Dell SC460 拡張エンクロージャ オーナーズマニュアル 規制モデル: CYAE
メモ、注意、警告 メモ: 製品を使いやすくするための重要な情報を説明しています。 注意: ハードウェアの損傷やデータの損失の可能性を示し、その問題を回避するための方法を説明しています。 警告: 物的損害、けが、または死亡の原因となる可能性があることを示しています。 © 2017 ~ 2018 Dell Inc. またはその子会社。無断転載を禁じます。Dell、EMC、およびその他の商標は、Dell Inc. またはその子会社の商標です。その他の商標は、そ れぞれの所有者の商標である場合があります。 2018 - 08 Rev.
目次 本書について......................................................................................................................................................5 リビジョン履歴....................................................................................................................................................................... 5 対象読者..........................................................................................................................................................................
ストレージシステムおよび拡張エンクロージャのシャットダウン........................................................................................ 34 ハードドライブ......................................................................................................................................................................34 故障したハードドライブの特定......................................................................................................................................34 ハードドライブの取り外し....................................................
前書き 本書について 本書では、SC460 拡張エンクロージャ のサービスとメンテナンスを行う方法について説明します。 リビジョン履歴 文書番号:680-140-001 リビジョン 日付 説明 A 2017 年 10 月 初版発行 B 2017 年 11 月 拡張エンクロージャの取り付けを行う前に、ケーブル管理トレイの取り付けを移動 C 2018 年 8 月 拡張エンクロージャラックレールの追加 対象読者 本書で提供されている情報は、Dell エンドユーザーを対象としています。 Dell へのお問い合わせ Dell では、オンラインおよび電話ベースのサポートとサービスオプションをいくつかご用意しています。サポートとサービスは国および製品によって異なり、お住 まいの地域では一部のサービスがご利用いただけない場合があります。 セールス、テクニカルサポート、またはカスタマサービスの問題についての Dell へのお問い合わせは、www.dell.
• 『Storage Center Command Set for Windows PowerShell』(Windows PowerShell 対応 Storage Center コマンドセット) PowerShell インタラクティブシェル、スクリプト、および PowerShell ホスティングアプリケーションを使用して Storage Center と相互作用する Windows PowerShell コマンドレットおよびスクリプトオブジェクトの使用開始手順について説明します。個々のコマンドレットのヘルプは、オンラインで 利用できます。 • 『Storage Manager Administrator’s Guide』(Storage Manager 管理者ガイド) Storage Manager ソフトウェアの使用方法について説明します。 • Dell TechCenter Dell ストレージ製品に関する技術的なホワイトペーパー、ベストプラクティスガイド、およびよくあるお問い合わせを提供します。http:// en.community.dell.
1 SC460 拡張エンクロージャについて SC460 拡張エンクロージャは、Storage Center に拡張ストレージを提供します。 SC460 拡張エンクロージャは、ストレージシステムの背面にある SAS ポートに直接接続されます。 トピック: • SC460 拡張エンクロージャ概要 • SC460 拡張エンクロージャの前面パネルの機能とインジケータ • SC460 拡張エンクロージャの背面パネルの機能とインジケータ • SC460 拡張エンクロージャのドライブ • SC460 拡張エンクロージャドライブの番号付け SC460 拡張エンクロージャ概要 SC460 は、4U SAS 拡張エンクロージャで最大 60 台の 3.
SC460 拡張エンクロージャの背面パネルの機能とインジケ ータ SC460 の背面パネルには、拡張エンクロージャの電源投入とリセットのための制御機能、拡張エンクロージャのステータスを示すインジケータ、およびバッ クエンドケーブル配線のための接続が備わっています。 図 2.
SC460 拡張エンクロージャ内のドライブは水平に取り付けます。 図 3.
図 4.
