Dell EMC XC Xpress Hyper-Converged Appli ance Deployment Guide for Hyper-V 本書には、Dell EMC XC430 Xpress 導入についての情報が記載されています。 Dell EMC Engineering 2017 年 6 月 Dell EMC Deployment and Configuration Guide
Revisions 2 日付 説明 2017 年 6 月 初版発行 Dell EMC XC Xpress Hyper-Converged Appliance Deployment Guide for Hyper-V | A00(オプション)
本書の情報は「現状のまま」提供されています。Dell Inc. は本書の情報についていかなる種類の表明または保証も行わず、特に、商品性または特定目 的への適合性に対するいかなる黙示的な保証も放棄します。 本書で説明されたいかなるソフトウェアの使用、複製、および配布にも、該当するソフトウェアライセンスが必要です。 Copyright © 2017 Dell Inc. or its subsidiaries.All Rights Reserved.Dell、EMC、およびその他の商標は、Dell Inc. またはその子会社の商標です。その 他の商標は、それぞれの所有者の商標である場合があります。Published in the USA.
目次 Revisions ............................................................................................................................................................................................ 2 1 2 概要............................................................................................................................................................................................... 7 1.1 マニュアルリソース ...........................................................................................
6 クラスタの作成について ......................................................................................................................................................... 30 6.1 Nutanix Foundation Applet を使用したアプライアンスの検出 ............................................................................ 30 6.2 検出されたアプライアンスの表示 .............................................................................................................................. 31 6.3 クラスタの定義 ...............................................
A.4 ドメインネームサーバ(DNS)の要件 ...................................................................................................................... 52 A.5 System Center Virtual Machine Manager(SCVMM)(オプション) ............................................................. 53 A.5.1 オプションの SCVMM 設定の前提条件 ..................................................................................................................... 53 A.6 ドメインアカウント ...............................................................................
1 概要 Dell EMC XC R430 Xpress システムは、Nutanix ソフトウェアを組み込んだ Dell EMC XC R430 に基づくハ イパーコンバージドアプライアンスです。Dell EMC XC R430 Xpress のハードウェアプラットフォームは、 Intel Xeon v4 プロセッサ 2 個、DIMM 最大 12 枚 、SSD 1 台、HDD 3 台をサポートします。XC Xpress ソ リューションは Dell EMC XC アプライアンスと Nutanix のソフトウェア(仮想アプライアンスとして使 用)で構成され、クラスタ環境に導入された単一のアプライアンスにコンピュータ、ストレージ、ネットワ ークを統合することで、仮想化をシンプル化します。詳細については、Dell.com/xcseriesmanuals を参照 してください。また、QRL サイトのマニュアルや説明用ビデオに素早くアクセスできる QRL もあります。 1.
Metro の利用が可能 可用性ドメインなし Prism スターターとセントラル 抵抗係数 3(RF3) なし MapReduce 圧縮と重複除外 Prism Pro なし 1 Gbe および 10 Gbe の ネットワークのサポート イレージャーコーディングなし 暗号化なし オールフラッシュドライブなし(オール SSD 構成な し) 1.3 XC430 Xpress の IT インフラストラクチャについて XC430 Xpress アプライアンスは、IT スタッフが少人数でも IT インフラストラクチャ全体でのインストール や管理ができるように設計されています。ここでは、管理ネットワークと実稼働ネットワークがあることが 前提です。 警告: コントローラ VM(CVM)とホストアプライアンスとの間のネットワーク通信は、プライベート仮想 ネットワーク上で IP サブネット 192.168.5.x を使用します。実稼働ネットワークや iDRAC 管理ネットワー クには、IP サブネット 192.168.5.
XC430 Xpress クラスタの物理図 9 Dell EMC XC Xpress Hyper-Converged Appliance Deployment Guide for Hyper-V | A00
2 ハードウェアの取り付け 以降の作業を行う前に、導入チェックリストのすべての項目に記入する必要があります。 2.1 設置の概要 次のタスクは、XC Xpress の設置プロセスの概要と、それ以降の各タスクの詳細を示しています。 1. Dell EMC XC430 アプライアンスを開梱します。 2. Dell EMC XC430 Xpress アプライアンスをラックに取り付けます。ラックへのサーバの取り付けの 詳細については、お使いのラックソリューションに同梱のラックマニュアルを参照してください。 3. ネットワークインタフェース接続を適切なネットワークスイッチに接続します。 4. 各サーバを電源コンセントに接続します。 5. 電源ボタンを押してシステムに電源を投入します。 2.2 アプライアンスの開梱 アプライアンスを開梱する前に、次に示すマニュアルをお読みください。マニュアルは Dell.
