Users Guide

Dell Networking W-AP110 シリーズアクセスポイント
設置ガイド
Dell Networking W-AP110 シリーズ (W-AP114 および W-AP115) ワイヤレスア
クセスポイント (AP) は、IEEE 802.11n 標準の高パフォーマン WLAN をサ
ポートします。これらは、高パフォーマンスを実現する MIMO (Multiple Input,
Multiple Output) テクノロジおよびその他の高スループットモードテクノロジ、
802.11n 2.4 GHz または 5 GHz 機能を使用すると同時に、既存の 802.11a/b/g
ワイヤレスサービスをサポートしますW-AP110 シリーズアクセスポイント
は、Dell Networking W-Series モビリティコントローラとの組み合わせでのみ機
能します。
W-AP110 シリーズアクセスポイントは、以下の機能を提供します。
ワイヤレストランシーバ
プロトコルに依存しないネットワーク機能
IEEE 802.11a/b/g/n (ワイヤレスアクセスポイント)
IEEE 802.11a/b/g/n (ワイヤレス空気モニター)
IEEE 802.3at PoE+ および 802.3af PoE との互換性
Dell コントローラを介した一元管理設定およびアップグレード
パッケージの内容
W-AP114 または W-AP115 アクセスポイント
9/16" および 15/16” 天井レールアダプタ
設置ガイド (本書)
W-AP110 シリーズハードウェアの概要
1 W-AP110 シリーズの LED
LED
W-AP110 シリーズアクセスポイントには、AP のさまざまなコンポーネントの
ステータスを示す 4 つの LED があります
PWR: AP に電源が投入されているかどうかを示します。
ENET: イーサネット (ENET) ポートのステータスを示します。
5 GHz: 5 GHz (802.11a/n) ラジオのステータスを示します。
2.4 GHz: 2.4 GHz (802.11b/g/n) ラジオのステータスを示します。
1 LED
の状態
2 W-AP110 シリーズの側面 (図は W-AP114)
外付けアンテナコネクタ
W-AP114 アクセスポイントには、外付けアンテナ用コネクタが 3 つ装備され
ていますコネクタには ANT0ANT1、お ANT2 というラベルが付けら
れており、それぞれラジオチェー 01、および 2 に対応しています。
USB インターフェイス
W-AP110 シリーズアクセスポイントには、セルラーモデム接続用の USB イン
ターフェイスが装備されています
3 W-AP110 シリーズの背面
コンソールポート
シリアルコンソールポートを使用するとW-AP110 シリーズアクセスポイン
トをシリアルターミナルまたはラップトップに接続して、直接ローカル接続を
行うことができます。このポートは 4 に示すピン出力のあるRJ-45 メスコ
ネクタですイーサネットケーブルを使用してターミナルまたはターミナル
サーバーに直接接続します。
4 シリアルポートピン出
イーサネットポート
W-AP110 シリーズアクセスポイントには、10/100/1000Base-T (RJ-45) 自動検出
MDI/MDX 有線ネットワーク接続ポートが 1 つ装備されています。このポート
は、IEEE 802.3af および 802.3at Power over Ethernet (PoE) 準拠をサポートし、
PoE Midspan インジェクタなどの給電装置 (PSE) また PoE をサポートする
ネットワークインターフェイスからの DC 48V ( 定格) を標準の定義済み
Powered Device (PD) として受け入れます。ポートには、 5 に示す RJ-45 メス
コネクタがあります。
5 Gigabit イーサネットポートピン出力
DC 電源ソケット
PoE が使用できない場合、オプションの Dell AP AC-DC アダプタキット (別売
) を使用して W-AP110 シリーズアクセスポイントに給電できます。
これ以外に、ローカルで給電され AC-DC アダプタ (または任意の DC 電源)
を使用して、このデバイスに給電することもできます。その場合、地域で適用
されるすべての規制に準拠し、DC インターフェイスが以下の仕様を満たして
いる必要があります。
DC 12 V (+/- 5%)/18W
