エレメントを外したままでエンジンを 運転しないこと。エンジンに大きな損傷が 起きる場合があります。 点火プラグの交換 整 備 間 隔 : 100運転時間ごと 点火プラグはNGK BPR 5ES又は同等品を使用しま す。エア・ギャップを0.7~0.8 mmに修正する。 1. 点火用高圧コード(図 26)を外す。 図 24 1. エア・クリーナのカバー 3. スポンジ(図 25)を点検し、汚れていれ ばペーパー・エレメントから外す。スポン ジをきれいに洗う。 A. スポンジ・エレメントを温水と洗剤で 押し洗いする。絞るとスポンジが破れる ので注意する。 図 26 1. B. 洗い上がったら、タオルにはさんで水 分を取る。タオルにはさんだ状態で軽く 押して乾かす。ひねるとスポンジが破れ るので注意する。 点火コード 2.
燃料系統の整備 電気系統の整備 燃料フィルタの清掃 インタロック・スイッチの整備 整 備 間 隔 : 使用開始後最初の 25 時間 調整や交換が必要な時には以下の要領で行いま す。 50運転時間ごと 1. エンジン停止、走行「解除」を確認する。 1. 燃料バルブを閉じて、フィルタのボディー からボウルを外す(図 28)。 2. 走行レバーを、ニュートラル・ストップに 接触させる(図 29)。 図 28 1. 燃料バルブ 2. 図 29 ボウル 1. 2. 2. きれいなガソリンでボウルとフィルタを洗 浄し、元通りに取り付ける。 走行レバー ニュートラル・ストップ 3. インタロック・スイッチ 4. 0.8 mm のすきま 3. スイッチ(図 29)を固定しているネジをゆ るめる。 4. 走行レバーとスイッチ(図 29)の間に 0.8 mmのすきまゲージをはさむ 5. スイッチを固定しているネジを締める。す きまの大きさを確認する。走行レバーがス イッチに接触していてはいけない。 6.
走行系統の整備 1. 機体後部下に廃油受けを置く。 2. トランスミッション後部にあるドレン・プ ラグ(図 31)を抜いてオイルを抜く。 トランスミッション・オイルの量の 点検 整 備 間 隔 : 50運転時間ごと 出荷時にDextron III自動車用トランスミッショ ン・オイルを2.8 リットル注入しています。 注 トランスミッションに使用しているシールは 内部で自動的にグリス潤滑されます。これに伴 い、使用開始直後の期間にシールからわずかに グリスがにじみ出します。にじみ出たオイルは ふき取ってください。 図 31 1. IIIオ オイ ル ま た は 同 等 品 以 外 の 重 要 Dextron III オイルを使用しないでください。他のオイル を使用するとシステムを損傷する可能性があ ります。 1. 平らな場所で走行ドラムを接地させて駐車 する。 2. トランスミッション右側にある点検・補給 プラグ(図 30)を抜き取る。 点検/補給プラグ 2. ドレン・プラグ 3.
ブレーキの整備 ベルトの整備 常用/駐車ブレーキの調整 ベルトの調整 ブレーキ(常用・駐車兼用)がスリップするよ うになったら調整が必要です。 機械を正しく動作させ、無用の磨耗を防止する ために、ベルト類は正しく調整してください。 また、頻繁に点検してください。 1. ブレーキ・レバーをOFF 位置とする。 2. ブレーキ・ケーブルの前ジャム・ナットを ゆるめ、後ジャム・ナット(図 32)を締め てケーブルの張りを出し、5.0~6.0 kgの力 でブレーキが作動するようにする。力の計測 はレバー・ノブの部分で行う。ブレーキ・ バンドが締まりっぱなしにならないよう注 意すること。 リール駆動ベルト(リール) 1. ベルト・カバー取り付けネジ(図 33)を外 してベルトを露出させる。 図 33 1. 図 32 1. 走行ケーブル 2. ベルト・カバー 2. プーリ間の中央(図 34)でベルトを指で 押して点検する。押す力は1.5~ 2.5 kg程 度。4.8~7.