2.3 ネットワークスイッチへの接続 メモ: 後の手順で Dell PowerTools Fabric Manager を実行する前に、お使いのスイッチ上で SSH を有効に する必要があります。 2.3.1 Dell EMC XC430 Xpress と 1 Gbe スイッチ これは、エントリレベルの 1 Gbe スイッチのみの構成に使用します。 1 Gbe スイッチへの Dell EMC XC430 Xpress の接続。 1. 管理ネットワーク(iDRAC ネットワーク) 2.3.2 2. 実稼働ネットワーク Dell EMC XC430 Xpress と 10 Gbe スイッチ これは、10 Gbe 構成に使用します。 10 Gbe スイッチへの Dell EMC XC430 Xpress の接続。 1. 管理ネットワーク(iDRAC ネットワーク) 11 2.
2.4 サーバーのコンセントへの接続 各 Dell EMC XC430 Xpress アプライアンスに冗長電源があるようにするために、各物理サーバから別の電 源(無停電電源装置(UPS)や配電ユニット(PDU)など)に電源ケーブルを接続します。 2.5 アプライアンスへの電源投入 設定されているアプライアンスの電源ボタンを押します。電源ボタンは Dell EMC XC430 Xpress アプライ アンスの前面にあります。アプライアンスの電源がオンになると、電源 LED が点灯します。 このモデルの説明と他の関連情報については、『Dell EMC XC430 Xpress Hyper-Converged Appliance Ser vice and Installation Manual(Dell EMC XC430 Xpress ハイパーコンバージドアプライアンスのサービスお よび設置マニュアル)』を参照してください。 Dell.
3 リモートネットワークアクセス用の iDRAC の設定(推奨) iDRAC ネットワーク設定を構成してリモートアクセスを有効にするには、次のオプション手順を使用しま す。このタスクは、次のものがあることを前提としています。 メモ: IP アドレスを iDRAC に割り当ててからは、ブラウザを開いて、iDRAC に割り当てた IP を参照する ことができます。 • Xpress アプライアンスに一時的に接続するモニター、キーボード、マウス。あるいは、KVM over I P を使用して接続します。 • IP アドレス、サブネットマスク、ゲートウェイ: (オプションで)DNS サーバの IP アドレス 1. 物理キーボード、マウス、モニターをアプライアンスの該当ポートに接続します。 2.
3. System Setup(セットアップユーティリティ)ページで、iDRAC Settings(iDRAC 設定)をクリ ックします。 4. iDRAC Settings(iDRAC 設定)ページで、Network(ネットワーク)をクリックします。 5. 以下の項目を次のように設定します。 a. Enable NIC(NIC の有効化)を Enabled(有効)に設定します。 b. NIC Selection(NIC 選択)を Dedicated(専用)に設定します。 c.
メモ: 現時点では、iDRAC の IP 情報を設定する必要はありません。この設定は、クラスタ作成時に行う ことができます。 6. iDRAC Settings(iDRAC 設定)メニューをスクロールダウンし、IPv4 Settings(IPv4 設定)を行 います。ここで、iDRAC の IP アドレスを設定できます。 7. iDRAC Settings(iDRAC 設定)ページに戻るため、Back(戻る)をクリックします。 8. System Setup(セットアップユーティリティ)ページに戻るため、Finish(終了)をクリックしま す。 9. 変更を保存するため、Yes(はい)をクリックします。 10. 設定が正常に保存されたことが表示されたら、Yes(はい)をクリックします。 メモ: 次のタスクは、iDRAC Web インタフェースから起動されたリモート仮想コンソールを使用した設定 を示しています。また、直接接続されたモニターを使用して各サーバを設定し、オペレーティングシステム をインストールするための ISO ファイルがある起動可能 USB デバイスで起動することもできます。 11.
3.1 Dell iDRAC へのログイン(推奨) 次の手順を使用して、仮想コンソールを起動します。 メモ: この手順を実行するには、接続されたアプライアンスのリモート管理に使用する管理ワークステーシ ョンに Java Runtime Environment(JRE)がインストール済みであることが必要な場合があります。管理 ワークステーションがデフォルト設定で起動しない場合は、Settings(設定) を選択し、Java オプション を選択します。Java バージョン8(1.8.0)以降が使用できます。 1. iDRAC にログインするため、管理ワークステーションで Web ブラウザを開き、アドレスバーに iDR AC IP アドレスを入力します。 2. iDRAC Login(iDRAC ログイン)ページでデフォルトのログイン資格情報を入力します。 a. Username(ユーザー名)ボックスに root と入力します。 b. Password(パスワード)ボックスに calvin と入力します。 3.
