Form No. 3357-165 Rev A Greensmaster ® フ レ ッ ク ス 18, フ レ ッ ク ス 21 歩 行 型 モ ア Unit)— —シリアル番号 260003001 以上 モデル番号04018 (Traction Unit) Unit)— —シ リ ア ル 番 号 260000001 以 上 モ デ ル 番 号 04206 (Cutting Unit) Unit)— —シリアル番号 260003001 以上 モデル番号04022 (Traction Unit) Unit)— —シ リ ア ル 番 号 260000001 以 上 モ デ ル 番 号 04202 (Cutting Unit) 製品の登録は: www.Toro.com.
警告 モデル番号 カリフォルニア州 65号 号決 議 に よ る 警 告 第 65 この製品のエンジンからの排気やその成分 はカリフォルニア州では発ガン性や先天性 異常を引き起こす物質とされています。 シリアル番号 このスパーク・アレスタはカナダ ICES-002 適 合品です。 はじめに この説明書を読んで製品の運転方法や整備方法 を十分に理解し、他人に迷惑の掛からないまた 適切な方法でご使用ください。この製品を適切 かつ安全に使用するのはお客様の責任です。 図2 弊社Toro のウェブサイトwww.Toro.comで製品・ アクセサリ情報の閲覧、代理店についての情報 閲覧、お買い上げ製品の登録などを行っていた だくことができます。 1.
目次 走行系統の整備 .......................24 トランスミッション・オイルの量の点 検 ...............................24 トランスミッション・オイルの交 換 ...............................24 ブレーキの整備 .......................25 常用/駐車ブレーキの調整.............25 ベルトの整備 .........................26 ベルトの調整 .......................26 制御系統の整備 .......................29 走行コントロールの調整 ..............29 リール・コントロールの調整 ...........29 カッティングユニットの保守.............30 カッティングユニットの取り外 し ...............................30 後ローラを調整する ..................30 リールと下刃の調整を行う.............31 刈り高の調整 .
安全について – 給油は必ず屋外で行い、給油中は禁煙。 – 給油はエンジンを掛ける前に行う。エ ンジンの運転中やエンジンが熱い間に燃 料タンクのフタを開けたり給油したりし ない。 この機械はCEN安全規格EN836: 1997、ISO規格 5395: 1990およびANSI規格B71.
• • • • • • • • • • – 斜面を横切りながらの作業は、そのよう な作業のために設計された芝刈機以外で は絶対行わないこと。 隠れて見えない穴や障害物に常に警戒を怠 らないようにしましょう。 道路付近で作業するときや道路を横断する ときは通行に注意しましょう。 移動走行を行うときはリールの回転を止め てください。 アタッチメントを使用するときは、排出方 向に気を付け、人に向けないようにしてく ださい。また作業中は機械に人を近づけな いでください。 ガードが破損したり、正しく取り付けられて いない状態のままで運転しないでください。 インタロック装置は絶対に取り外さないこ と、また、正しく調整してお使いください。 エンジンのガバナの設定を変えたり、エンジ ンの回転数を上げすぎたりしないでくださ い。規定以上の速度でエンジンを運転すると 人身事故が起こる恐れが大きくなります。 運転位置を離れる前に: – 平坦な場所に停止する; – PTOの接続を解除し、アタッチメントを下 降させる; – ギアシフトをニュートラルに入れ、駐車 ブレーキを掛ける; – エンジンを止める。 移動走行中や作業を
• 機器類を取り外すとき、スプリングなどの 力が掛かっている場合があります。取り外 しには十分注意してください。 • 修理を行うときには必ずバッテリーの接続 と点火プラグの接続を外しておいてくださ い。バッテリーの接続を外すときにはマイ ナスケーブルを先に外し、次にプラスケー ブルを外してください。取り付けるときに はプラスケーブルから接続します。 • リールの点検を行うときには安全に十分注 意してください。必ず手袋を着用してくだ さい。 • 可動部に手足を近づけないよう注意してく ださい。エンジンを駆動させたままで調整 を行うのは可能な限り避けてください。 • • 安全にお使いいただくために: TORO か ら の お 願 い 以下の注意事項はCEN、ISO、ANSI規格には含ま れていませんが、Toroの芝刈り機を安全に使 用していただくために必ずお守りいただきた い事項です。 • この機械は手足を切断したり物をはね飛ばした りする能力があります。重傷事故や死亡事故を 防ぐため、注意事項を厳守してください。 この機械は本来の目的から外れた使用をする とユーザーや周囲の人間に危険な場合がありま す
振 動 レ ベ ル : フ レ ッ ク ス 21 保守整備と格納保管 • 燃料ラインにゆるみや磨耗がないか定期的 に点検してください。必要に応じて締め付 けや修理交換してください。 • エンジンを回転させながら調整を行わなけれ ばならない時は、手足や頭や衣服をカッティ ングユニットや可動部に近づけないように十 分ご注意ください。特にエンジン側面の回転 スクリーンに注意してください。また、無 用の人間を近づけないようにしてください。 • Toro正規代理店でタコメータによるエンジ ン回転数検査を受け、安全性と精度を確認 しておきましょう。この機械の最大エンジ ン速度は3600 RPMです。 • 大がかりな修理が必要になった時、補助が必 要な時Toro 正規代理店にご相談ください。 • 交換部品やアクセサリはToro純正品をお求 めください。他社の部品やアクセサリを御 使用になると製品保証を受けられなくなる 場合があります。 この機械は、EC規則1033に定める手順に則って 同型機で測定した結果、手・腕部の最大振動レ ベルが2.
