Dell EMC XC430 Xpress ハイパーコンバージドアプラ イアンス サービスおよび設置マニュアル
メモ、注意、警告 メモ: 製品を使いやすくするための重要な情報を説明しています。 注意: ハードウェアの損傷やデータの損失の可能性を示し、その問題を回避するための方法を説明しています。 警告: 物的損害、けが、または死亡の原因となる可能性があることを示しています。 著作権 © 2017 すべての著作権は Dell Inc. またはその子会社にあります。 Dell、EMC、およびその他の商標は、Dell Inc. またはその子会社の商標です。その他の商標 は、それぞれの所有者の商標である場合があります。 2017 - 06 Rev.
目次 1 お使いのシステムについて.................................................................................................................................. 6 XC430 Xpress でサポートされている構成 ......................................................................................................................... 6 前面パネルの機能とインジケータ..........................................................................................................................................7 背面パネルの機能とインジケータ..........................................
冷却エアフローカバーの取り付け.................................................................................................................................. 29 システムメモリ......................................................................................................................................................................29 メモリモジュール取り付けガイドライン............................................................................................................................. 31 モードごとのガイドライン............................
パスワードを忘れたとき....................................................................................................................................................... 62 9 困ったときは.................................................................................................................................................. 63 Dell EMC へのお問い合わせ............................................................................................................................................. 63 マニュアルのフィードバック.............
1 お使いのシステムについて XC430 Xpress ハイパーコンバージドアプライアンスは、最大 2 台の Xeon E5-2600 v4 プロセッサ、最大 12 枚の DIMM、および 3 台のハードドライブと 1 台のソリッドステートドライブ(SSD)をサポートします。 トピック: • XC430 Xpress でサポートされている構成 • 前面パネルの機能とインジケータ • 背面パネルの機能とインジケータ • 診断インジケータ • お使いのシステムのサービスタグの位置 XC430 Xpress でサポートされている構成 XC430 Xpress は、次の構成をサポートしています。 図 1.
前面パネルの機能とインジケータ 図 2. 前面パネルの機能とインジケータ 表 1.
アイテム インジケータ、ボタン、またはコネク アイコン タ 説明 8 USB コネクタ USB デバイスをシステムに接続するときに使用します。ポートは USB 2.0 対応です。 9 情報タグ 参照用のサービスタグ、NIC、MAC アドレスなどのシステム情報を含む、 引き出し式のラベルパネルです。 10 ハードドライブ ホットスワップ対応 3.5 インチハードドライブまたは SSD 4 台まで。 背面パネルの機能とインジケータ 図 3. 背面パネルの機能とインジケータ 表 2.
アイテム インジケータ、ボタン、またはコネク アイコン タ 説明 ボタンを押してシステム識別のオン / オフを切り替えます。POST 中にシス テムの反応が停止した場合は、システム識別ボタンを 5 秒以上押し続け て BIOS プログレスモードに入ります。 iDRAC をリセットするには(F2 iDRAC セットアップで無効に設定されてい ない場合)、ボタンを 15 秒以上長押しします。 11 システム識別コネクタ オプションのケーブルマネージメントアームを通して、オプションのシステムステ ータスインジケータアセンブリを接続します。 12 イーサネットコネクタ(3) 10/100/1000 Mbps NIC コネクタ。 13 イーサネットコネクタ(4) 14 電源装置ユニット(PSU1 と PSU2) 冗長電源装置 550 W の冗長 AC 電源装置を 2 台まで。 診断インジケータ システムの診断インジケータは操作ステータスとエラーステータスを示します。 前面パネルの診断インジケータ メモ: システムの電源がオフのときは、どの診断インジケータも点灯しません。システムを起動する
アイコン 説明 状態 対応処置 温度インジケータ システムに温度に関するエラー(例えば、 次の状態が発生していないことを確認してください。 周囲温度が許容範囲を超えている、また • 冷却ファンが取り外されているか、故障している。 はファンの故障)が発生している場合、イ • システムカバー、冷却用エアフローカバー、EMI フィラーパネ ンジケータは橙色に点滅します。 ル、メモリモジュールのダミー、または背面フィラーブラケットが 取り外されている。 • 室温が高すぎる。 • 外部の通気が遮断されている。 「困ったときは」の項を参照してください。 メモリインジケータ メモリエラーが発生すると、このインジケー タが橙色に点滅します。 障害が発生したメモリの位置については、システムイベントログ またはシステムメッセージをチェックしてください。メモリモジュール を取り付けなおします。問題が解決しない場合は、「困ったとき は」の項を参照してください。 関連するリンク 困ったときは ハードドライブインジケータコード 各ハードドライブキャリアには、アクティビティインジケータとステータスインジケータがありま
表 4. ハードドライブインジケータコード ドライブステータスインジケータのパターン 状態 1 秒間に 2 回緑色に点滅 ドライブの識別中または取り外し準備中 オフ ドライブの挿入または取り外し可 メモ: システムへの電源投入後、すべてのハードディスクドライブが初 期化されるまで、ドライブステータスインジケータは消灯したままです。 消灯している間、ドライブの挿入または取り外しの準備はできていま せん。 緑色、橙色に点滅後、消灯 予期されたドライブの故障 1 秒間に 4 回橙色に点滅 ドライブに障害発生 緑色にゆっくり点滅 ドライブの再構築中 緑色の点灯 ドライブオンライン状態 緑色に 3 秒間点滅、橙色に 3 秒間点滅、その後 6 秒後に消灯 再構築が停止 NIC インジケータコード 背面パネルの NIC には、ネットワークアクティビティとリンクステータスに関する情報を提供するインジケータがあります。アクティビティ LED は、NIC が現在 接続されているかどうかを示します。リンク LED は、接続ネットワークの速度を示します。 図 5.