2 SC460 拡張エンクロージャの取り付け 本章は、SC460 拡張エンクロージャを取り付ける方法について説明します。 安全に関する注意事項 けがを防ぎ、Storage Center 機器への損傷を避けるため、常にこれらの安全に関する注意事項に従ってください。 本ガイドで説明されている機器を Dell が指定する以外の方法で使用した場合、機器によって提供される保護機能が損なわれることがあります。お客 様の安全と保護のため、以下の項に説明されているルールをお守りください。 メモ: 各 Storage Center コンポーネントに同梱されている、安全および認可機関に関する情報を参照してください。保証情報は、別の文書に 掲載されています。 取り付け時の安全に関する注意事項 SC460 拡張エンクロージャを取り付けるときは、これらの安全に関する注意事項に従ってください。 注意 90 kg(200 ポンド)を超える機器。 SC460 拡張エンクロージャ を取り付けるときは、適切な持ち 上げ手法を使用してください。 • インストール前に、シャーシから、ドライブ、冷却ファン、電源装置ユニット(PSU) 、エンク
• 電気過負荷保護機能が備わった適切な電源を提供します。すべての Storage Center コンポーネントは、電源を投入する前に接地する必要があ ります。電源ケーブルに対して安全のための電気的な接地接続ができることを確認します。電源を投入する前に接地をチェックしてください。 • 電源装置ケーブルのプラグは、主な切断デバイスとして使用されます。コンセントが装置の近くにあり、簡単にアクセスできることを確認してください。 • 装置の電源スイッチ、部屋の緊急電源切断スイッチ、切断スイッチ、またはコンセントの位置を把握しておきます。 • 高電圧コンポーネントで作業するときは、1 人で作業しないでください。 • 電気絶縁体として特別に設計されたゴム製マットを使用してください。 • 電源装置ユニットからカバーを取り外さないでください。拡張エンクロージャからの電源装置の取り外しは、電源接続を切断してから行ってください。 • 故障した電源装置は、挿入準備の整った正しいタイプの交換用モデルがある場合以外は取り外さないでください。 • 拡張エンクロージャシャーシを移動する前、または何らかの損傷があ
図 5.
図 6. ラックの前面と背面からの取り付け場所 1 トップカバーを固定するクリップナットの位置 2 拡張エンクロージャを固定するクリップナットの位置 3 拡張エンクロージャラックレールの位置 4 1U のケーブル管理トレイレールの位置 ケーブル管理トレイの取り付け 1U のケーブル管理トレイを使用する場合は、トレイを取り付けてから、SC460 拡張エンクロージャを取り付けます。 前提条件 ラック内の 1U のケーブル管理トレイの取り付けに使用するハードウェアを特定します。 表 1.
このタスクについて 1070 mm(42.1 インチ)の奥行きでケーブル管理トレイをラックに取り付けます。 手順 1 1U のケーブル管理トレイのレールには、標準ラックに合うように設計されている位置合わせピンが付属しています。 非標準ラックにレールを取り付けるには、レールから位置合わせピンを取り外し、適切な角穴またはネジ穴の位置合わせピン取り付けます。 a b c マイナスドライバを使用して、レールの前面と背面から位置合わせピンを取り外します。 非標準ラックで使用する適切な位置合わせピン(角穴またはネジ穴)を特定します。 レールの前面および背面に適切な位置合わせピンを取り付けます。 2 上矢印が正しい方向で示されるようにレールを合わせます。また、FRONT(前面)とラベル付けされたレールの側面が、ラックの前面にくるようにし ます。 3 左右それぞれのレールの位置合わせピンをラックの前面および背面にある取り付け穴に挿入します。 4 レールの前面と背面にある穴に 8-32 x 0.75 インチのネジを取り付けて、レールを固定します。 図 7.
7 ケーブルチェーンを用意して、ケーブルチェーンからケーブルを配線します。 メモ: ケーブルチェーンを通して配線する前にケーブルにラベルを付けます。 a b ラッチが上を向き、ヒンジがすべて互いに向き合うようにケーブルチェーンを配置します。 ケーブルチェーンのすべてのラッチを緩めて開きます。 図 9. ケーブルチェーンのラッチを開く c d e f 各ケーブルチェーンを使って 2 本の電源ケーブルと 2 本の Mini-SAS HD のケーブルを配線します。 ラッチを閉じ、それらが固定されて閉じられていることを確認します。 ケーブルチェーンを並べ替えて、ラッチを上に向けて「U」形状に配置します。 トレイの背面からケーブルを挿入します。 図 10.