93-9356 1. 巻き込まれる危険 - 可動部に近づかないこと。 93-9886 1. 無鉛ガソリン使用 105-5309 1. 表面が熱い/火傷の危険 - 近づかないこと。 93-6085 1. 2. 高速 無段階調整 3. 低速 104-2618 1. 2. 8 駐車ブレーキ 切 3.
3-8064 1. 2. 105-2411 警告 - 整備作業前にマニュアルを読むこと。 手足や指の切断の危険 - エンジンを止め、各部の完全 停止を待つこと。 1. 104-2617 1. 2. 3. 走行制御 リール制御 ニュートラル 4. 5. 6. 前進 レバー(入) レバー(切) 104-2621 1.
組み立て 付属部品 すべての部品がそろっているか、下の表で確認してください。 手順 内容 数量 用途 1 取っ手 1 ハンドルを取り付ける 2 キックスタンド・アセンブリ スプリング 小さいスペーサ 大きいスペーサ 大きいボルト(M8-1.25 x 100) 小さいボルト(M8-1.25 x 0.30) ロックナット(M8 x 1.
いスペーサおよびロックナット(M8–1.25) を使って、キックスタンドの右側をフレー ムに固定する(図 6)。ボルトはフレームの内 側から外側に向かって使うこと;参照図 6。 3. 大きいボルト(M8–1.25 x 100)にワッシャ (M8)を通す。 4. スプリングにスペーサを通し、スペーサに 大きいボルト(M8–1.25 x 100)を通す。 重要 スプリングを取り付けるとき、スプリ ングの片方の端が後フレームの下側にくる よ う に す る ( 図 6) 。 図5 1. 2. 左ハンドルの端部 サポート・アーム 3. 4. ピボット・ピン ロックナット 5. ボルトとワッシャ、大きいスペーサ、スプリ ングおよびロックナット(M8–1.25)を使っ て、キックスタンドの左側をフレームに固 定する(図 6)。ボルトはフレームの内側から 外側に向かって使うこと;参照図 6。 3. 左右のハンドル端を内側に押し縮めるよう にして、ピボット・ピンの段部に取り付け る(図 5)。 4. フランジ・ロックナットを使って、ハンド ルをキャップスクリュとピボット・ピンに 固定する(図 5)。 5.
4 移動走行用車輪を取り付ける この作業に必要なパーツ 図7 1. 2. スプリング フレーム下のスプリング端 3. 4. 移動用タイヤ(オプション:移動用車輪キット;モデル 04123) 2 ナット ランナー スプリングの端をキック・ス タンドのスペーサに下に入 れる。 手順 1. キック・スタンドを立てる(スタンドを足で 下げながらハンドルを持ち上げる;図 9)。 3 ハンドルを調整する 必要なパーツはありません。 手順 1. 機体左右のリング・ピンからヘアピン・コッ ターを抜き取る(図 8)。 図9 1. キック・スタンド 2. 車輪についているロック・クリップが車 軸に掛かるようにして車輪を車軸に通す (図 10)。 図8 1. リング・ピン 2. ハンドルを支えながら、左右のリング・ピ ンを抜き、ハンドルを希望の高さにセット する(図 8)。 3. リングピンとヘアピンコッターを、元通り に取り付ける。 図 10 1.
