Japanese Manual - 日本語マニュアル VoiceLive 3
重要 - 安全のための注意事項 注意 サービス 警告 EMC / EMI 本書で使用する記号 1 2 2 2 3 3 はじめる前に このマニュアルについて VoiceSupport ユーザー登録をお済ませください 4 5 5 5 イントロダクション 基本的な構造/主な特徴 トップパネル フットスイッチ リアパネル・インプット&アウトプット 凡例 図表について 6 7 10 12 17 19 20 VoiceLive 3 概要 接続とセットアップ トラブルシューティング VoiceLive 3 操作チュートリアル レイヤーとエフェクトの活用法 21 22 27 28 45 ヴォーカル・レイヤーのエディット HARMONY - ハーモニー・ブロック/タブ DOUBLE - ダブリング・ブロック/タブ VOCAL DELAY ヴォーカル・ディレイ・ブロック/タブ VOCAL REVERB ヴォーカル・リバーブ・ブロック/タブ HARDTUNE ブロック/タブ SYNTH - シンセ・ブロック/タブ VoiceLive 3 – レファレンスマニュアル (2014-03-28) 50 51 53 5
重要 - 安全のための注意事項 Important safety instructions 重要 - 安全のための注意事項 VoiceLive 3 – レファレンスマニュアル (2014-03-28) 1
重要 - 安全のための注意事項 1. 注意事項をお読みください。 2. 注意事項の書類は手の届くところに保管してくだ さい。 3. 全ての警告をお守りください。 4. 全ての指示に従ってください。 5. 本装置を水気の近くで使用しないでください。 6. 本装置の手入れは、乾いた布のみを使用してくだ さい。 7. 換気に必要となる本装置の開口部は塞がないでく ださい。本装置の設置は、製造者の指示に従って ください。 8. ラジエーター、ヒート・レジスター、ストーブ、 アンプリファイア等、またそれに限定されないあ らゆる熱を発する機器の近くに設置しないでくだ さい。 9. 極性プラグ、あるいは接地プラグの安全機構に手 を加えないでください。極性プラグは、二つの金 属ブレードの内、片側が大きく設計されています。 接地プラグは、二つの金属ブレードに加えてアー ス用のピンがございます。これらは、安全のため の機構です。付属の電源プラグがコンセントの形 状に合わない場合は、旧式のコンセントの更新に ついて最寄りの電気技師にご相談ください。 10.
重要 - 安全のための注意事項 EMC / EMI Electromagnetic compatibility / Electromagnetic interference 本機器は FCC 規準 Part 15 に準ずる Class B デジタル 機器の制限事項に適合するための試験に合格していま す。 本書で使用する記号 三角形に括られた矢印付きの落雷マークは、 接触すると感電の恐れがある、危険な高電 圧の絶縁されていない部品が機器内部に配 置されていることを示します。 三角形に括られた「!」サインは、機器を操 これらの制限事項は、居住地域での設置時に生じうる 有害な電波障害を規制するために制定されたものです。 本機器は無線周波エネルギーを生成・使用しており、 これを放射することがあります。指示に従った設置と 使用を行わないと、無線通信に障害を及ぼす可能性が あります。しかしながら、特定の設置状況において電 波干渉を起こさないという保証はありません。 作またはサービス作業を実施するうえで重 要となる指示が、製品に付属の文書類に記 載されていることを示します。 本機器がラジオやテレビの受信に障害を与
はじめる前に Before you begin はじめる前に VoiceLive 3 – レファレンスマニュアル (2014-03-28) 4
はじめる前に このマニュアルについて 本レファレンス・マニュアルは、VoiceLive 3 クイック ガイドで網羅されていない、詳細な機能ならびに操作 方法の解説を含みます。 本マニュアルの最新版は、次の URL からダウンロード できます。 tc-helicon.
イントロダクション Introduction イントロダクション VoiceLive 3 – レファレンスマニュアル (2014-03-28) 6
イントロダクション この度は、VoiceLive 3 をご購入いただき、ありがとう ございます。 基本的な構造/主な特徴 レイヤー VoiceLive 3 は、 TC Helicon の最新技術を駆使したヴォー カル/ギター/ループ・プロセッサーです。基本的な 操作はシンプルに設計されているものの、VoiceLive 3 はサウンドメイキングと操作性の両面において高い自 由度でカスタマイズを行える、極めて奥の深い製品で す。 フットスイッチの割り当ては変更できます。割り当て の変更は、「リマップ」と言いいます。フットスイッチ のリマップは、レイヤー内、あるいはレイヤー間で行 えます。 フットスイッチをリマップする操作方法は各スイッチ で共通です。 グローバル・エフェクト どんな楽器や機材にも共通して言えることですが、使 用するにあたっては、十分に時間をかけて、自分の好 みにあったサウンドや操作スタイルを探し当ててくだ さい。 本レファレンス・マニュアルは、VoiceLive 3 クイック ガイドを補足する内容となっておりますので、本マニュ アルの前にクイックガイドをお読みください。 フットスイッ
イントロダクション グローバル・エフェクトは、ヴォーカルとギター・レ イヤーの全エフェクトに用意されています。いくつか の活用例を紹介します。 ギター・エフェクトを全プリセットで固定させる VoiceLive 3 のギター・レイヤーは、エフェクト・ペダ ルの数珠繋ぎと実質同じ状態になります。 設定の手順は次の通りです。 – お好きなプリセットで、ギター・エフェクトとフッ トスイッチの割り当てを作成します。 – SETUP(セットアップ)メニューから、左矢印ボタ ンで SYSTEM(システム)タブに移動します。 – コントロール・ノブで「ALL GUITAR FX GLOBAL: OFF」( 全 ギ タ ー・ エ フ ェ ク ト の グ ロ ー バ ル 化: OFF)を選択します。 – 表示の下にある MIX ノブ 3 または 4 で、 「OFF」 を 「ON」 に変更します。 以上の操作で、全てのプリセットを通してギター・サ ウンドは共通となります。 – グローバル・プリセットの DELAY(ディレイ)セク ションでお好みのセッティングを作成します。 – そのディレイを使いたい他のプリセットに変更し、
イントロダクション ループの保存 VoiceLive 3 は、ループの保存に対応しました。 ギター・エフェクト モニタリング機能 従来の VoiceLive のギター・エフェクトはコーラス/リ バーブ/ EQ /コンプレッサーの 4 ブロックで構成さ れていましたが、VoiceLive 3 では歪みとディレイが追 加されました。 インイアモニター(IEM)の普及は、その利便性や利 点と引き換えに、セットアップが複雑になりがちです。 VoiceLive 3 は、モニター・ミックス作成用の次の機能 を装備しています。 MONITOR IN - モニター・イン モニター(キュー)ミックス用の XLR インプットが用 意されています。ここに入力された信号はモニタリン グ専用で、メイン・アウトプットからは出力されません。 LOOP UTILITY / SAVE - ループ・ユーティリティー・メニュー /セーブ機能 プリセット単位での保存ループの指定 プリセットの情報として、保存されているループの指 定が追加されました。 本番に向けた仕込みの段階で、楽曲用のエフェクトの 設定を作り込むだけではなく、ループ
イントロダクション トップパネル 1 6 2 7 3 8 VoiceLive 3 – レファレンスマニュアル (2014-03-28) 4 5 1. GENRE - ジャンル・ボタン 12 11 プリセットをカテゴリー別に一覧する用途に使用しま す。「Rock」「Country」等、指定したカテゴリーのプ リセットのみが表示されるようになります。 2. SETUP - セットアップ・ボタン INPUT(インプット)/ OUTPUT(ア ウトプット)/ MIDI / TONE(トー ン)/ GUITAR(ギター)等、シス テム全体に関わる設定のページに にアクセスします。 このボタンをホールド(長押し)すると、マイクとギター の自動ゲイン設定ページに移動します。 9 10 3.
イントロダクション 4. HOME - ホーム・ボタン 8. LOOPER - ルーパー・ボタン 12. LEVEL - レベル LED 最上位のホーム・スクリーンに戻 ります。ホーム・スクリーンでは、 プリセット番号と、選択レイヤー のエフェクトが表示されます。 ルーパー・オプション・スクリー ンに移動します。このスクリーン から、ルーパーに関する一部の設 定オプションを変更できます。 マイク・インプットのインプット・ レベルを表示します。 5. コントロール・ノブ/ボタン 9. MIX - ミックス・ノブ プリセットの選択と、エディット 時のスクロールに使用します。ホー ム・スクリーンでノブを押すと、お 気に入りのジャンルが指定または 指定解除されます。 ホーム・スクリーンからいずれか の MIX ノブを回すと、ミックス・ スクリーン(メイン/ヘッドフォ ン/エフェクト)に移動します。 6.
イントロダクション フットスイッチ 2 4 5 6 1 3 7 8 9 1.
イントロダクション 2.
イントロダクション 3. STEP - ステップ・フットスイッチ – STEP フットスイッチをタップすると、 現行プリセットの次のステップに移動 します。 ! プリセットによっては、ステップ機能 を使用していないものもございます。 – PRESET ▼ フットスイッチをタップすると、一つ前 のステップに戻ります。 – STEP フットスイッチをホールドすると、ステップ 管理スクリーンに移動します。 ステップ管理 ステップ管理 ステップには、現行プリセットまたは別のプリセット を指定できます。 現行プリセットを使用する場合は、ステップ管理スク リーンに移動する前に、設定を実際に使用する状態に 仕上げておいてください。 別のプリセットを指定する場合、ステップ管理スクリー ンに移動から、プリセット ▲▼ フットスイッチでス テップとして追加したいプリセットを指定します。 4.
イントロダクション 5. DELAY - ディレイ・フットスイッチ 6. REVERB - リバーブ・フットスイッチ 7.
イントロダクション 8. DOUBLE/COMP - ダブリング/コンプ レッサー・フットスイッチ 9.
イントロダクション リアパネル・インプット&アウトプット VoiceLive 3 は、ライブ時の機材セットアップ簡略化に 役立つ、充実した入出力のルーティング機能を備えて います。 DC 電源コネクター XLR & 1/4" コンボ・ジャック 1/4" ギター・インプット 1/8" ステレオ AUX インプット・ジャック AUX インプットとモニター・インプットの内、使用 できるのは片方です。同時使用はできません。 5. MIDI イン 6. SWITCH-3 用(別売オプション)用フットスイッチ・ イン SWITCH-3 の代わりに、2 台目のエクスプレッショ ン・ペダルを接続できます。詳細はページ 48「エ クスプレッション・ペダルを 2 台使う場合」をご参 照ください。 7. エクスプレッション・ペダル・イン 1. 2. 3. 4.
7 イントロダクション アウトプット VoiceLive 3 アウトプット概要図 VoiceLive 3 – レファレンスマニュアル (2014-03-28) 1. GUITAR THRU - ギター・スルー:ドライのギター 信号を出力します。コード検出のみに使用し、ギター の信号を他のプロセッサーやアンプに送りたい場合 に使用します。 2. MONITOR THRU - モニター・スルー:MONITOR IN( モ ニ タ ー・ イ ン ) の 信 号 を 出 力 し ま す。 MONITOR IN の信号を他のモニターに送る場合に使 用します。 3. HEADPHONE OUT - ヘッドフォン・アウト:ヘッ ドフォンまたは IEM を接続します。モニタリング用 に独立したヘッドフォン・ミックスを作成できます。 4. L/R OUTPUT - メイン・アウト:ヴォーカルとエフェ クトの信号を出力します。ギター・アウトが接続さ れていない場合には、ギターの信号も含まれます。 5.