表記規則 ステータス 状態 C リンクインジケータが橙 NIC が最大ポート速度未満で有効なネットワークに接続されてい ます。 D アクティビティインジケータが黄色に点滅 ネットワークデータの送信中または受信中です。 内部 SD モジュールのインジケータコード 内部 SD モジュール(ISDM)をストレージ用または OS 起動パーティションとして設定できます。ISDM カードには次の機能があります。 • シングルカードオペレーション — シングルカードオペレーションはサポートされますが、冗長性は提供されません。 図 6. 内部 SD モジュール LED ステータスインジケータ 1 次の表は、ISDM インジケータコードについて説明しています。 表 6.
iDRAC ダイレクト LED インジケータコード iDRAC ダイレクト LED インジケータが点灯して、ポートが接続され、iDRAC サブシステムの一部として使用されていることを示します。 メモ: USB ポートが USB モードで使用されている場合、iDRAC ダイレクト LED インジケータは点灯しません。 図 7. iDRAC ダイレクト LED インジケータ 1 iDRAC ダイレクトステータスインジケータ iDRAC ダイレクト LED インジケータ表は、管理ポート(USB XML インポート)を使用して iDRAC ダイレクトを設定しているときの iDRAC ダイレクトのア クティビティを説明しています。 表 7.
冗長電源ユニットのインジケータコード 各 AC 電源装置ユニット(PSU)には光る半透明のハンドルがあり、電力が供給されているかどうか、電源の障害が発生しているかどうかを示します。 図 8. AC PSU ステータスインジケータ AC PSU ステータスインジケータまたはハンドル 1 表 9. 冗長 AC PSU ステータスインジケータ 表記規則 電源インジケータのパタ ーン 状態 A 緑色 有効な電源が PSU に接続されているか、PSU が動作中です。 B 緑色の点滅 PSU ファームウェアのアップデート中に、PSU ハンドルが緑色に点滅します。 注意: ファームウェアをアップデートしている際に、電源コードを外したり PSU を抜いたりし ないでください。ファームウェアのアップデートが中断した場合、PSU は機能しなくなりま す。Dell Lifecycle Controller を使用して PSU ファームウェアをロールバックする必要が あります。Dell.
表記規則 電源インジケータのパタ ーン 状態 注意: 電源ユニット(PSU)の不整合を修正する場合は、インジケータが点滅している PSU のみ交換してください。ペアを一致させるために他の PSU を交換すると、エラー状 態および予期しないシステムシャットダウンの原因となる場合があります。高出力構成か ら低出力構成、またはその逆へ変更するには、システムの電源を切る必要があります。 注意: AC PSU は、220 V のみをサポートする Titanium PSU を除き、220 V および 110 V 入力電圧の両方をサポートします。2 台の同じ PSU に異なる入力電圧が供給される と、異なるワット数が出力され、不整合を生じる場合があります。 注意: 2 台の PSU を使用する場合は、両方のタイプと最大出力電力が同一である必 要があります。 注意: AC PSU と DC PSU との組み合わせはサポートされておらず、不整合の原因とな ります。 E 消灯 電源が接続されていません。 お使いのシステムのサービスタグの位置 お使いのシステムは、一意のエクスプレスサービスコードおよびサービスタグナンバ
2 参照文書 Dell EMC のマニュアルの詳細については、お使いの製品に固有のサポートマトリックス(Dell.com/XCSeriesmanuals)を参照してください。 Nutanix ソリューションソフトウェアの特定のリリースに対応する Nutanix マニュアルの詳細については、お使いの製品に固有のサポートマトリックス (Dell.
