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機能上の要求などに合わせて調整されるため、このク ラスの芝刈り機のエンジンの実際の出力馬力は、グロ ス値よりも大幅に下げてあるのが普通です。 • • 目次 • はじめに .................................................................... 1 安全について ............................................................. 2 運転操作全般について .................................... 2 斜面での運転操作.......................................... 3 子供たちの安全 ............................................. 3 保守整備時の安全 ......................................... 3 安全ラベルと指示ラベル ...................................... 5 組み立て ...........
• 絶対に、エンジンを掛けたままでデッキを持ち上 げないでください。 保守整備時の安全 • 機械が異常な振動を始めたら直ちにエンジンを停止 させ、原因を調べてください。異常な振動はトラブ ルの前兆であることが多いものです。 ガソリンの安全な取り扱い • 人身事故や物損事故を防止するために、ガソリンの取 り扱いには細心の注意を払ってください。ガソリンは 極めて引火しやすく、またその気化ガスは爆発性が あります。 • 引火の原因になり得るタバコ、パイプなど、すべて の火気を始末してください。 • ガソリンは認可された容器に保管してください。 • エンジンが熱い時には絶対に燃料タンクのフタを開 けたり給油したりしないでください給油はエンジンが 十分に冷えてから行う。 • 屋内での給油や燃料の抜き取りは絶対にしないで ください。 • ガス湯沸かし器のパイロット火やストーブなど裸火 や火花を発するものがある近くでは、絶対に機械や 燃料容器を保管格納しないでください。 • 車両のカーペットやトラックの荷台に敷いたプラス チックマットなど絶縁体の上で燃料の給油をしない でください。ガソリン容器は車から十分に離
• めきった場所に本機を保管する場合は、エンジンが 十分冷えていることを確認してください。 • 閉めきった場所に本機を保管する場合は、エンジン が十分冷えていることを確認してください。 絶対に、エンジンを掛けたままで調整や修理を行 わないでください。整備調整作業の前には、必ず エンジンを停止し、念のために点火プラグからワイ ヤを抜いてアースしてください。 • 磨耗したり破損したりしている部品は安全のために 交換してください。 • 燃料タンクの清掃などが必要になった場合は必ず 屋外で作業を行ってください。抜き取った燃料は、 燃料専用の容器で保管するか、安全な方法で処 分するかしてください。 • エンジンを始動する際には、 オペレーターズマニュ アル に記載されている手順を守り、刈り込みエレメ • エンジンのガバナの設定を変えたり、エンジンの回 転数を上げすぎたりしないでください。 • 機体に貼ってある安全ステッカーなどが汚れたり 読めなくなった場合には新しいものに貼り替えて ください。 • 燃料がこぼれたら、エンジンを掛けないで機械を 別の場所に動かし、気化した燃料ガスが十分に拡
安全ラベルと指示ラベル 重要 以下のラベルや指示は危険な個所の見やすい部分に貼付してあります。破損したステッカー類は新 しいものに交換してください。 decal111-5393 111-5393 1. 警告 講習を受けてから運転すること オペレーターズマニュアル を読むこと。 4. 異物が飛び出して人にあたる危険 人を近づけないこと。 2. 刈り込みブレードによる手や足の負傷/切断の危険整備を開 始する前には必ず点火プラグコードを外すこと刈り込み部に 金属製品を使用しないこと。 5. 警告 高温部分に手を触れないこと必ずガード類を取り付けて 使用すること可動部分に近づかないこと必ずガード類を取り 付けて使用すること。 3. 警告視覚・聴覚保護具を着用のこと。 decal94-8072 94-8072 1.
組み立て 4. 上下のハンドルの穴を揃える。 1 ハンドルを組み立てる 必要なパーツはありません。 手順 1. フレームにブッシュ2枚を挿入する。 g017328 図4 1. 上ハンドル 2. 3. ハンドホイール ワッシャ 4. 5. ボルト 下ハンドル 5. 上下のハンドルに U ボルトを通し、ワッシャとノ ブでこのU ボルトを固定する。 6. ハンドルバーの外側にスロットル・アセンブリを取 り付け、ナットと皿ねじで固定する。 g017333 図3 1. 下ハンドル 4. フレーム 2. 3. ブッシュ ナット 5. 6. ボルト ワッシャ 2. ブッシュの間に下ハンドルを入れ、ハンドルバー ボルト1本、ワッシャ2枚、ナット 個で固定する。 g017337 図5 注 キックストップ・アセンブリを右側にして、ブッ シュの間に下ハンドルを入れる。 3.