4 クラスタのセットアップの準備 次の手順は、アプライアンスではなく管理ワークステーションを使用して実行します。クラスタのセットア ップ用の管理ワークステーションを、XC Xpress アプライアンスがあるのと同じ実稼働ネットワークサブネ ットに接続します。本項を開始する前に、導入チェックリストへの記入を完了し、付録にある前提条件の項 を読んでおきます。何らかの問題がある場合は、技術サポートに問い合わせる前に、「トラブルシューティ ング」の項を参照してください。 次のタスクは、それぞれ以降の項で詳しく説明します。 4.
2. iDRAC の設定でシステムが再起動されたら、次の手順を実行します。 a. 各 XC Xpress アプライアンスに事前インストールされている Windows オペレーティングシステ ムを起動します。 Microsoft および Dell のエンドユーザーライセンス契約 b. Microsoft Windows の 設定ページで、I Accept(同意します)をクリックして Microsoft およ び Dell のエンドユーザーライセンス契約に同意します。 3.
First Time Boot Scripts(初回起動スクリプト)ダイアログボックス。 a.
初回起動スクリプトが正常に完了したときに表示される画面。 b. 初回起動スクリプトのプロセスが終了すると、Window の Hyper-V アプライアンスにサインイ ンするよう求める画面(図 6)が表示されます。Macro(マクロ)タブを選択してから、Ctrl + Alt + Del をクリックします。 メモ: iDRAC コンソールでは、キーボードを使用して Ctrl + Alt + Del を入力しないでください。 c.
点滅して 6 秒後に消える画面。 d.
すべてのプロセスが正常に完了したときに表示される最終画面。 e. プロセスが正常に完了したことを確認するには、ログファイルを開きます。画面下部(図 8) で、File Explorer アイコンをクリックします。 f. 22 C:\Program Files\Nutanix\Logs に移動します。ファイル名は first_boot.
First Time Boot Script Wizard(初回起動スクリプトウィザード)が正常に実行されたことを 確認するログレポート。 g. ダブルクリックしてログファイルを開きます。 h.
4.2 Java Runtime Environment のダウンロード この手順では、管理ワークステーションを使用します。Nutanix Foundation Applet を実行するには、Java R untime Environment(JRE)が必要です。最新の JRE は https://www.java.com にあり、無料でダウンロー ドできます。 メモ: このタスクを実行する前に、すべてのアプライアンスで最初の起動スクリプトを実行済みにしておい てください。 メモ: Foundation Applet を使用するには、Javaバージョン8(1.8.0)以降が必要です。 1. Windows Control(Windows コントロール)パネルで、Java(32 ビット)アプレットを開きま す。 2. Security(セキュリティ)タブで High(高)をクリックしてから、次をサイトリストに追加して、 ローカルアプレットの例外を追加します。 file:/ Java を「高」に設定して設定セキュリティを低くすることが必要。 3.
4.3 Google Chrome のダウンロード Nutanix では、Nutanix ポータルからのコンテンツのダウンロードと XC430 Xpress クラスタの管理に Goog le Chrome Web ブラウザを使用するよう推奨しています。お使いの管理ワークステーションに Google Chro me をダウンロードします。 メモ: お使いのデフォルトのブラウザが Chrome に設定されていない場合は、クラスタのセットアップのた めに、デフォルトブラウザを一時的に Chrome に変更してください。 4.
Nutanix Support Portal をセットアップするには、次のタスクを完了します。 1. http://portal.nutanix.com にある Nutanix Support Portal にアクセスして、Register Now(今す ぐ登録)をクリックします。 2. 適切なボックスにデータを入力して登録します。 3. Serial Number(シリアルナンバー)ボックスに、お使いの Dell EMC XC430 Xpress のサービスタ グの番号を入力します。 メモ: お使いの Dell EMC XC430 Xpress のサービスタグを探すには、本書の 「サービスタグの位置」の項 を参照してください。 4. カスタマポータルアカウントが作成されると、ライセンスを管理できるようになります。 4.4.1 Nutanix へのサービスタグの登録 ログインしてアプライアンスのサービスタグを Nutanix に登録すると、Nutanix ライセンスが自動的に登録 されます。 1.
2. ツールバーから、Downloads(ダウンロード) > Foundation を選択します。 3. Foundation Applet をダウンロードするため、Foundation ページで discovery applet(アプレット の検索)リンクをクリックします。 4. FoundationApplet-offline.zip というファイルが、お使いのシステムへローカルにダウンロードさ れます。 5. このダウンロードファイルを、お使いの管理ワークステーション上のフォルダに保存します。 4.6 Dell PowerTools Fabric Manager およびユーザーズガイドのダウ ンロード Dell PowerTools Fabric Manager はネットワーク検証ツールです。このツールを管理ワークステーションに ダウンロードするには、次の手順を実行します。 1. https://dell.com/xcseriesmanuals に移動します。 2.