3 技術仕様 お使いのシステムの技術仕様および環境仕様の詳細については、Dell.
4 システムの初期セットアップと設定 システムのセットアップ お使いのシステムをセットアップするには、次の手順を実行します。 1 XC430 Xpress の導入の詳細については、『Dell EMC XC430 Xpress Hyper-Converged Deployment Guide』(Dell EMC XC430 Xpress ハイ パーコンバージド導入ガイド)を参照してください(Dell.
表 10. ファームウェアおよびドライバ メソッド 場所 デルサポートサイトから Dell.com/support/home Dell Remote Access Controller Lifecycle Controller(iDRAC with LC) Dell.com/idracmanuals を使用 Dell Repository Manager(DRM)を使用 Dell.com/openmanagemanuals Dell OpenManage Essentials(OME)を使用 Dell.com/openmanagemanuals Dell Server Update Utility(SUU)を使用 Dell.com/openmanagemanuals Dell OpenManage Deployment Toolkit(DTK)を使用 Dell.
5 セットアップユーティリティ メモ: セットアップユーティリティのデフォルト設定を変更すると、アプライアンスが使用できなくなるおそれがあります。変更は、Dell EMC テクニ カルサポートの指示に基づく場合にのみ行うことをお勧めします。 20 セットアップユーティリティ
6 システムコンポーネントの取り付けと取り外し ハードディスクドライブ(HDD)、ソリッドステートドライブ(SSD)、電源装置などのハードウェアコンポーネントをアプライアンスに追加したり交換したりできま す。このような作業は Dell EMC 認定サービス技術者のみが行う必要があります。特定のハードウェアコンポーネントの修理や交換については、カスタマー サポートへの問い合わせが必要となる場合があります。 トピック: • 安全にお使いいただくために • システム内部の作業を始める前に • システム内部の作業を終えた後に • 推奨ツール • 前面ベゼル(オプション) • システムカバー • システムの内部 • 冷却エアフローカバー • システムメモリ • SATADOM • ハードドライブ • 冷却ファン • 拡張カードと拡張カードライザー • iDRAC ポートカード • 内部 SD モジュール • 電源装置ユニット • システムバッテリー 安全にお使いいただくために 警告: システムを持ち上げる必要のある場合は、必ず 2 人以上で行ってくださ
システム内部の作業を始める前に 前提条件 「安全にお使いいただくために」の項に記載された安全ガイドラインに従ってください。 手順 1 システムとすべての周辺機器の電源を切ります。 2 システムを電源コンセントと周辺機器から外します。 3 前面ベゼルが取り付けられている場合は、取り外します。 4 必要に応じて、システムをラックから取り外します。 詳細については、Dell.com/poweredgemanuals のラック取り付けプレースマットを参照してください。 5 システムのカバーを外します。 関連するリンク 安全にお使いいただくために オプションの前面ベゼルの取り外し システムカバーの取り外し システム内部の作業を終えた後に 前提条件 「安全にお使いいただくために」の項に記載された安全ガイドラインに従ってください。 手順 1 システムカバーを取り付けます。 2 必要に応じて、システムをラックに取り付けます。 詳細については、Dell.
オプションの前面ベゼルの取り外し 前提条件 「安全にお使いいただくために」の項に記載された安全ガイドラインに従ってください。 手順 1 ベゼルキーの位置を確認して取り外します。 メモ: ベゼルキーはベゼルの背面に取り付けられています。 2 キーを使ってベゼルのロックを解除します。 3 リリースラッチを上にスライドさせて、ベゼルの左端を引きます。 4 右端のフックを外し、ベゼルを取り外します。 図 9.
図 10.
図 11.
図 12.
システムの内部 図 13.
冷却エアフローカバーの取り外し 前提条件 1 「安全にお使いいただくために」の項に記載された安全ガイドラインに従ってください。 2 「システム内部の作業を始める前に」の項に記載された手順に従います。 3 フルレングス PCIe カードが取り付けられている場合は、取り外します。 手順 タッチポイントを持ち、冷却エアフローカバーを持ち上げてシステムから取り外します。 図 14.
