Dell EMC PowerEdge RAID Controller 9 ユーザー ズ ガイド H330、H730、および H830 規制モデル: UCPA-901, UCPB-900, UCSA-901, UCSB-900, UCSE-900, and UCPE-900
メモ、注意、警告 メモ: 製品を使いやすくするための重要な情報を説明しています。 注意: ハードウェアの損傷やデータの損失の可能性を示し、その問題を回避するための方法を説明しています。 警告: 物的損害、けが、または死亡の原因となる可能性があることを示しています。 © 2017 - 2019 Dell Inc. その関連会社。不許複製・禁無断転載.Dell、EMC、およびその他の商標は、Dell Inc. またはその子会社の商標です。その他の商標は、それ ぞれの所有者の商標である場合があります。 2019 - 06 Rev.
目次 1 概要............................................................................................................................................................... 9 対応オペレーティングシステム..............................................................................................................................................13 PERC カードの仕様............................................................................................................................................................
バッテリがない場合のライトバックの強制を用いる状況................................................................................................ 30 仮想ディスク読み取りキャッシュポリシー............................................................................................................................. 30 仮想ディスクの再設定....................................................................................................................................................... 30 フォールトトレランス................................................................
BIOS 設定ユーティリティの起動......................................................................................................................................... 63 設定ユーティリティの終了................................................................................................................................................... 63 メニューナビゲーション制御................................................................................................................................................. 64 仮想ディスクのセットアップ................
自動インポートの無効化............................................................................................................................................. 83 工場出荷時のデフォルト設定の復元..........................................................................................................................83 7 UEFI/HII RAID 設定ユーティリティ.................................................................................................................. 84 UEFI 設定ユーティリティの起動.......................................................
セキュリティキーの削除................................................................................................................................................. 96 セキュア仮想ディスクの作成.........................................................................................................................................96 既存の仮想ディスクのセキュア化................................................................................................................................. 96 セキュア化された外部設定のインポートとクリア、およびセキュアディスクの移行..............
デバイスマネージャで PERC カードに黄色い警告マークが付いている........................................................................ 107 PERC カードがデバイスマネージャに表示されない......................................................................................................107 物理ディスクの問題.......................................................................................................................................................... 107 物理ディスクが故障状態...........................................................................................
1 概要 Dell EMC PERC(PowerEdge Expandable RAID Controller)9 シリーズのカードは、H330、H730、H730P、H730P MX、および H830 カードで構 成されています。 • PERC H330:PERC H330 は、汎用の RAID ソリューション カードです。このカードは、内蔵ストレージおよびテープ デバイス用のアダプタ(ロープロ ファイルおよびフル ハイト)、ミニ モノリス型、およびミニ ブレードのフォーム ファクターで使用できます。 図 1.
図 2.
図 3. PERC H730 アダプタ カードの機能 1 PERC H730 カード 2 ヒートシンク 3 バッテリーケーブル 4 バッテリーキャリア 5 SAS ケーブル コネクタ 2 ヒートシンク 図 4.
3 • バッテリーケーブル 4 バッテリーキャリア PERC H730P MX:PERC H730P MX は、内部でドライブを管理する 8 GB の不揮発性キャッシュで構成された MX7000 RAID ソリューション カ ードです。 図 5. PERC H730P MX アダプタ カードの機能 • 1 ヒートシンク 2 バッテリーベイ 3 バッテリーケーブルコネクタ 4 リリースレバー 5 SAS ケーブル コネクタ PERC H830:PERC H830 は H730P ソリューションと似ていますが、外部ストレージをサポートしている点で異なります。PERC H830 は、アダプタ (ロープロファイルおよびフル ハイト)フォーム ファクターでのみ使用できます。 図 6.
• PERC H830:PERC H830 は H730P ソリューションと似ていますが、外部ストレージをサポートしている点で異なります。PERC H830 は、アダプタ (ロープロファイルおよびフル ハイト)フォーム ファクターでのみ使用できます。 図 7. PERC H830 アダプタカードの機能 1 外付け SAS ケーブル コネクタ 2 PERC H830 アダプタ 3 ヒートシンク 4 バッテリーケーブル 5 バッテリーキャリア トピック: • 対応オペレーティングシステム • PERC カードの仕様 • PERC カード用の管理アプリケーション • 関連マニュアル 対応オペレーティングシステム PERC 9 シリーズカードは、次のオペレーティングシステムをサポートします。 • • Microsoft – Windows Server 2012 – Windows Server 2012 R2 – Windows Server 2016 VMWare – ESXi 6 – ESXi 5.
メモ: VMware ESXi 用の PERC 9 ドライバは VMware ISO イメージとセットでデルから入手できます。詳細については、Dell.com/ virtualizationsolutions を参照してください。 • Linux – Red Hat Enterprise Linux バージョン 6.5(64 ビット) – Red Hat Enterprise Linux 6.5(HPC 計算ノード用) – Red Hat Enterprise Linux バージョン 6.6 – Red Hat Enterprise Linux バージョン 6.7 – Red Hat Enterprise Linux バージョン 6.8 – Red Hat Enterprise Linux バージョン 7 – Red Hat Enterprise Linux バージョン 7.1 – Red Hat Enterprise Linux バージョン 7.