3. 車輪を前後に回転させながら車軸の奥まで 押し込み、ロック・クリップを溝に嵌めて 固定する。 4. 同様の方法で機体の反対側にも車輪を取り 付ける。 5. タイヤに空気を入れる(タイヤ空気圧: 0.84 ~ 1.05 kg/cm2) 6. キック・スタンドを注意深く外す。 5 液量を点検する 図 11 1. 必要なパーツはありません。 手順 2. バスケット受け 7 1. エンジン・オイルの量を点検する。エンジ ンの整備 , 21ページ「エンジンの保守;エ ンジン・オイルの量の点検」を参照。 マニュアルを読みビデオを見る 2. トランスミッション・オイルの量を点検す る。走行系統の整備 , 24ページ「走行系 統の保守;トランスミッション・オイルの 量の点検」を参照。 この作業に必要なパーツ 6 集草バスケットを取り付ける 1 オペレーターズマニュアル 1 エンジンマニュアル 1 パーツカタログ 1 オペレーターズビデオ 1 認証証明書 手順 この作業に必要なパーツ 1 集草バスケット 1. マニュアルを読む。 集草バスケット 2.
製品の概要 してエンジンの回転を2400~3600 rpmの間で 調整します。 走行&リール制御レバー 走行&リール制御レバー(図 13)はコントロー ル・パネル右前側にあります。走行用には2つ のポジションがあります:2つのポジションが あります。レバーを前に倒すと前進します。 リール制御用にも2つのポジションがありま す:回転と回転停止の2つのポジションです。 レバーを左に倒すとリール回転、立てた状態に 戻すと回転停止です。 常用/駐車ブレーキ 常用/駐車ブレーキ(図 13)はコントロール・ パネル左前側にあります。レバーを手前に引く と駐車ブレーキとして機能します。走行すると きにはブレーキを解除してください。 図 12 1. 2. 3. 4. 取っ手 コントロール・パネル エンジン 移動用タイヤ 5. 6. 7.
仕様 格納時にはCLOSED位置とします。エンジン始動 前にはOPEN位置としてください。 リコイル・スタータ スタータ・ハンドル(図 15)を引いてエンジ ンを始動する。 フレックス 21 フレックス 18 幅 90.1 cm 81.3 cm 高さ 104.8 cm 105.4 cm 全長(集草バスケッ トを含む) 156.2 cm 155 cm 重量(油脂と集草 箱を含む) 121 kg 118 kg 重量(油脂を含まず 集草箱を含む) 116 kg 113 kg エンジン カワサキ、空冷4サ イクル、OHV、3.7 (2.7)kWエンジン。排 気量は124cc、回転 速度3600 RPM。鋳 鉄製シリンダ・スリー ブ、一体化コイルに よる電気着火方式、 消音マフラーを装備 し、オペレータの耳 の位置における運 転音は85dB(A)。 カワサキ、空冷4サ イクル、OHV、3.7 (2.
運転操作 ガソリンを吸い込むと健康に害がある。ま た気化した燃料に長期間ふれると身体に重 篤な症状や疾病を引き起こす。 注 前後左右は運転位置からみた方向です。 安全第一 • 気化した燃料を長時間吸い込むのは避 けること。 このマニュアルに記載されている安全上の注 意やステッカーの表示内容を良く読んでくだ さい。この機械についてよく知っておくこと があなた自身や周囲の人を事故から守ること につながります。 • ノズルやタンク、コンディショナー注入 口には顔を近づけないこと。 • ガソリン蒸気が目や肌に触れないよう にする エンジン・オイルの量を点検する 使用ごと或いは8運転時間ごとにエンジン・オ イルの量を点検してください。エンジンの整 備 , 21ページ「エンジンの保守;エンジン・ オイルの量の点検」を参照。 ガソリンは非常に引火・爆発しやすい物質で ある。発火したり爆発したりすると、やけ どや火災などを引き起こす。 • 燃料補給は必ず屋外で、エンジンが冷 えた状態で行う。こぼれたガソリンは ふき取る。 燃料を補給する 重要 メタノール、メタノール添加ガソリン、 10% %以 上 の エ タ
... • 機械を車に搭載したままで給油を行わ なければいけない場合には大型タンク のノズルからでなく、小型の容器から 給油する。 • 大型タンクのノズルから直接給油しなけ ればならない場合には、ノズルを燃料 タンクの口に常時接触させた状態で給 油を行う。 図 18 1. 燃料キャップ(図 17)の周囲をきれいに 拭いてキャップ外す。無鉛ガソリンをフィ ルタ・スクリーンの下まで給油する。入れ すぎないこと。 1. キック・スタンド 2. 走行レバーを「走行」側に、エンジン・コント ロールを「始動」側にする。 3. エンジンの始動を試みる。始動できなけれ ば正常。エンジンが掛かるのはスイッチの 異常であるから修理する。必ず修理してか ら使用すること。「インタロック・スイッ チの整備」を参照。 4. キック・スタンドを注意深く外す。 2.