図 11. ケーブルチェーンをトレイのレールに取り付ける 9 シャーシのブラケットをシャーシの側面にあるブラケットに取り付けます。 図 12.
図 13. ケーブルチェーンをシャーシブラケットにクリップでとめる 11 ベゼルのリリースボタンを押して、トレイの固定スロットの上に配置して、トレイの前面にベゼルを配置します。 図 14.
3 ドライバと 10 mm のソケットまたはレンチを使用して、ネジとナットの両方を取り外します。 長さ調整ブラケットがレールから外れます。 図 15. ネジとナットを取り外す 4 レールの前面に移動し、取り付け穴に取り付けスロットを合わせます。 5 18 ~ 22 インチ、26 ~ 30 インチ、30 ~ 34 インチのマークが見えるまで、内側のレール装置をスライドします。 内側の装置がロックされている場合、板バネを挿入してレールのロック装置を押して外します。 6 取り付け穴が取り付けスロットと合うようにハードウェアを調整します。 7 先ほど取り外したネジとナットを両方使用して長さ調整ブラケットを場所に固定します。 8 他のレールで、前述の手順を繰り返します。 標準ラックへの拡張エンクロージャの取り付け ラックにレールを取り付け、レール上に SC460 拡張エンクロージャを取り付けます。 前提条件 標準ラックに拡張エンクロージャを取り付けるために使用するハードウェアを特定します。 表 2.
a b c 4U の取り付け場所の 2U スペース下部に右側のレールの位置を合わせます。 ラックポストの外側のリリースラッチを使用して、ポストの上にキャッチメカニズムを配置します。 レールを押し込んで、ラックポストに固定します。 レールがポストに固定されると、「カチッ」という音がします。 図 16. ラックの背面にレールを取り付ける 3 ラックの前面ポストに右側のレールを取り付けます。 a b 4U の取り付け場所の 2U スペース下部に右側のレールの位置を合わせます。 位置合わせピンを 4U の取り付け場所の 2U スペース下部の中央の穴に配置して、レールを前方に引きます。 レールがポストに固定されると、「カチッ」という音がします。 図 17.
図 18. レールからラックを引き出す d e f 引き出したレールを拡張エンクロージャのシャーシレールにスライドさせます。 拡張エンクロージャのシャーシの側面から 4 個のハンドルを取り外します。 拡張エンクロージャのシャーシをラックに挿入します。 図 19.
d e トップカバーが 2 本の小さな出荷用ネジで固定されている場合は、ネジを取り外します。 肩ネジを使用して、拡張エンクロージャシャーシのトップカバーをラックに固定します。 ケーブル管理アームの取り付け ケーブル管理アームを使用する場合は、拡張エンクロージャを取り付けた後にケーブル管理アームをラックに取り付けます。 このタスクについて 1200 mm(47.2 インチ)の奥行きでケーブル管理アームをラックに取り付けます。 手順 1 ケーブル管理アームを取り付ける前に、レールの背面にある青いタブを押します。 図 20.
図 21. ケーブル管理アームの取り付け 4 レールブラケットに合わせて延長アームを回転させます。 図 22.
図 23.
図 24. シャーシの左側に向けて下アームを回転させる b c d 上アームの背面をシャーシの右側にむけて回します。 オレンジ色のリリースタブのノッチに下アームの右端にある固定タブを合わせます。 「カチッ」と音がするまでスロットにタブを押します。 「カチッ」という音は、アームが固定されたことを示します。 図 25.
図 26. ケーブル管理アームを固定する 9 ケーブル管理アームが固定タブに取り付けられていることを確認します。 図 27.