特長 PERC H330 PERC H730 PERC H730P PERC H730P MX PERC H830 PERC FD33xD/ FD33xS 仮想ディスクの最大 数 16 64 64 64 240 64 ディスクグループごと の最大仮想ディスク 数 16 16 16 16 16 16 ホットスワップデバイ スのサポート 有 有 有 有 有 有 ハードウェア XOR エ ンジン 無 有 有 有 有 有 オンライン容量拡張 有 有 有 有 有 有 専用およびグローバ ルホットスペア 有 有 有 有 有 有 ドライブタイプ 3 Gbps SATA、6 Gbps SATA/SAS、 および 12 Gbps SAS 3 Gbps SATA、 6 Gbps SATA/SAS、お よび 12 Gbps SAS 3 Gbps SATA、6 Gbps SATA/SAS、 および 12 Gbps SAS 3 Gbps SATA、6 Gbps SATA/ SAS、および 12 Gbps SAS 6 Gbps S
Dell OpenManage Storage Management Dell OpenManage Storage Management は、システムのローカルに接続された RAID および非 RAID ディスクストレージを構成するための機能を強化 した Dell システム用のストレージ管理アプリケーションです。Dell OpenManage Storage Management アプリケーションを使用すると、コントローラ-BIOS ユーティリティを使用しなくても 1 つのグラフィックス インターフェイスまたはコマンド ライン インターフェイスから、すべての対応 RAID コントローラーおよびエンク ロージャに対してコントローラーとエンクロージャ機能を実行できます。GUI はウィザードベースで、初心者と熟練ユーザー向けの機能が搭載されており、詳 しいオンラインヘルプがあります。Dell OpenManage storage management アプリケーションを使用することにより、データ冗長性を構成し、を割り当て、 または障害が発生した物理的ディスクをビルドしなおすことによりデータを保護できます。いくつか
2 PERC カードでの起動 以下に説明されているワークフローで、はお使いのシステム設定に基づく PERC カードでの起動手順を一覧表示しています。 • ベースシステムへのオペレーティングシステムおよび PERC カードのインストール • オペレーティングシステムがプリインストールされているシステムへの PERC カードの取り付け • PERC カードがプリインストールされているシステムへのオペレーティングシステムのインストール • PERC カードおよびオペレーティングシステムがプリインストールされているシステムのセットアップ • オペレーティングシステムがプリインストールされているシステムに取り付けられる PERC カードの設定を構成 トピック: • ベースシステムへのオペレーティングシステムおよび PERC カードのインストール • オペレーティングシステムがプリインストールされているシステムへの PERC カードの取り付け • PERC カードがプリインストールされているシステムへのオペレーティングシステムのインストール • PERC カードおよびオペレーティングシス
e 6 セキュア仮想ディスクの作成 7 既存の仮想ディスクのセキュア化 BIOS を使用したコントローラの管理 1 起動サポートの有効化 2 BIOS 対応コントローラのための起動サポートの有効化 3 エラー時の BIOS 停止の有効化 4 自動インポートの有効化 4 オペレーティング システムのインストール詳細については、お使いのオペレーティング システムのマニュアルを参照してください。 5 PERC 9 用のオペレーティングシステムドライバをインストールします。 6 • オペレーティング システムが Windows の場合は、Windows ドライバをインストールします。詳細については、「Windows ドライバのインストー ル」を参照してください。 • オペレーティング システムが Linux の場合は、Linux ドライバをインストールします。詳細については、「Linux ドライバのインストール」を参照してく ださい。 さらに、オペレーティングシステムをインストールした後に、OpenManage Storage Services をインストールして、PERC
e 5 3 保持キャッシュの管理 4 仮想ディスクの初期化 5 バックグラウンド初期化の実行 6 セキュア仮想ディスクの作成 7 既存の仮想ディスクのセキュア化 BIOS を使用したコントローラの管理 1 起動サポートの有効化 2 BIOS 対応コントローラのための起動サポートの有効化 3 エラー時の BIOS 停止の有効化 4 自動インポートの有効化 さらに、OpenManage Storage Services をインストールして、PERC カードの管理に使用できます。 PERC カードがプリインストールされているシステムへのオペ レーティングシステムのインストール 1 PERC 管理アプリケーションを使用をして、以下に示す手順でお使いのシステムの仮想ディスクと RAID 構成を管理します。 a セキュア化された外部設定のインポートとクリア、およびセキュアディスクの移行 b 物理ディスクの管理 c 1 グローバルホットスペアの作成 2 セキュリティキーの作成 3 RAID ディスクを非 RAID ディスクに変換します。詳細については、「コント
2 オペレーティングシステムをインストールします。詳細については、お使いのオペレーティングシステムのマニュアルを参照してください。 3 PERC 9 用のオペレーティングシステムドライバをインストールします。 4 • オペレーティングシステムが Windows の場合は、Windows ドライバをインストールします。詳細については、「Windows ドライバのインストール」 を参照してください。 • オペレーティングシステムが Linux の場合は、Linux ドライバをインストールします。詳細については、「Linux ドライバのインストール」を参照してく ださい。 さらに、オペレーティングシステムをインストールした後に、OpenManage Storage Services をインストールして、PERC カードの管理に使用できま す。 PERC カードおよびオペレーティングシステムがプリインスト ールされているシステムのセットアップ 1 PERC 管理アプリケーションのいずれかを使用して仮想ディスクを作成し、以下に示す手順を使用して必要な RAID 構成を作成します。 a セキュア化
オペレーティングシステムがプリインストールされているシステ ムに取り付けられる PERC カードの設定を構成 1 既存の PERC カードを新しいものと交換し、PERC 9 カードをシステムに取り付けます。詳細については、「PERC カードの導入」を参照してくださ い。 2 デルのサポート サイトから PERC 9 ドライバをダウンロードします。詳細については、Dell.