2 エンジンにオイルを入れる 必要なパーツはありません。 手順 重要 エンジンにはオイルが入っておりません。エンジ g017338 図7 ンを始動する前に、エンジンオイルを入れてください。 エンジンオイルの最大量 0.59 リットルタイプSAE 30 ま たは SAE 10W30 洗浄製オイル全米石油製品規格API 規格SF, SG, SH, SJ, SL またはそれ以上。 1. 平らな場所に駐車する。 2. ディップスティックを外す図 6。 注 ディップスティックで量を確認しながら 図 6 に 示される適正量までオイルを入れる。オイルを入 れすぎてしまった場合には、「エンジンオイルの 交換」の項に従って余分なオイルを抜き取って ください。 4. ディップスティックを元通りに取り付け手で十分に 締め付ける。 重要 初回のオイル交換は運転開始後 5 時間 で その後は、1 年ごとにオイル交換を行ってくだ さい。「エンジン オイルの交換」を参照。 g017332 図6 1. オイル量は最大 2. オイル量が多すぎるクラン クケースからオイルを抜き 取る必要あり 3. 3.
製品の概要 運転操作 燃料を補給する 危険 ガソリンは極めて引火・爆発しやすい物質である。 引火したり爆発したりするとやけどや火災などを引 き起こすおそれがある。 • 静電気による引火を防止するために、燃料を 補給する際には、燃料容器と機械を地面に直 接置いて給油するようにし、トラックの荷台など での給油は行わないようにする。 • 給油は屋外で、またエンジンが冷えている状態 で行う。こぼれた燃料はふき取る。 • 喫煙しながらや、周囲に火気がある状態でガソ リンを取り扱わない。 • 燃料は認可された容器に入れ、子供の手の届 かない場所で保管する。 使用推奨燃料 g017341 • 機械の性能を最も良く発揮させるために、オクタン 価87以上の、きれいで新しい購入後30日以内無 鉛ガソリンを使ってください オクタン価評価法は (R+M)/2 を採用 。 • エ タ ノ ー ル エタノールを添加10% までしたガソリ ン、MTBEメチル第3ブチルエーテル添加ガソリン 15% までを使用することが可能です。エタノールと MTBEとは別々の物質です。エタノール添加ガソリ 絶対に使用し ン15%
g017332 図 11 g017340 1. オイル量は最大 2. オイル量が多すぎるクラン クケースからオイルを抜き 取る必要あり 図 10 6. エンジンオイルの量の点検 整 備 間 隔 : 使用するごとまたは毎日 1. 平らな場所に駐車する。 2. ディップスティックを抜きウェスで一度きれいに 拭く。 3. オイル穴にディップスティックを差し込むが ね じ 込 ま な い で 差し込むだけにする。 4. ディップスティックを抜きとって、オイルの量を 点検する。 5. オイルの量の確認方法は 図 11を参照。 3. オイル量が少なすぎるオイ ルを補給する必要あり ゆっ く り と オイルの量が不足している場合には、ゆ 補給穴からオイルを入れ、3分間待ってからきれ 、但 し ね いに拭いたディップスティックを差し込み、 じ 込 ま な い よ う に し て 穴の奥まで入れる。 注 エンジンオイルの最大量 0.
希望の刈高に調整する。 1. 燃料スイッチを OFF 位置にする。 2. 点火コードを取り外す。 3. 機体を左側に傾ける。 4. 保 護 用 の グ ロ ー ブ を は め た 手 で 、ブレードボル トとスペーサを外す。 5. 希望する刈高にあわせてスペーサをセットし、 ブレードリテーナとスペーサ図 12をもう一度取 り付け、25 N·m=2.5 kg.m=18 ft-lbsにトルク締 めする。 g017334 図 14 1. 3. g017336 ハンドル 2. エンジン停止ハンドル 片足をデッキに載せ、機体を自分側に引き寄 せる 図 15 。 図 12 1. 2. カッターバー スペーサ 3. ブレードリテーナ 4. 5. ボルト 大きいスペーサ 注 大きいスペーサは、必ずインペラのすぐ下 に取り付けてください。 エンジンの始動手順 1. スロットルコントロールをチョーク位置にセットし、 燃料スイッチを ON 位置にする。 g017329 図 15 4.
g017366 図 17 ヒント 刈り込みについての一般的なヒント 警告 g017367 図 16 1. チョーク ON 2.