非標準ラックへの拡張エンクロージャの取り付け SC460 拡張エンクロージャを非標準のラックに取り付ける場合のベストプラクティスのガイドラインに従います。 • 非標準のラックでは、PDU がラックに向かいあっている場合があります。このことが拡張エンクロージャや背面のケーブル管理アームを(使用する場合) との間で干渉する場合があります。干渉を最小にするために、慎重に計画してケーブルを配線します。メインのラック領域に取り付けられている PDU と異なるタイプを使用する必要がある場合があります。 • ラックレールには 4 つの調整範囲 18 ~ 22 インチ、22 ~ 26 インチ、26 ~ 30 インチ、30 ~ 34 インチがあります。デフォルトの長さは、22 ~ 26 イ ンチの設定です。 • レールの取り付け後、レールのレベルと位置が正しいことを確認してから次のレールを取り付けます。 • 丸穴と角穴の両方に合う M5 ネジを使用して、すべてのレールとコンポーネントをラックに固定します。 • レールをラックに固定する場合は、クロススレッドを防ぐためにネジを緩く取り付け、手で絞めます。力を加え
部品 パーツ番号 説明 手順 1 SC460 拡張エンクロージャをラックに取り付ける場所を決定します。 2 3 必要であれば、ドライバーを使い拡張エンクロージャラックレールの長さをラックに合わせて調整します。 レールには、標準ラックに合うように設計されている 6.8 mm の位置合わせピンが付属しています。 非標準ラックにレールを取り付けるには、レールの位置合わせピンを適切な位置合わせピンに交換する必要があります。 a b c 4 ラックの背面ポストに右側のレールを取り付けます。 a b c d 5 4U の取り付け場所の 2U スペース下部に右側のレールの位置を合わせます。 ラックポストの外側のリリースラッチを使用して、ポストの上にキャッチメカニズムを配置します。 レールを押し込んで、ラックポストに固定します。 適切なネジを使用して、レールをラックに固定します。 ラックの前面ポストに右側のレールを取り付けます。 a b c 6 マイナスドライバを使用して、レールの前面と背面から 6.8 mm 位置合わせピンを取り外します。 非標準ラックで使用する適切な位置合わせピン(3.
部品 パーツ番号 説明 拡張エンクロージャシャーシとトップカバーを #10-32 ネジ穴があるラックに固定するために 使用 #12-24 x 1/2 インチナイロンパッチ付きトラスヘッドプラスネジ(数量:6) 036-032-012 拡張エンクロージャシャーシとトップカバーを #12-24 ネジ穴があるラックに固定するために 使用 手順 1 拡張エンクロージャシャーシとトップカバーからセミキャプティブ M5 ショルダーネジを取り外します。 2 ネジ穴がないラックでは、M5 クリップナットを拡張エンクロージャとトップカバーの穴に揃えてラックの取り付け穴に置きます。 3 適切なトラスヘッドネジを使用して、拡張エンクロージャとトップカバーをラックに固定します。 電源ケーブルの接続 SC460 拡張エンクロージャに電源ケーブルを接続します。 このタスクについて 手順 1 拡張エンクロージャの電源装置に電源ケーブルを接続します。 図 28.
前面ベゼルの取り付け 前面ベゼルが SC460 拡張エンクロージャに同梱されている場合は、ベゼルを拡張エンクロージャの前面に取り付けます。 1 ベゼルを拡張エンクロージャの前面に合わせます。 2 ベゼルの前面にある 2 個のラッチを押します。 図 29.
3 SC460 拡張エンクロージャ コンポーネントの交換 本章は、SC460 拡張エンクロージャ 内のフィールド交換可能ユニット(FRU)の交換方法について説明します。 この章では、取り付け担当者が FRU を受け取っており、拡張エンクロージャに取り付ける準備ができていることを前提としています。 トピック: • 安全に関する注意事項 • ベゼル • 交換前の手順 • ハードドライブ • 冷却ファンモジュール • エンクロージャ管理モジュール • 電源装置 • 1U ケーブル管理トレイ • ケーブル管理アーム • 拡張エンクロージャラックレール • 交換後の手順 安全に関する注意事項 けがを防ぎ、Storage Center 機器への損傷を避けるため、常にこれらの安全に関する注意事項に従ってください。 本ガイドで説明されている機器を Dell が指定する以外の方法で使用した場合、機器によって提供される保護機能が損なわれることがあります。お客 様の安全と保護のため、以下の項に説明されているルールをお守りください。 メモ: 各 Storage Center コンポーネント
• Dell では、ラックへの SC460 拡張エンクロージャの取り付けは、ラック取り付けの経験者のみが行うことを推奨しています。 • ラックに複数の拡張エンクロージャを取り付けるときは、下段から上段の順に、取り外すときは上段から下段の順に行ってください。 • ラックの構造は、取り付けられた拡張エンクロージャの総重量をサポートする必要があります。その設計には取り付け時や通常使用時にラックが傾い たり、押し倒されたりすることを防ぐ、固定機能が組み込まれているようにしてください。 • ラックが傾くのを防ぐため、ラックから引き出す拡張エンクロージャは、一度につき 1 台のみにしてください。 • 静電気放出による損傷を防ぐため、拡張エンクロージャが常に完全に接地されていることを確認してください。 • 拡張エンクロージャコンポーネントを取り扱うときは、静電気防止用のリストバンドまたは同様の保護用具を使用してください。 ベゼル 前面ベゼルは、SC460 拡張エンクロージャの前面パネルのカバーです。 前面ベゼルの取り外し 拡張エンクロージャでハードドライブを取り外す、または取り付ける前に、前面ベゼ
図 31.