XLR FemalePower XLR Male Power Input 1/8 inch jack GRND Lift Mini USB USB Type A Input Combo 1/8Jackinch jack USB Type B MIDI Jack GRND Lift 1/4 inch jack USB Type A イントロダクション Power Input 1/8 inch jack GRND Lift USB Type A Mini USB USB Type B 凡例 本マニュアルの接続図では次の記号を使用します。 XLR Male XLR Male マイク 1/8 inch jack PAinch jack 1/8 Power Input XLR Male XLR Male XLR Female 1/8 inch jack Power Input GRND Lift 1/8 inch jack USB Type A GRND Lift XLR Female Combo Jack Mini USB Mini USB
イントロダクション 図表について 接続とセットアップを円滑に進められるよう、後述の 「接続とセットアップ」セクションには接続図が用意さ れています。各接続図の基本的な構成は次の通りです。 – 背面図の 左側 には、VoiceLive 3 に接続する音声の ソース(マイクやギター等)が示されます。 – 背面図の 右側 には、VoiceLive 3 の「下流」に接続 する機器(ミキサーやスピーカー等)が示されます。 – 左下の枠内(「VOICELIVE 3」 )には、ヘッドフォン・ アウトから出力される信号が示されます。 – 右下の枠内(「PA」 )には、メイン・アウトに出力さ れる信号が示されます。 多くの例においてヘッドフォンと PA 用の出力内容は同 じとなりますが、必ずしも一緒とは限りません。 3 5 VoiceLive 3 – レファレンスマニュアル (2014-03-28) 5 4 20
VoiceLive 3 概要 VoiceLive 3 overview VoiceLive 3 概要 VoiceLive 3 – レファレンスマニュアル (2014-03-28) 21
VoiceLive 3 概要 接続とセットアップ パラメーターや設定の微調整についての解説に入る前 に、使用上欠かせない正しい接続とセットアップ方法 について解説します。 まずは、VoiceLive 3 の製品に同梱されているクイック スタート・ガイドをお読みください。 本マニュアルを読み進めるにあたって、お手元の機材 で同じ設定を行うには次の機材が必要となります。 – VoiceLive 3 – ダイナミック・マイク(MP-75 / SM58 / OM5 等) またはコンデンサー・マイク(Beta 87A / enCore 300 等) – マイク接続用の XLR ケーブル – ギターまたは MIDI キーボード(使用する場合のみ) – ヘッドフォン – VoiceLive 3 付属のギター/ヘッドフォン・ケーブル VoiceLive 3 – レファレンスマニュアル (2014-03-28) VoiceLive 3 の出力を PA に送る場合は、VoiceLive 3 の XLR アウトからミキサーに接続するための XLR ケーブ ルが必要です。モノラルの場合は 1 本、ステレオの場 合は 2 本ご
VoiceLive 3 概要 PA のステレオ接続、ヴォーカル & ギター アウトプットをステレオ接続することで、VoiceLive 3 のエフェクトを最も効果的に聴かせることができます。 OUTPUT MODE = STEREO VoiceLive 3 のアウプットをデフォルトのモノラルか らステレオに変更する手順 – SETUP を押します。 – ◀▶ボタンで OUTPUT ページに移動します。 – コントロール・ノブで、OUTPUT MODE(アウトプッ ト・モード)を選択します。 – OUTPUT MODE の枠の真下にある MIX ノブで、設 定を STEREO に変更します。 – HOME を押し、ページを終了します。 – PA がサウンドを実際にステレオで出力しているか、 確認します。一部、2 スピーカー構成であってもモ ノラル出力の PA システムも存在します。 VoiceLive 3 – レファレンスマニュアル (2014-03-28) 23
VoiceLive 3 概要 PA のデュアル・モノ接続、ヴォーカル & ギター ヴォーカルとギターを独立したモノラルの系統で PA シ ステムに送ります。 ミキサー側でヴォーカルとギターのレベルを個別に調 整できます。 OUTPUT MODE = DUAL MONO VoiceLive 3 のアウプットをデフォルトのモノラルか らデュアル・モノに変更する手順 – SETUP を押します。 – ◀▶ボタンで OUTPUT ページに移動します。 – コントロール・ノブで、OUTPUT MODE(アウトプッ ト・モード)を選択します。 – OUTPUT MODE の枠の真下にある MIX ノブで、設 定を DUAL MONO に変更します。 – HOME を押し、ページを終了します。 VoiceLive 3 – レファレンスマニュアル (2014-03-28) 24
VoiceLive 3 概要 ステレオ・ヴォーカル & ギターアンプ ギターアンプに接続していてアンプ自体のサウンド面 での特徴を生かすには、VoiceLive 3 のスピーカー・シ ミュレーションをオフにした方が良い結果が得られる ことがあります。 PA の接続方法は、「PA のステレオ接続」セクションを ご参照ください。 スピーカー・シミュレーションをオフに変更する手順 – SETUP を押します。 – ◀▶ボタンで GUITAR タブに移動します。 – コントロール・ノブで、SPEAKER SIM ENABLE(シ ピーカー・シミュレーション・エンネーブル)を選 択します。 – SPEAKER SIM ENABLE の枠の真下にある MIX ノブ で、設定を OFF に変更します。 – HOME を押し、ページを終了します。 SPEAKER SIM ENABLE = OFF PA にヴォーカルをモノラルで送りながらギターをギ ターアンプで鳴らす場合は、VoiceLive 3 のメイン・ア ウトからミキサーへの接続に LEFT 側のみを使用し、 OUTPUT MODE を MONO に変更します。
VoiceLive 3 概要 全てを接続した状態 VoiceLive 3 の可能性を把握するための参考として、全 てを接続した例を示します。 マイク ギター 音楽プレイヤー FOH ミキサーからのモニター(キュー)ミックス 他のモニターへのモニター・スルー ヘッドフォン・アウト(付属ケーブル+ IEM の組み 合わせも可能) 7. ヴォーカルのステレオ出力を PA に送る XLR アウト 8. ギターのステレオ出力をアンプに送る GUITAR OUT 9. 外部コントロール用の SWITCH-3 ならびにエクスプ レッション・ペダル 10. キーボードの NaturalPlay コード情報を入力するた めの MIDI IN(NaturalPlay は、AUX インプットのギ ターまたはキーボードの信号からコードを検出し、 両方が接続されている場合は自動的にギター/キー ボードを切り替えます) 11. DAW に MIDI CC 情報を送るための MIDI OUT 1. 2. 3. 4. 5. 6.
VoiceLive 3 概要 トラブルシューティング ページ 22「接続とセットアップ」と VoiceLive 3 クイッ クスタート・ガイドに従って接続を行っても音が出な い場合の確認事項は次の通りです。 声が聞こえない ギターが聞こえない マイクに向かって声を出した際、コントロール・ノブ 近くのレベル LED は点灯しますでしょうか? – ギターのボリュームが上がっていることを確認しま す。 – アンプに接続している場合は、アンプの電源を確認 します。 – デュアル・モノ・モードで使用している場合は、PA /ミキサー側で両方の入力チャンネルがミュートさ れておらず、入力レベルが上がっていることを確認 します。 – チューナー・モードでギターが無音になっていない かを確認します。チューナー・モード時には、スク リーンにギター・チューナーが表示されて PRESET ▲▼ フットスイッチが赤く点灯します。両方のフッ トスイッチを同時にホールドして、チューナー・モー ドを終了します。 点灯しない場合: – 別のケーブルを試します。 – 別のマイクを試します。 – クイックスタート・ガイド「AUTO
VoiceLive 3 概要 VoiceLive 3 操作チュートリアル 本チュートリアルは、VoiceLive 3 の主要な機能をカバー します。様々なメニューや操作の種類が含まれますが、 チュートリアルを終了する頃には本機の全体的な構造 と操作方法が理解できているはずです。 HOME - ホーム コントロール・ノブ/ボタン チュートリアルの操作中、自分がどのスクリーンにい るかわからなくなったら、HOME ボタンを押すことで 基本画面となる最上位のホーム・スクリーンに戻るこ とができます。 – ホーム・スクリーンでは、コントロール・ノブを回 すことでプリセットを変更できます。 – 時計回りに回すと、上のプリセットに移動します。 – 反時計回りに回すと、下のプリセットに移動しま す。 – ホーム・スクリーンではノブを押すことでお気に入 りのジャンルが指定または指定解除が行えます。詳 細はページ 30「GENRE / FAVORITES - ジャンル とお気に入り」をご参照ください。 – EDIT(エディット)または SYSTEM(システム)ス クリーンでは、縦スクロールを行います。パラメー ター
VoiceLive 3 概要 ◀▶左右矢印ボタン コントロール・ノブ下の◀▶ボタンで、プリセット変 更やエディット・ページの移動を行います。 – ホーム・スクリーンでは、プリセットの変更に使用 します。 – ▶ボタンを押すと、次のプリセットに移動します。 – ◀ボタンを押すと、前のプリセットに移動します。 – EDIT(エディット)または SYSTEM(システム)ス クリーンでは、各メニューのタブ移動を行います。 例えば、VOCAL(ヴォーカル)エディット・スクリー ンは、各ヴォーカル・エフェクト用に個別のタブが 用意されています。◀▶ボタンでタブを切り替えま す。 プリセット STEP - ステップ機能 VoiceLive 3 を含む多くの TC-Helicon 製品は、 「プリ セット」を設定の単位として使用します。プリセット は、多数のエフェクトや設定オプションの設定内容の 集合体です。プリセットをリコール(呼び出し)すると、 無数の設定が一括して変更され、瞬時にまったく異な るサウンドに切り替えることができます。 ステップ機能は、「プリセットの中のプリセット」とも 言える機能で、特定のプリ
VoiceLive 3 概要 楽曲の 3 つのセクション用にそれぞれのプリセットを 作成してあるとします。その場合は、始点となるヴァー ス用のプリセットに、次のステップを組み込みます。 – – – – – – ステップ 1:ヴァース ステップ 2:コーラス ステップ 3:ヴァース ステップ 4:コーラス ステップ 5:ブリッジ ステップ 6:コーラス すると、ヴァース用のプリセットから、STEP ボタンを タップする度に次のセクション用のサウンドに切り替 わるようになります。 追加情報は、ページ 14「ステップ管理」をご参照くだ さい。 GENRE / FAVORITES - ジャンルとお気に 入り GENRE(ジャンル)機能は、プリセットをカテゴリー 別に一覧する用途に使用します。 ポップ・ミュージックのみを演奏する場合はオルタナ 用のプリセットはプリセット選択時の候補から外した いかもしれません。さらに、ライブの本番中は、レコー ディング用に蓄積してきた何百ものプリセットは必要 ないかもしれません。そういった場合に、ジャンル機 能が威力を発揮します。 ジャンル機能の基本操作手順 – GENRE
VoiceLive 3 概要 NaturalPlay - ナチュラルプレイ NaturalPlay は、外部入力から音程やコードの情報を 自動的に解析する機能です。キーやスケールを手動で 事前にプリセットに組み込むことなく、ハーモニーや HardTune エフェクトを生成できます。 ギターを使用する場合は、ギターでコードを弾くこと で、コード情報を自動的に解析されます。 MIDI キ ー ボ ー ド を 接 続 す る 場 合 は、 ハ ー モ ニ ー や HardTune エフェクトがキーボードの演奏内容のキーと スケールに追随します。 AUX ジャックにバッキングトラックを入力すると、そ の信号からキーとスケール情報が解析されます。また、 MONITOR IN ジャックからキー/スケール情報を抽出 させることも可能です。 GLOBAL KEY/SCALE - グローバル・キー/ スケール 全プリセットに共通のキー/スケールを指定すること も可能です。GLOBAL KEY/SCALE を使用すると、プ リセットを切り替えた際に、プリセットに保存されて いるキー/スケール情報ではなくグローバルに設定さ れ
VoiceLive 3 概要 ※ 歌う曲によって、 「MAJ 2」のスケールが適さないこ とがあります。 ※ 元の音程と生成されるハーモニーの音程の対応表は、 スケール・チャートをご参照ください。 support.tc-helicon.