りを放さないでください。どちらもロープ やスタータ内部の破損の原因となります。 りに大きく影響しますから十分な注意が必要で す。作業場所に落ちている異物を取り除いて ください。また作業場所には子供や動物を入 れないようにしてください。 エンジンの停止手順 1. 走行リール制御レバーを「解除」位置に、ス ロットル・コントロールをSLOW位置にし て、ON/OFFスイッチをOFFにする。 2. エンジンが停止したら、安全のために点火プ ラグの高圧コードを抜いておく。 3. 保管時や運送時には燃料バルブを閉じる。 芝刈りの方法 グリーンは直線刈りで刈ります。円状や渦巻き 状に刈ると芝を傷つける場合がありますから避 けてください。ターンをする時はグリーンの外 で、リールを浮かせて(ハンドルを押し下げ て)行います。芝刈りの速度は普通に歩く速さ が適当です。早く歩いてもほとんど時間の節約 にはなりません。むしろ仕事が粗くなります。 移動のための運転 注 移動用トレーラに載せて搬送中は、芝刈り 機のエンジンを停止させておいてください。芝 刈り機をいためる恐れがあります。 1.
図 20 1. 2. 走行=ニュートラル 走行=ニュートラル;リール = OFF 3. 4. 走行= ON(移動走行) 走行= ON ;リール= ON 3. 走行レバーを「走行」に入れ、スロットルで 希望の走行速度に調整し、グリーンへ移動す る。希望位置に来たらカッティングユニット を下ろして刈り込み作業を始める(図 20) 刈り込みがおわったら 1. グリーンを出てリール回転と走行を停止さ せ、エンジンを止める。 2.
保守 注 前後左右は運転位置からみた方向です。 推奨される定期整備作業 整備間隔 整備手順 使用開始後最初の 8 時間 • エンジン・オイルの交換してください。 使用開始後最初の 25 時間 • 燃料フィルタの清掃してください。 • トランスミッション・オイルを交換する。 使用するごとまたは毎日 • エンジン・オイルの量 25運転時間ごと • エア・クリーナを清掃します(ホコリのひどい場所で使用する場合は、より頻繁に手 入れを行ってください)。 50運転時間ごと • エンジン・オイルの交換してください。 • 燃料フィルタの清掃してください。 • トランスミッション・オイルを交換してください。 100運転時間ごと • エア・クリーナは清掃または交換します(ホコリのひどい場所で使用する場合は、頻 繁に手入れを行ってください)。 • 点火プラグを点検してください。 200運転時間ごと • エンジンのカーボン除去 1500運転時間ごと • インタロック・スイッチを交換してください。 • トランスミッション・オイルを交換する。 • 機体の塗装がはげていればタッチアップ修理をする。
点検項目 第週 月 火 木 水 土 金 日 リールとベッドナイ フの摺り合わせ 刈高 塗装傷のタッチ アップ 要注意個所の記録 点検担当者名: 日付 内容 エンジンの整備 記事 注 マルチ・グレード・オイル(5W-20,10W-30, 10W-40)を使用する場合は、消耗が早くなりま す。オイル量を頻繁に点検してください。 エンジン・オイル エンジン・オイルの量を点検する オイル量の点検は毎日、又は8運転時間ごとに 行ってください。初回のオイル交換は運転開始 後8時間で、その後は、通常の使用条件では50 運転時間ごとにオイル交換を行ってください。 ホコリのひどい場所で使用している場合には、 早めにオイル交換を行ってください。エンジン に必要なオイルの量は約 600 ccです。API規格 SF,SG,SH,SJクラスの品質の確かなものを選 んでください。下の図 21により、使用する外 気温度環境に合わせて適当な粘度のオイルを選 択してください。 1. エンジンが水平になるように駐車し、オイ ル・ゲージの周囲をきれいに拭く図 22)。 図 22 1.