3. 左側の Drivers & Downloads(ドライバとダウンロード)をクリックし、Applications(アプリケ ーション)までスクロールダウンして、PowerTools Fabric Manager を選択します。 4. DellPowerToolsFabricManager.msi をダウンロードして任意の場所に保存し、このツールを管理ワ ークステーションにインストールします。 インストーラは 3 つのファイル README、libssh2.dll、ptfmcli.exe を C:\Dell_OEM\DellPowerTo olsFabricManager フォルダにコピーします。 メモ: このツールと dll は、同じディレクトリ内に置いておくl必要があります。 PowerTools Fabric Manager の実行の詳細については、次を参照してください。 『Dell Fabric Manager for XC Series User’s Guide』(XC Series 向け Dell Fabric Manager ユーザーズガ イド)は https://dell.
5 Dell PowerTools Fabric Manager について Dell PowerTools Fabric Manager は、ネットワークの準備状況を確認して円滑に導入されるようにするため の要件を検証し、レポートします。このツールは管理ワークステーションを使用して実行します。このツー ルは、ネットワークスイッチが検証済みのスイッチであるか確認すると共に、導入を開始できるようネット ワーク構成設定が準備できているか検証します。 この時点で、PowerTools Fabric Manager を実行してスイッチを検証します。PowerTools Fabric Manager の詳細については、『Dell PowerTools Fabric Manager for XC Series for XC Series User’s Guide(XC Seri es 向け Dell PowerTools Fabric Manager ユーザーズガイド)』(Dell.
6 クラスタの作成について 次のタスクは、Nutanix Foundation を使用したクラスタ作成の詳細について概要を示しています。以降の項 で必要な情報については、導入チェックリストを参照してください。 6.1 Nutanix Foundation Applet を使用したアプライアンスの検出 Nutanix Foundation Applet には、XC430 Xpress アプライアンスを検出するためのグラフィカルユーザーイ ンタフェースがあります。 1. 初回起動スクリプトは完了しておきます。 2. 管理ワークステーションから、Foundation の zip ファイルをダウンロードしたフォルダに移動しま す。 3. すべてのファイルを同じフォルダに解凍します。 4. nutanix_foundation_applet.jnlp ファイルをダブルクリックします。 メモ: アプライアンスの最初の起動が正常に行われていても、すべてのアプライアンスを検出するまでに数 分かかることがあります。 5.
シリアル番号とステータスを表示する Nutanix Foundation Launcher ダイアログボックス。 6. Foundation Applet で、ステータスが「Free」の XC Xpress アプライアンスを 1 つ選択し、Launch Foundation(Foundation の起動)をクリックします。 6.
検出されたすべての XC Xpress アプライアンスの表示。 1. このクラスタに含める Xpress アプライアンスのサービスタグの横にあるチェックボックスを選択し ます。ネットワークインタフェースが自動的にチェックされます。 メモ: 1 つの XC R430 Xpress クラスタに含められるアプライアンスの数は最大 4 台です。 メモ: デフォルトの冗長性係数は 2 であり、XC Xpress 構成ではこの値を変更できません。 2.
6.3 クラスタの定義 以降の項で必要な情報については、導入チェックリストを参照してください。 新規クラスタのセットアップ画面。 1. New Cluster Setup(新規クラスタのセットアップ)画面のCluster Information(クラスタ情報) で、次の手順を実行します。 a. Cluster Name(クラスタ名)ボックスに、クラスタの名前を入力します。 b. IP Address(IP アドレス)ボックスに、クラスタの IP アドレスを入力します。 c. IPMI は設定しないでください。 d. NTP Server Address(NTP サーバアドレス)ボックスに、NTP サーバのアドレスを入力しま す。 e. DNS Server IP(DNS サーバ IP)ボックスに、DNS サーバの IP アドレスを入力します。 f. タイムゾーンを選択します。 2. Network Information(ネットワーク情報)で、次の手順を実行します。 a. CVM and Hypervisor(CVM とハイパーバイザ)で、次の手順を実行します。 i.
iii. CVM Memory(CVM メモリ)ボックスでは、メモリ設定を変更しません。デフォルトのま まにしておきます。 重要: CVM のメモリ設定はデフォルト設定のままにしておき、変更しないでください。 3. Post Imaging Tests(イメージング後のテスト)は、未選択のままにします。Enable Testing(テ ストの有効化)ボックスは選択しません。 重要: Post Imaging Tests(イメージング後のテスト)では、クラスタ作成中の NCC チェックを回避する ために、デフォルトで未選択となっている Enable Testing(テストの有効化)を選択しないでください。 4. 次へ をクリックします。 6.4 アプライアンスのセットアップ 1. Node Setup(ノードのセットアップ)ページの Hostnames and IP Range(ホスト名と IP 範囲) はブランクのままにしておきます。 2.