3 機能 PowerEdge RAID コントローラ(PERC)9 シリーズのカードは、次の機能をサポートします。 • 強化された再構築の優先順位付け • H830 に対する 240 の仮想ディスクのサポート • 個人モード管理 • セキュアファームウェアのアップデート • RAID 10 拡張構成 • 4 KB セクタのディスクドライブ • H730、H730P、H730P MX、および H830 コントローラの 1 MB IO サポート メモ: 1 MB IO 機能は、PERC CLI コマンドの perccli /cx set largeIOsupport=on を使用して有効化する必要があります。IO フレー ムの容量が 1 MB より大きい場合、IO フレームはより小さなチャンクに分割されます。 トピック: • 強化された再構築の優先順位付け • PERC H830 の冗長パスのサポート • H830 に対する 240 の仮想ディスクのサポート • PERC 9 パーソナリティ管理 • セキュアファームウェアのアップデート • RAID 10 拡張構
一方のパスを利用することによってこれに対処できます。冗長パスが存在する場合、コントローラは自動的に各ディスクへの両方のパスを通じて I/O の負 荷バランスを調整します。負荷バランスはストレージエンクロージャ内仮想ディスクへのスループットを増加させ、冗長パスが検出されると自動でオンになり ます。I/O の負荷バランス機能は、Dell OpenManage ストレージ管理アプリケーションを使って無効化することができます。冗長パスをサポートするようハ ードウェアをセットアップするには、「PERC H830 アダプタにおける冗長パスサポートのセットアップ」を参照して ください。 メモ: これは、PERC H830 のみに該当します。 メモ: この冗長パスのサポートはパスの冗長性のみを指しており、コントローラの冗長性ではありません。 PERC H830 アダプタにおける冗長パスサポートのセットアップ PERC H830 カードは、エンクロージャに含まれるディスクに対する冗長パスを検知して使用できます。同じデバイスに冗長パスがある場合、1 つのパスに 障害が発生しても、もう 1 つのパスを使ってコントローラとデバイス
図 8.
PERC 9 パーソナリティ管理 PERC 9 シリーズのカードは 2 つのパーソナリティモードをサポートします。 • RAID モード:RAID は一般的に使用されているモードであり、大部分のコントローラは工場出荷時に RAID モードにされています。このモードでは、 RAID 仮想ディスクと非 RAID ディスクの作成と操作が可能です。 • HBA モード:HBA モードでは、PERC コントローラが HBA(ホスト バス アダプタ)として動作します。このモードでは仮想ディスクが含まれないか、仮 想ディスクの作成機能が含まれていません。すべての物理ディスクは、オペレーティング システムの制御下で、非 RAID ディスクとして機能します。 PERC カードは、ホスト サーバと物理ディスクの間をつなぐ一種のパイプとして機能します。ホストから出される入出力要求は、コントローラを通過して 物理ドライブに届きます。HBA モードは、Windows Storage Spaces で使用される手法です。 メモ: HBA モードの有効化は、Microsoft Storage Spaces または VMware Vi
省電力なし(デフォル 省電力機能すべてが無効化されています。 トモード) バランス省電力 未設定またはホットスペアディスクのみスピンダウンが有効化されます。 最大省電力 設定済み、未設定、およびホットスペアディスでスピンダウンが有効化されます。 メモ: 最大省電力モードは H330 PERC カードではサポートされていません。 カスタム省電力 省電力機能はすべてカスタマイズ可能です。設定済みディスクがスピンダウンから除外されるサービスの品質期間を指定でき ます。 メモ: カスタム省電力モードは H330 PERC カードではサポートされていません。 設定済みスピンダウンの遅延 メモ: 設定済みスピンダウンの遅延 オプションは、省電力なしモード には適用されません。 ディスクのスピンダウンまでの待ち時間は、設定済みスピンダウンの遅延 で設定できます。このタイマーの最小値は 30 分(デフォルト)で、最大は 1 日 です。ディスクは自動的にスピンダウンし、アクセスがあるとスピンアップします。再起動時はディスクすべてがスピンアップします。 メモ: 設定済みディスクのスピンアップ時には、I/O 動作の遅延