リール駆動ベルト(トランスミッション・カッ プラ) 3. ベルトの張りの調整: A. ベアリング・ハウジング取り付けナット をゆるめる(図 35)。 1. ベルト・カバー取り付けネジ(図 37)を外 してベルトを露出させる。 図 35 1. リール駆動ベルト 2. ベアリング・ハウジング取 り付けナット 図 37 B. 3/8インチのトルクレンチでベアリング・ ハウジングを0.4~0.46 kg.mのトルクで 回転させてベルトを張る(図 36)。 1. ベルト・カバー 2. プーリ間の中央(図 38)でベルトを指で 押して点検する。押す力は1.5~ 2.5 kg程 度。4.8~7.9 mm 程度のたわみが出るのが適 正である。たわみの量が適正でない場合は 以下の手順へ進む。 図 36 1. ベアリング・ハウジング 2. 3/8 インチのトルクレンチを ここに差し込む C. トルクレンチの設定が狂わないように注 意しながら、べアリング・ハウジング取 り付けナットを締め付ける(図 35)。 ベルトを締め付けすぎないように注意す る。 図 38 1. D.
図 39 1. リール駆動ベルト 2. ベアリング・ハウジング取 り付けナット 図 41 1. B. 3/8インチのトルクレンチでベアリング・ ハウジングを0.4~0.46 kg.mのトルクで 回転させてベルトを張る(図 40)。 走行ベルトのカバー 2. プーリ間の中央でベルト(図 42)を指で押 して点検する。押す力は1.8 ± 0.5 kg程 度。4.8~7.9 mm 程度のたわみが出るのが適 正である。たわみの量が適正でない場合は 以下の手順へ進む。 図 40 1. ベアリング・ハウジング 2. 3/8 インチのトルクレンチを ここに差し込む C. トルクレンチの設定が狂わないように注 意しながら、べアリング・ハウジング取 り付けナットを締め付ける(図 39)。 ベルトを締め付けすぎないように注意す る。 図 42 1. 走行ベルト 3. ベルトの張りの調整: D. ベルト・カバーを取り付ける。 A. サイド・プレートの裏側でアイドラ・ブ ラケットをサイド・プレートに止めてい るボルト(図 43)をゆるめる。 走行ベルト 1.
制御系統の整備 走行コントロールの調整 走行コントロールがつながらない、スリップ するなどの症状が出るようになったら調整が 必要です。 1. 走行コントロールを「解除」位置とする。 2. 走行ケーブルの前ジャム・ナットをゆるめ、 後ジャム・ナット(図 45)を締めてケーブ ルの張りを出し、5.4~7.3 kgの力で走行コ ントロールがつながるようにする。 力の計測はコントロール・ノブの部分で行 う。 図 43 1. タング・ワッシャ 2. アイドラ・ブラケットのボルト B. 3/8インチのトルクレンチでアイドラ・ブ ラケットを 0.4~0.46 kg.m のトルクで 回転させてベルトを張る(図 44)。トル クレンチの設定が狂わないように注意し ながら、べアリング・ハウジング取り付 けナットを締め付ける。(タング・ワッ シャは、ベルトのスリップを防止するた めのものである)。ベルトを強く張りす ぎないように注意すること。 図 45 1. 走行ケーブル 2. 常用/駐車ブレーキ・ケー ブル 3. ケーブルの前ジャム・ナットを締める。 4.
カッティングユニットの保守 カッティングユニットの取り外し 1. 平らな場所で走行ドラムを接地させて駐車 する。 2. キック・スタンドを立てる。キック・スタ ンド取り付けボルトの上にあるフレームの 穴に、6 mm 径のピン(図 47)を差し込む。 図 46 1. リール・コントロール・ケーブル 3. ケーブルの前ジャム・ナットを締める。 4. 動作を確認する。 図 47 3. 1. 6 mm 径のピン 2. 取っ手 キック・スタンド 3. 集草バスケットを外す。 4. カッティングユニットのピボット・アー ムを走行ユニットのフレーム・チューブに 固定しているボルト(2本)を取り外す (図 48)。 図 48 1. カッティングユニットのピ ボット・アーム 2. 走行ユニットのフレーム・ チューブ 3. ボルト 5.