VoiceLive 3 概要 HIT フットスイッチ 歌いながら、そして楽器を使う場合は演奏しながら、 HIT フットスイッチをタップしてみてください。このプ リセットでは、HIT をタップする度にハーモニー・エフェ クトのオン/オフが切り替わります。 フットスイッチの操作にまだ慣れていない場合は、ハー モニーのオン/オフを曲のタイミングに合わせて切り 替えるのを練習することをお勧めします。最初はうま くいかないかもしれませんが、これはハーモニーに限 らず、各種エフェクトを違和感なく出し入れするのに 必須とも言える基本的なテクニックです。 個別エフェクトの追加 HIT ボタンで、ハーモニーをオフにします。DOUBLE (ダ ブル)ボタンをタップして、声にダブリング・エフェ クトを加えます。次に、DELAY(ディレイ)と µMOD も同様にオンにしてみます。複数のエフェクトが重なっ た時の効果をご確認ください。 HIT オフ HIT オン。 追加のエフェクトもオンになっているのが確認できます VoiceLive 3 – レファレンスマニュアル (2014-03-28) 33
VoiceLive 3 概要 ボタンのラッチ/モメンタリー切替 デフォルトの設定では、フットスイッチを踏むたびに オンとオフの状態が切り替わります。これは「ラッチ」 タイプのフットスイッチの動作です。 – コントロール・ノブで HIT から始まる行に移動しま す。 フットスイッチを踏んでいる間だけエフェクトがオン になり、フットスイッチから足を離したらすぐにオフ にしたい、といった場面があるかもしれません。この 動作は、一般的に「モメンタリー」と呼ばれるスイッ チの動作です。 BUTTONMAP タブ:HIT 先のセクションでエフェクトのオン/オフ操作を行い ましたので、フットスイッチの動作をモメンタリー型 に変更してみましょう。 – 「MODE」 ( モ ー ド ) 下 の MIX ノ ブ で、 設 定 を LATCHED(ラッチ)から MOMENTARY(モメンタ リー)に変更します。 – VOCAL ボタンを押します。 – ▶ボタンをホールドし、最後の VOCAL タブに移動 します。 ◀▶ボタンのホールドは、多用する操作です。ホー ルドすると、エフェクトやプリセット・ページの一 番端に移
VoiceLive 3 概要 フットスイッチのリマップ ボタンマップのいくつかの例をあげます。 フットスイッチを別のエフェクトに割り当ててみま しょう。割り当てを変更することを「リマップ」と呼 びます。 VoiceLive 3 は、11 種類のヴォーカル・エフェクトと 9 種類のギター・エフェクトを搭載しています。フット スイッチの数は 6 ですので、フットスイッチに異なる 機能を割り当てることは本体の実用性を高めます。 ここでは、µMOD を HardTune にリマップしてみましょ う。どのスイッチをどの機能にリマップするのも手順 は共通していますので、まずはこの例をお試しくださ い。 – VOCAL ボタンを押します。 – 左右矢印ボタンで BUTTONMAP タブに移動します。 – コントロール・ノブで、ページ頭の µMOD から始ま る行に移動します。 最初は、µMOD フットスイッチは µMOD エフェクト にアサインされているのが確認できます。 – 一番左の MIX ノブで、µMOD フットスイッチの割り 当てを HARDTUNE に変更します。 – ギター・レイヤーでいずれかのフットス
VoiceLive 3 概要 その発展形として、ヴォーカルの HIT を HIT フット スイッチに、そしてギターの HIT をその隣のフット スイッチ(DOUBLE)にアサインすることで、一つ のレイヤーからヴォーカルとギターそれぞれ複数の エフェクトを一括してスイッチングできます。 トーク/チューナー・モード ギター・エフェクト トーク/チューナー・モードは、シンガーにとっては トーク(MC)時、ギタリストにとってはチューニング 時において VoiceLive 3 の実用性を高めるいくつかの付 加機能を備えています。 ギターを弾かない方は、このセクションは省略しても 結構です。 トーク/チューナー・モードに入るには、PRESET ▲ ▼フットスイッチを同時に 2 秒間ホールドします。 ヴォーカル・レイヤー内で、ヴォーカルとギターの HIT を個 LAYER フットスイッチをタップします。ギター・レイ ヤーに切り替わると、LED が赤く点灯します。また、 スクリーン上には、ギターのアイコンが並んでいるの が確認できるはずです(ヴォーカル・レイヤーでは、 マイクのアイコンが並びます)。 トー
VoiceLive 3 概要 HIT のエディット HOME を押して、ヴォーカル・レイヤーに戻ります。 ギター・レイヤーにいる(フットスイッチ LED が赤く 点灯している)場合は、LAYER ボタンでヴォーカル・ レイヤーに移動します。 – HIT を押します。µMOD(と HARMONY)がオフに なります。 HIT を効果的に活用するためのヒント – HIT ボタンの状態に関わらずエフェクトを常時オン にしたい場合は、HIT オンと HIT オフ両方でエフェ クトをオンにしておきます。一部のエフェクト(リ バーブ等)は、「常時オン」が一般的です。 – HIT はギターとヴォーカルのエフェクトを好きな組 み合わせでコントロールできます。 – ギター用の HIT も、この例と基本的に同じ方法でエ ディットできます。 HIT 機能では、「HIT オン」 「HIT オフ」それぞれの状態 における、各エフェクトの状態を指定します。各プリ セット内に、2 つの状態を記憶させることができる、と 考えることができます。 HIT をエディットする手順は次の通りです。 – HIT ボタンで HIT のオン/オフを
VoiceLive 3 概要 ALL HIT - オール HIT ギターとヴォーカルの HIT に加えて、両方を一度にコ ントロールする ALL HIT が用意されています。ALL HIT は、ページ 35「フットスイッチのリマップ」に解説さ れているのと同様の手順でフットスイッチにアサイン できます。 これで、このプリセット内では HIT フットスイッチは ギターとヴォーカル・エフェクトを両方コントロール するようになります。HIT を押すと LED が紫に点灯し、 ヴォーカルとギター HIT を両方コントロールしている ことを表示します。画面にはマイクのアイコン代わり にレンチが表示されます。 HIT 機能:ダイナミックとスナップショット HIT の設定は、プリセットに保存されている内容と、プ リセットのリコール後にエフェクト・フットスイッチ を操作してエディットされた設定の 2 通りが常時併存 することとなります。 VoiceLive 3 では、HIT のオン/オフを切り替える際に、 どちらを優先させるかを指定できます。 – VOCAL ボタンを押します。 – ▶ボタンをホールドして、最後のタブ
VoiceLive 3 概要 ダイナミックはエディット時に有利なのに対して、ス ナップショットは常にプリセットの保存内容に戻れる 分本番で安全な選択肢であると言えます。 ダイナミックとスナップショット・モードの設定手順 – SETUP ボタンを押します。 – ◀▶ボタンで SYSTEM タブに移動します。 – コントロール・ノブで、HIT BEHAVIOR パラメーター を選択します。 – DYNAMIC、または SNAPSHOT を選びます。 プリセットの保存 STORE(ストア)ボタンを押すと、プリセットの保存 に関連した操作を行うためのストア・スクリーンに移 動します。ここから、プリセット名の入力、保存先の 指定、そして保存の実行を行います。 ストア・スクリーンの上部には、現在のプリセット名 が表示されます。次の通り、ディスプレイ下の MIX ノ ブを使ってプリセット名を入力または変更します。 カーソル(MIX ノブ 1) MIX ノブ 1 でカーソルを移動します。 文字(MIX ノブ 2) MIX ノブ 2 でカーソル位置の文字/数字/記号を変更 します。 ダイナミックとスナップショット・モー
VoiceLive 3 概要 タップ・テンポ グローバル・テンポ エフェクトのエディット タップ・テンポ機能を使って、テンポ・ベースのエフェ クトを楽曲のテンポに合わせることができます。 VoiceLive 3 では、全てのプリセットで共通したテンポ を使用するか、プリセットを変更する度にプリセット に保存されているテンポに変更するかを選べます。前 者における指定テンポを「グローバル・テンポ」と呼 びます。 次に、プリセットのエディットを行ってみましょう。 ヴォーカルとギター・エフェクト、どちらでも結構です。 – DELAY フットスイッチをホールドします。 – DELAY フットスイッチの LED がテンポに合わせて 紫に点滅します。現行テンポの bpm 数が表示されま す。 – 曲のテンポに合わせて DELAY フットスイッチを数 回タップします。 – タップを止めてしばらくすると、テンポ表示が消え ます。 – すでにオンになっていない場合は、DELAY フットス イッチを踏んでディレイ・エフェクトをオンにしま す。 – ディレイの反復成分が楽曲のテンポに合うはずです。 また、タップ・テンポ
VoiceLive 3 概要 ノブで奥に進むとより高度なパラメーターにアクセス できます。 エディット画面の概要を説明したところで、実際に操 作をしてみましょう。 ほとんどのエフェクトでは、トップレベルに 4 つの主 要パラメーターが並びます。 – エフェクト・ブロックが 1 つだけオン、残りのエフェ クト・ブロックは全てオフの状態にします。オンの エフェクトの効果がはっきりと聞こえる限り、どの エフェクトをオンにしても構いません。ここでは、 ヴォーカル・レイヤーの HARMONY(ハーモニー) をオンにします。 – VOCAL ボタンを押します。 – HARMONY タブに移動します。 1. STYLE - スタイル:エフェクトの基本的なサウンド を定義します。リバーブの場合であれば、 「ホール」 「ス タジオ」等からお好みの選択オプションを選びます。 2.
VoiceLive 3 概要 – ◀▶ボタンで、オンにした 2 つ目のエフェクトのタブ に移動します。上の図では、DELAY となります。 – 2 つ目のエフェクトの STYLE を変更します。1 つ目 のエフェクトと組み合わせた際に良いサウンドとな るスタイルを選びます。 – 2 つ目のエフェクトの LEVEL を調整します。 それでは、各エフェクトに固有の高度な設定を行って みましょう。操作方法と原理を理解するのが目的です ので、この時点ではパラメーターの意味が事前にわかっ ていなくても結構です。 コントロール・ノブで下にスクロールしていきます。 各エフェクト・タブには、多数のパラメーターが用意 されているのが確認できます。 これらの高度なパラメーターは一般的にスタイルを選 択した際に定義され、そのままで良好なサウンドが得 られるようになっています。すでにシグナル・プロセッ サーやエフェクターの知識をお持ちの方は、多くのパ ラメーターの意味をすでにご存知かもしれません。 表示内容が一切わからない場合は、2 つのアプローチが 考えられます。 1. わからない設定は触らずに目的のサウンドに近づけ る 2.
VoiceLive 3 概要 重要:グローバル・プリセットと通常のプリセットの 関連性 グローバル・プリセットの設定を変更すると、グロー バル・プリセットに参照している通常のプリセットの 設定も変わります。 GLOBAL PRESET - グローバル・プリセット DELAY エフェクト・ブロック 通常のプリセットから、エフェクト単位でグローバル・ プリセットのセッティングに設定 1 つでアクセスでき ます。 – コントロール・ノブで、GLOBAL(グローバル)パ ラメーターに移動します。設定は OFF のはずです。 これは、エディット作業を素早く行えるパワフルな機 能である反面、不意に設定を変更してしまった際の影 響がグローバル・プリセットを使用している他の全て のプリセットに及ぶことも意味します。 ご自分で新規にグローバル・プリセットを作成する場 合には、通常のプリセット保存先とは異なる、間違っ て上書きや消去してしまうことのないプリセット番号 に保存することをお勧めいたします。 グローバル・プリセットの指定 – SETUP ボタンを押します。 – ◀▶ボタンで SYSTEM タブに移動します
VoiceLive 3 概要 この時点で、現行プリセットとグローバル・プリセッ トの連動が切れ、現行プリセットの設定内容は単体 で独立します。現行プリセットの設定を変更しても、 グローバル・プリセットに影響を与えなくなります。 MIX - ミックス・コントロール VoiceLive 3 では、入力と出力の信号レベルを高い自由 度で調整できます。 また、直感的な操作でミックスを調整できるのも大き な特徴で、基本的なミックスの作成には、ボタンを押 す必要さえありません。基本的な手順は次の通りです。 – ホーム・スクリーンに戻ります。 – ディスプレイ下の 4 つの MIX ノブのいずれかを回す と、MIX ページが表示されます。 VoiceLive 3 の GUITAR OUT ジャックからギターアン プに接続している場合は、ギター信号の出力レベルを 固定させたいかもしれません。その場合は、SETUP メ ニューの GUITAR タブにある OUTPUT MODE(アウト プット・モード)パラメーターを使用します。 – OUTPUT MODE をデフォルト設定の UNITY GAIN (ユ ニティゲイン)に
VoiceLive 3 概要 HEADPHONE MIX - ヘッドフォン・ミックス VoiceLive 3 では、XLR のメイン・アウトとは独立した ヘッドフォン・モニタリング専用のミックスを作成で きます。 HEADPHONE MIX - ヘッドフォン・ミックス EFFECTS MIX - エフェクト・ミックス 各種エフェクトのレベル・バランスを調整できます。 – VOICES(ヴォイス):ハーモニー/ダブリング/ク ワイヤーといった、VoiceLive 3 が生成するヴォイス のレベルを調節します。 – VOC REVERB(ヴォーカル・リバーブ):ヴォーカ ル・リバーブの全体的なレベルを調節します。本番 直前でリバーブの設定を会場の残響特性に合わせる 時間は取れないといった場合に、ここで素早くリバー ブの量を調整できます。 – GUITAR REVERB(ギター・リバーブ) :ギター・ リバーブの全体的なレベルを調節します。 レイヤーとエフェクトの活用法 既述の通り、VoiceLive 3 はヴォーカル/ギター/ルー パーの 3 つのレイヤーで構成されます。 LAYER ボタンでレイヤー間