冷却エアフローカバーの取り付け 前提条件 1 「安全にお使いいただくために」の項に記載された安全ガイドラインに従ってください。 2 「システム内部の作業を始める前に」の項に記載された手順に従います。 3 該当する場合は、シャーシ側面に沿ってシステム内部にケーブルを配線し、ケーブル保持ブラケットを使ってケーブルを固定します。 手順 1 冷却エアフローカバーのタブをシャーシの固定スロットに合わせます。 a 冷却エアフローカバーをシステム基板上のガイドピンに合わせます。 b イントルージョンスイッチをシステム基板のイントルージョンスイッチコネクタに合わせます。 2 しっかりと装着されるまで、冷却エアフローカバーをシャーシに押し下げます。 しっかり装着されると、冷却エアフローカバーに刻印されているメモリソケット番号がそれぞれのメモリソケットと揃います。 図 15.
メモ: MT/s は DIMM の速度単位で、MegaTransfers/ 秒の略語です。 メモリバスの動作周波数は 2400 MT/s で、以下の要因に応じて異なります。 • 選択されているシステムプロファイル(たとえば、Performance Optimized(パフォーマンス重視の構成)、Custom(カスタム)、または Dense Configuration Optimized(高密度設定最適化)) • プロセッサでサポートされている DIMM の最大周波数 システムには 4 つのセットに分けられる 12 のメモリソケット(4 ソケットのセットを 2 つ、2 ソケットのセットを 2 つ )があります。 4 ソケットの各セットは 2 つ のチャネルで、2 ソケットの各セットは 1 つのチャネルで構成されています。 4 つのソケットセットの各チャネルの最初のソケットのリリースレバーは白、2 番目 のソケットのレバーは黒になります。2 ソケットセットでは各リリースレバーは白になります。 メモ: ソケット A1~A8 の DIMM はプロセッサ 1 に、ソケット B1~B4 の DIMM はプロセッサ
プロセッサ 1 チャネル 0:メモリソケット A1 と A5 チャネル 1:メモリソケット A2 と A6 チャネル 2:メモリソケット A3 と A7 チャネル 3:メモリソケット A4 と A8 プロセッサ 2 チャネル 0: メモリソケット B1 チャネル 1: メモリソケット B2 チャネル 2: メモリソケット B3 チャネル 3: メモリソケット B4 次の表は、サポートされている構成のメモリ装着と動作周波数を示したものです。 表 11. サポートされる構成 DIMM のタイ プ 装着 DIMM/ チャネル 動作周波数(単位:MT/s) 最大 DIMM ランク / チャネル RDIMM 1 2400 デュアルランクまたはシングルランク 電圧 1.
モードごとのガイドライン 各プロセッサに 4 つのメモリチャネルが割り当てられます。使用可能な構成は、選択するメモリモードによって異なります。 メモ: x4 と x8 DRAM ベースの DIMM が併用でき、RAS 特性がサポートされます。ただし、特定の RAS 特性に関するすべてのガイドラインに 準拠している必要があります。x4 DRAM ベースの DIMM は、メモリ最適化(独立チャネル)モードで SDDC(Single Device Data Correction)を維持します。x8 DRAM ベースの DIMM が SDDC を獲得するには、アドバンス ECC モードを必要とします。 次の項では、各モードの詳しいメモリ装着ガイドラインを説明します。 メモリ最適化(独立チャネル)モード このモードでは、使用するデバイス幅が x4 のメモリモジュールについてのみ Single Device Data Correction(SDDC)がサポートされます。スロット装着 に関する特定の要件はありません。 メモリモジュールの取り外し 前提条件 1 「安全にお使いいただくために」の項に記載された安全ガイドラ
図 17.