ストレージシステムおよび拡張エンクロージャのシャットダウン 交換用コンポーネントがホットスワップ対応ではない場合は、Storage Manager を使用して、ストレージシステムと拡張エンクロージャをシャットダウンしま す。ストレージシステムと拡張エンクロージャをシャットダウンするとシステムが停止するため、これらの手順はメンテナンス期間中に実行するように計画して ください。 前提条件 ストレージシステムおよび拡張エンクロージャをシャットダウンする前に、次のタスクを実行します。 1 交換するパーツを識別します。 2 交換パーツを特定します。 3 パーツの交換に必要なツールがあることを確認します。 手順 1 アクション メニューから、システム、シャットダウン / 再起動 の順に選択します。シャットダウン / 再起動 ダイアログボックスが開きます。 2 Storage Center でどのような操作を行いますか? ドロップダウンメニューで、シャットダウン を選択します。 3 OK をクリックします。 ストレージシステムと拡張エンクロージャがシャットダウンしたら、ストレージシステムと拡張エンクロージ
故障したハードドライブの場所が ディスクビュー タブに表示されます。 図 33.
図 34. ハードドライブを外す • ドライブの障害 LED がオンになっている場合は、ドライブをさらに約 5 cm(2 インチ)に上に引きます。ドライブのスピンが停止するのを 30 秒間 待ってから、ドライブをスロットから完全に引き出します。 • ドライブの障害 LED がオフになっている場合は、ドライブをスロットから完全に引き出します。 図 35.
ハードドライブの取り付け この手順を使用して、拡張エンクロージャにハードドライブを取り付けます。 このタスクについて ハードドライブをスロットに落とさないでください。ハードドライブをスロットに落とすと、ドライブとドライブのインターフェイスバックプレーンが損傷し、修理のため にシャーシ全体を交換することが必要になる場合があります。 注意: ドライブは拡張エンクロージャをラックから引き出してから 10 分以内に交換する必要があります。 手順 1 ドライブキャリア上でラッチを開きます。 2 ガイドにドライブを合わせ、丁寧にディスクをスロットに下ろします。 ドライブキャリアがバックプレーンと接触すると、ラッチが閉じ始めます。 3 ラッチがかみ合うようにラッチタブを下に押します。 図 36.
メモ: 冷却ファンモジュールに障害が発生した場合、十分な冷却能力を提供するために残りのモジュールのファン速度が大幅に上昇します。新 しい冷却ファンモジュールが取り付けられると、冷却ファン速度は徐々に低下します。 故障した冷却ファンモジュールの識別 どの冷却ファンモジュールに障害が発生したかを確認するには、Storage Manager を使用します。 1 ハードウェア タブをクリックします。 2 ハードウェア タブのナビゲーションペインで、Storage Center を選択して展開します。 3 ハードウェアアラート 領域で、故障した冷却ファンモジュールがある拡張エンクロージャを識別するハードウェアアラートを見つけます。 図 37.