VoiceLive 3 概要 ヴォーカルとギター・レイヤーの基本構造 BUTTONMAP - ボタンマップ・タブ エフェクト関連の基本的なコンセプトと操作方法は、 ページ 40「エフェクトのエディット」をご参照くださ い。 ページ 35「フットスイッチのリマップ」で設定を行っ た BUTTONMAP タブをより詳しく見ていきましょう。 VOCAL と GUITAR の各エディット・スクリーンには、 それぞれのエフェクトに加え、BUTTONMAP(ボタン マップ)/ EXPRESSION(エクスプレッション)/ PRESET(プリセット)タブが用意されています。 – VOCAL または GUITAR エディット・スクリーンに 移動します。 – BUTTONMAP タブに移動します。 前述「VoiceLive 3 概要」セクションでは、フットスイッ チをリマップして、MODE をラッチからモメンタリー に変更しました。 ギター・レイヤー/ヴォーカル・エフェクトのエディット・ スクリーン ルーパー・レイヤーに連動するエフェクトはありませ んので、ルーパーについての解説は後述のセクション で行います。
VoiceLive 3 概要 – HOME ボタンを押し、ホーム・スクリーンに戻りま す。 割り当てたエフェクトがスクリーン左上の枠に表示 され、µMOD フットスイッチを踏んだ際にオン/オ フされます。 フットスイッチをリマップする必要性は、ユーザーの 好みと操作スタイルに大きく依存します。リマップの 必要性は、概ね 3 つのシナリオに集約できます: – 特定のフットスイッチの位置を自分にとって踏みや すい場所に移動したい – デフォルトでフットスイッチ操作ができないエフェ クト(SYNTH 等)をコントロールしたい、あるい は使うことのないエフェクトのフットスイッチを別 の機能に置き換えたい – ヴォーカル・レイヤーからギター・エフェクトを、 またはその逆をコントロールしたい このシナリオは特に HIT で有効で、ヴォーカル・レ イヤーの HIT の隣にある DOUBLE フットスイッチ にギター HIT をアサインする、といったことが考え られます。 PARM 1 / PARM 2 PARM 1 / PARM 2 は LOOP TRIGGER BUTTONMAP (ループ・トリガー・ボタンマップ)の
VoiceLive 3 概要 ダルの操作でハーモニーのレベルが突然極端に変わっ てしまうのを防げます。 通 常、GUITAR VOLUME( ギ タ ー・ ボ リ ュ ー ム ) / HARMONY VOLUME(ハーモニー・ボリューム)/ DELAY FEEDBACK(ディレイ・フィードバック)/ RHYTHMIC DEPTH(リズミック・デプス)といったパ ラメーターでは、このようにペダルのレンジを制限す ることでペダルの操作性を向上できます。 VoiceLive 3 – レファレンスマニュアル (2014-03-28) エクスプレッション・ペダルを 2 台使う場合 2 台目のエクスプレッション・ペダルを FOOTSWITCH ジャックに接続できます。 エクスプレッション・ペダルのキャリブレーション VoiceLive 3 に接続したエクスプレッション・ペダルは、 使用前にキャリブレーションが必要です。 EXPRESSION ジ ャ ッ ク に 接 続 に 接 続 し た ペ ダ ル は プ リ セ ッ ト 単 位 で タ ー ゲ ッ ト を 指 定 で き ま す が、 FOOTSWITCH
VoiceLive 3 概要 PRESET - プリセット・タブ PRESET タブには、プリセット全体に関わるパラメー ターが含まれます。 プリセット内で、ヴォーカル全体のレベルと、ギター 全体のレベルを調整できます。ここで、プリセット間 でのレベルのばらつきを揃えます。 ペダルでギターのパンニングをコントロールすること で、立体感あふれるループを作成できます。 また、リード・ヴォーカルを片側にパンニングした上 でエフェクトを施すことで、独特な効果を得ることが できます。DELAY(ディレイ)セクションには DELAY PAN(ディレイ・パン)パラメーターが用意されており、 ディレイのパンニングをコントロールできます。リー ド・ヴォーカルを右側、DELAY PAN を左に設定する、 といった設定で独特な効果を得られます。 ヴォーカル・レイヤーの PRESET タブ ギター・レイヤーの PRESET タブ ヴォーカルとギター・レイヤーいずれの場合も、エフェ クトを追加する度にレベルは変動します。多くの場合 エフェクトを追加するとレベルが上がるため、いくつ かのエフェクトを重ねると最終的な音量は大きく
ヴォーカル・レイヤーのエディット Editing the Vocal layer ヴォーカル・レイヤーのエディット VoiceLive 3 – レファレンスマニュアル (2014-03-28) 50
ヴォーカル・レイヤーのエディット VOCAL ボタンを押すと、ヴォーカル・エディット・ス クリーンに入ります。各エフェクトの STYLE(スタイ ル)/ LEVEL(レベル)/ CONTROL(コントロール) 等のパラメーターのエディットについての詳細は、ペー ジ 40「エフェクトのエディット」をご参照ください。 HARMONY - ハーモニー・ブロック/タブ ハーモニーは、TC-Helicon の代名詞とも言えるポピュ ラーなエフェクトです。 ハーモニー・エフェクトは、元の声(リード・ヴォイス) を元に、ハーモニー・ヴォーカルを生成します。最大 4 声のハーモニーを、それぞれキー/スケールのソース を使って、異なったインターバル/パンニング/ヒュー マニゼーション等の設定で生成できます。 目的や用途によって、1 声のハーモニーから、シンガー・ グループのようなサウンドまで得ることができます。 ハーモニー・エフェクトを効果的に活用す るためのヒント – ハーモニー・シンガーは、ほとんどの場合において リード・ヴォーカルの背景にいる役割を担います。 設定時においてもその点を考慮し、ハーモニーのレ ベルは
ヴォーカル・レイヤーのエディット 4 声 の SMOOTHING( ス ム ー ジ ン グ ) と HUMANIZATION(ヒューマニゼーション)パラメーターをそれ ぞれ少しずつ違う設定にすることで、各ヴォイスに自 然なばらつきを与えられます。 – SETUP メニューの BUTTONMAP タブから、STEP フットスイッチに異なる機能を割り当てられます。 STEP フットスイッチを HARMONY HOLD(ハーモ ニーホールド)にリマップしてみてください。ハー モニー・ヴォイスの発声中に STEP フットスイッチ を踏むと、ハーモニーがそのままの音程で伸ばされ ます。ハーモニーが固定されている状態で、好きに 他の音程を歌えます。 – この場合、STEP BUTTON MODE を MOMENTARY に変更し、ハーモニーがフットスイッチを踏んでい る間だけ伸び、足を離した時点で止まるようにした 方が操作性が向上します。 MODE - ハーモニー・モード ! モード混合のハーモニーを使用する場合、楽器を演 奏するのに加えて、SCALE のキー/スケール情報と FIXED の音程を正しく手動で設定
ヴォーカル・レイヤーのエディット DOUBLE - ダブリング・ブロック/タブ ダブリングは、同じメロディを数回録音することで音 に厚みを与えるレコーディングのテクニックです。ダ ブリング・エフェクトは、リード・ヴォイスに対して 微妙に音程とタイミングが異なる声を重なる効果を再 現します。 現代のポピュラー音楽では、ダブリング・エフェクト を曲を通してオンにする使い方も多く見られます。 VoiceLive 3 – レファレンスマニュアル (2014-03-28) ダブリング・エフェクトを効果的に活用す るためのヒント – ダブリングの効果は音程とタイミングのばらつきで キャラクターが変わります。「TIGHT」(タイト)の スタイルではばらつきは少なく、 「LOOSE」 (緩い) のスタイルではばらつきが多くなります。そのため、 TIGHT の各スタイルは、エフェクト・レベルを上げ ても、効果が比較的あらわれにくいと言えます。 – LEAD LEVEL(リード・レベル)パラメーターをオ フの状態で、「WIDE」(ワイド)のスタイルをお試し ください。ステレオ音像の中央からメインの声が抜 けるため、近年の
ヴォーカル・レイヤーのエディット VOCAL DELAY - ヴォーカル・ディレイ・ ブロック/タブ ディレイ・エフェクトは、原音に対して一定の間隔で 同じ音を反復させた成分を付加します。物理的な空間 が持つ残響音を再現するリバーブとは異なり、ディレ イはエフェクト音の減衰においてより原音が反復して いる性質を保ちます。 ディレイは、設定によって、隠し味的にも、派手な特 殊効果としても使われます。リバーブと同様に、目立 ちすぎるとサウンドが嫌みに聴こえることがあります ので、適量で使用することが極めて重要です。 ディレイは、レコーディングまたはステレオ PA におい て、ステレオ感の増強に使われる場面も多く見られま す。 ヴォーカル・ディレイ・エフェクトを効果 的に活用するためのヒント – ディレイは、テンポの指定が極めて重要です。テン ポの指定は、タップ・テンポ(ページ 40「タップ・ テンポ」参照)、または DELAY EDIT(ディレイ・エ ディット)タブで行えます。 – FEEDBACK(フィードバック)パラメーターの設定 を変更してみてください。FEEDBACK を上げると ディレイ成分の反復回
ヴォーカル・レイヤーのエディット VOCAL REVERB - ヴォーカル・ リバーブ・ブロック/タブ リバーブは、ヴォーカルで最も一般的といえるエフェ クトで、残響音を加えます。どんなライブ環境または レコーディングでも、ヴォーカルには必ず何らかの形 で残響が加わっています。 多くのリバーブは、教会やクラブ・ホールなどの空間 が持つ残響をシミュレートします。しかしながら、リ バーブは必ずしも実存する空間を模写するわけではな く、一部のリバーブ・エフェクトは、プレートやスプ リングといった往年の機械式エフェクトを再現します。 「AMSTERDAM HALL」 (アムステルダム・ホール)や 「HOCKEY ARENA」 (ホッケーアリーナ)といったリ バーブ・スタイルは模写する空間名または空間の種類 を、「PLATE」(プレート)や「SPRING」 (スプリング) は再現するリバーブ機の種類を示します。 REVERB - リバーブ・タブ VoiceLive 3 – レファレンスマニュアル (2014-03-28) ヴォーカル・リバーブ・エフェクトを効果 的に活用するためのヒント – 曲に合ったリバーブ
ヴォーカル・レイヤーのエディット HARDTUNE ブロック/タブ シェールの「Believe」は、意図的に機械的にピッチ補 正されたヴォーカル・サウンドをフィーチャーした歴 史上初めてのヒット曲として有名になりました。 今なおその効果は多く耳にしますが、ピッチ補正の技 術自体は進歩を続けており、ユーザーはわらからない 位に自然なピッチ補正から機械的な補正までを選択で きるようになりました。ヴォーカルのピッチ補正は AutoTune ™ や T-Pain ™ のみの領域ではなく、今日で はほぼ全てのレコーディングと多くのライブ・パフォー マンスで使用されています。 現代音楽史の雑学として、ビートルズでさえピッチ補 正を行ったことがあるのはご存知でしょうか。どうやっ て?と思われるかもしれません。当時から、テープの 再生速度を変えるバリスピード機能は録音の現場にお いて特殊効果の生成に多く使われていましたが、バリ スピードはエフェクトのみならず、本当に様々な目的 に使用されてきたのです。 現代の録音技術や手法を嘆く保守派の方も多く見られ ますが、ビートルズのような先駆者は、当時手元にあっ たあらゆるツールを
ヴォーカル・レイヤーのエディット SYNTH - シンセ・ブロック/タブ VoiceLive 3 の SYNTH(シンセ)エフェクトは、キャ リア信号で声を変調することによって二つの音が合成 されたエフェクト音を生成します。 馴染みのあるサウンドの例としては、歌っている内容 に関わらず、音程とサウンドはギター的になる、ギター のトークボックス・エフェクトがあげられます。 VoiceLive 3 ではポリフォニック(複数の音程の同時発 音)のエフェクトを生成できますので、コード弾きし た楽器の音をキャリアとして使用できます。 VoiceLive 3 はいくつかのキャリア音を内蔵していあす ので、楽器がなくてもいくつかの SYNTH エフェクトを 使えます。 VoiceLive 3 – レファレンスマニュアル (2014-03-28) シンセ・エフェクトを効果的に活用するた めのヒント – トークボックスは、音程によって効果の当たり外れ が激しいため、事前にパートを練習して目的の効果 が得られることを確認しておくことをお勧めいたし ます。 – シンセ・エフェクトは、曲を通して使用するのでは なく、ここぞと
ヴォーカル・レイヤーのエディット TRANSDUCER - トランスデューサー・ ブロック/タブ ディストーションと急峻なフィルターの組み合わせで、 音質を劣化させる類いのサウンドを作り出します。 歪みとフィルターの混合エフェクトは、ロック/ポッ プ/カントリー/ヒップホップ/ EDM 等、多彩な音楽 ジャンルで聴かれます。 トランスデューサー・エフェクトを効果的 に活用するためのヒント – ディストーションと EQ フィルターは、どちらも フィードバックを起こしやすいエフェクトです。十 分にご注意ください。 – フィードバック対策用に、TRANSDUCER ブロック にはゲートが用意されています。ゲートは、低レベ ル時にはゲートが閉じて無音になり、レベルが上が るとゲートが開いて音を通す信号処理です。発声時 にはゲートが開き、声を止めたらゲートが閉じるよ うなスレッショルド(しきい)値に設定してください。 – フィードバック対策について、Craig's Corner の次 のビデオも合わせてご参照ください(英語のみ)。 youtube.