3. Validate Network(ネットワークの検証)をクリックします。 4. ネットワークの検証が失敗した場合は、IP アドレスが重複していないかチェックしてください。エ ラーがあればすべて修正し、Validate Network(ネットワークの検証)をもう一度クリックしま す。 6.5 イメージの選択 1. Select Imaging Type(イメージングタイプの選択)ダイアログボックスで、Single Hypervisor (単一ハイパーバイザ)をクリックします。 メモ: Xpress では、マルチハイパーバイザオプションはサポートされていません。 Image Selection(イメージの選択)画面では Single Hypervisor(単一ハイパーバイザ)のみ選 択。 2.
Image Selection(イメージの選択)画面。 3. Image Selection(イメージの選択)画面で Skip(省略)をクリックします。 メモ: ハイパーバイザは工場出荷時にインストール済みです。変更しないでください。 重要: 「Select Image(イメージの選択)」の項は、慎重に進めてください。お使いのハイパーバイザープ リファレンスは工場出荷時にインストール済みであり、イメージ選択のプロセスは省略する必要がありま す。 6.
Cluster Creation Status(クラスタ作成ステータス)にあるイメージプロセスを確認します。 このプロセスは、構成によっては約 15 分かかります。log(ログ)リンクを使用して、クラスタ作成の進行 状況を監視します。 完了すると、次の画面が表示されます。 クラスタ作成が正常に完了したことを示す画面。 1. Prism をクリックすると、新しい Web ブラウザが起動します。 2.
メモ: PULSE を有効にした場合、ケースの自動作成のために、クラスタは外部 Pulse サーバに接続できる ようになっていることが必要になります。お使いのネットワークレイアウトで可能な場合は、HTTP プロキ シの設定を外部通信用に構成します。 6.6.1 PULSE についての把握 この項では、導入チェックリストで概要を示している 2 つの Nutanix ナレッジベース記事を既に読んだこと を前提としています。PULSE について把握するには、これらのナレッジベース記事を参照してください。 6.6.
7 Prism を使用したクラスタの管理 重要: おめでとうございます。クラスタが作成されました。Dell EMC では、Prism にログインして 1 クリ ックによるアップデートを使用し、最新の推奨 AOS バージョンをインストールすることが推奨されます。 新規作成したクラスタを実稼働に配備する前にアップデートを実行することが強く推奨されています。Pris m を使用して AOS をアップデートする方法については、『Acropolis Administrators Guide(Acropolis 管 理者ガイド)』を参照してください。 Nutanix Prism は、XC クラスタを対象とした 1 クリックによるインフラストラクチャ管理インタフェースで す。Prism は、シンプルで優れた方法で仮想環境を管理できます。 1.
パスワード資格情報 お使いのパスワードセキュリティ手順に従って、パスワードを保存します。適切なパスワードがないとログ インできません。 7.1.1 ドメインへのクラスタとホストの参加 Prism にログインしたら、クラスタとホストをドメインに参加させ、フェールオーバークラスタを設定する 必要があります。 1.
2. Prism で Gear(歯車)アイコンをクリックします。 3.
3. Join Cluster and Hosts to the Domain(ドメインへのクラスタとホストの参加)ダイアログボッ クスで、次の手順を実行します。 a. Full Domain Name(フルドメイン名)ボックスに、フルドメイン名を入力します。 b. Name server IP Address(ネームサーバの IP アドレス)ボックスに、ネームサーバの IP アド レスを入力します。 c. Cluster Name(クラスタ名)ボックスで、クラスタ名を確認します。 d. Cluster Virtual IP Address(クラスタの仮想 IP アドレス)ボックスで、クラスタの仮想 IP ア ドレスを確認します。 e. Prefix(プレフィックス)ボックスに、プレフィックスを入力します。 f. Logon Name(Domain\Username)(ログオン名(ドメイン\ユーザー名))ボックスに、ユ ーザー名を入力します。 g. Password(パスワード)ボックスに、パスワードを入力します。 h.
るようになります。このプロセスにはしばらく時間がかかります。このプロセスによって Prism からログ アウトされるので、再度ログインする必要があります。 この手順が完了すると、前掲の図のように、選択した内容の横にチェックマークが表示されます。 4. Gear(歯車)アイコンをクリックします。 5. Configure Failover Cluster(フェールオーバークラスタの設定)を選択します。 6. Configure Failover Cluster(フェールオーバークラスタの設定)ダイアログボックスで、次の手順 を実行します。 a. Failover Cluster Name(フェールオーバークラスタ名)ボックスに、名前を入力します。 b. Failover Cluster IP Address(フェールオーバークラスタの IP アドレス)ボックスに、IP アド レスを入力します。 c. Logon Name Domain\Username box(ログオンネームドメイン\ユーザー名)ボックスに、 ユーザー名を入力します。 d.