冷却ファンモジュールの取り外し 冷却ファンモジュールを取り外すには、次の手順を実行します。 前提条件 1 SupportAssist を使用して、テクニカルサポートに診断データを送信します。 2 Storage Center の動作モードを メンテナンス に変更します。 このタスクについて 拡張エンクロージャをシャットダウンせずに冷却ファンモジュールを取り外すことができます。ただし、拡張エンクロージャの電源がオンになっている間は、少な くとも 2 台の冷却ファンモジュールが拡張エンクロージャに取り付けられている必要があります。AC 電源がオンの間は、複数の冷却ファンモジュールを取り 外さないでください。 注意: 冷却ファンモジュールの交換は、拡張エンクロージャを引き出してから 5 分以内に実行する必要があります。交換品が手元にあり、5 分 以内に取り付けられる場合を除いて障害のあるファンを取り外さないでください。 手順 1 前面ベゼルを取り外します。 2 拡張エンクロージャのシャーシをラックの前面から引き出します。 3 オレンジ色のタブを左側に押して、ファンモジュールのロックを解除します。 4
冷却ファンモジュールの取り付け 冷却ファンモジュールを取り付けるには、次の手順を実行します。 このタスクについて ただし、拡張エンクロージャの電源がオンになっている間は、少なくとも 2 台の冷却ファンモジュールが拡張エンクロージャに取り付けられている必要があり ます。AC 電源がオンの間は、複数の冷却ファンモジュールを取り外さないでください。 注意: 冷却ファンモジュールの交換は、拡張エンクロージャを引き出してから 5 分以内に実行する必要があります。交換品が手元にあり、5 分 以内に取り付けられる場合を除いて障害のあるファンを取り外さないでください。 手順 1 冷却ファンを空のスロットガイドに合わせます。 2 冷却ファンを空のスロットに丁寧に下ろします。 3 閉じる位置にラッチを押し下げます。 4 「カチッ」と音がするまでオレンジ色のリリースタブの上にある黒いタブを押し下げます。 「カチッ」という音は、ファンがスロットに装着され固定されたことを示します。 図 40.
EMM は、拡張エンクロージャに次の管理機能を提供します。 • 温度、ファン、電源装置、および拡張エンクロージャの LED などの拡張エンクロージャの環境要素の監視と制御 • ハードディスクドライブへのアクセスの制御 • Storage Center へのの拡張エンクロージャの属性と状態の伝達 故障したエンクロージャ管理モジュールの識別 どのエンクロージャ管理モジュール(EMM)に障害が発生したかを確認するには、Storage Manager を使用します。 1 ハードウェア タブをクリックします。 2 ハードウェア タブのナビゲーションペインで、Storage Center を選択して展開します。 3 ハードウェアアラート 領域で、故障した EMM がある拡張エンクロージャを識別するハードウェアアラートを見つけます。 図 41.
図 42.
図 43.
図 44.
図 45. 故障した電源装置がある拡張エンクロージャを識別するハードウェアアラート 4 ハードウェア タブのナビゲーションペインで、前の手順で識別した拡張エンクロージャを展開します。 5 電源装置 を選択します。 各電源装置のステータスが 電源装置(PSU) タブに表示されます。 6 故障した電源装置を選択します。 故障した電源装置の位置が PSU ビュー タブに表示されます。 図 46.
手順 1 拡張エンクロージャケーブル管理アーム(CMA)を使用して取り付けられている場合、CMA を開きます。 2 電源ケーブルからストレインリリーフクランプを取り外し、PSU から電源ケーブルを取り外します。 3 PSU がシャーシから外れるまで、ネジハンドルを反時計回りに回転させます。 4 シャーシから PSU をスライドさせて出し、清潔で静電気が除去された面に置きます。 図 47.
図 48.
図 49. 前面ベゼルの取り外し 4 内側のケーブルチェーン上のタブを押し、シャーシブラケットからケーブルガイドクリップを取り外します。 図 50.
図 51. トレイからケーブルチェーンを取り外す 6 シャーシブラケットのタブを押し、シャーシブラケットをシャーシの側面から取り外します。 図 52.
図 53. ケーブルチェーンのラッチを開く 8 ケーブルチェーンからケーブルを取り外し、1U ケーブル管理トレイからケーブルシャーシを取り外します。 9 1U ケーブル管理トレイの前面で、スプリングクリップを押し上げてトレイを解放します。 図 54. スプリングクリップを使用してトレイを外す 10 レールから外れるまで、1U ケーブル管理トレイをラックの前面に向けて引きます。 図 55. レールからトレイを取り外す 11 レールの前面と背面から 8-32 x 0.