ヴォーカル・レイヤーのエディット VOCAL µMOD ヴォーカル µMOD ブロック/タブ µMOD はマイクロ・モジュレーションの略で、µMOD ブロックは、マイクロ・ピッチシフト、コーラス、フ ランジャー、ローターといったエフェクトを含みます。 「THICKEN」のように繊細なエフェクトから「TUBE UP」や「ALIEN VOICEOVER」といった意図的に原音 を破壊するものまで、幅広いサウンドが用意されてい ます。 µMOD エフェクトを効果的に活用するため のヒント – ハーモニーやダブリング・エフェクトに「CLONE」 「WIDER」 「THICKEN」といったスタイルの µMOD エフェクトを組み合わせることで、音の深みを増強 することができます。 – Lenny Kravitz の「Believe」では、フランジャーで特 徴的なヴォーカル・サウンドを作り上げています。 – 「CYCLON」 「ALIEN VOICEOVER」といった過激な エフェクトは、曲を通して使用するのではなく、こ こぞという場面でのみ使用した方が強いインパクト を与えることができます。楽曲のトーク時にこれら の
ヴォーカル・レイヤーのエディット CHOIR - クワイヤー(合唱団) ブロック/タブ クワイヤーとは合唱団を意味する単語で、 CHOIR エフェ クトは、本物のコーラス・パフォーマンスやレコーディ ングで聴かれる声のディチューン・タイミング・音の うねりと言った効果を再現します。 クワイヤー・エフェクトはハーモニーとの組み合わせ において最も効果的ですが、ヴォーカル単体にも使用 できます。 VoiceLive 3 – レファレンスマニュアル (2014-03-28) クワイヤー・エフェクトを効果的に活用す るためのヒント – ハーモニーとクワイヤーを組み合わせる場合には、 低めの設定から始めることをお勧めいたします。ク ワイヤーのレベルを上げすぎると、機械処理された ような不自然さが目立ちはじめます。 – もちろん、その不自然さを意図的に活用することも 可能です。 – 「SPEAKING」のスタイルは複数の人間が同じ言葉を 語っている効果を再現します。ヒップホップやラッ プ等で効果的です。 60
ヴォーカル・レイヤーのエディット VOCAL RHYTHMIC - ヴォーカル・ リズミック・ブロック/タブ リード・ヴォイスまたはハーモニー・ヴォイスに対して、 楽曲のリズムに合わせたチョッピング/ブレーク/パ ンニング・エフェクトを生成します。 DEPTH(デプス)と TARGET(ターゲット)パラメーター の設定次第で、マイルドからワイルドまで、様々な表 現が可能です。 リズミック・エフェクトを効果的に活用す るためのヒント – ヴォーカル・リズミックとギター・リズミック・エフェ クトを同時使用することで、摩訶不思議なサウンド を構築できます。 – DEPTH(デプス)パラメーターで、リードまたはハー モニー・ヴォイスとリズミック・エフェクトの関係 を調整できます。 – TARGET( タ ー ゲ ッ ト ) パ ラ メ ー タ ー で HARM LEVEL(ハーモニー・レベル)を選んで長い符割に 設定すると、ハーモニー・ヴォイスがゆっくりと立 ち上がり、フェードしていきます。 – TYPE(タイプ)パラメーターの設定によって、得ら れるサウンドは大きく異なります。 – リズミック・エフェクトに割
ヴォーカル・レイヤーのエディット STUTTER - スタッター・ブロック/タブ スタッターは実質的には小さいサンプラーで、ヴォー カルの細かい断片を録音して曲のテンポに合わせて再 生します。符割の設定によって、長さは変わります。 ポップ/ヒップホップ/ EDM といった音楽ジャンルと の相性に優れていますが、使い方によってはあらゆる 音楽ジャンルで使用できます。 VoiceLive 3 – レファレンスマニュアル (2014-03-28) スタッター・エフェクトを効果的に活用す るためのヒント – スタッターのフットスイッチを踏むタイミングを歌 と揃えるのには、ある程度の練習が必要です。符割 の設定によってもフットスイッチを踏むタイミング は変わってきますので、様々な設定とタイミングで お試しください。 – サンプリングした信号の再生方向を指定する DIRECTION(方向)パラメーターが用意されていま す。FORWARD(前向き)は通常の再生、REVERSE (リバース)は逆再生を行います。 – フットスイッチをモメンタリー型に設定することで 操作性を格段に向上できます。 – スタッター・エフェク
ヴォーカル・レイヤーのエディット VOCAL BUTTONMAP - ヴォーカル・ ボタンマップ・ブロック/タブ VoiceLive 3 では、エフェクト・フットスイッチの機能 を自由に変更できます。フットスイッチの機能割り当 てを変更することを、 「リマップ」と呼びます。 VOCAL BUTTONMAP タブで、ヴォーカル・レイヤー のフットスイッチのリマップを行えます。 フットスイッチをリマップする必要性は、ユーザーの 好みと操作スタイルに大きく依存します。リマップの 必要性は、概ね次のシナリオに集約できます: – 特定のフットスイッチの位置を自分にとって踏みや すい場所に移動したい – デフォルトの µMOD / DELAY / REVERB / HIT / DOUBLE(COMP) / HARMONY 以 外 の エ フ ェ ク トをフットスイッチでコントロールしたい、あるい は使うことのないエフェクトのフットスイッチを別 の機能に置き換えたい – ヴォーカル・レイヤーからギター・エフェクトを、 またはその逆をコントロールしたい – フットスイッチでループをトリガーしたい(LOOP TRIGGER
ヴォーカル・レイヤーのエディット LOOP TRIGGER - ループ・トリガー プリセット単位で、特定のループをフットスイッチに 割り当てられます。特定の曲で使用したいループやバッ キングトラックを割り当てて、その設定をプリセット に保存できます。 ループ・トリガーのリマップはヴォーカルまたはギ ター・エフェクトとは若干異なり、いくつかの必須の 設定があります。再生するループ・スロット、そして そのループのどのトラックを再生するかを指定する必 要があります。トラック A / B / C / A&B / A&C を 選べます。 テンポとメトロノームの設定は、ループ単位で保存さ れます。フットスイッチでループをトリガーすると、 これらの保存内容も適用されます。2 つのフットスイッ チにそれぞれ違うテンポのループを割り当てた場合、 ループを切り替えた際にディレイやリズミック等テン ポ依存のエフェクトのテンポがループに合わせて変更 されます。 フットスイッチをループ・トリガーに割り当てると、 ディスプレイにはループのアイコンがループ・スロッ トとトラック情報と共に表示されます。 詳細は、ページ 76「ルーパー
ギター・レイヤーのエディット Editing the Guitar layer ギター・レイヤーのエディット VoiceLive 3 – レファレンスマニュアル (2014-03-28) 65
ギター・レイヤーのエディット GUITAR ボタンを押すと、ギター・エディット・スクリー ンに入ります。各エフェクトの STYLE(スタイル)/ LEVEL(レベル)/ CONTROL(コントロール)等の パラメーターのエディットについての詳細は、ページ 40「エフェクトのエディット」をご参照ください。 AMP - アンプ・ブロック/タブ AMP エフェクトは単純にアンプのシミュレーションを 行うだけではなく、次の機能を内包します。 – – – – EQ(プリ/ポスト) GAIN - ゲイン(プリ/ポスト) チューブ/トランジスター・シミュレーション スピーカー・エミュレーション AMP ブロックの EQ はプリゲインとポストゲインのパ ラメトリック EQ を搭載しています。これは、本物の アンプでも一部にしか搭載されていない機能です。 アンプ・シミュレーションを効果的に活用 するためのヒント – VoiceLive 3 の PREGAIN( プ リ ゲ イ ン ) と POSTGAIN(ポストゲイン)は、一部のアンプで GAIN と VOLUME と呼ばれる部分に相当します。 – プリゲインが高
ギター・レイヤーのエディット DRIVE - ドライブ・ブロック/タブ VoiceLive 3 のドライブ・エフェクトは、ブーストとド ライブのいずれにも使用できます。 DRIVE ブ ロ ッ ク は、AMP ブ ロ ッ ク と は 独 立 し た PREGAIN と POSTGAIN を備えています。BOOST をア クティブにすると、AMP のセッティングが置き換わり、 サウンドが変わります。 既定のスタイルがいくつか用意されておりますので、 お試しください。 VoiceLive 3 – レファレンスマニュアル (2014-03-28) ドライブ・エフェクトを効果的に活用する ためのヒント – BOOST をオンにすると、AMP の設定は BOOST の 設定に置き換わります。必ずしもブースト目的に使 用しなければいけない訳ではなく、BOOST をオン にするとレベルが下がるまたは歪みの量が減る、と いった設定も可能です。 – AMP と BOOST ブロックを大きく異なるセッティン グで使用するのは避けた方が良いでしょう。音量の 統一で問題が生じるだけでなく、フィードバックの 原因にもなります。
ギター・レイヤーのエディット GUITAR DELAY - ギター・ディレイ・ ブロック/タブ ギ タ ー・ デ ィ レ イ・ ブ ロ ッ ク の 基 本 的 な 構 造 は、 ヴォーカル・ディレイ・ブロックと共通です。ヴォー カル・ディレイ・ブロックについての解説は、 ペー ジ 54「VOCAL DELAY - ヴ ォ ー カ ル・ デ ィ レ イ・ ブロック/タブ」をご参照ください。 VoiceLive 3 – レファレンスマニュアル (2014-03-28) ギター・ディレイ・エフェクトを効果的に 活用するためのヒント – ヴォーカルとギター両方にディレイをかける場合は、 それぞれの符割の関係性は全体的な効果に大きい影 響を与えます。同じ符割を使用することで、それぞ れのタップがそろいます。 – ただし、それぞれを同じ符割とは限らずに、異なる 設定も効果的に使用できます。ヴォーカルは 1/4、 ギターは 1/8、といった設定をお試しください。 – カントリー・ミュージックでは、SLAP(スラップ) エコーが多用されます。 – ディレイは、シンプルな演奏フレーズをきらびやか に聴かせる効果に使えま
ギター・レイヤーのエディット GUITAR REVERB - ギター・リバーブ・ ブロック/タブ ギター・リバーブ・ブロックの基本的な構造は、ヴォー カル・リバーブ・ブロックと共通です。ヴォーカル・ リ バ ー ブ・ ブ ロ ッ ク に つ い て の 解 説 は、 ペ ー ジ 55 「VOCAL REVERB - ヴォーカル・リバーブ・ブロック /タブ」をご参照ください。 VoiceLive 3 では、ギター用リバーブに TC エレクトロ ニックのヒット作 Hall of Fame Reverb の移植版を採用 しています。 ギター・リバーブ・エフェクトを効果的に 活用するためのヒント – ヴォーカルとギター両方にリバーブをかける場合、 同じスタイルを使用することで、サウンドの統一感 を高めることができます。 – 楽曲のソロ・セクションで派手なリバーブに切り替 えることで、バッキング時とソロ時のサウンドをよ り明確に区別できます。 – 速弾きにこだわるギタリストはリバーブを避けがち ですが、そういったギタリストの参加アルバムで音 を確認すると、大抵背景にリバーブが使われていま す。 「COZY COR
ギター・レイヤーのエディット COMP - コンプレッション・ブロック/タブ コンプレッサーは、音の大きい瞬間と小さい場面での 音量差を減らすことで、サウンドを音量的により均一 にする処理です。コンプレッションは、スタジオ/ラ イブに関わらず、ほぼ全てのプロダクションで利用さ れる一般的なプロセッシングです。 ギターでは、次の効果に使用されます。 コンプレッションを効果的に活用するため のヒント – THRESHOLD(スレッショルド)は、コンプレッサー が音量の調整を行い始めるレベルのしきい値です。 設定値が低い程、コンプレッサーは早い段階で効き はじめます。 – RATIO(レシオ)は、音の圧縮比を示します。通常 は「1:X」の形式で表記され、レシオの数値が高い程 コンプレッサーの効きは強くなります。 – サステインやアタック成分のエンハンス目的 – レベルの制限 – 全体的なサウンドの均一化 アコースティック・ギターでは、軽めの設定で常時オ ンにされることが多いのに対して、ギターではソロや ブーストとの組み合わせで使われるのが一般的です。 もちろん、他のエフェクトと同様、一般的な使用法に 縛られる
ギター・レイヤーのエディット WAH - ワウ・ブロック/タブ Jimi Hendrix の「Voodoo Child (Slight Return)」や後期 Stevie Ray Vaughan に代表されるサウンドです。 youtube.
