Dell PowerTools Fabric Manager for XC Seri es User’s Guide Dell Engineering 2017 年 6 月 Dell ユーザーズガイド
Dell ユーザーズガイド
Revisions 日付 説明 2017 年 6 月 初版発行 本書の情報は「現状のまま」提供されています。Dell Inc. は本書の情報についていかなる種類の表明または保証も行わず、特に、商品性または特定目 的への適合性に対するいかなる黙示的な保証も放棄します。 本書で説明されたいかなるソフトウェアの使用、複製、および配布にも、該当するソフトウェアライセンスが必要です。 Copyright © 2017 Dell Inc. or its subsidiaries.All Rights Reserved.Dell、EMC、およびその他の商標は、Dell Inc. またはその子会社の商標です。その 他の商標は、それぞれの所有者の商標である場合があります。Published in the USA.
目次 Revisions ............................................................................................................................................................................................ 3 4 1 Dell PowerTools Fabric Manager について .......................................................................................................................... 5 2 前提条件 ...................................................................................................................................
1 Dell PowerTools Fabric Manager について Dell PowerTools Fabric Manager はネットワーク検証ツールです。このツールは管理ワークステーションを 使用して実行します。このツールは、ネットワークスイッチが推奨スイッチのリストに記載されているかを 確認すると共に、ネットワーク構成設定が導入開始に向けた準備ができているかを確認します。現在、この ツールは Windows ワークステーションでのみ有効であり、XC Series アプライアンスに使用されます。 メモ: お使いのスイッチが PowerTools Fabric Manager によって確認されない場合でも、このスイッチが XC ソリューションによってサポートされないことを意味するわけではありません。検証対象のスイッチに 対し、次の要件リストを手動で適用しなければならない、ということを意味します。 このツールを実行すると、次に示す必要な機能がスイッチに備わっているかが検証されます。 5 • トップオブラック(TOR)スイッチの 1 G/10 G 機能を判別 • スイッチのモデルを特定
2 前提条件 PowerTools Fabric Manager を実行するには、次の情報が必要です。 • スイッチ IP アドレス • スイッチのユーザー ID とパスワード • スイッチの SSH 機能が有効であること(SSH の有効化/無効化については、スイッチの「導入ガイ ド」を参照) • Windows ワークステーション メモ: この検証ツールを実行した後は、セキュリティのために SSH を無効にしてください。 2.1 サポートされるネットワークスイッチのリスト PowerTools Fabric Manager で容易に確認できる検証済みのネットワークスイッチを表 1 に示します。 Table 1 検証済みスイッチのリスト スイッチのモデル タイプ OS バージョン Dell PowerConnect PC 8024、PC 8024F 5.1.10.1 PC6024 3.3.15.1 Dell Networking S4810 / S60 / S4048 / S5000 9.11.0.
2. お使いの XC アプライアンスを選択します。 3. 左側の Drivers & Downloads(ドライバとダウンロード)をクリックし、Applications(アプリケ ーション)までスクロールダウンして、PowerTools Fabric Manager を選択します。 4. DellPowerToolsFabricManager.msi をダウンロードして任意の場所に保存し、このツールを管理ワ ークステーションにインストールします。 インストーラは 3 つのファイル、README、libssh2.dll、ptfmcli.exe をフォルダ C:\Dell_OEM\DellPower ToolsFabricManager にコピーします。 メモ: この実行可能ファイルと dll は、同じディレクトリ内に置いておくl必要があります。 2.
-f <ファイル名> 到達可能性をチェックするための、XC ノードの IPv4 アドレスのリスト (1 行に 1 つ)を含むファイル -l <ログファイル> 書き込み先のログファイル(デフォルト: DellPowerToolsFabricManag er.log) -v <詳細レベル> Figure 1 ログの書き込みに使用する詳細レベル(デフォルト: 3) PowerTools Fabric Manager がスイッチの IP アドレスに接続したときの初期画面。 2. コマンドプロンプトで、スイッチの IP アドレスを入力します。 3. コマンドプロンプトで、スイッチの SSH ログイン用のユーザー名を入力します。 4. コマンドプロンプトで、スイッチの SSH ログイン用のパスワードを入力します。 認証が確立すると、ツールでは必要なスイッチ機能がすべて検証されます。 5.
Figure 2 6.
お使いのスイッチが PTFM で検証済みのスイッチでない場合は、図 3 の画面が表示されます。 Figure 3 7. スイッチが検証済みのスイッチでない場合の Dell PTFM の出力。 Dell EMC では、テストが完了して合格したら、SSH を無効にすることを推奨します。SSH が必要 になるのはテストを実行するときのみです。 2.4 Dell PowerTools Fabric Manager のレポートの表示 PowerTool Fabric Manager では、すべてのテストが実行されるとログファイルが更新され、PowerTool Fa bric Manager があるディレクトリと同じディレクトリにレポートファイルが作成されます。 このツールでは、すべてのメッセージ、コマンド、出力がログファイル(デフォルト名: DellPowerToolsFab ricManager.log)に詳細に記録されます。 レポートファイルは、発生した警告やエラーを特定し、XC クラスタが作成できるようにするのに必要とな る対応処置を決定するために使用されます。このファイルは .
Figure 4 レポートメッセージ例。 Table 2 レポートメッセージの定義 用語 定義 スイッチのモデル スイッチのタイプ、モデル、およびスイッチ上の現在のオペレーティングシス テムのバージョンを表示します。お使いのスイッチが PowerTools Fabric Man ager によって検証済みのスイッチでない場合は、項 1.
用語 定義 IPv6 スイッチが IPv6 対応の場合、テスト結果は合格となります。スイッチが IPv6 対応でない場合、テスト結果は不合格となります。 VLAN VLAN 機能と、スイッチ上で設定された VLAN を表示します。スイッチが VLA N 対応の場合はテスト結果が合格となり、VLAN 対応でない場合は不合格とな ります。 IP サブネット このツールでは、設定済みのインタフェースはすべて「Ports in use(使用中ポ ート)」としてレポートされます。これらのポートは、XC クラスタノードの 接続には使用できません。 IP ルーティング スイッチ上で設定されたルートをレポートするツールです。 ファイアウォールチェッ このテストは、ツール自体が Windows XC ノード上で実行されていることを検 ク 出した場合にのみ実行されます。XC の基本的な機能と検出機能が正しく動作 するためには、次のポートが開いている必要があります。このツールは、Wind ows ファイアウォールで次のポートを開きます。 詳細 • ポート 13000 上の UDP(Nutanix 検
上記の検証ができない場合は、問題を修正するか、Dell EMC の営業担当者に問い合わせて検証済みスイッ チを購入してください。 13 Dell PowerTools Fabric Manager for XC Series User’s Guide | A00