高速初期化 仮想ディスクの高速初期化では、仮想ディスクの最初と最後の 8 MB が上書きされ、ブートレコードすべてまたはパーティション情報がクリアされます。この 処理は 2~3 秒で完了しますが、後続する BGI 処理の完了までは、より長い時間がかかります。HII 設定ユーティリティを使用した高速初期化の実行 については、「仮想ディスクの初期化」を参照してください。 バックグラウンド初期化 バックグラウンド初期化(BGI)は、パリティまたはミラーデータを新規に作成された仮想ディスクに書き込む自動的な動作です。BGI は RAID 0 仮想ディ スクでは実行されません。BGI 率は、Dell OpenManage ストレージ管理アプリケーションで制御できます。BGI 率の変更はいずれも次回の BGI の実行 まで適用されません。 メモ: BGI を永久に無効にすることはできません。BGI をキャンセルすると、 5 分以内に自動的に再スタートします。BGI の停止に関する情報 は、「バックグラウンド初期化」を参照してください。 メモ: 仮想ディスクのフル初期化または高速初期化とは異なり、バックグラウンド初期化を
3 物理ディスクをバックプレーンまたはエンクロージャ上の希望する位置に移動します。 4 安全性チェックを実行します。物理ディスクが正しく挿入されていることを確認します。 5 システムの電源を入れます。 コントローラによって、物理ディスク上の設定データから RAID 構成が検出されます。 FastPath FastPath は、ソリッドステートドライブ(SSD)での毎秒高 I/O (IOPS)を実現することで、アプリケーションのパフォーマンスを拡張する機能です。Dell PowerEdge RAID コントローラ(PERC)9 シリーズは FastPath をサポートしています。 仮想ディスクで FastPath を有効にするには、Dell PowerEdge RAID コントローラ(PERC)9 シリーズのキャッシュポリシーを、ライトスルーおよび先読み なしに設定する必要があります。これにより、 FastPath でコマンド(読み取り / 書き込み)、I/O のサイズ、および RAID タイプに基づくコントローラから適 切なデータパスを使用することができます。 RAID 10 アレイは、OLTP
メモ: ディスクを PERC カードの古い世代に移行させることはできません。 メモ: セキュア化された仮想ディスクのインポートは、適切なローカルキー管理(LKM)が提供または設定されている限り、サポートされます。 コントローラが設定済みの物理ディスクを検出すると、その物理ディスクを「外部」とフラグし、外部ディスクが検出されたことを示すアラートを生成します。 注意: RLM またはオンライン容量拡張 (OCE) 中は、ディスクの移行を行わないでください。仮想ディスクの損失の原因になります。 仮想ディスクの移行 PERC H710、H710P、H810 から PERC 9 シリーズ に仮想ディスクを移行するには: 1 システムの電源を切ります。 2 PERC H330、H730、H730P、H730P MX、または H830 カード用の最新のファームウェアとドライバ(Dell.
特長 説明 メモ: 一部のデータパターンや構成では、ライトスルー キャッシュ ポリシーの使用でパフォーマンスが向上します。 メモ: 仮想ディスクのキャッシュ設定を表示および管理するには、Dell OpenManage Storage Management アプリケーション、または HII 設 定ユーティリティを使用してください。 ライトバックが用いられる状況 ライトバックキャッシュは、バッテリが取り付けられていて良好であるすべての状況で使用されます。 バッテリがない場合のライトバックの強制を用いる状況 注意: 不意の停電が発生してもデータが失われないように、ライトバックを強制するモードの使用中は電源バックアップシステムを使うことをお 勧めします。 バッテリがない場合にライトバックを強制を選択すると、ライトバックモードが利用可能になります。強制されたライトバックモードを選択すると、バッテリ が存在しなくても仮想ディスクが ライトバック モードになります。 仮想ディスク読み取りキャッシュポリシー 仮想ディスクの読み取りポリシーによって、コントローラがその仮想ディスクへの読み取りをどう処理するかが決定され
2 Replace Member 機能を使用して、ディスク グループの物理ディスクがより大容量のディスクに交換される場合にも、空き容量は使用できます。 また、物理ディスクを追加するために、OCE 操作を実行することにより、仮想ディスクの容量を拡張することもできます。 RAID レベルの移行(RLM)とは、仮想ディスクの RAID レベルを変更することです。RLM と OCE の両方を同時に実行できるため、仮想ディスクの RAID レベルを同時に変更して容量を増やすことができます。RLM/OCE 操作の完了時に再起動は必要ありません。RLM/OCE 操作の前は、元の RAID レ ベルのカラムは、仮想ディスクの RAID レベルを示し、RLM/OCE 操作の後は、ターゲットの RAID レベルのカラムは、その RAID レベルを示します。 注意: RLM または OCE の操作中は、ディスクの移行を行わないでください。ディスクの移行を行うと、仮想ディスクが失われます。 メモ: RLM または OCE 操作が進行中の場合は、操作が完了するまで、ドライブの自動再構築またはコピーバック操作は開始されません。 メモ
RLM または OCE の実施可否の一覧は、次の表を参照してください。 32 機能
表 5.