3. ゲージをウェスできれいに拭き、もう一 度差し込む。ゲージはネジ込まずにさし込 む。引き抜いて油量を点検する。不足であ れば、補給口の根元まで補給する。油量を 確認する。入れすぎないこと。 4. オイル・ゲージを元通りに取り付け、こぼ れたオイルをふき取る。 B. 洗い上がったら、タオルにはさんで水 分を取る。タオルにはさんだ状態で軽く 絞る。強く絞るとスポンジが破れるので 注意する。 C. きれいなエンジン・オイルに十分ひたし て引き上げる。軽く押さえて余分なオイ ルを落とす。スポンジはオイルで濡らし ておく方が良い。 エンジン・オイルの交換 1. エンジンを数分間運転してオイルを温める。 2. 機体下にあるドレン・プラグ(図 22)の下 に廃油受けを置く。ドレン・プラグを抜く。 3. ハンドルを押さえて機体を後ろにそらし、 残っているオイルを完全に抜く。 4.
燃料系統の整備 燃料フィルタの清掃 25運転時間で初回の清掃を行い、その後は50運 転時間ごとに清掃してください。 1. 燃料バルブを閉じて、フィルタのボディー からボウルを外す(図 27)。 図 25 1. 点火コード 2. プラグの周囲を清掃し、シリンダ・ヘッド からプラグを外す。 重要 汚れその他の不具合のある点火プラ グは交換してください。点火プラグにサン ドブラストをかけたり、ナイフ状のもので 削ったり、ワイヤブラシで清掃したりしない でください。破片がシリンダ内に落ちてエ ンジンを損傷します。 図 27 1. 3. エア・ギャップを0.7~0.8 mmに調整する (図 26)。点火プラグをエンジンに取りつ けて、2.35 kg.mにトルク締めする。 燃料バルブ 2. ボウル 2.
電気系統の整備 走行系統の整備 インタロック・スイッチの整備 トランスミッション・オイルの量の 点検 調整や交換が必要な時には以下の要領で行いま す。 出荷時にDextron III自動車用トランスミッショ ン・オイルを2.8 リットル注入しています。 初めて使用する前および50 運転時間ごとに量 を点検してください。 1. エンジン停止、走行「解除」を確認する。 2. 走行レバーを、ニュートラル・ストップに 接触させる(図 28)。 注 トランスミッションに使用しているシール は内部で自動的にグリス潤滑されます。これに 伴い、使用開始直後の期間にシールからわずか にグリスがにじみ出します。はみ出したグリス はふき取る。 IIIオ オイ ル ま た は 同 等 品 以 外 の 重 要 Dextron III オイルを使用しないでください。他のオイル を使用するとシステムを損傷する可能性があ ります。 1. 平らな場所で走行ドラムを接地させて駐車 する。 2. トランスミッション右側にある点検・補給 プラグ(図 29)を抜き取る。 図 28 1. 2.
ブレーキの整備 2. トランスミッション後部にあるドレン・プ ラグ(図 30)を抜いてオイルを抜く。 常用/駐車ブレーキの調整 ブレーキ(常用・駐車兼用)がスリップするよ うになったら調整が必要です。 1. ブレーキ・レバーをOFF 位置とする。 2. ブレーキ・ケーブルの前ジャム・ナットを ゆるめ、後ジャム・ナット(図 31)を締め てケーブルの張りを出し、2.7~4.1 kgの力 でブレーキが作動するようにする。力の計測 はレバー・ノブの部分で行う。ブレーキ・ バンドが締まりっぱなしにならないよう注 意すること。 図 30 1. 点検/補給プラグ 2. ドレン・プラグ 3. ハンドルを押さえて機体を後ろにそらす。 トランスミッション右側にある点検・補給 プラグ(図 30)を抜き取る。 4. オイルが完全に抜けたらドレン・プラグを 取り付ける。 5. 平らな場所で走行ドラムを接地させて駐車 する。 6. 新しいオイルを入れる。約2.8リットル必 要。点検プラグ穴までオイルが入ればよい。 トランスミッション・オイルの量の点検を 参照。 図 31 1. 7.