7.2 Nutanix Distributed File System のストレージコンテナ上のみでの 仮想マシンの実行 デフォルトのストレージプールコンテナは既に作成されており、同じサブネット上のすべてのホストにデフ ォルトでストレージが提供されています。また、独自のコンテナを作成するオプションもあります。詳細に ついては、『Nutanix Administrators guide(Nutanix 管理者ガイド)』を参照してください。デフォルトの ストレージプールとホストの存在を表示するために、次の手順を実行します。 1. Nutanix Prism で、Home(ホーム)をクリックします。 2. ドロップダウンメニューで、Storage(ストレージ)を選択します。 3.
す。SATADOM(C:\)で実行される仮想マシンは可用性があまり高くなく、ローカルの起動ドライブを満 杯にする可能性があり、結果としてホストハイパーバイザをクラッシュさせるおそれがあります。これでは SATADOM(C:\)の摩耗がさらに進みます。 7.2.
ix(サポートマトリックス)の「Documentation Matrix(マニュアルマトリックス)」の項を参照 してください。 2.
8 困ったときは 8.1 デルへのお問い合わせ デルでは、複数のオンラインと、電話ベースのサポートおよびサービスオプションを用意しています。イン ターネットにアクセスできない場合には、注文書、配送伝票、請求書、または Dell 製品カタログにある、お 問い合わせ情報をご利用ください。利用できる手段は国や製品により異なる場合があります。また、地域に よっては一部のサービスがご利用できない場合もあります。デルのセールス、テクニカルサポート、または カスタマーサービスへは、次の手順でお問い合わせいただけます。 1. Dell.com/support にアクセスしてください。 2. ページの右下隅のドロップダウンメニューからお住いの国を選択します。 3. カスタマイズされたサポートを利用するには、次の手順に従います。 a. Enter your Service Tag(サービスタグの入力)フィールドに、お使いのシステムのサービスタ グを入力します。 b.
サービスタグの位置 8.3 マニュアル マニュアルは Dell.com/xcseriesmanuals にあります。この製品のサポートマトリックスには、導入を正し く行うために必要なソフトウェアとファームウェアのバージョンが記載されています。この製品の全マニュ アルのリストは、『Dell EMC XC430 Xpress Series Support Matrix(Dell EMC XC430 Xpress Series サポ ートマトリックス)』にあります。 8.4 Quick Resource Locator(QRL) Quick Resource Locator(QRL)を使用すると、システム情報とハウツービデオに迅速にアクセスできま す。これを行うには、Dell.
A インストールの必要条件 A.1 Hyper-V のインストール要件 Dell EMC Xpress ソリューションには、次の手順が必要です。各手順の詳細は、以降の項にあります。 • Windows Active Directory • ドメインネームサーバ(DNS) • System Center Virtual Machine Manager(SCVMM)(オプション) • ドメインアカウント メモ: Hyper-V のインストール要件すべて網羅したセットは、Hyper-V Administration for Acropolis Guide (Acropolis 向け Hyper-V 管理ガイド)にあります。 A.
• Windows ホストをドメインに参加させるための十分な特権が付与されているアカウント。このアカ ウントの資格情報はどこにも保存されません。こうした資格情報は、ホストをドメインに参加させる ためにのみ使用されます。 • XC アプライアンスを追加する環境のドメインコントローラにインストールされている Active Direct ory PowerShell Module。必要に応じて、次のコマンドを使用します。 Import-module server manager Add-WindowsFeature –Name "RSAT-AD-PowerShell" –IncludeAllSubFeature Import-module activedirectory 50 Dell EMC XC Xpress Hyper-Converged Appliance Deployment Guide for Hyper-V | A00
A.
3. NTP Servers(NTP サーバ)ダイアログボックスで、次のいずれかを行います。 a. NTP サーバを追加するため、NTP Server(NTP サーバ)ボックスにサーバの IP アドレスまた は完全修飾ホスト名を入力して、Add(追加)をクリックします。名前またはアドレスが、NTP Server(NTP サーバ)フィールドの下にある HOST NAME OR IP ADDRESS(ホスト名または I P アドレス)リストに追加されます。 b. NTP サーバのエントリを削除するには、Servers(サーバ)リストで、そのサーバの削除(x) アイコンをクリックします。 c. 表示されるダイアログボックスで操作を確認します。OK をクリックしてください。サーバがリ ストから削除されます。 4. 閉じる をクリックします。 A.
• Hyper-V フェールオーバークラスタには、15 文字以下の名前を割り当てる必要があります。この名 前は、フェールオーバークラスタが作成されるときに、自動で DNS サーバに追加されます。 • Hyper-V を設定したら、すべての名前は、XC ホスト、SCVMM サーバ(該当する場合)、その他 X C ストレージへのアクセスが必要なホスト(Hyper-V マネージャを実行しているホストなど)で、I P アドレスとして解決される必要があります。 A.