ソース RAID レベル ターゲット RAID レベ ル 物理ディスクの数(開 物理ディスクの数(完 容量拡張の可否 始時) 了時) 説明 RAID 6 RAID 6 4 以上 5 以上 有 ディスクの追加により容 量を増加 RAID 10 RAID 10 32 未満 32 有 ディスクの追加により容 量を増加 メモ: ディスク グループ内の物理ディスクの合計数は、32 を超えることはできません。RAID レベル 50 および 60 では、RAID レベルの移行と 拡張を実行できません。 フォールトトレランス PERC 9 シリーズは次のものをサポートします。 • 自己監視分析および報告テクノロジ(SMART) • 巡回読み取り • 物理ディスクの障害検出 • ホットスペアを使用した物理ディスクの再構築 • コントローラのキャッシュの保存 • データ保護のためのコントローラキャッシュのバッテリバックアップおよび非揮発性キャッシュバックアップ • 起動後の充電不足バッテリの検出 次の項では、フォルトトレランスを得るための方法のいくつかを説明します。
巡回読み取り 巡回読み取り機能は、物理ディスクの正常性とデータの整合性を確保するための、予防的な指標として設計されています。巡回読み取りは、構成され ている物理ディスクの潜在的な問題をスキャンして問題を解決します。Dell OpenManage Storage Management アプリケーションを使用して巡回読み 取りを起動し、その動作を変更できます。 以下は、巡回読み取り 機能の概要です。 • 巡回読み取り は、ホットスペアも含め、仮想ディスクの一部として構成されているコントローラ上のすべてのディスクで実行されます。 • 巡回読み取り は、仮想ディスクを構成していない物理ディスクや 準備完了 状態でない物理ディスクには実行されません。 • 巡回読み取り は、 未使用のディスクの入出力に基づいて 巡回読み取り 動作に使用されるコントローラリソースの量を調整します。たとえば、システ ムが入出力動作でビジーな場合、巡回読み取り が使用するリソースを減らし、出入力が優先されるようにします。 • 巡回読み取り は、次の操作のいずれかに関与するディスクでは実行できません。 – 再構築 – メンバ
ホットスワップとは、PERC 10 シリーズカードがオンラインで通常の機能を実行中に、ディスクを手動で交換することです。物理ディスクのホットスワップを行 うには、次の要件が満たされている必要があります。 • システムバックプレーンまたはエンクロージャが PERC 10 シリーズのカードのホットスワップをサポートする必要があります。 • 交換ディスクは同じプロトコルおよびディスクテクノロジのものである必要があります。たとえば、SAS ハードドライブは SAS ハードドライブ、SATA SSD は SATA SSD のみと交換できます。 メンバーの交換機能と回復可能ホットスペアの使用 メンバー交換機能では、あらかじめ認定されているホットスペアを使用可能なホットスペアに戻すことができます。仮想ディスク内でディスク障害が発生す ると、割り当てられているホットスペア(専用またはグローバル)が認定され、仮想ディスクが最適な状態になるまで再構築を開始します。障害ディスクが (同じスロットで)交換され、ホットスペアへの再構築が完了した後、コントローラは認定ホットスペアのデータを新たに挿入されたディスクへコピーする処理
コントローラは 90 日ごとにバッテリーに透過的学習サイクル(TLC)を自動実行して充電容量のキャリブレーションと測定を行います。この処理は必要で あれば手動でも行えます。 メモ: 透過的学習サイクルの実行中、仮想ディスクは ライトバック モードのまま(有効な場合)になっています。処理が完了すると、コントロー ラは次の TLC 実行を 90 日後に設定します。 透過的学習サイクルの完了時間 学習サイクルを完了するための所要時間は、バッテリーの充電容量の機能と、使用される電流の放電 / 充電にかかる時間です。透過的学習サイクル の標準的な完了時間は 4~8 時間です。学習サイクルが途中で中断された場合は、新しいサイクルが開始されます。 バッテリー交換の条件 バッテリの状態または正常性が不良と判断された場合、PERC バッテリは[障害あり]とマークされます。バッテリが故障したと判断された場合は、ファー ムウェアはバッテリが交換されるまで次回の再起動時に学習サイクルを実行します。バッテリを交換した後、仮想ディスクは、[ライト バック]モードに移行 します。 非 RAID ディスクサポート デフォルトでは、すべ
4 PERC カードの導入 注意: 修理作業の多くは、認定されたサービス技術者のみが行うことができます。製品マニュアルで許可されている範囲に限り、またはオンライ ンサービスもしくは電話サービスとサポートチームの指示によってのみ、トラブルシューティングと簡単な修理を行うようにしてください。Dell の許 可を受けていない保守による損傷は、保証の対象となりません。システムに付属のマニュアルの「安全にお使いいただくために」をお読みになり、 指示に従ってください。 この文書では、以下の Dell EMC PERC(PowerEdge RAID Controllers)9 シリーズに関する高レベルな一連の取り付けおよび取り外しを説明しま す。 1 PERC H330 アダプタ 2 PERC H330 ミニモノリシック 3 PERC H330 スリムカード 4 PERC H330 ミニブレード 5 PERC H730 アダプタ 6 PERC H730 ミニモノリシック 7 PERC H730 スリムカード 8 PERC H730 ミニブレード 9 PERC H730P アダプタ 10
• PERC FD33xD カードの取り付け PERC H730P MX アダプタ カードの取り外し 注意: 修理作業の多くは、認定されたサービス技術者のみが行うことができます。製品マニュアルで許可されている範囲に限り、またはオンライ ンサービスもしくは電話サービスとサポートチームの指示によってのみ、トラブルシューティングと簡単な修理を行うようにしてください。Dell の許 可を受けていない保守による損傷は、保証の対象となりません。製品に付属する「安全にお使いいただくために」をよく読み、指示に従ってくだ さい。 メモ: システム内部のコンポーネントの取り外しや取り付けを行う際には、静電マットと静電ストラップを常に使用することをお勧めします。 1 スレッドおよび接続されているすべての周辺機器の電源を切り、スレッドを MX シャーシから取り外します。 メモ: スレッドの正常なシャットダウンを実行し、コントローラの取り外し前に、キャッシュ内のすべてのデータがディスクにフラッシュされ るようにします。 2 スレッドを開きます。 3 システム基板の PERC カードの位置を確認します。 4 青色のタブ
図 9.