ベルトの整備 ベルトの調整 機械を正しく動作させ、無用の磨耗を防止する ために、ベルト類は正しく調整してください。 また、頻繁に点検してください。 リール駆動ベルト(リール) 1. ベルト・カバー取り付けネジ(図 32)を外 してベルトを露出させる。 図 34 1. リール駆動ベルト 2. ベアリング・ハウジング取 り付けナット B. 3/8インチのトルクレンチでベアリング・ ハウジングを0.4~0.46 kg.mのトルクで 回転させてベルトを張る(図 35)。 図 32 1. ベルト・カバー 2. プーリ間の中央(図 33)でベルトを指で 押して点検する。押す力は1.5~ 2.5 kg程 度。ベルトのたわみが 6 mm 程度あれば適 正とする。たわみの量が適正でない場合は 以下の手順へ進む。 図 35 1. リール駆動ベルト 駆動プーリ 3. 2. 3/8 インチのトルクレンチを ここに差し込む C. トルクレンチの設定が狂わないように注 意しながら、べアリング・ハウジング取 り付けナットを締め付ける(図 34)。 ベルトを締め付けすぎないように注意す る。 D.
図 38 図 36 1. 1. ベルト・カバー 2. プーリ間の中央(図 37)でベルトを指で 押して点検する。押す力は1.5~ 2.5 kg程 度。ベルトのたわみが 6 mm 程度あれば適 正とする。たわみの量が適正でない場合は 以下の手順へ進む。 リール駆動ベルト 2. ベアリング・ハウジング取 り付けナット B. 3/8インチのトルクレンチでベアリング・ ハウジングを0.4~0.46 kg.mのトルクで 回転させてベルトを張る(図 39)。 図 39 1. 図 37 1. ベアリング・ハウジング 2. 3/8 インチのトルクレンチを ここに差し込む C. トルクレンチの設定が狂わないように注 意しながら、べアリング・ハウジング取 り付けナットを締め付ける(図 38)。 ベルトを締め付けすぎないように注意す る。 リール駆動ベルト 3. ベルトの張りの調整: A. ベアリング・ハウジング取り付けナット をゆるめる(図 38)。 D. ベルト・カバーを取り付ける。 走行ベルト 1.
図 40 1. 図 42 走行ベルトのカバー 1. 2. プーリ間の中央でベルト(図 41)を指で押 して点検する。押す力は1.8 ± 0.5 kg程 度。ベルトのたわみが 6 mm 程度あれば適 正とする。たわみの量が適正でない場合は 以下の手順へ進む。 タング・ワッシャ 2. アイドラ・ブラケットのボルト B. 3/8インチのトルクレンチでアイドラ・ブ ラケットを 0.4~0.46 kg.m のトルクで 回転させてベルトを張る(図 43)。トル クレンチの設定が狂わないように注意し ながら、べアリング・ハウジング取り付 けナットを締め付ける。(タング・ワッ シャは、ベルトのスリップを防止するた めのものである)。ベルトを強く張りす ぎないように注意すること。 図 41 1. 走行ベルト 3. ベルトの張りの調整: 図 43 A. サイド・プレートの裏側でアイドラ・ブ ラケットをサイド・プレートに止めてい るボルト(図 42)をゆるめる。 1. 走行ベルト 2. アイドラ・ブラケット 3. 3/8 インチのトルクレンチを ここに差し込む C.
制御系統の整備 走行コントロールの調整 走行コントロールがつながらない、スリップ するなどの症状が出るようになったら調整が 必要です。 1. 走行コントロールを「解除」位置とする。 図 45 2. 走行ケーブルの前ジャム・ナットをゆるめ、 後ジャム・ナット(図 44)を締めてケーブ ルの張りを出し、5.4~7.3 kgの力で走行コ ントロールがつながるようにする。 1. 3. ケーブルの前ジャム・ナットを締める。 力の計測はコントロール・ノブの部分で行 う。 4. 動作を確認する。 図 44 1. 走行ケーブル 2. リール・コントロール・ケーブル 常用/駐車ブレーキ・ケー ブル 3. ケーブルの前ジャム・ナットを締める。 4. 動作を確認する。 リール・コントロールの調整 リールが回転しない、スリップするなどの症状 が出るようになったら調整が必要です。 1. 走行コントロールが正しく調整されている ことを確認する。「走行コントロールの調 整」を参照。 2.