A.6 ドメインアカウント 次の概要を使用して、ドメインアカウントの前提条件を把握します。 メモ: ここでは、指定されたすべての権限に適合するドメインアカウントが 1 つあれば、ドメインアカウ ントの条件を満たすことができます。 • XC ホストをドメインに参加させるための最小限の権限が付与されているドメインアカウント。資格 情報は保存されません。 • このアカウントには、XC ホストにおけるローカル管理者の権限が付与されている必要があります。 • XC ストレージクラスタをドメインに参加させたり Hyper-V フェールオーバークラスタを作成した りするために使用されるドメインアカウント。 • このアカウントには、Active Directory(AD)でコンピュータオブジェクトを新規作成する権限が付 与されている必要があります。入力した資格情報はどこにも保存されません。 A.
Nutanix Prism で HTTP プロキシが設定されていることを確認します。HTTP プロキシの管理の詳細につい ては、「Prism での HTTP プロキシのセットアップ」の項を参照してください。 A.7.1 管理ネットワーク Dell EMC Xpress ソリューションには、管理ネットワーク用の互換スイッチが必要です。 メモ: セットアップのベストプラクティスとして、3 台すべてのアプライアンスにわたって機能する管理ポ ート(iDRAC)を、管理ネットワーク上の同じスイッチに接続します。 メモ: 管理(iDRAC)ネットワークは、ホストネットワーク(コントローラとハイパーバイザ)と別になっ ていることがあります。 A.7.
A.8 SATADOM についての重要な情報 XC Xpress Series アプライアンスに同梱の SATA Disk‐On‐Motherboard(SATADOM)は、アプライア ンスの起動デバイスとして使用されることを意図したものです。 メモ: XC Xpress アプライアンスによって使用される書き込み集中型のアクティビティとプロセスは、起動 デバイスではなく、SSD と HDD で実行されるよう設計されています。ハイパーバイザの起動デバイス は、アプリケーションの使用に向けた設計はされていません。 警告: 書き込み集中型のソフトウェアをさらに SATADOM 起動ディスクに追加すると、設計された仕様を 超えてデバイスが摩耗し、その結果として早期にハードウェア障害が発生します。 A.8.1 書き込み集中型アプリケーションの例 以下は、書き込み集中型アプリケーションの例です。 • A.9 System Center エージェント - System Center Configuration Manager(CCMExec.
メモ: ユーザー名とパスワードが必要になるのは、プロキシサーバで必要とされる場合のみです。 5. Save(保存)をクリックします。 A.10 Prism でのネームサーバ(DNS)のセットアップ 1. Prism にログインします。 2. Gear(歯車)アイコンをクリックします。 3. Name Servers(ネームサーバ)を選択します。 4.
5. 閉じる をクリックします。 A.
RASR USB キーを作成するには、次の手順を実行します。 1. アプライアンスの利用可能な USB スロットのいずれかに、16 GB 以上の USB ディスクデバイスを 挿入します。 2.
B トラブルシューティングについて 導入中に発生するおそれがある問題については、このトラブルシューティングの項を用いて解決します。Del l EMC カスタマーサポートに問い合わせる前に、次の手順を使用してください。 B.1 Foundation Applet に関する問題 B.1.1 管理ワークステーションから Nutanix Foundation Applet を起動できない。 Nutanix Foundation Applet 起動時のエラー。 1. Nutanix 推奨 JRE が管理ワークステーションにインストールされているようにします。「Java Runti me Environment のダウンロード」を参照してください。 2. FoundationApplet-offline.zip からすべての内容が抽出されているようにします。 3.
B.2 Foundation Launcher で目的のアプライアンスが検出されない。 Foundation Launcher を使用してもアプライアンスが検出されない。 B.2.1 管理ワークステーションが同じ実稼働ネットワークに接続されているように します。 1. すべてのネットワークケーブルが接続されているようにします。詳細については、「ハードウェアの 取り付け」を参照してください。 2. 10 Gbe スイッチを使用している場合は、正しいスモールフォームファクタプラガブル(SFP)が接 続されているようにします。サポートされているケーブル接続については、『Dell EMC XC430 Xpr ess Series Support Matrix(Dell EMC XC430 Xpress Series サポートマトリックス)』を参照して ください。 3. 管理ワークステーションからデフォルトゲートウェイまたは他の任意のシステムに ping を実行しま す。ping の実行方法については、「ping の問題の解決」の項を参照してください。 4.