8 「BP SAS」とラベル表示されたコネクタをバックプレーンのコネクタ SAS A に接続し、「CTRL SAS」とラベル表示されたコネクタをコントローラ カードの SAS ケーブル コネクタに接続します。 9 スレッドを閉じます。 10 スレッドを MX シャーシに挿入し、システムおよびすべての接続されている MX シャーシ周辺機器の電源を入れます。 PERC 9 アダプタの取り外し 注意: 修理作業の多くは、認定されたサービス技術者のみが行うことができます。製品マニュアルで許可されている範囲に限り、またはオンライ ンサービスもしくは電話サービスとサポートチームの指示によってのみ、トラブルシューティングと簡単な修理を行うようにしてください。Dell の許 可を受けていない保守による損傷は、保証の対象となりません。製品に付属する「安全にお使いいただくために」をよく読み、指示に従ってくだ さい。 メモ: システム内部のコンポーネントの取り外しや取り付けを行う際には、静電マットと静電ストラップを常に使用することをお勧めします。 1 システムと周辺機器の電源を切り、システムをコンセントから外し、周辺
図 10.
9 システムを閉じます。 10 システムおよびシステムに接続されているすべての周辺機器をコンセントに接続し、電源を入れます。 HBA330 ミニモノリシックコントローラの取り外し 注意: 修理作業の多くは、認定されたサービス技術者のみが行うことができます。製品マニュアルで許可されている範囲に限り、またはオンライ ンサービスもしくは電話サービスとサポートチームの指示によってのみ、トラブルシューティングと簡単な修理を行うようにしてください。Dell の許 可を受けていない保守による損傷は、保証の対象となりません。製品に付属する「安全にお使いいただくために」をよく読み、指示に従ってくだ さい。 メモ: システム内部のコンポーネントの取り外しや取り付けを行う際には、静電マットと静電ストラップを常に使用することをお勧めします。 1 システムと周辺機器の電源を切り、システムをコンセントから外し、周辺機器をシステムから外します。 2 システムを開きます。 3 システム基板上の HBA カードの位置を確認します。 4 次のように、ストレージコントローラケーブルを外します。 a ケーブルをカードに固定し
図 11.
図 12.
図 13.
メモ: ケーブルは、必ずケーブルのコネクタ ラベルの表記に従って接続してください。向きが逆の場合、正しく動作しません。 7 SAS データケーブルをカードのクリップとシャーシ内側のチャネルに通します。 8 「SAS A」とラベル表示されたコネクタをバックプレーンのコネクタ SAS A に、「SAS B」とラベル表示されたコネクタをバックプレーンのコネクタ SAS B に 接続します。 9 システムを閉じます。 10 システムおよびシステムに接続されているすべての周辺機器をコンセントに接続し、電源を入れます。 H730P スリムカードの取り外し 1 システムと周辺機器の電源を切り、システムをコンセントから外し、周辺機器をシステムから外します。 メモ: システム内部のコンポーネントの取り外しや取り付けを行う際には、静電マットと静電ストラップを常に使用することをお勧めしま す。 2 システムカバーを開きます。 3 システム基板の H730P スリムカードの位置を確認します。 4 H730P スリムカードのケーブルコネクタの 2 本の固定ネジを緩めます。 5 プルタブをつかみ、H73
図 14.
図 15.
5 カードのスロットがシャーシ側面の突起にかみ合うまで、H730P スリムカードをシャーシに下ろします。 6 リリースラッチをロック位置まで押して、カードをしっかりとシャーシに固定します。 H730P スリムカードをバックプレーンコネクタに接続します。 7 H730P スリムカードのケーブルコネクタのプルタブを持ち、ケーブルをメモリモジュールのイジェクタ間に配線します。 8 H730P スリムカードのケーブルコネクタの固定ネジを、システム基板のコネクタのネジ穴の位置に合わせます。 9 2 本の固定ネジを締めて、H730P スリムカードのケーブルコネクタをシステム基板に固定します。 PERC 9 ミニブレードコントローラの取り外し 1 システムと周辺機器の電源を切り、システムをコンセントから外し、周辺機器をシステムから外します。 メモ: システム内部のコンポーネントの取り外しや取り付けを行う際には、静電マットと静電ストラップを常に使用することをお勧めしま す。 2 システムカバーを開きます。 3 システム基板の PERC カードの位置を確認します。 4 ハードドライブ /SSD
図 16.
図 17.
図 18. バッテリーキャリアからのバッテリーの取り外し 7 1 バッテリーキャリア 2 テザーバッテリーキャリア上のスロット 3 テザーバッテリーケーブル 4 バッテリー 5 バッテリーキャリアのバッテリーのガイド 交換用バッテリーの下端をバッテリーキャリアに合わせて、所定の位置にカチッとはめ込まれるまでバッテリーを前方に押し出します。 図 19.
8 3 テザーバッテリーケーブル 5 バッテリーキャリアのバッテリーのガイド 4 バッテリー バッテリーキャリアをシャーシのガイドピンスロットに合わせて、バッテリーキャリアのガイドピンスロットがシャーシのガイドピンにはめ込まれるまで、バッテリ ーキャリアを下げます。 図 20.