注意: 取り付け中のメモリモジュール、またはメモリモジュールソケットへの損傷を防ぐため、メモリモジュールを折ったり曲げたりしない でください。メモリモジュールの両端は同時に挿入してください。 2 ソケットにメモリモジュールまたはメモリモジュールダミーが取り付けられている場合は、それを取り外します。 メモ: メモリモジュールダミーの取り外し手順は、メモリモジュールの取り外し手順に似ています。 メモ: 取り外したメモリモジュールダミーは、今後の使用のため保管しておきます。 3 メモリモジュールのエッジコネクタをメモリモジュールソケットの位置合わせキーに合わせ、メモリモジュールをソケット内に挿入します。 メモ: メモリモジュールソケットには位置合わせキーがあり、メモリモジュールをソケットに一方向でしか取り付けられないようになってい ます。 注意: メモリモジュールの中央にかけないようにしてください。メモリモジュールの両端に均等に力を加えてください。 4 ソケットレバーが所定の位置にしっかりと収まるまで、メモリモジュールを親指で押し込みます。 メモリモジュールがソケットに適切に装着されると、メモリモジュール
関連するリンク 安全にお使いいただくために システム内部の作業を始める前に 冷却エアフローカバーの取り外し 冷却エアフローカバーの取り付け システム内部の作業を終えた後に SATADOM SATADOM は、標準 SATA データ接続が内蔵された disk-on-module(DOM)フォームファクタです。デフォルトで、SATADOM には電源ケーブルが取 り付けられており、読み取り / 書き込み位置に設定されています。 SATADOM は オンボード SATA コントローラを使用するため、追加のコントローラを必要としません。 Nutanix では、データドライブとは個別のコントローラ上に起動デバイスがあるため、システムのディスクパフォーマンスが向上します。 SATADOM についての重要な情報 アプライアンスに同梱の SATA Disk‐On‐Motherboard(SATADOM)は、アプライアンスの起動デバイスとして使用するためのものです。 メモ: アプライアンスによって使用される書き込み集中型のアクティビティとプロセスは、起動デバイスではなく、SSD および HDD 上で実行する ことを意図してい
手順 1 テープバックアップ装置(TBU)の電源コネクタから、電源ケーブルを外します。 2 SATADOM のロックリリースを押し、SATADOM を引き上げてシステムから取り外します。 メモ: SATADOM を取り外したら、再利用、返品、または一時的な保管のために静電気防止パッケージに入れておきます。 メモ: Dell EMC は、SATADOM の読み取り/書き込みのデフォルト設定は変更しないことをお勧めします。 図 19.
SATADOM の取り付け 前提条件 1 「安全にお使いいただくために」の項に記載された安全ガイドラインに従ってください。 2 「システム内部の作業を始める前に」の項に記載された手順に従います。 3 SATADOM を取り付ける前に、冷却エアフローカバーを取り外します。 メモ: Dell EMC は、SATADOM の読み取り/書き込みのデフォルト設定は変更しないことをお勧めします。 手順 1 SATADOM のロックリリースを押し、システム基板にある優先 SATADOM コネクタに SATADOM を差し込みます。 メモ: 優先 SATADOM コネクタは SATA9 であり、青色で示されています。黒色で示された SATA8 コネクタを使用することもできま す。 2 システム基板の SATADOM TBU 電源コネクタに電源ケーブルを接続します。 次の手順 「システム内部の作業を終えた後に」の項に記載された手順に従います。 関連するリンク 安全にお使いいただくために システム内部の作業を始める前に システム内部の作業を終えた後に ハードドライブ お使いのシステムでは、以下の設定がサポートさ
ハードドライブがオンラインの場合、ハードドライブの電源をオフにすると、緑色のアクティビティ / 障害インジケータが点滅します。ハードドライブインジ ケータが消灯したら、ハードドライブを取り外すことができます。 注意: データの損失を防ぐために、お使いのオペレーティングシステムがホットスワップによるドライブの取り付けに対応していることを確認してく ださい。お使いの OS のマニュアルを参照してください。 メモ: ホットスワップ対応ハードドライブは、ハードドライブスロットに収まるホットスワップ対応ハードドライブキャリアに装着されて提供されま す。 手順 1 リリースボタンを押してハードドライブキャリアリリースハンドルを開きます。 2 ハードドライブキャリアをスライドさせてハードドライブスロットから取り出します。 注意: システムの正常な冷却状態を維持するため、空のハードドライブスロットすべてにハードドライブキャリアのダミーを取り付ける 必要があります。 図 20.
注意: ハードドライブの取り付け時は、隣接するドライブが完全に取り付けられていることを確認してください。完全に取り付けられていないキャ リアの隣にハードドライブキャリアを挿入してハンドルをロックしようとすると、完全に取り付けられていないキャリアのシールドバネが損傷し、使 用できなくなる可能性があります。 注意: データの損失を防ぐために、お使いのオペレーティングシステムがホットスワップによるドライブの取り付けに対応していることを確認してく ださい。お使いの OS のマニュアルを参照してください。 注意: ホットスワップ対応の交換用ハードディスクドライブを取り付け、システムの電源を入れると、ハードディスクドライブの再構築が自動的に 始まります。交換用ハードドライブが空であるか、または上書きしてよいデータのみが格納されていることを必ず確認してください。交換用ハー ドディスクドライブ上のデータはすべて、ハードディスクドライブの取り付け後ただちに失われます。 メモ: ホットスワップ対応ハードドライブは、ハードドライブスロットに収まるホットスワップ対応ハードドライブキャリアに装着されて提供されま す。 1 前面ベゼル
ハードドライブキャリアからのハードドライブまたはソリッドステートドラ イブの取り外し 前提条件 1 #1 プラスドライバを準備しておきます。 2 システムからホットスワップ対応ハードドライブキャリアを取り外します。 手順 1 ハードドライブキャリアのスライドレールからネジを外します。 2 ハードドライブを持ち上げてハードドライブキャリアから取り出します。 図 22.