6. カッティングユニットを51 mmくらい引出し、 次に右に引き出してトランスミッションの カップリング(図 49)を外す。 図 51 1. 2. 3. ローラ・ブラケット • 刈高範囲が 3~25.4 mm の場合は、ス ペーサを、取り付けフランジの下にセッ トする (図 52)。 図 49 1. スペーサ サイド・プレート取り付けフ ランジ トランスミッションのカップリング 7. 取り付けは上記と逆の手順で行う。 注 ピボット・アーム取り付け用のネジを締め 付けるときには、モンキー・レンチを使って ピボット・アームをサイド・プレートに平行 に押さえておく(図 50)。 図 52 1. サイド・プレート取り付けフ ランジ 2. スペーサ 3. ローラ・ブラケット 2.
注 リールと後ローラとの平行関係は、カッ ティングユニット全体の組み立て精度により 保証されていますから、調整は不要です。 ごくわずかな狂いを戻す調整は可能です。 まず、定盤の上でサイドプレート組み付け ボルトをゆるめます (図 53)。各部の歪みを 解放し、もう一度ボルトを締め付けます。 入れる(図 55)。リールをゆっくり前回転 させながら下刃調整ネジを締める図 54(新 聞紙を入れた側の調整ネジを、1目盛りづ つゆっくりと)。新聞紙を引き抜くのに軽 い力が必要な程度でよい。 図 55 図 53 1. サイドプレート組み付けボルト 注 調整ネジを1目盛り締めるごとに、下刃 は 0.018 mm リールに近づきます。調整ネジ を締めすぎないように注意してください。 重要 カッティングユニットを傾けてベッド ナイフとリールが見えるようにする際には、 ベッドバー調整ネジが床や作業台に押し付け られることのないよう、カッティングユニッ ト後部に支えを入れて浮かせてください。 5. この作業をリールの反対側の端でも行い、 新聞紙で確認して必要に応じて調整する。 6.
4. バーの前端がローラに当たるように、調整ネ ジで調整する。ローラ全体が下刃と平行にな るように、ローラの両側を均等に調節する。 重要 前後のローラにゲージが当たり、ネジ 頭がリールにぴったりと掛かっているのが 正しい調整状態です。下刃の左右端でこの 状態となるように調整してください。 5. ナットを締めて調整を固定する。締めすぎ ないように注意すること。ワッシャの遊び がなくなればよい。 注 以下の表により、希望する刈高に最も適 したベッドナイフを決定してください。 図 56 1. 2. 後ローラ・ブラケット 刈高アーム 3. 4. カット・オフ・バーを調整する ロックナット 調整ネジ 刈りカスがリールからスムーズに出るように 調整します。 2. ゲージバー(図 57)のナットをゆるめ、 調整ネジを希望の刈り高に合わせる。ネジ 頭の下からバーの表面までの距離が刈り高 となる。 1. バー(図 59)をカッティングユニットに固 定しているネジをゆるめる。 図 57 1. 2. ゲージバー 刈高調整ネジ 3. ナット 図 59 1. 3.
ターフの状態に合わせた設定 下の表を参考にして、ターフの状態に適した設 定を行ってください。 フレックス グリーンモアのためのカッティングユニットのセットアップ表 ベッドバー: 標準およびオプション パーツ番号 名称 マシン名 食い込み度 106-2468-01 標準 フレックス 21 弱い 99-3794-03 きつい フレックス 21 強い 110-2282-01 標準 フレックス 18 弱い 110-2281-03 きつい フレックス 18 強い マシン名 刈高調整範囲 参考意見 標準 標準 ベッドナイフ: 標準およびオプション パーツ番号 名称 参考意見 93-4262 マイクロカット フレックス 21 1.6~3.2 mm 93-4263 トーナメント フレックス 21 3.2~6.4 mm 93-4264 ロー・カット フレックス 21 6.4 mm 以上 108-4303 突き出しマイクロカット フレックス 21 1.6~3.