図 56. ラックからのレールを取り外す ケーブル管理トレイの取り付け 1U ケーブル管理トレイの取り付けは、Storage Center システムがネットワークで使用できない、スケジュールされたメンテナンス時間中に実行する必要が あります。 手順 1 拡張エンクロージャレールを取り付ける場合は、レールの青いタブを押してから 1U ケーブル管理トレイを取り付けます。 図 57. 拡張エンクロージャレールの青いタブを押す 2 上矢印が正しい方向で示されるようにレールを合わせます。また、FRONT(前面)とラベル付けされたレールの端が、ラックの前面にくるようにしま す。 3 左右それぞれのレールの位置合わせピンをラックの前面および背面にある取り付け穴に挿入します。 4 レールの前面と背面にある穴に 8-32 x 0.
図 58. ラックへのレールの固定 5 上矢印が正しい方向で示されるように 1U のケーブル管理トレイを合わせます。また、FRONT(前面)とラベル付けされたトレイの側面が、ラックの 前面にくるようにします。 図 59.
図 60. ケーブルチェーンのラッチを開く c d e f 各ケーブルチェーンを使って 2 本の電源ケーブルと 2 本の Mini-SAS HD のケーブルを配線します。 ラッチを閉じ、それらが固定されて閉じられていることを確認します。 ケーブルチェーンを並べ替えて、ラッチを上に向けて「U」形状に配置します。 トレイの背面からケーブルを挿入します。 図 61.
図 62. ケーブルチェーンをトレイに取り付ける 9 シャーシのブラケットをシャーシの側面にあるブラケットに取り付けます。 図 63.
図 64. ケーブルチェーンをシャーシブラケットにクリップでとめる 11 ベゼルのリリースボタンを押して、トレイの固定スロットの上に配置して、トレイの前面にベゼルを配置します。 図 65. 前面ベゼルの取り付け 12 拡張エンクロージャに電源ケーブルと Mini-SAS HD ケーブルを接続します。 次の手順 1 拡張エンクロージャとストレージシステムの電源をオンにします。 2 Storage Center の動作モードを 標準 に変更します。 3 SupportAssist を使用して、診断データをテクニカルサポート に送信します。 ケーブル管理アーム SC460 拡張エンクロージャ は、1200 mm(47.
ケーブル管理アームは、拡張エンクロージャシャーシとラックレールの背面に接続します。 ケーブル管理アームの取り外し ケーブル管理アームの取り外しは、Storage Center システムがネットワークで使用できない、スケジュールされたメンテナンス時間中に実行する必要があ ります。 前提条件 1 SupportAssist を使用して、診断データをテクニカルサポート に送信します。 2 Storage Center の動作モードを メンテナンス に変更します。 3 Storage Manager を使用して拡張エンクロージャに接続されているストレージシステムをシャットダウンします。 手順 1 すべてのケーブルにラベルが付けられていることを確認してください。 2 拡張エンクロージャから電源ケーブルと Mini-SAS HD ケーブルを外します。 3 ケーブル管理アームを開きます。 a シャーシの右側のオレンジ色のリリースタブを押し下げます。 図 66.
図 67. 上アームをシャーシの右側から離すように引く c d シャーシの左側のオレンジ色のリリースタブを押し下げます。 下アームをシャーシの左側から離すように引きます。 図 68.
図 69. 拡張アームをブラケットから取り外す b ケーブル管理アームのタブを押し、ブラケットからアームを取り外します。 図 70.
ケーブル管理アームの取り付け ケーブル管理アームの取り付けは、Storage Center システムがネットワークで使用できない、スケジュールされたメンテナンス時間中に実行する必要があ ります。 このタスクについて 1200 mm(47.2 インチ)の奥行きでケーブル管理アームをラックに取り付けます。 手順 1 ケーブル管理アームの固定ラッチの端を拡張エンクロージャのブラケットに合わせます。 2 「カチッ」と音がするまでブラケットにケーブル管理アームを挿入します。 「カチッ」という音は、ケーブル管理アームが固定されたことを示します。 図 71.