カッティングユニットの保守 6. カッティングユニットを5 cmくらい引出し、 次に右に引き出してトランスミッションの カップリング(図 48)を外す。 カッティングユニットの取り外し 1. 平らな場所で走行ドラムを接地させて駐車 する。 2. キック・スタンドを立てる。キック・スタ ンド取り付けボルトの上にあるフレームの 穴に、6 mm 径のピン(図 46)を差し込む。 図 48 1. トランスミッションのカップリング 7. 取り付けは上記と逆の手順で行う。 後ローラを調整する 1. 使用する刈高範囲に合わせて後ローラ・ブ ラケットの取り付け位置を上位置または下 位置に変更する(図 49and 図 50)。 図 46 3. 1. 6 mm 径のピン 2. 取っ手 キック・スタンド • 刈高 1.6 mm~6 mm の場合: スペーサ をサイドプレート取り付けフランジの上 (出荷時の設定)にセットする(図10)。 3. 集草バスケットを外す。 4.
図 50 1. 2. サイド・プレート取り付けフ ランジ スペーサ 3. ローラ・ブラケット 図 51 1. サイドプレート組み付けボルト 2. 後ローラの調整は以下の手順で行う: • カッティングユニットの後部を持ち上 げてベッドナイフの下に角材などの枕を 置く。 重要 カッティングユニットを傾けてベッド ナイフとリールが見えるようにする際には、 ベッドバー調整ネジが床や作業台に押し付け られることのないよう、カッティングユニッ ト後部に支えを入れて浮かせてください。 • 各ローラ・ブラケットをそれぞれのサイド プレート取り付けフランジおよびスペー サに固定しているナット2個を外す。 リールと下刃の調整を行う • サイドプレート取り付けフランジとス ペーサから、ローラとボルトを外す。 リールと下刃の調整は、ユニット上面にある ベッド・バー調整ネジで行います。 • スペーサを、ローラ・ブラケットの上にし てボルトに通す。 1.
つゆっくりと)。新聞紙を引き抜くのに軽 い力が必要な程度でよい。 図 53 図 54 1. 2. 注 調整ネジを1目盛り締めるごとに、下刃 は 0.018 mm リールに近づきます。調整ネジ を締めすぎないように注意してください。 後ローラ・ブラケット 刈高アーム 3. 4. ロックナット 調整ネジ 2. ゲージバー(図 55)のナットをゆるめ、 調整ネジを希望の刈り高に合わせる。ネジ 頭の下からバーの表面までの距離が刈り高 となる。 5. この作業をリールの反対側の端でも行い、 新聞紙で確認して必要に応じて調整する。 6. 両側の調整ができたら最終確認を行う:紙 片をリールの前から差し込んだ時にははさ むだけ、下から差し込むと切れるのが正し い調整である(図 53)。リールと下刃のご くわずかの接触で紙が切れなければいけな い。接触を強くしないと切れない場合には、 鋭利な刃先を取り戻して精密なカットがで きるようにバックラップか研磨を行うこと が必要(Toro研磨マニュアルを参照)。 図 55 刈り高の調整 1. 2.
固定する。リールの全幅にわたって隙間の 幅が一定となるように注意する。 注 この調整はターフの状態変化に合わせて 行ってください。芝面が非常に乾燥している 時にはバーをリールに近づけます。逆に、 芝が濡れている時にはバーとリールの隙間 を大きくします。いずれの場合も、リール とバーとが平行になることが重要です。ま た、リールの研磨を行った場合には必ずこ の調整が必要です。 図 56 4. バーの前端がローラに当たるように、調整ネ ジで調整する。ローラ全体が下刃と平行にな るように、ローラの両側を均等に調節する。 重要 前後のローラにゲージが当たり、ネジ 頭がリールにぴったりと掛かっているのが 正しい調整状態です。下刃の左右端でこの 状態となるように調整してください。 5. ナットを締めて調整を固定する。締めすぎ ないように注意すること。ワッシャの遊び がなくなればよい。 注 以下の表により、希望する刈高に最も適 したベッドナイフを決定してください。 カット・オフ・バーを調整する 刈りカスがリールからスムーズに出るように 調整します。 1.
ターフの状態に合わせた設定 下の表を参考にして、ターフの状態に適した設 定を行ってください。 フレックス グリーンモアのためのカッティングユニットのセットアップ表 ベッドバー:標準およびオプション パーツ番号 名称 マシン名 食い込み度 106-2468-01 標準 フレックス 21 弱い 99-3794-03 きつい フレックス 21 強い 110-2282-01 標準 フレックス 18 弱い 110-2281-03 きつい フレックス 18 強い マシン名 刈高調整範囲 参考意見 標準 標準 ベッドナイフ:標準およびオプション パーツ番号 名称 参考意見 93-4262 マイクロカット フレックス 21 1.6~3.2 mm 93-4263 トーナメント フレックス 21 3.2~6.4 mm 93-4264 ロー・カット フレックス 21 6.4 mm 以上 108-4303 突き出しマイクロカット フレックス 21 1.6~3.