ギター・レイヤーのエディット GUITAR µMOD - ギター µMOD ブロック/タブ ギター µMOD ブロックは、 フランジャー、 コーラス、ディ チューンといったエフェクトを含みます。 ギター µMOD ブロックには、TC エレクトロニックの モジュレーション・ペダル Vortex Flanger と Corona Chorus のサウンドが移植されています。 ギター µMOD を効果的に活用するためのヒ ント – モジュレーション・エフェクトは、エレキギターは もちろん、アコースティックギターとの相性も優れ ています。アコースティックギターでは、 「SILKY DETUNE」 「MEDIUM DETUNE」等のスタイルをお 試しください。 – フランジャーは派手な効果で、エレキギターを目立 たせる用途に適しています。 – コーラスは、エレキとアコースティックの両方で使 用できます。 GUITAR µMOD ブロックで CORONA CHORUS FAST スタイ ルを選択状態 VoiceLive 3 – レファレンスマニュアル (2014-03-28) 72
ギター・レイヤーのエディット OCTAVER - オクターバー・ ブロック/タブ オクターバーは、オクターブ単位で単音のピッチシフ トを行います。ギターの音をオクターブ単位で下げて ベース・パートを演奏する用途が一番一般的ですが、 ソロ時にオクターバーの音を原音と混ぜるといった使 い方も多く聴くことができます。 VoiceLive 3 – レファレンスマニュアル (2014-03-28) オクターバー・エフェクトを効果的に活用 するためのヒント – オクターバーを使う場合には、単音を弾いてくださ い。 – MIX % パラメーターの設定値を上げることで、原音 とオクターバーのサウンドを同時に鳴らすことがで きます。 – オクターバーを使ったベース・パートの演奏はその ままではさほど面白みを感じないかもしれませんが、 ルーパーとの組み合わせでは多くの可能性をもたら します。 – ベースラインを演奏する際には、ベーシストのフレー ジングを心がけることで、説得力が大幅に向上しま す。 73
ギター・レイヤーのエディット GUITAR RHYTHMIC - ギター・ リズミック・ブロック/タブ ギ タ ー・ リ ズ ミ ッ ク・ ブ ロ ッ ク の 基 本 的 な 構 造 は、 ヴォーカル・リズミック・ブロックと共通していま す。ヴォーカル・リズミック・ブロックについての解 説は、ページ 61「VOCAL RHYTHMIC - ヴォーカル・ リズミック・ブロック/タブ」をご参照ください。 ギター・リズミック・ブロックは、ギター用エフェク トの定番の一つともいえるトレモロ/サウンドを含み ます。 VoiceLive 3 – レファレンスマニュアル (2014-03-28) ギター・リズミック・エフェクトを効果的 に活用するためのヒント – CHOPPER(チョッパー)や PAN(パン)をベース としたリズミック・エフェクトは、特殊効果に適し ています。 – ヴォーカルとギター両方にリズミック・エフェクト を同じ符割でお試しください。そこから、それぞれ に違う符割を与えることで、よりエギゾチックな効 果が得られます。 74
ギター・レイヤーのエディット GUITAR BUTTONMAP - ギター・ ボタンマップ・ブロック/タブ ギター・ボタンマップ・ブロックの基本的な構造は、 ヴォーカル・ボタンマップ・ブロックと共通しています。 ヴォーカル・ボタンマップ・ブロックについての解説 は、ページ 63「VOCAL BUTTONMAP - ヴォーカル・ ボタンマップ・ブロック/タブ」をご参照ください。 ヴォーカルとギター・ボタンマップの設定はそれぞれ のレイヤー専用で、二つは独立しています。レイヤー をまたがるマッピングの作成方法は、ページ 35「フッ トスイッチのリマップ」をご参照ください。 VoiceLive 3 – レファレンスマニュアル (2014-03-28) 75
ルーパー The Looper ルーパー VoiceLive 3 – レファレンスマニュアル (2014-03-28) 76
ルーパー VoiceLive 3 のルーパーは 3 トラック 仕様で、今までにない自由度を提供し ます。 ループの基本用語 とコンセプト まずは、本チャプターで使用する用語 と基本コンセプトを整理します。 – ループ:繰り返し再生する録音物です。 – ルーピング:ループを作成したり加工する行為です。 – ルーパー:ルーピングを行うための機材、または機 材の機能です。 – オーバーダブ:既存の録音物を再生しながら音を重 ねて録音する行為、またはその行為によって作られ る録音物です。ルーピングでは、ループを繰り返し 再生させながら、繰り返し音を重ねていきます。 – ループ・トラック:VoiceLive 3 のルーパーでは、1 つのループは 3 つの独立したパートで構成されます。 ループ・トラックは、VoiceLive 3 の 1 つのループを 構成する各パートのことを指します。各トラックは ループ A / B / C と呼びます。 SYNC サブメニュー(ページ 84「SYNC - シンク (同期)サブメニュー」参照)の設定によって、ルー プ・トラックを切り替えて再生させるか、A&B また は A&C の組
ルーパー 最初のループ まずは、簡単なループを作成してみましょう。 – ヴォーカルまたはギター・レイヤーにいる場合は、 LAYER ボタンをホールド(長押し)して、ループ・ レイヤーに移動します。 メトロノームの設定 – 最初に、一定のテンポのループを作れるように、メ トロノームの設定からはじめます。 ディスプレイに、 6 つの枠が表示されます。これらは、 6 つのフットスイッチに割り当てられている機能を 示します。左下の枠に「MET」と表示されているの がメトロノームで、本体の HIT フットスイッチがメ トロノームに割り当てられていることが確認できま す。 – HIT フットスイッチをタップします。 – LAYER ボタンを再度長押しして、ルーパーに入 ります。 – PA に接続している場合は、PA からキックドラムの メトロノームが聴こえるはずです。 何も聴こえない場合は、 – HOME ボタンを押します。 – いずれかの MIX ノブを回し、MIX ページを表示さ せます。 – 矢印ボタンで、MAIN MIX ページに移動します。 – METRONOME LEVEL を上げます。 – LAYE
ルーパー 録音の開始 – 録音を始める準備が出来たら、REC A(HARMONY/ DRIVE)フットスイッチを踏み、 最初のループ・トラッ クを録音します。ヴォーカル、ギター、そして両方、 いずれでも構いません。 – 録音の終点で、ビートに合わせて出来るだけ正確な タイミングで REC A フットスイッチをタップしま す。LoopAssist(ループアシスト)機能が若干のタ イミングのずれは補正しますが、元から正確である のがベストです。 – ル ー プ を「 設 定 」 (SET) し た 段 階 で 自 動 的 に 再 生(PLAY) に 移 行 さ せ た い 場 合 は、SET+PLAY (HARMONY/DRIVE)フットスイッチをタップしま す。 録音したループが録音の終了と同時に再生を始めま す。 – ループを「設定」 (SET)した段階で自動的にオー バ ー ダ ブ(OVERDUB) に 移 行 さ せ た い 場 合 は、 SET+ODUB(DOUBLE/COMP)フットスイッチを タップします。 録音したループが録音の終了と同時に再生を始め、 オーバーダブに入ります。そのまま音を重ね
ルーパー ループ・トラック B の録音 – ループ A を再生させたまま、次のループ B に何か録 音してみましょう。 – 録音を開始させたいタイミングで REC B(REVERB フットスイッチ)を踏みます。 – ル ー プ・ ト ラ ッ ク A を 録 音 し た 時 と 同 様 に、 SET+PLAY と SET+ODUB が表示されます。ループ の終点でいずれかのフットスイッチを踏みます。 – SET+ODUB を選んだ場合は、好きなだけオーバーダ ブを重ね、完了した時点で END ODUB をタップし ます。 異なるループ長のトラックを重ねた際の扱い ここで、SMART SYNC(スマート・シンク)モード時 (ページ 84「SMART - スマート」参照)における異な る長さを持ったループ・トラックの扱いを確認してみ ましょう。カウントを取るだけのループを作成してみ ます。 オーバーダビング録音中 – ループを繰り返し再生させたまま、連続して複数回 オーバーダブを重ねられます。 ループ B の録音 – ループ B はループ A とは独立しており、トラック毎 に異なる長さのループを作成で
ルーパー アンドゥ/リドゥ SWAP - スワップ機能 オーバーダブを 4 〜 5 回繰り返した後で演奏ミスをし てしまったとします。ここでループ全体を破棄してや りなおす必要はなく、直近のオーバーダブをアンドゥ してループ・トラックから取り除くことができます。 また、アンドゥしたオーバーダブは、リドゥで復帰さ せることができます。 スワップ機能は、ループ・トラック A を維持しながら、 他の 2 つのループ間をシームレスに移動する機能です。 – 直近のオーバーダブをアンドゥするには、LOOPER フットスイッチをタップします。 – リドゥ(最後のオーバーダブに対して行ったアンドゥ 操作自体をアンドゥ)するには、再度 LOOPER フッ トスイッチをタップします。 この機能の操作手順は「最初のループ」セクションの 例の続きとして解説します。 すでにループ・トラック A と B が録音されている状態 ですので、ループ・トラック C を録音します。 – ループ・トラック C の録音を開始したいタイミング で、SWAP をタップします。 ループ・トラック B の再生が止まり、LOOC C の録 音が始ま
ルーパー UTIL - ユーティリティー・メニュー ユーティリティー・メニューには、ルーパーの各種設 定オプションが含まれます。 – ユーティリティー・メニューに入るには、UTIL に割 り当てられたフットスイッチ(µMOD フットスイッ チ)をタップします。 – メニューの左上に「SWAP」と表示されている場合 には、µMOD フットスイッチを長押しすることでユー ティリティー・メニューに移動できます。これは、 B / C ループが録音されているかによって、SWAP ボタンを実質的に 2 つの機能に併用できることを意 味します。 UTIL メニューに入ると、いくつかのメニュー・オプ ションが表示されます。 BACK - バック INPUT - インプット・サブメニュー BACK(µMOD フットスイッチ)をタップすると、表 示中の UTIL メニューまたはそのサブメニューから、一 つ上の階層に戻ります。戻りきった状態では、ループ のメイン・スクリーンとなります。 INPUT(DELAY フ ッ ト ス イ ッ チ ) を タ ッ プ す る と、 INPUT サブメニューが開きます。ここで、ルー
ルーパー SAVE - セーブ MET - メトロノーム・サブメニュー セーブ機能は、ループを現行ループ・スロットに保存 します。現行ループ・スロット番号は、ループ・ディ スプレイ左端の上下矢印の下に表示されます。 MET(HIT フットスイッチ)をタップすると、メトロノー ム・サブメニューに入ります。ここから、メトロノー ムのオン/オフ、そしてメトロノーム音の選択を行え ます。 – 別のループ・スロットに変更するには、プリセット 上下フットスイッチでスロットを選択します。 – ボタンマップ機能を使ってループ・スロット/ルー プ・トラックをフットスイッチにアサインしている 場合は、この情報もプリセットの一部として保存さ れます。 – アンドゥ/リドゥの情報は、ループに保存されませ ん。 MET - メトロノーム・サブメニュー メトロノーム・サブメニューの設定オプションは次の 通りです。 – MET ON - メトロノーム・オン:メトロノームと、 メトロノームに関連した同期機能をオンにします。 VoiceLive 3 のメトロノームは、ルーパー以外の機能 のテンポ・コントロールまたは同期を行えます
ルーパー メトロノームの出力先指定とレベル設定 VoiceLive 3 では独立したメイン・ミックスとヘッドフォ ン・ミックスを作成できるため、メトロノームをモニ タリング専用にするかメイン・アウトから出力させる かを選べます。詳細はページ 11「9.