図 72. 拡張アームをレールブラケットに合わせる 4 「カチッ」と音がするまで、レールブラケットに拡張アームを押し込みます。 「カチッ」という音は、ケーブル管理アームが固定されたことを示します。 図 73.
7 ケーブル管理アームを閉じます。 a 下アームの背面をシャーシの左側にむけて回します。 図 74. シャーシの左側に向けて下アームを回転させる b c d 上アームの背面をシャーシの右側にむけて回します。 オレンジ色のリリースタブのノッチに下アームの右端にある固定タブを合わせます。 「カチッ」と音がするまでスロットにタブを押します。 「カチッ」という音は、アームが固定されたことを示します。 図 75.
図 76. ケーブル管理アームを固定する 8 ケーブル管理アームが固定タブに取り付けられていることを確認します。 図 77.
拡張エンクロージャラックレール SC460 拡張エンクロージャはラックレールを使用してラックに取り付けられます。 ラックレールが損傷している場合は、交換する必要があります。 拡張エンクロージャレールの取り外し 拡張エンクロージャレールの取り外しは、Storage Center システムがネットワークで使用できない、スケジュールされたメンテナンス時間中に実行する必要 があります。 前提条件 1 SupportAssist を使用して、診断データをテクニカルサポート に送信します。 2 Storage Center の動作モードを メンテナンス に変更します。 3 Storage Manager を使用して拡張エンクロージャに接続されているストレージシステムをシャットダウンします。 手順 1 すべてのケーブルにラベルが付けられていることを確認してください。 2 拡張エンクロージャから電源ケーブルと Mini-SAS HD ケーブルを外します。 3 シャーシをラックに固定しているネジを外します。 4 ラックレールから拡張エンクロージャを取り外します。 警告: 1 人で 拡張エンクロージャを持
図 78. ラックの背面にレールを取り付ける 3 ラックの前面ポストに右側のレールを取り付けます。 a b 4U の取り付け場所の 2U スペース下部に右側のレールの位置を合わせます。 位置合わせピンを 4U の取り付け場所の 2U スペース下部の中央の穴に配置して、レールを前方に引きます。 レールがポストに固定されると、「カチッ」という音がします。 図 79.
ストレージシステムと拡張エンクロージャの起動 ストレージシステムと拡張エンクロージャが前回シャットダウンされた場合は、この手順を実行して起動させます。 1 電源ケーブルを PSU に差し込んで、拡張エンクロージャの電源を入れます。 メモ: 拡張エンクロージャ内のドライブがスピンアップしてストレージシステムの電源がオンになるまで約 3 分間待機します。 2 電源ケーブルを、ストレージシステムの電源装置 / 冷却ファンモジュールに接続します。 3 両方の電源装置 / 冷却ファンモジュールの電源スイッチをオンの位置に押して、ストレージシステムの電源を入れます。 4 Storage Manager を使用して、交換用パーツが認識され、稼動中と表示されていることを確認します。 SupportAssist を使用した診断データの送信 コンポーネントを交換した後、SupportAssist を使用して診断データをテクニカルサポートに送信します。 1 Storage Manager を使用して、Storage Center に接続します。 2 サマリ タブで、SupportAssist 情報を今すぐ送信
4 SC460 拡張エンクロージャの技術仕様 この付録には、SC460 拡張エンクロージャの技術仕様が含まれます。 技術仕様 次の表は、SC460 拡張エンクロージャの技術仕様を示したものです。 ドライブ SAS ハードドライブ Dell Enterprise Plus ドライブ 最大 60 台のホットスワップ対応 7.2 K RPM 12 Gbps 3.
環境 温度 動作時 1 時間当たり最大 10°C の温度変化で 5~40°C(41~104°F) ストレージ 1 時間当たり最大 25°C の温度変化で -40 ~ 65°C(-40 ~ 149°F) 相対湿度 動作時 20 % ~ 80 %(結露しないこと) ストレージ 10% ~ 90%(結露しないこと) 高度 動作時 -16 ~ 2300 m(-50 ~ 7500 フィート) ストレージ -16 ~ 10,600 m(-50 ~ 35,000 フィート) SC460 拡張エンクロージャの技術仕様 67