Use the following table and 図 58 to set the rate of clip. ク リ ッ プ (プーリの位置については図 58を参照。) 駆動プーリの歯の数 受動プーリの歯の数 11枚 枚刃 の ク リ ッ プ 11 8枚刃のクリップ 27 22 3.56mm(標準) 4.8 mm 22 22 4.1 mm 6.1 mm 22 27 5.3 mm 7.4 mm リールは、27枚歯と22枚歯ギアを装着して出荷 しています。クリップを 4.06 mm にしたい場 合には、22 枚歯ギアをご購入ください。リー ル駆動部以外でクリップを変更することはでき ません(図 58)。ギアボックスのプーリの減速 比を変更しないでください。 図 59 1. 2. ベッド・バー調整ネジ スプリング・テンション・ナッ ト 3. ベッド・バー 4. 5. ジャム・ナット ベッド・バー・ボルト 2. スプリング・テンション・ナットをゆるめ て、ワッシャがベッドバーを全く押さない ようにする(図 60)。 3.
図 62 図 61 1. 2. ベッド・バー・ボルト スチール製ワッシャ 3. 4. 1. ナット ナイロン製ワッシャ リール駆動カバーのプラグ 2. リールシャフトの6角フランジ・ナットに 18 mm のソケットを差し込む。 ベッド・バーの取り付け 3. 「Toro リール/ロータリー・モアのための研 磨マニュアル(Form No. 80-300 PT)」に 従ってバックラップを行う。 1. ベッド・バー・アジャスタとワッシャとの 間にベッド・バーの固定用「耳」を入れる。 2. ベッドバー・ボルト(とジャム・ナット) とワッシャ8枚で各サイドプレートに固定す る。ナイロン・ワッシャはサイド・プレー トの両側のボスに嵌め込む。その外側から スチール製ワッシャを取り付ける。ボルト を 2.76~ 3.68 kg.m にトルク締めする。 回転しているリールに触れると大けがを する。 • バックラップ中のリールには、絶対に手 や足を近づけないこと。 3.
保管 1. 機体各部に付着している泥や刈りカスをき れいに落とす。特にエンジンのシリンダ・ ヘッドや冷却フィン部分やブロア・ハウジ ングを丁寧に清掃する。 重要 機体は中性洗剤と水で洗うことができ ます。ただし高圧洗浄器は使用しないでく ださい。また、シフト・レバーのプレート やエンジン部に大量の水を掛けないように 注意してください。 2. 長期間(90日間以上)にわたって保管する 場合には燃料タンクのガソリンにスタビラ イザ/コンディショナを添加する。 A. エンジンをかけて、コンディショナ入 りのガソリンを各部に循環させる(5分 間)。 B. エンジンを停止してガソリンを抜き取 る。またはガソリンがなくなるまで運転 する。 C. エンジンを再度始動する。チョークを 引いて始動し自然停止まで運転する。 チョークを引いて始動し、完全に始動で きなくなるまでこれを続ける。 D. 抜き取った燃料は地域の法律などに従っ て適切に処分する。適切なリサイクル処 置を講ずる。 注 コンディショナ入りのガソリンでも90 日間以上の保存はしないでください。 3.
メモ: 38
メモ: 39
Toro 一般業務用機器の品質保証 2年間品質保証 ® • 保証条件および保証製品 Toro社およびその関連会社であるToro ワランティー社は、 Toro社 およびその関連会社であるToro ワランティー社は、両社の合意に 基づき、Toro 社の製品(「製品」と呼びます)の材質上または製造 上の欠陥 に対して、2年間または1500運転時間*のうちいずれか早く 到達した時点までの品質保証を共同で実施いたします。この品質保 証の対象となった場合には、 弊社は無料で「製品」の修理を行い ます。この無償修理には、 診断、作業工賃、部品代、運賃が含まれ ます。保証は「製品」が納品された時点から有効となります。 *アワー・メータを装備している機器に対して適用します。 保証請求の手続き 保証修理が必要だと思われた場合には、 「製品」を納入した弊社代 理店(ディストリビュータ又はディーラー) に対して、お客様から連 絡をして頂くことが必要です。 連絡先がわからなかったり、保証内容や条件について疑問がある場 合には、本社に直接お問い合わせください。 Toro Commercial Products Service De