ポート 13000 上の UDP(Nutanix 検出プロトコル) ポート 8000 上の TCP(Foundation GUI) 9442 上の TCP(プロキシ) 9443 上の TCP(アプレット制御) 5. すべてのアプライアンスがオンになっていて、両方の電源装置が正しく接続され、どの電源装置でも ライトが黄色に点滅していないようにします。 6. 各アプライアンスで、初回の起動が正しく完了しているようにします。 a. C:\Program Files\Nutanix\Logs に移動して、first_boot.log ファイルを開きます。 b. 最後の行「Marking first boot script run as a success(初回起動スクリプトが正常に実行され たことを記録)」が、そのファイル内にあることを確認します。 7. 初回起動スクリプト(FTBU)が正常に完了した後、5 分待ってから、Nutanix Foundation Applet を起動します。Nutanix 初回起動スクリプトの手順は、項 4.
クラスタの作成に失敗。 クラスタの作成が正常に完了しない場合は、次の手順を実行します。 1. 最新の設定を使用して、イメージングに失敗したアプライアンスを再試行します。 2. イメージングの再試行が失敗した場合は、ログファイルを収集し、Dell のカスタマサポートに問い 合わせてください。 a.
B.4 外部ネットワーク/サイト(Web サイトや PULSE など)に接続で きない。 1. Prism で HTTP プロキシが設定されているようにします。Prism は、お使いのインフラストラクチ ャを一元的に管理できる Nutanix ベースのソフトウェアです。HTTP プロキシの管理の詳細につい ては、『Dell EMC XC430 Xpress Hyper-Converged Deployment Guide(Dell EMC XC430 Xpress ハイパーコンバージド導入ガイド)』の「Setting up the HTTP proxy in Prism(Prism での HTTP プロキシのセットアップ)」の項を参照してください。 2.
6. Echo Request(エコー要求)、OK、Next(次へ)の順にクリックします。 7. Which local IP address does this rule match?(この規則はどのローカル IP アドレスに一致しま すか?)とWhich remote IP address does this rule match(この規則はどのリモート IP アドレス に一致しますか?)で、Any IP address(任意の IP アドレス)と These IP Addresses(次の IP ア ドレス)のいずれかをクリックします。These IP addresses(次の IP アドレス)をクリックした 場合は、IP アドレスを指定して、Add(追加)、Next(次へ)の順にクリックします。 8. Allow the connection(接続を許可する)をクリックし、Next(次へ)をクリックします。 9.
C 導入チェックリスト インストールの前に、このワークシートを使用して導入データを収集します。 Xpress マニュアル(Acropolis ガイドを含む)の詳細については、Xpress Support Matrix(Xpress サポー トマトリックス)(www.dell.com/xcseriesmanuals)を参照し、お使いの Xpress アプライアンスを選択し てください。 C.
IP アドレス(アプライアンスごと) アプライアンス 1 アプライアンス 2 アプライアンス 3 アプライアンス 4 (該当する場合 *) サービスタグ CVM IP ハイパーバイザー の IP iDRAC IP *該当する場合とは、アプライアンス 4 台の構成である場合を意味します。最小要件は、アプライアンス 3 台です。 67 Dell EMC XC Xpress Hyper-Converged Appliance Deployment Guide for Hyper-V | A00
ネットワーク IP アドレス(クラスタごと) 警告: コントローラ VM(CVM)とホストアプライアンスとの間のネットワーク通信は、プライベート仮 想ネットワーク上で IP サブネット 192.168.5.x を使用します。実稼働ネットワークや iDRAC 管理ネット ワークには、IP サブネット 192.168.5.
プロキシ設定 (必要な場合) 69 Dell EMC XC Xpress Hyper-Converged Appliance Deployment Guide for Hyper-V | A00
ダウンロード Nutanix Foundation App let をダウンロード済み Java Runtime Environm ent(JRE)8(1.8.
デフォルトの AHV ログイン資格情報 (AHV のみ) 71 Dell EMC XC Xpress Hyper-Converged Appliance Deployment Guide for Hyper-V | A00
Nutanix 管理アカウントのユーザー ユーザー名 ユーザー名 ユーザー名 ユーザー名 登録と構成のオプション Nutanix ポータル登録 設定済み iDRAC (すべてのアプライア ンス) 設定済み DNS 設定済み NTP Acropolis のアップデ メモ: Dell EMC では、新規作成したクラスタを実稼働に加える前 ート に AOS のバージョンをアップデートするよう推奨します。Prism (1 クリックアップデ を使用して AOS をアップデートする方法については、Nutanix の ート) Acropolis Administrator’s Guide(Acropolis 管理者ガイド)を参 照してください。 設定済み Active Direct ory(Hyper-V) このソリューションの導入を試みる前に読むナレッジベース記事 000004093 What is in a Pulse submission to Nutanix?(Nutanix への Pulse 送信には何が 含まれているか?) 000002595 Nutanix Support Service
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