センタープラス 1.7/4.0 mm 丸プラグ、長さ 9.5 mm
リセットボタン
リセットボタンを使用すると、W-AP110 シリーズアクセスポイントを出荷時の
設定に戻すことができます。AP をリセットするには、次の操作を行います。
1. AP の電源をオフにします。
2. クリップの先などの細くとがったものでリセットボタンを押したままにし
ます。
3. リセットボタンを押したま AP の電源をオンにします。5 秒以内に電源
LED が点滅します。
4. リセットボタンを放します
リセットが完了すると、15 秒以内に電源 LED ボタンが再度点滅します。その
AP が再起動して、出荷時の設定に戻ります。
始める前に
設置前のネットワーク要件
WLAN の計画が完了し、適切な製品および設置場所を決定した後、Dell AP
展開する前に Dell コントローラをインストールして、初期設定を行う必要が
あります。
コントローラの初期設定についてはDell Networking W-Series ArubaOS
イックスタートガイド』でご使用のコントローラにインストールされているソ
フトウェアバージョンを確認してください。
AP 設置前のチェックリスト
W-AP110 シリーズアクセスポイントを設置する前に、以下のコンポーネント
が揃っていることを確認してください。
必要な長さの CAT5e 以上 UTP ケーブル
以下のいずれかの電源装置
IEEE 802.3at または 802.3af 対応の Power over Ethernet (PoE)POE は、
任意の給電装置 (PSE) コントローラまたは Midspan PSE デバイス
Dell AP AC-DC アダプタ キット (別売り)
ネットワークでプロビジョニングされた Dell コントローラ
アクセスポイントへのレイヤ 2/3 ネットワーク接続
以下のいずれかのネットワークサービス
Aruba Discovery Protocol (ADP)
“A” レコードのある DNS サーバ
ベンダ固有のオプションのある DHCP サーバー
セットアッププロセスのまとめ
W-AP110 シリーズアクセスポイントを正常にセットアップするには、5 つのタ
スクを完了する必要があります。これらのタスクは、次の順序で実行する必要
があります。
1. 設置前の接続を確認します。
2. AP の設置場所を特定します。
3. AP を設置します。
4. 設置後の接続を確認します。
5. AP を設定します。
設置前の接続の確認
W-AP110 シリーズアクセスポイントをネットワーク環境に設置する前に、電
源を入れた後にコントローラの検出および接続が可能であることを確認してく
ださい。
特に、以下の条件を確認する必要があります。
ネットワークに接続したときに各 AP に有効な IP アドレスが割り当てられ
ること
AP がコントローラを検出できるこ
コントローラの検出および接続の手順については、『Dell Networking W-Series
ArubaOS クイックスタートガイド』を参照してください。
設置場所の特定
W-AP110 シリーズアクセスポイントは、壁または天井に取り付けることがで
きます。Dell Airwave VisualRF Plan ソフトウェアアプリケーションによって生
成される AP 設置マップを使用して、適切な設置場所を決定してください。各
設置場所は目的の対象領域の中心に可能な限り近く、障害物や明白な干渉源の
ない場所である必要があります。これらの RF 吸収材/反射材/干渉源は RF プロ
パゲーションに影響するので、計画フェーズで考慮に入れRF 計画で調整す
る必要があります。
識別されていない既知の RF 吸収剤/反射材/干渉源
設置フェーズにおいて現場で既知の RF 吸収材、反射材、および干渉源を識別
することが重要です。AP を設置場所に固定する際は、これらの要因を考慮に
入れてくださいRF パフォーマンスを低下させる原因には以下のものがあり
ます。
セメントやブロック
水分を含む物体
金属
電子レンジ
コードレスの電話やヘッドホン
メモ: W-AP110 シリーズには Dell Networking W-Series ArubaOS 6.3.1.0 以降が
必要です。
メモ: 内容が違っている場合、不足している場合、または破損している場
合は、サプライヤに連絡してください。必要な場合は、元の梱包資材およ
び箱を使用して (可能な場合) パッケージを梱包し、サプライヤに返送して
ください。
LED
/状態 意味
PWR