5 部品を次のように配置してください。 a b PERC 9 ミニブレードコントローラのネジ穴を、システム基板コネクタの突起に合わせます。 PERC 9 ミニブレードコントローラエッジのスロットを、サポートブラケットのタブに合わせます。 6 PERC 9 ミニブレードコントローラを、システム基板上のコネクタに下ろします。 7 ハードドライブ /SSD バックプレーンのケーブルコネクタ上の 2 本の固定ネジを締めて、カードをシステム基板に固定します。 8 必要に応じて、テザーバッテリーケーブルを取り付けます。 9 クランプを閉じます。 10 NDC ライザーを取り付けます。 11 システムカバーを閉じます。 12 システムおよびシステムに接続されているすべての周辺機器をコンセントに接続し、電源を入れます。 PERC FD33xD カードの取り外し 注意: 修理作業の多くは、認定されたサービス技術者のみが行うことができます。製品マニュアルで許可されている範囲に限り、またはオンライ ンサービスもしくは電話サービスとサポートチームの指示によってのみ、トラブルシューティングと簡単な修理
図 21.
図 22.
8 システムを閉じます。 9 システムを電源コンセントに接続し、電源を入れます(接続されている各種周辺機器を含む)。 58 PERC カードの導入
5 ドライバのインストール Dell PowerEdge RAID Controller(PERC)9 シリーズの カードには、サポートされているオペレーティングシステムで動作するソフトウェアドライバが必要 です。 本章では、PERC 9 カード用のドライバをインストールする手順を説明しています。 メモ: VMware ESXi の PERC 9 用のドライバは、Dell からダウンロードした VMware ESXi ISO イメージ内にパッケージ化されています。詳 細については、 Dell.
Dell Systems Service and Diagnostic Tools メディアからのドライ バのダウンロード 『Dell Systems Service and Diagnostic Tools』メディアからドライバをダウンロードするには、次の手順を実行します。 1 システムに『Dell Systems Service and Diagnostics Tools』メディアを挿入します。 Dell Service and Diagnostic Utilities へようこそ画面が表示されます。 2 お使いのシステムモデルおよびオペレーティングシステムを選択します。 3 続行 をクリックします。 4 表示されるドライバのリストから、必要なドライバを選択します。 5 自己解凍型 ZIP ファイルを選択し、Run(実行)をクリックします。 6 ドライバを CD、DVD、または USB ドライブにコピーします。 7 必要なすべてのドライバについて、この手順を繰り返します。 Windows ドライバのインストール PERC 9 用の Windows ドライバをインストールする前に
Windows Server 2008 R 2 以降のインストール後にドライバをイン ストール Windows がインストール済みのシステムで RAID コントローラ用のドライバを設定するには、次の手順を実行します。 1 システムの電源を切ります。 2 新しい RAID コントローラをシステムに取り付けます。 システムへの RAID コントローラの取り付けの手順については、「PERC カードの配置」を参照してください。 3 システムの電源を入れます。 新しいハードウェアの検出ウィザード 画面が表示され、検出されたハードウェアデバイスを表示します。 4 次へ をクリックします。 5 デバイスドライバの特定 画面で、デバイスに最適なドライバを検索する を選択し、次へ をクリックします。 6 ドライバファイルの特定 画面を参照し、ドライバを選択します。 7 次へ をクリックします。 新しい RAID コントローラにとって適切なデバイスドライバがウィザードによって検出され、インストールされます。 8 完了 をクリックしてインストール作業を終了します。 9 指示メッセージが表示されたら
13 完了 をクリックしてウィザードを終了し、システムを再起動して変更を有効にします。 メモ: デルでは、Windows Server 2008 R2 以降のオペレーティング システムを実行しているシステム上のドライバをアップデートする ための Dell Update Package(DUP)を提供しています。DUP は実行可能なアプリケーションで、特定のデバイスのドライバをアッ プデートします。DUP はコマンドラインインタフェースとサイレント実行をサポートしています。詳細については、Dell.
6 BIOS 設定ユーティリティ BIOS 設定ユーティリティ(Ctrl R)は RAID ディスクグループおよび仮想ディスクを設定、維持する PERC 9 カードに内蔵されるストレージ管理アプリケ ーションです。Ctrl R は、オペレーティングシステムに依存しません。 メモ: 初期セットアップおよび災害復旧には、BIOS 設定ユーティリティ(Ctrl R)を使用します。Dell OpenManage Strage Management ア プリケーションと Dell SAS RAID Storage Manager を介して、アドバンス機能を使用することができます。 次の項では、BIOS 設定ユーティリティ(Ctrl R)の使用方法を説明します。詳細については、BIOS 設定ユーティリティ(Ctrl R)で F1 を押して、オ ンラインヘルプオプションを参照してください。 メモ: PERC 9 カード設定ユーティリティは、15 秒ごとに画面を更新し情報の変更を表示します。F5 を押して画面を更新することもできます。 トピック: • BIOS 設定ユーティリティの起動 • 設定ユーティリティの終了
3 もう一度 を押すと、終了画面が表示されます。 選択内容を確認するためのダイアログボックスが表示されます。 4 OK を選択して終了し、 を押します。 メニューナビゲーション制御 次の表は、BIOS 設定ユーティリティ()の異なる画面の切り替えに使用できるメニューキーを示しています。 表 6.