芝草の刈り込み • 一度に刈り込む量は草丈のおよそ 1/3 程度までとし ましょう。芝草がまばらにしか生えていない時や、 成長が遅い時期晩秋以外は、刈高を 32mm 以下 にしないようにするのが良いでしょう。「刈高を調 整する」を参照してください。 • 草丈が 15 cm を超える場所の刈り込みはお奨め で き ま せ ん 。草丈が高すぎるとブレードに絡みついて エンジンが停止する場合があります。 • 芝生が乾いている時に刈りましょう。ぬれた芝草や ぬれた落ち葉は、あちらこちらにへばりつきやす く、刈り込みユニットに詰まってエンジンを停止さ せがちです。 警告 また、ぬれた芝生や落ち葉の上はスリップしや すく、運転中に転んでブレードに触れると大け がをする危険もあります。芝生が乾いていると き以外は刈り込みを控えましょう。 • 刈り込みの方向を毎回変えましょう。刈りかすが満 遍なく分散し、自然に分解されて肥料となる点でも メリットがあります。 • 刈り上がりに満足できない場合には、以下のことを お試しください – ブレードを交換するかブレードの研磨を行う。 – 刈り込み時の歩く速度を遅くする
保守 注 前後左右は運転位置からみた方向です。 推奨される定期整備作業 整備間隔 使用開始後最初の 5 時間 使用するごとまたは毎日 整備手順 • エンジンオイルを交換する。 • エンジンオイルの量を点検する。 • エンジン停止ハンドル(ブレードコントロールバー)から手を離すと 3 秒以内にエンジ ンが停止することを確認してください。 • 刈かすやほこりなどを機体全体から除去する。 使用後毎回 • 刈かすやほこりなどを機体全体から除去する。 100運転時間ごと • 点火プラグを点検し、必要に応じて交換する。 長期保管前 • 修理や保管の前、には、本書の説明に従って燃料タンクを空にしておいてください。 • 冷却システムを清掃する;エンジンの冷却フィンやスタータについている刈かす、ごみ、よ ごれを取り除く。汚れやすい環境で使用している場合にはより頻繁な清掃が必要である。 1年ごと • エアフィルタを交換する;ほこりの多い環境で使用しているときには交換間隔を短くする。 • エンジンオイルを交換する。 • ブレードは、交換するか研磨するかする(刃先が丸くなるのが早い場合には回数を 増やす)。
整備作業にかかる前に 1. エンジンを止め、各部が停止するのを待つ。 2. 整備などの前には、必ず点火プラグコードを外 す 図 18 。 g017339 図 19 g017342 図 18 1. 3. 1. カバー 2. ラッチのタブ 3. フィルタ 2. カバーを開く。 3. フィルタを外す図 19。 4. フィルタを点検し、破損していたり汚れがひどい 場合は廃棄する。 5. ペーパーエアフィルタを点検する。 A. フィルタが破損している場合や、オイルや燃 料でぬれている場合は交換する。 B. フィルタが単に汚れているだけの場合は、硬 い表面に打ちつけるようにしてほこりを叩き 落すか、圧縮空気207 kPa = 2.
5. 6. 7. 細かいかけらなどがエンジン内部に落ち込んでエ ンジンを破損させる恐れがあります。 ディップスティックが下になるように機体を横倒し にして、エンジンオイル補給口からエンジンオ イルを抜く。 オイルが抜けたら機体を元通りに立てる。 ゆっくりと 補給穴からオイルを入れ、3分間待って 、 からきれいに拭いたディップスティックを差し込み、 但 し ね じ 込 ま な い よ う に し て 穴の奥まで入れる。 5. 電極間のすき間を 0.76 mm に調整する図 21。 注 エンジンオイルの最大量 0.59 リットル タイ プSAE 30 または SAE 10W30 洗浄製オイル全米 石油製品規格API規格SF, SG, SH, SJ, SL また はそれ以上 。 注 ディップスティックで量を確認しながら 図 20 に 示される適正量までオイルを入れる。オイルを入 れすぎてしまった場合には、5に従って余分なオ イルを抜き取ってください。 g000533 図 21 1. 中央の電極の碍子 2. 側部の電極 3. 隙間 実寸ではない 6.
6. 重要 ブレードの立っている側 セール部 がハウジ ングを向くのが正しい取り付け方です。 保管 ト ル ク レ ン チ を 使 っ て 、 ブ レ ー ド を 25 N·m2.5 kgm = 18 ft-lb 。 保管は、汚れていない乾燥した場所で行う。 まで の ト ル ク 締 め は 非 常 に 重 要 25 N·m2.
故障探究 問題 始動できない 考えられる原因 1. 点火プラグコードが接続されていない。 1. 点火コードを接続する。 2. 燃料キャップの通気孔が詰まっている。 2. 通気孔を清掃するか新しいキャップに取 り替える。 3. 点火プラグの割れ、ギャップの狂いな どがある。 3. 点火プラグを点検し、必要に応じて交 換する。点火プラグに割れや傷がある 場合には交換する。 4. 良質の燃料を補給する。問題が解決 しない場合には、弊社代理店に連絡 する。 4. 燃料タンクが空または燃料が粗悪。 エンジンが掛かりにくい、または力がない。 1. 燃料キャップの通気孔が詰まっている。 1. 通気孔を清掃するか新しいキャップに取 り替える。 2. エアフィルタのエレメントが汚れていてエ アを取り込めない。 2. エアフィルタのプレクリーナを清掃また はペーパーフィルタを交換する。 3. 機体の下側に刈かすやごみがこびりつ いている。 3. 機体のハウジング下側を清掃する。 4. 点火プラグの割れ、ギャップの狂いな どがある。 6. 燃料が粗悪である。 4.
メモ
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