オフ AP に電源が投入されていない
初期起動中
- 点滅 AP 起動中
- 点灯 AP 準備完了
ENET
オフ イーサネットリンク使用不能
黄色 - 点灯 10/100Mbps イーサネットリンク確立
- 点灯 1000Mbps イーサネットリンク確立
点滅 イーサネットリンクアクティビティ
5 GHz
オフ 5 GHz ラジオ無効
黄色 - 点灯 5GHz ラジオが Non-HT WLAN モードで有効
- 点灯 5GHz ラジオが HT WLAN モードで有効
- 点滅 5 GHz 空気モニターまたはスペクトルモニター
PWR
ENET
5GHz
2.4GHz
2.4 GHz
オフ 2.4 GHz ラジオ無効
黄色 - 点灯 2.4GHz ラジオが Non-HT WLAN モードで有効
- 点灯 2.4GHz ラジオが HT WLAN モードで有効
- 点滅 2.4 GHz 空気モニターまたはスペクトルモニター
メモ: W-AP110 シリーズアクセスポイントの電源が 802.3af PoE から供給さ
れている場合、USB インターフェイスは無効になります。
LED
/状態 意味
ANT0
ANT2
ANT1
USB ポート
シリアル
コンソールポート
1
2
3
4
5
6
7
8
TxD
GND
RxD
RJ-45 メス
ピン出力
GND
注意: FCC の声明: 米国以外のモデルのコントローラに設定されたアクセ
スポイントを米国内で設置すると、機器承認に関する FCC 規制に違反する
ことになります。そのような意図的な違反を行った場合、運用の中断が
FCC によって要求され、罰金が適用されることがあります (47 CFR 1.80)
注意: EU の声明:
2.4 GHz および 5 GHz 帯域幅で運用する低電力無線 LAN 製品。制限の詳
については、『Dell Networking W-Series ArubaOS ユーザーガイド』を参照
してください。
Produit réseau local radio basse puissance operant dans la bande fréquence 2.4
GHz et 5 GHz. Merci de vous referrer au Dell Networking W-Series ArubaOS User
Guide pour les details des restrictions.
Low Power FunkLAN Produkt, das im 2.4 GHz und im 5 GHz Band arbeitet. Weitere
Informationen bezlüglich Einschränkungen finden Sie im Dell Networking W-
Series ArubaOS User Guide.
Apparati Radio LAN a bassa Potenza, operanti a 2.4 GHz e 5 GHz. Fare riferimento
alla Dell Networking W-Series ArubaOS User Guide per avere informazioni
detagliate sulle restrizioni.
1000Base-T Gigabit
イーサネットポート
RJ-45 メス
ピン出力
1
2
3
4
5
6
7
8
スペアペア
スペアペア
スペアペア
スペアペア
ETH Rx+
ETH Rx-
ETH Tx+
ETH Tx-
(PoE (+))
(PoE (+))
(PoE (-))
(PoE (-))
(PoE (-))
(PoE (-))
(PoE (+))
(PoE (+))
メモ: Dell 、政府の要求に基づき、限のあるネットワーク管理者だけ
が設定を変更できるように W-AP110 シリーズアクセスポイントを設計して
いますAP の設定の詳細については、『Dell Networking W-Series ArubaOS
クイックスタートガイド』およびDell Networking W-Series ArubaOS ユー
ザーガイド』を参照してください。
注意: アクセスポイントは無線伝送デバイスで、政府規制の対象となりま
す。ネットワーク管理者は設定の責任を負い、アクセスポイントの運用
は無線法の規制に準拠する必要があります。特に、アクセスポイントは、
その使用場所に適したチャネル割り当てを使用する必要があります。

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