以下の表と 図 60 を使ってクリップ・レートの 設定を行います。 ク リ ッ プ (プーリの位置については図 60を参照。) 駆動プーリの歯の数 受動プーリの歯の数 11枚 枚刃 の ク リ ッ プ 11 8枚刃のクリップ 27 22 3.56 mm(標準) 4.83 mm 22 22 4.06 mm 6.10 mm 22 27 5.33 mm 7.4 mm リールは、27枚歯と22枚歯ギアを装着して出荷 しています。クリップを 4.06 mm にしたい場 合には、22 枚歯ギアをご購入ください。リー ル駆動部以外でクリップを変更することはでき ません(図 60)。ギアボックスのプーリの減速 比を変更しないでください。 図 61 1. 2. ベッド・バー調整ネジ スプリング・テンション・ナッ ト 3. ベッド・バー 4. 5. ジャム・ナット ベッド・バー・ボルト 2. スプリング・テンション・ナットをゆるめ て、ワッシャがベッドバーを全く押さない ようにする(図 62)。 3.
図 64 図 63 1. 2. ベッド・バー・ボルト スチール製ワッシャ 3. 4. 1. ナット ナイロン製ワッシャ リール駆動カバーのプラグ 2. リールシャフトの6角フランジ・ナットに 18 mm のソケットを差し込む。 3. 「Toro リール/ロータリー・モアのための研 磨マニュアル(Form No. 80-300 PT)」に 従ってバックラップを行う。 ベッド・バーの取り付け 1. ベッド・バー・アジャスタとワッシャとの 間にベッド・バーの固定用「耳」を入れる。 2. ベッドバー・ボルト(とジャム・ナット) とワッシャ8枚で各サイドプレートに固定す る。ナイロン・ワッシャはサイド・プレー トの両側のボスに嵌め込む。その外側から スチール製ワッシャを取り付ける。ボルト を 2.76~ 3.68 kg.m にトルク締めする。 回転しているリールに触れると大けがを する。 • バックラップ中のリールには、絶対に手 や足を近づけないこと。 3.
保管 1. 機体各部に付着している泥や刈りカスをき れいに落とす。特にエンジンのシリンダ・ ヘッドや冷却フィン部分やブロア・ハウジ ングを丁寧に清掃する。 重要 機体は中性洗剤と水で洗うことができ ます。ただし高圧洗浄器は使用しないでく ださい。また、シフト・レバーのプレート やエンジン部に大量の水を掛けないように 注意してください。 2. 長期間(90日間以上)にわたって保管する 場合には燃料タンクのガソリンにスタビラ イザ/コンディショナを添加する。 A. エンジンをかけて、コンディショナ入 りのガソリンを各部に循環させる(5分 間)。 B. エンジンを停止してガソリンを抜き取 る。またはガソリンがなくなるまで運転 する。 C. エンジンを再度始動する。チョークを 引いて始動し自然停止まで運転する。 チョークを引いて始動し、完全に始動で きなくなるまでこれを続ける。 D. 抜き取った燃料は地域の法律などに従っ て適切に処分する。適切なリサイクル処 置を講ずる。 注 コンディショナ入りのガソリンでも90 日間以上の保存はしないでください。 3.
メモ: 38
メモ: 39
Toro 一般業務用機器の品質保証 2年間品質保証 ® • 保証条件および保証製品 Toro社およびその関連会社であるToro ワランティー社は、 Toro社 およびその関連会社であるToro ワランティー社は、両社の合意に 基づき、Toro 社の製品(「製品」と呼びます)の材質上または製造 上の欠陥 に対して、2年間または1500運転時間*のうちいずれか早く 到達した時点までの品質保証を共同で実施いたします。この品質保 証の対象となった場合には、 弊社は無料で「製品」の修理を行い ます。この無償修理には、 診断、作業工賃、部品代、運賃が含まれ ます。保証は「製品」が納品された時点から有効となります。 *アワー・メータを装備している機器に対して適用します。 保証請求の手続き 保証修理が必要だと思われた場合には、 「製品」を納入した弊社代 理店(ディストリビュータ又はディーラー) に対して、お客様から連 絡をして頂くことが必要です。 連絡先がわからなかったり、保証内容や条件について疑問がある場 合には、本社に直接お問い合わせください。 Toro Commercial Products Service De