図 23.
図 24.
手順 1 ファンを冷却ファンブラケットまで下げます。 2 電源ケーブルをシステム基板の電源ケーブルコネクタに接続します。 図 25.
図 26.
表 12.
5 シャーシ上のスロット 6 拡張カードラッチ 次の手順 1 拡張カードライザーを取り付けます。 2 「システム内部の作業を終えた後に」の項に記載された手順に従います。 関連するリンク 安全にお使いいただくために システム内部の作業を始める前に 拡張カードライザーの取り付け システム内部の作業を終えた後に 拡張カードライザーの取り付け 前提条件 1 「安全にお使いいただくために」の項に記載された安全ガイドラインに従ってください。 2 「システム内部の作業を始める前に」の項に記載された手順に従います。 3 拡張カードを拡張カードライザーに取り付けます。 手順 1 部品を次のように配置してください。 拡張カードライザーのガイドをシステム基板上のガイドピンに合わせます。 拡張カードライザーのラッチをシャーシのスロットに合わせます。 a b 2 拡張カードライザーがシステム基板のコネクタにしっかり装着されるまで拡張カードライザーを下げます。 3 拡張カードライザーラッチを閉じます。 図 28.
5 シャーシ上のスロット 6 拡張カードラッチ 次の手順 「システム内部の作業を終えた後に」の項に記載された手順に従います。 関連するリンク 安全にお使いいただくために システム内部の作業を始める前に 拡張カードの取り付け システム内部の作業を終えた後に 拡張カードの取り外し 前提条件 1 「安全にお使いいただくために」の項に記載された安全ガイドラインに従ってください。 2 「システム内部の作業を始める前に」の項に記載された手順に従います。 3 拡張カードまたは拡張カードライザーに取り付けられているケーブルをすべて外します。 4 拡張カードライザーが取り付けられている場合は、取り外します。 手順 1 拡張カードの端をつかんで、拡張カードライザーコネクタから取り外します。 2 カードを取り外したままにする場合は、空の拡張カードスロットにフィラーブラケットを取り付け、拡張カードラッチを閉じます。 メモ: FCC(米国連邦通信委員会)によるシステムの認証を維持するには、空いている拡張カードスロットにフィラーブラケットを取り 付ける必要があります。このブラケットには、ゴミやホコリがシス
2 拡張カードライザーを取り付けます。 3 「システム内部の作業を終えた後に」の項に記載された手順に従います。 関連するリンク 安全にお使いいただくために システム内部の作業を始める前に 拡張カードライザーの取り外し 拡張カードの取り付け 拡張カードライザーの取り付け システム内部の作業を終えた後に 拡張カードの取り付け 前提条件 1 「安全にお使いいただくために」の項に記載された安全ガイドラインに従ってください。 2 「システム内部の作業を始める前に」の項に記載された手順に従います。 3 拡張カードライザーを取り外します。 手順 1 ライザー上の拡張カードコネクタの位置を確認します。 2 拡張カードの両端を持って、カードコネクタが拡張カードライザーのコネクタに揃うようにカードをセットします。 3 拡張カードブラケットをシャーシのフックに合わせます。 4 カードがしっかりと装着されるまで、カードコネクタを拡張カードライザーコネクタに挿入します。 メモ: 拡張カードラッチを閉じることができるように、拡張カードがシャーシに正しく装着されていることを確認します。 5 必要に応じて
次の手順 1 拡張カードライザーを取り付けます。 2 「システム内部の作業を終えた後に」の項に記載された手順に従います。 関連するリンク 安全にお使いいただくために システム内部の作業を始める前に 拡張カードライザーの取り外し 拡張カードライザーの取り付け システム内部の作業を終えた後に iDRAC ポートカード iDRAC ポートカードは SD vFlash カードスロットと、iDRAC ポートで構成されています。iDRAC ポートカードは専用の NIC ポートを備え、ネットワーク経 由でのシステムのリモート高度管理に使用されます。 SD vFlash カードは、iDRAC ポートカードの SD vFlash カードスロットに挿入するセキュアデジタル(SD)カードです。このカードは、持続的なオンデマンド ローカルストレージとカスタムデプロイメント環境を実現することで、サーバー設定、スクリプト、イメージングの自動化を可能にします。SD vFlash カードは USB デバイスをエミュレートします。詳細については、Dell.