ルーパー – SYNC サブメニューで QUANTIZE を選択します。 – ループ・トラック A に 4 小節のループを録音します。 – ループ・トラック B に、ループ・トラック A の半分 の長さ(2 小節)のループを録音します。 – ループを繰り返し再生させると、ループ・トラック A が一回再生される度に、ループ B が二回繰り返さ れます。 ループ・トラック A にコード・プログレッションを 録音した後でトラック B にビートボックスを重ねる といったようなシナリオで、後から重ねるトラック が短いループになる場合は、QUANTIZE の設定の方 が適していると言えます。 ERASE - イレース(消去)サブメニュー ERASE(HARMONY/DRIVE フットスイッチ)をタッ プすると、ループの消去に関連する操作を行うための ERASE サブメニューが開きます。 最大ループ長 – 各ループ・トラックの最大ループ長は 8 分です。 – 全ループを合わせた録音可能時間は 45 分です。 次の操作が行えます。 – – – – ERASE ERASE ERASE ERASE A - ループ・
SETUP - セットアップ・メニュー Setup SETUP - セットアップ・メニュー VoiceLive 3 – レファレンスマニュアル (2014-03-28) 86
SETUP - セットアップ・メニュー INPUT - インプット・タブ SETUP(セットアップ)メニュー には、本体全体の動作に関わるグ ローバル・パラメーターが含まれ ます。 VoiceLive 3 の各種インプットに関連するパラメーター が含まれます。 INPUT GAIN - インプット・ゲイン・パラメー ター 本チャプターでは、タブ順に設定を解説します。 マイク・インプットの入力レベルを調節します。 基本的な操作方法は次の通りです。 クイックガイドのオート・ゲイン調整をお済ませの場 合には、通常この設定を調整する必要はありません。 – SETUP ボタンを押すと、システム・メニューが開き ます。 – ◀▶ボタンで、システム・メニューのタブを選択し ます。 VoiceLive 3 – レファレンスマニュアル (2014-03-28) INPUT TYPE - インプット・タイプ・パラメー ター 使用するマイクの種類を指定します。選択オプション は次の通りです。 – DYNAMIC MIC - ダイナミック・マイク:SM58、 OM5、MP-70 等 – CONDENSER MIC
SETUP - セットアップ・メニュー GLOBAL PITCH CORRECT - グローバル・ ピッチ補正パラメーター ROOMSENSE AUTO-DETECT - RoomSense 自動検知パラメーター LEAD DELAY - リード・ディレイ・パラメー ター 声に少量のクロマチックなピッチ補正を施します。こ のピッチ補正は HardTune エフェクト・ブロックとは独 立しており、HardTune をオンにするとそちらの設定が 優先されます。 RoomSense 内蔵マイクを NaturalPlay のソースとして 使用するかどうかを指定します。 リード・ヴォイスとエフェクト間のレイテンシー(遅延) 補正を設定します。 設定オプションは次の通りです。 設定オプションは次の通りです。 ここでのピッチ補正の目的は、ヴォーカルの音程の安 定度を改善して常時直近のセミトーンになだらかに誘 導することです。補正はクロマチックですので、設定 キー/スケール外の音に誘導されることもあります。 – ON:ギター/ MIDI / AUX のいずれの信号も検知 できない場合に、RoomSense
SETUP - セットアップ・メニュー LEAD MUTE - リード・ミュート・パラメー ター リード・ヴォーカルをミュートします。VoiceLive 3 を アウトボードとして DAW 等で録音したヴォーカル・ト ラックを処理する際に利用できます。 設定オプションは ON / OFF です。 LEAD MUTE をオンにすると、コンボジャックに接続 したマイクまたはラインレベルの信号がミュートされ ます。 AUX LEVEL - AUX レベル・パラメーター AUX インプット・ジャックに入力した信号のレベルを 調節します。 AUX VOCAL CANCEL - AUX ヴォーカル・ キャンセル・パラメーター AUX インプットに入力されたヴォーカル + バッキング・ トラックの音声からヴォーカルのみを減らし、擬似的 なバッキング・トラックを作成します。 ヴォーカル・キャンセル処理の成功率は、元ミックス の内容によって大きく異なります。ヴォーカルがセン ターで楽器隊が左右にパンニングされている素材の方 が、高い成功率が得られます。 DAW で録音したヴォーカル・トラックを VoiceLive 3
SETUP - セットアップ・メニュー MONITOR LEVEL - モニター・レベル・パラ メーター MONITOR インプット・ジャックに入力した信号のレ ベルを調節します。 VoiceLive 3 – レファレンスマニュアル (2014-03-28) 90
SETUP - セットアップ・メニュー OUTPUT - アウトプット・タブ OUTPUT MODE - アウトプット・モード・ パラメーター XLR OUT LEVEL - XLR アウト・レベル・パ ラメーター 参考リンク(英語): XLR アウトプットの出力レベルを選択します。 – PA の基本:Yorkville の「PA Primer」ガイド(PDF) yorkville.com/downloads/other/basicpaprimer.pdf – TC-Helicon 製品をミキサーに接続する際のミキサー 側の設定:Craig's Corner youtube.com/watch?v=qq0AOtafIjs – フィードバック対策:Craig's Corner youtube.
SETUP - セットアップ・メニュー HEADPHONE LIMITER - ヘッドフォン・リ ミッター・パラメーター ヘッドフォン出力のリミッター・レベルを指定します。 0 dB の設定では、フルレベルまで再生します。-3 dB 等マイナスの値では、最大出力が制限されます。フィー ドバック発生時等における過大レベルからの保護とし て使用できます。 VoiceLive 3 – レファレンスマニュアル (2014-03-28) TALK TRIM - トーク・トリム・パラメーター トーク/バイパス・モード時におけるリード・ヴォイ スのレベルを調整します。エフェクトがオフになった 際の音量補正、または歌とトークの音量差の補正に使 用します。 92
SETUP - セットアップ・メニュー GUITAR - ギター・タブ PHASE - フェイズ INPUT GAIN - インプット・ゲイン・パラメー ター ギター信号の位相を選択します。 SPEAKER SIM ENABLE - スピーカー・シ ミュレーション・エンネーブル 設定オプションは次の通りです。 ギター AMP ブロックのスピーカー・シミュレーション を使用するかしないかを選択します。 GUITAR IN の入力レベルを調整します。 レベル調整の手順は次の通りです: ギターを接続します。 ギターのボリュームを上げきります。 ギターを最大音量で弾きながら、 INPUT GAIN パラメーターを、最大の音量で弾いた 時にレベル・インジケーターの緑と黄 LED のみが点 灯するように設定します。 – 赤 LED が つ く 場 合 は、 つ か な く な る ま で INPUT GAIN を下げます。 – – – – VoiceLive 3 – レファレンスマニュアル (2014-03-28) – NORMAL - ノーマル(正相) – INVERTED - インバート(逆相)
SETUP - セットアップ・メニュー OUTPUT MODE - アウトプット・モード・ パラメーター GATE THRESHOLD - ゲート・スレッショル ド・パラメーター ギターの出力レベルを選択します。 ギター用ゲートのスレッショルドを設定します。ここ で指定したレベルを下回るとゲートは閉じ、上回ると 開きます。 設定オプションは次の通りです。 – UNITY GAIN - ユニティー・ゲイン:MIX の設定に 関わらず、一定のギターレベルの出力を保ちます。 エクスプレッション・ペダルを接続していてギター・ ボリュームに割り当てている場合、ギター・アウト プット・レベルのコントロールが行えます。 – VARIABLE LEVEL - 可変レベル:MIX の設定がギ ター・アウトのレベルに適用されます。 演奏中に不意に音が途切れることなく、何も演奏して いない時にはしっかりとノイズをカットしてくれるポ イントを探します。 ギターでコードまたは単音を鳴らして、音をそのまま 減衰させます。ある時点で、音が途切れます。この瞬 間が、「演奏中」ではなく「楽器が減衰しきった」と見 なされるレベルに設
SETUP - セットアップ・メニュー MIDI タブ SOURCE - ソース・パラメーター 使用する MIDI インプットを選択します。 設定オプションは次の通りです。 – USB: USB の MIDI 信号を受信します。 – MIDI :MIDI IN 端子の MIDI 信号を受信します。 FILTER - フィルター・パラメーター フィルタリング(無効化)する受信 MIDI メッセージを 指定します。選択肢は次の通りです。プログラムチェ ンジは受信したいが CC メッセージは無効にしたい、 といった用途に使用します。ここで、反応させたくな いメッセージを指定します。 MIDI CHANNEL - MIDI チャンネル・パラメー ター 受信チャンネルを指定します。 設定オプションは次の通りです。 – NONE - なし: フィルタリングは行われません。全 ての有効な MIDI メッセージに反応します。 – PRGCHANGE - プログラムチェンジ:MIDI プログ ラムチェンジ・メッセージがフィルタリングされま す。 – SYSEX - システムエクスクルーシブ:MIDI システ ムエクスク
SETUP - セットアップ・メニュー CC CHANNEL - CC チャンネル・パラメー ター TRANSPOSE - トランスポーズ・パラメー ター SPLIT NOTE - スプリット・ノート・パラメー ター CC(コントロールチェンジ)情報の受信チャンネルを 指定します。 受信 MIDI ノート情報をオクターブ単位でシフトさせま す。設定レンジは ±4 オクターブです。 MIDI CHANNEL と CC CHANNEL は独立していますの で、CC(コントロールチェンジ)に専用のチャンネル を割り振ることができます。 トランスポーズ後の音程が MIDI 規定外のオクターブに なる場合は、一番近いオクターブに代用されます。 VoiceLive 3 が応答する MIDI ノートのレンジを指定で きます。ここで、キーボードのスプリット・ポイント を指定します。指定した音程の上と下どちらを有効と するかを選べます。 VoiceLive 3 – レファレンスマニュアル (2014-03-28) 設定レンジ:C-1 〜 G9 96
SETUP - セットアップ・メニュー SPLIT DIRECTION - スプリット・ディレク ション(方向) VIBRATO BOOST - ビブラート・ブースト・ パラメーター PITCHBEND RANGE - ピッチベンド・レン ジ・パラメーター SPLIT NOTE で指定した音程の上と下どちらに応答す るかを指定します。設定オプションは次の通りです。 受信 MIDI モジュレーション・メッセージの影響を設定 します。設定オプションは次の通りです。 MIDI ピッチベンド情報でヴォイスの音程に影響を与え るレンジを、セミトーンで指定します。デフォルトの 設定は 12(1 オクターブ)です。 – ABOVE - 上: SPLIT NOTE で指定した上の音程に応 答します。 – BELOW - 下: SPLIT NOTE で指定した下の音程に 応答します。 – BOOST - ブースト:モジュレーションはハーモニー・ ヴォイスにすでに施されているビブラートの量に加 算されます。 – MANUAL - マニュアル: モジュレーション・メッ セージの値がビブラートの量を直接指定します。
SETUP - セットアップ・メニュー SYSEX ID - システムエクスクルーシブ ID パラメーター SYSEX DUMP RATE - システムエクスク ルーシブ・ダンプ・レート・パラメーター VoiceLive 3 のシステムエクスクルーシブ ID を指定しま す。 ファームウェア・アップデートまたはプリセット管理 を行う際の MIDI データ交信速度を指定します。 VoiceSupport でファームウェア・アップデートまた はプリセット管理を行う際には、SysEx ID を 0 に設 定する必要があります。 – NORMAL - ノーマル: デフォルトの設定です。通常 はこの設定で使用します。 – SLOW - 低 速: 転 送 速 度 を 落 と し ま す。VoiceSupport ソフトウェアでのデータ交信が失敗する場 合にお試しください。 ! VoiceLive 3 – レファレンスマニュアル (2014-03-28) 98
SETUP - セットアップ・メニュー TONE - トーン・タブ VoiceLive 3 のヴォイス用 TONE(トーン)ブロックは、 リード・ヴォイス用のコンプレッション/ EQ /ゲート /ディエッサーで構成されます。これらの処理は、プ リセット単位ではなく、グローバルな扱いとなります。 TONE - トーン・パラメーター トーン・ブロックのオン/オフを切り替えます。 DE-ESS - ディエッサー・パラメーター シビランス(歯擦音)を除去するアダプティブ・ディエッ サーの効きを調節します。デフォルトの設定は 50 です。 コンプレッション/ EQ /ゲートは「ADAPTIVE」(ア ダプティブ)の設定を始点として、手動で調整を施す のは特定の問題を解決する場合のみにすることをお勧 めいたします。 VoiceLive 3 – レファレンスマニュアル (2014-03-28) 99
SETUP - セットアップ・メニュー COMPRESSION MODE - コンプレッショ ン・モード・パラメーター COMPRESS - コンプレッション・パラメー ター(ADAPTIVE 選択時) THRESHOLD - スレッショルド・パラメー ター(MANUAL 選択時) コンプレッションの種類を指定します。設定オプショ ンは次の通りです。 アダプティブ・コンプレッションの量を調節します。 デフォルトの設定は 50% です。 コンプレッサーが稼働を始めるレベルを指定します。 – ADAPTIVE - アダプティブ:入力内容に応じてセッ ティングを自動的に調整します。 – MANUAL - マニュアル:手動で設定を行います。セ ティングは、設定値で固定となります。 VoiceLive 3 – レファレンスマニュアル (2014-03-28) 100
SETUP - セットアップ・メニュー RATIO - レシオ・パラメーター(MANUAL 選択時) 信号がスレッショルドを超えた際の音の圧縮比を指定 します。 「1:X」の形式で表記され、レシオの数値が高 い程コンプレッサーの効きは強くなります。 VoiceLive 3 – レファレンスマニュアル (2014-03-28) GATE - ゲート・パラメーター 入力信号がスレッショルド値を下回ると出力レベルを さらに下げます。設定オプションは次の通りです。 – OFF - オフ:ゲート処理は行われません。 – ADAPTIVE - アダプティブ:入力内容に応じてセッ ティングを自動的に調整します。 – MANUAL - マニュアル:手動で設定を行います。 LEAD ATTEN - リード・アッテネーション・ パラメーター(ADAPTIVE / MANUAL 選択 時) リード・ヴォイスのレベルがゲートのスレッショルド を下回った際のレベルの減少量を指定します。 101
SETUP - セットアップ・メニュー HARM ATTEN - ハーモニー・アッテネーショ ン・パラメーター(ADAPTIVE / MANUAL 選択時) ゲートのハーモニー・ヴォイスのレベルがゲートのス レッショルドを下回った際のレベルの減少量を指定し ます。 VoiceLive 3 – レファレンスマニュアル (2014-03-28) THRESHOLD - スレッショルド・パラメー ター(ADAPTIVE / MANUAL 選択時) ゲートが稼働を始めるレベルを指定します。信号が こ こ で 設 定 し た レ ベ ル を 下 回 る と ゲ ー ト が 稼 働 し、 ATTEN パラメーターで指定した量のアッテネーション が施されます。 EQ MODE - EQ モード・パラメーター EQ の設定オプションは次の通りです。 – ADAPTIVE - アダプティブ:入力内容に応じて EQ セッティングを自動的に調整します。 – MANUAL - マニュアル:手動で設定を行います。セ ティングは、設定値で固定となります。 102
SETUP - セットアップ・メニュー SHAPE - シェイプ・パラメーター(ADAPTIVE 選択時) WARMTH - ウォームス(暖かみ)パラメー ター(ADAPTIVE 選択時) アダプティブ EQ の適用量を指定します。デフォルト の設定は 50 です。 アダプティブ EQ のキャラクターを調整します。オン にすると、より暖かみのあるサウンドが得られます。 LOW / MID / HIGH GAIN - ロー/ミッド /ハイ・ゲイン・パラメーター(MANUAL 選択時) 各帯域に対するブーストまたはカットの量を指定しま す。 設定レンジ:-12 〜 12 dB VoiceLive 3 – レファレンスマニュアル (2014-03-28) 103
SETUP - セットアップ・メニュー LOW / MID / HIGH FREQ - ロー/ミッド /ハイ・フリーケンシー(周波数)パラメー ター(MANUAL 選択時) MID BW - ミッド・バンドワイズ・パラメー ター(MANUAL 選択時) ミッド・バンドの EQ の幅を指定します。 各帯域の周波数を指定します。 設定レンジ:20 〜 20480 Hz VoiceLive 3 – レファレンスマニュアル (2014-03-28) 設定レンジ:NARROW(ナロー)、 0.11 〜 8.