図 31. 内部 SD モジュール(ISDM)の取り外し 1 ISDM 2 LED ステータスインジケータ(2) 3 SD カード 4 SD カードスロット 1 5 ISDM コネクタ 次の表は、ISDM インジケータコードについて説明しています。 表 13.
次の手順 1 取り外した場合は、SD カードを取り付けます。 2 「システム内部の作業を終えた後に」の項に記載された手順に従います。 関連するリンク 安全にお使いいただくために システム内部の作業を始める前に システム内部の作業を終えた後に 内部 SD モジュールの取り付け 前提条件 1 「安全にお使いいただくために」の項に記載された安全ガイドラインに従ってください。 2 「システム内部の作業を始める前に」の項に記載された手順に従います。 手順 1 システム基板上の内部 SD モジュール(ISDM)コネクタの位置を確認します。 2 ISDM をシステム基板上のコネクタの位置に合わせます。 3 システム基板にしっかりと装着されるまで、ISDM を押し込みます。 システムコンポーネントの取り付けと取り外し 51
図 32.
ホットスペア機能 お使いのシステムではホットスペア機能がサポートされており、電源装置ユニット(PSU)の冗長性に関連する電力のオーバーヘッドが大幅に軽減されま す。 ホットスペア機能を有効に設定すると、冗長 PSU のうち 1 台がスリープ状態に切り替わります。アクティブな PSU が負荷の 100% を支えるため、効率 良く動作します。スリープ状態の PSU は、アクティブな PSU の出力電圧を監視します。アクティブな PSU の出力電圧が低下すると、スリープ状態の PSU がアクティブな出力状態に戻ります。 1 台の PSU をスリープ状態にするよりも、両方の PSU をアクティブする方が効率的な場合は、アクティブな PSU でスリープ状態の PSU をアクティブにで きます。 デフォルトの PSU 設定は次の通りです。 • アクティブな PSU の負荷が 50% を超えている場合、冗長 PSU はアクティブ状態に切り替えられます。 • アクティブな PSU の負荷が 20% を下回った場合、冗長 PSU はスリープ状態に切り替えられます。 iDRAC 設定を使用してホットスペア機能を設定できま
図 33.
図 34.
図 35. システムバッテリの取り外し 1 システムバッテリ 2 システムバッテリスロット 3 新しいシステムバッテリを取り付けるには、プラス側を上にしてバッテリを持ち、固定タブの下に挿入します。 4 所定の位置に収まるまでバッテリをコネクタに押し込みます。 図 36.
7 システム診断プログラムの使用 システムに問題が発生した場合は、Dell EMC のテクニカルサポートに問い合わせる前に、システム診断プログラムを実行してください。システム診断プロ グラムを使うと、特別な装置を使用せずにシステムハードウェアをテストでき、データが失われる心配もありません。お客様がご自分で問題を解決できない 場合は、サービスおよびサポート担当者が診断プログラムの結果を使って問題解決の手助けを行うことができます。 Dell 組み込み型システム診断 メモ: Dell 組み込み型システム診断は、Enhanced Pre-boot System Assessment(ePSA)診断としても知られています。 組み込み型システム診断プログラムには、特定のデバイスグループや各デバイス用の一連のオプションが用意されており、以下の処理が可能です。 • テストを自動的に、または対話モードで実行 • テストの繰り返し • テスト結果の表示または保存 • 詳細なテストで追加のテストオプションを実行し、障害の発生したデバイスに関する詳しい情報を得る • テストが問題なく終了したかどうかを知らせるステ
ePSA Pre-boot System Assessment(ePSA 起動前システムアセスメント) ウィンドウが表示され、システム内で検知された全デバイスがリス トアップされます。Diagnostics(診断)が検知された全デバイスのテストを開始します。 システム診断プログラムのコントロール メニュー 説明 Configuration 検知された全デバイスの設定およびステータス情報が表示されます。 Results 実行された全テストの結果が表示されます。 システム正常 システムパフォーマンスの現在の概要が表示されます。 Event log システムで実行された全テストの結果のタイムスタンプ付きログが表示されます。少なくとも 1 つのイベントの説明が記録されて いれば、このログが表示されます。 58 システム診断プログラムの使用
8 ジャンパとコネクタ トピック: • システム基板のジャンパ設定 • システム基板のコネクタ • パスワードを忘れたとき システム基板のジャンパ設定 パスワードジャンパをリセットしてパスワードを無効にすることについての詳細は、「パスワードを忘れたとき」の項を参照してください。 表 14.
システム基板のコネクタ 図 37. システム基板のジャンパとコネクタ 表 15. システム基板のジャンパとコネクタ アイテム コネクタ 説明 1 SYS_PWR_CONN (P1) 24 ピン電源コネクタ 2 FB_USB 前面パネル USB コネクタ 3 PIB_CONN 電源インタポーザボードコネクタ 4 SATA_CDROM SATA コネクタ CDROM 5 MiniPERC PCIE_G3_X8 (CPU1) Mini PERC カードコネクタ 6 SATA_TBU SATA コネクタテープバックアップ装置 7 SW_RAID_B ソフトウェア RAID コネクタ B 8 CTRL_PNL コントロールパネルインタフェースコネクタ 9 SW_RAID_A ソフトウェア RAID コネクタ A 10 INT_USB_3.
アイテム コネクタ 説明 13 J_PSWD_NVRAM 詳細については、「システム基板ジャンパの設定」の項を参照して ください。 14 SLOT3 PCIE_G3_X16(CPU1) PCIe カードコネクタ 3 15 SLOT2 PCIE_G3_X16(CPU1) PCIe カードコネクタ 2 メモ: PCIE_G3_X8 と PCIE_G3_X16 は、XC430 Xpress でサポートされる 2 つの異なるタイプのライザー です。拡張カードは、拡張カードライザーを使用する場 合にのみシステム基板に取り付けることができます。取り 付けガイドラインの詳細に関しては、「拡張カードの取り 付けガイドライン」の項を参照してください。 16 NIC4 ネットワークコネクタ 17 NIC3 ネットワークコネクタ 18 B1、B2 メモリモジュールソケット 19 USB2_3.
パスワードを忘れたとき システムのソフトウェアセキュリティ機能として、システムパスワードとセットアップパスワードがあります。パスワードジャンパを使用すると、パスワード機能を有 効または無効にしたり、現在使用中の任意のパスワードをクリアしたりすることができます。 前提条件 手順 1 システムおよび接続されているすべての周辺機器の電源を切り、システムをコンセントから外します。 2 システムカバーを取り外します。 3 システム基板ジャンパ上のジャンパを 4 および 6 番ピンから 2 および 4 番ピンに動かします。 4 システムカバーを取り付けます。 ピン 2 と 4 にジャンパを取り付けた状態でシステムを起動するまで、既存のパスワードは無効化(消去)されません。ただし、新しいシステムパスワ ードとセットアップパスワード(両方、またはどちらか一方)を設定する前に、ジャンパを移動してピン 4 と 6 に戻しておく必要があります。 メモ: 2 および 4 番ピンにジャンパがある状態で新規システムパスワードまたはセットアップパスワードを割り当てると、システムは次回 の起動時に新しいパスワードを無効化します。
9 困ったときは トピック: • Dell EMC へのお問い合わせ • マニュアルのフィードバック • QRL によるシステム情報へのアクセス Dell EMC へのお問い合わせ Dell EMC では、オンラインおよび電話ベースのサポートとサービスのオプションをいくつかご用意しています。アクティブなインターネット接続がない場合は、 ご購入時の納品書、梱包内容明細書、請求書、または Dell EMC 製品カタログで連絡先をご確認ください。これらのサービスは国および製品によって 異なり、お住まいの地域では一部のサービスをご利用になれない場合があります。 このタスクについて Dell EMC のセールス、テクニカルサポート、またはカスタマーサービスへは、次の手順でお問い合わせください。 手順 1 Dell.
QRL には、お使いのシステムに関する次の情報が含まれています。 • ハウツービデオ • オーナーズマニュアル、LCD Diagnostics(診断)、機械的概要などの参照資料 • 特定のハードウェア構成および保証情報に簡単にアクセスするためのシステムのサービスタグ • テクニカルサポートや営業チームへのお問い合わせのためのデルへの直接的なリンク 手順 1 Dell.com/QRL にアクセスして、お使いの製品に移動する、または 2 スマートフォンまたはタブレットを使用して、アプライアンス上または Quick Resource Locator セクションにあるモデル固有の Quick Resource(QR) コードをスキャンします。 XC430 Xpress 用の Quick Resource Locator 図 38.