SETUP - セットアップ・メニュー SYSTEM - システム・タブ CONTRAST - コントラスト・パラメーター ディスプレイのコントラストを調節します。視野角度 を変える際に調節します。 GLOBAL PRESET - グローバル・プリセッ ト・パラメーター GLOBAL NATPLAY - グローバル・ナチュラ ルプレイ・ソース・パラメーター プリセット内各エフェクト・ブロックの GLOBAL パラ メーターがオンの際に参照されるグローバル・プリセッ トのプリセット番号を指定します。 グローバルな扱いの NaturalPlay(ナチュラルプレイ) 機能の信号ソースを指定します。キー/スケール情報 を特定の音声またはコントロール・データからのみ得 たい場合に使用します。詳細は、ページ 31「NaturalPlay - ナチュラルプレイ」をご参照ください。 通常、GLOBAL パラメーターは各エフェクト・ブロッ クの最後のスクリーンに位置しています。エフェクト・ ブロックの GLOBAL パラメーターを OFF から ON に 変更すると、グローバル・プリセットの内容が適用さ れます。
SETUP - セットアップ・メニュー ALL GUITAR FX GLOBAL - オール・ギター・ エフェクト・グローバル・パラメーター GLOBAL TEMPO - グローバル・テンポ・パ ラメーター GLOBAL KEY/SCALE - グローバル・キー/ スケール・パラメーター 全ギター・エフェクトのグローバル化を行う、すなわち、 設定状態で固定させます。プリセット変更を行っても ギター関連のセッティングは変化させずに使い続けた い場合に使用します。VoiceLive 3 のギター・エフェク トは複数のエフェクト・ブロックで構成されますので、 エフェクトペダルを個別にオン/オフしていく使い方 ができます。 プリセットに保存されたテンポの値ではなく、全プリ セットを通してテンポを固定させたい場合に使用しま す。 オンにすると、プリセットの HARMONY スクリーンで 指定した KEY と SCALE パラメーターの設定が全プリ セットのキー/スケール情報を使用するエフェクトに 適用されます。 VoiceLive 3 – レファレンスマニュアル (2014-03-28) GLOBAL
SETUP - セットアップ・メニュー TUNER REFERENCE - チューナー基準ピッ チ・パラメーター HIT BEHAVIOR - HIT ビヘイビア・パラメー ター 内蔵チューナーの基準ピッチを指定します。デフォル トの基準ピッチは 440 Hz です。 手動でエフェクト・ブロックをオン/オフした際の振 る舞いを設定します。詳細は、ページ 38「HIT 機能: ダイナミックとスナップショット」をご参照ください。 VoiceLive 3 – レファレンスマニュアル (2014-03-28) 107
SETUP - セットアップ・メニュー BUTTONMAP - ボタンマップ・タブ 各プリセットには BUTTONMAP(ボタンマップ)タブ が用意されており、ヴォーカルとギターそれぞれのレ イヤーで 6 つずつのエフェクト・フットスイッチをリ マップできます。詳細は、" フットスイッチのリマップ " (page 35) をご参照ください。 プ リ セ ッ ト 単 位 の ボ タ ン マ ッ プ に 加 え、SETUP メ ニ ュ ー の BUTTONMAP タ ブ か ら は、STEP ボ タ ン と Mic Control 対応マイクロフォンのマイク・スイッチの 機能をリマップできます。 STEP BUTTON FUNCTION - STEP ボタン・ ファンクション・パラメーター STEP フットスイッチに違う機能を割り当てます。 STEP フットスイッチには、次の機能が割り当てられま す。ここでの設定はプリセットには保存されず、グロー バルな扱いとなります。アサインする機能によって、 ヴォーカルの場合は青、ギターの場合は赤、ループ/ システム機能の場合は紫に点灯します。 設定オプションは次の通り
SETUP - セットアップ・メニュー MIC SWITCH FUNCTION - マイク・スイッ チ・ファンクション・パラメーター MIC SWITCH MODE - マイク・スイッチ・ モード・パラメーター FOOTSWITCH - フットスイッチ・ジャック・ パラメーター Mic Control 対応マイクを使用する際の、マイク・コン トロールの機能を指定します。 Mic Control 対応マイクを使用する際の、マイク・スイッ チの動作モードを指定します。 FOOTSWITCH(フットスイッチ)コネクターに接続す る外部コントローラーの種類を選びます。 設定オプションは次の通りです。 設定オプションは次の通りです。 – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – LATCHED - ラッチ:フットスイッチをタップする 度に指定エフェクトのオン/オフが交互に切り替わ ります。 – MOMENTARY - モメンタリー:スイッチを押して いる間はオン、離すとオフになります。 – SWITCH-3:SWITCH-3(別売りオプション)フッ トスイッチ
SETUP - セットアップ・メニュー EXPR PEDAL FUNCTION - エクスプレッ ション・ペダル・ファンクション・パラメー ター FOOTSWITCH(フットスイッチ)コネクターに 2 台目 のエクスプレッション・ペダルを接続する際の、ペダ ルの機能を指定します。 設定オプションは次の通りです。 – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – Guitar Rhythmic Division Guitar Amp Post Gain Guitar Amp Pre Gain Guitar Level Guitar Pan Looper Level Headphone Level Guitar Delay Send Guitar Reverb Send EXP MIN POS - エクスプレッション最小ポ ジション・パラメーター FOOTSWITCH(フットスイッチ)コネクターに 2 台目 のエクスプレッション・ペダルを接続する際の、ペダ ルの最小ポジションでのパラメーター値を指定します。 追加
SETUP - セットアップ・メニュー EXP MAX POS - エクスプレッション最大ポ ジション・パラメーター FOOTSWITCH(フットスイッチ)コネクターに 2 台目 のエクスプレッション・ペダルを接続する際の、ペダ ルの最大ポジションでのパラメーター値を指定します。 SW3-1 / SW3-2 / SW3-3 パラメーター SWITCH-3 の各フットスイッチの機能を指定します。 FOOTSWITCH ジャック・パラメーターを SWITCH-3 に設定している場合にのみ有効です。 設定オプションは次の通りです。 追加情報は、ページ 47「EXPR PEDAL - エクスプレッ ション・ペダル・タブ」をご参照ください。 VoiceLive 3 – レファレンスマニュアル (2014-03-28) – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – Step Pitch Corr(ection) All Mute (Guitar and Vocal mute) µMod Delay Reverb Vocal HIT Doub
SETUP - セットアップ・メニュー PEDAL CALIBRATION - ペダル・ キャリブレーション・タブ ペダルのキャリブレーションについての詳細は、ペー ジ 48「エクスプレッション・ペダルのキャリブレー ション」をご参照ください。 PRODUCT INFO - 製品情報タブ – ファームウェア・ヴァージョン – シリアルナンバー – 製造日 を表示します。 これらの情報は、TC-Helicon サポートに問い合わせを 行う際に重要な情報となりますので、問い合わせ内容 と共に必ずお送りください。 VoiceLive 3 – レファレンスマニュアル (2014-03-28) 112
付録 Appendix 付録 VoiceLive 3 – レファレンスマニュアル (2014-03-28) 113
付録 MIDI CC リスト オン/オフ切り替えのパラメーターでは、1 〜 63 =オ フ、64 〜 127 =オンとなります。 CC 番号 1 Harmony Vibrato Boost 16 Guitar – Rhythmic 17 Guitar – Delay 19 Guitar – Compressor 21 Guitar – µMod 23 Guitar – Octaver 25 Guitar – Amp 27 Guitar – Wah 29 Guitar – Boost 30 Vocal Harmony – キー(C=0、C#=1、D=2、D#=3、E=4、 F=5、 F#=6、 G=7、 G#=8、A=9、A#=10、B=11) 31 Vocal Harmony – スケール(MAJ1=0、MAJ2=1、MAJ3=2、MIN1=3、MIN2=4、 MIN3=5、MIN3=6) 46 Guitar – Reverb 47 Guitar – HIT 50 Vocal – Vocoder/Synth VoiceLive 3 – レファレンスマ
付録 CC 番号 51 Vocal – Rhythmic 56 Vocal – HIT 104 Vocal – Choir 110 Vocal – Harmony 111 Vocal – Double 112 Vocal – Reverb 113 Vocal – HardTune 115 Step – ステップ番号(1= ステップ 1、2= ステップ 2、等) 116 Vocal – µMod 117 Vocal – Delay 118 Vocal – Transducer 119 Harmony Hold 123 オールノートオフ VoiceLive 3 – レファレンスマニュアル (2014-03-28) 115
付録 システム・メンテナンス/ ファクトリー・リセット システム・メンテナンス用の専用モードでの起動を選 べます。システム・メンテナンス・モードから、ファ クトリー・リセットを行えます。 VoiceLive 3 – レファレンスマニュアル (2014-03-28) シムテム・メンテナンス・モードでの起動 USB フラッシュ・ドライブを使ったファー ムウェア・アップデート – VoiceLive の電源をオフにします。 – 接続されている場合は、ヘッドフォンを外します。 – の先端を伸ばした安全ピン等で、ヘッドフォン・ ジャック奥の小さいボタンを押します。力は加えな いでください。ボタンが押されると、クリックが確 認できます。 – ボタンを押したままの状態で、VoiceLive 3 をオンに します。 – スクリーン上部に「System Maintenance」と表示さ れたら、システム・メンテナンス・モードでの起動 が正しく行われています。通常の起動画面が表示さ れたら、ヘッドフォン・ジャック内のボタンが正し く押されていませんので、再度お試しください。 – コントロール・ノブで項目を選択します。
仕様 Technical Specifications 仕様 VoiceLive 3 – レファレンスマニュアル (2014-03-28) 117
仕様 主な機能 ヴォーカル・エフェクト – – – – – – – – – – – – µMod Echo & Delay Reverb Harmony Double Transducer Rhythmic HardTune & ピッチ補正 Choir Stutter Vocoder Adaptive Tone ルーパー – マルチトラック・ルーパー – 基本ループ(A)+ヴァース/コーラス用レイヤー(B / C)の 3 トラック構成、無限オーバーダブ対応 – 3 トラックのループを 10 保存可能 – 合計ループ・タイム 45 分 ギター・エフェクト – – – – – – – – – – – Amp Modeling Drive Delay Reverb Compression Resonant Filter Wah µMod(Flange、Chorus、De-tune) Shifter Rhythmic/Tremolo Talkbox(Vocoder の一部) VoiceLive 3 – レファレンスマニュアル (2014-03-28) コントロール 250 ファクトリー・プリセット 50
仕様 アナログ出力 コントロール ヴォイス – コネクター:バランス XLR – 出力インピーダンス:300 Ω(バランス)/ 150 Ω(ア ンバランス) – 出力レンジ 0 dBFS ラインレベル :+14 dBu /マイク レベル:-2 dBu – ダイナミックレンジ:>109 dB、20 Hz 〜 20 kHz – 周波数特性 20 Hz 〜 20 kHz、+0 / -0.3 dB – D/A 変換:24 ビット、128 x オーバーサンプリング・ ビットストリーム、115 dB SNR A-weighted – – – – ギター – コネクター:1/4" TRS フォーンジャック – 出力インピーダンス:442 Ω(バランス)/ 221 Ω(ア ンバランス) – 出力レンジ 0 dBFS ラインレベル :+14 dBu /マイク レベル:-2 dBu – ダイナミックレンジ:>101 dB、20 Hz 〜 20 kHz – 周波数特性 20 Hz 〜 20 kHz、+0 / -0.
仕様 付属品 – – – – パワーサプライ(地域準拠品) USB ケーブル クイックスタート・ガイド ギター/ヘッドフォン・コンボ・ケーブル VoiceLive 3 – レファレンスマニュアル (2014-03-28) 120
仕様 VoiceLive 3 – レファレンスマニュアル (2014-03-28) 121