表記 意味と用途 例 を押して、ヘルプ情報にアクセスします。ヘルプ画面には、ナ ビゲーション、RAID レベル、および一般のトピックに関する情報への アクセスに使用できるトピックの用語が表示されます。 を押すと、コンテキストメニューにアクセスできます。コンテキス トメニューにはオプション一覧が表示されます。 を押すと、画面上の情報が更新されます。 2 つのコントローラを切り替えます。 を押すと、コントローラリストが表示されます。 スペースバー アイテムを選択するには、 を押します。 を押して、コントローラ管理ビューのコントローラ設 定を選択、または選択を外します。 仮想ディスクのセットアップ ディスク グループをセットアップして、本項の手順で仮想ディスクを作成できます。各手順は、本項に詳しく説明されています。 仮想ディスクをセットアップするには、次の手順を実行します。 1 仮想ディ
パラメータ 説明 主として順次読み取りを行うシステムの場合は、ストライプエレメントのサイズが大きいほど読み取りパフォーマンスが 向上します。 書き込みポリシー コントローラの書き込みポリシーを指定します。書き込みポリシーを Write-Back(ライトバック)または WriteThrough(ライトスルー)に設定できます。 ライトバックキャッシュでは、コントローラのキャッシュがトランザクションのすべてのデータを受信した時に、コントローラ がデータ転送完了信号をホストに送信します。 メモ: バッテリバックアップユニット (BBU) が搭載されている場合、デフォルトのキャッシュ設定はライトバ ックです。BBU が搭載されていない場合、デフォルトのキャッシュポリシーのデフォルト設定はライトスル ーです。 メモ: Write-Back(ライトバック)が有効で、システムの電源をオフ / オンすると、システムがキャッシュメ モリをフラッシュするためにコントローラが一時停止することがあります。バッテリバックアップを搭載したコ ントローラのキャッシュは、デフォルトで Write-Back(ライトバック)キャッシュです。
コントローラ— サブメニューアイテムの ディスクグループ で構成され、そのサブメニューにはさらに次のサブメニューアイテムがあります。 • 仮想ディスク • 物理ディスク • 空き容量合計(仮想ディスクサイズおよび仮想ディスクの作成に使用できる空き容量) • ホットスペア (グローバルおよび専用) 右パネルには、次の表に示されるように、選択されているコントローラ、ディスクグループ、仮想ディスク、物理ディスク、空き容量合計、およびホットスペア に関する詳細情報が表示されます。 表 8.
左パネルで選択されているメニューアイテム 物理ディスク番号 右パネルに表示される情報 • 物理ディスクの空き領域 • 空きセグメントの数 • 専用ホットスペアの数 物理ディスクのプロパティ: • ベンダー名 • 物理ディスクの状態 • エンクロージャの位置 • スロットの位置 ディスクグループ番号のプロパティ: 空き容量合計 ホットスペア • 仮想ディスク(VD)の数 • 物理ディスク(PD)の数 • 物理ディスクの空き領域 • 空きセグメントの数 • 専用ホットスペアの数 ディスクグループ番号のプロパティ: • 仮想ディスク(VD)の数 • 物理ディスク(PD)の数 • 物理ディスクの空き領域 • 空きセグメントの数 • 専用ホットスペアの数 物理ディスクのプロパティ: • ベンダー名 • 物理ディスクの状態 • エンクロージャの位置 • スロットの位置 ディスクグループ番号のプロパティ: • 仮想ディスク(VD)の数 • 物理ディスク(PD)の数 • 物理ディスクの空き領域 • 空きセグメントの数
表 9.
左パネルに表示される情報 右パネルに表示されるサポート情報 • Dell 認定ディスク(512 または 4 KB セクタドライブ) 物理ディスクのアクション 次の表には、物理ディスクで実行できるアクションが説明されています。アクションの実行に使用される手順については、「物理ディスク管理(PD Mgmt)」 を参照してください。 表 11.
RAID レベル ハードドライブの台数 7.
場合によっては、外部構成はインポートできません。仮想ディスク中の物理ディスクが再構築中の場合、物理ディスクの状態は 再構築に設定されます。 インポートできない仮想ディスクに対しては、ターゲット仮想ディスク ID は表示されません。 本項「外部構成ビュー画面を使用した外部構成のインポートまたはクリア」では、外部構成の管理に使用できる手順が説明されています。 メモ: BIOS 設定ユーティリティ( )では、外部構成のインポート失敗を示すエラーコードが報告されます。 仮想ディスク管理 仮想ディスクの作成 メモ: • 仮想ディスク内における SAS と SATA ドライブの組み合わせはサポートされません。また、仮想ディスク内におけるハードディスクと SSD の組み 合わせもサポートされません。 • 仮想ディスク内における 4 KB ドライブと 512n または 512e ディスクドライブの組み合わせはサポートされません。 • セキュア化された仮想ディスクを作成するには、「セキュリティキーと RAID 管理」を参照してください。 仮想ディスクを作成するには、以下の手順を実行します。 1
仮想ディスクパラメータの選択 仮想ディスクパラメータを選択するには、次の手順を実行します。 1 VD Mgmt screen(仮想ディスク管理)画面で、 を押してカーソルを変更するパラメータに移動させます。 2 下矢印キーを押してパラメータを開き、設定一覧を下にスクロールします。 3 ストライプエレメントのサイズを変更するには、 を押して Stripe Size(ストライプサイズ)をハイライト表示します。 4 を押してストライプエレメントサイズの一覧(64 KB、128 KB、256 KB、512 KB、および 1 MB)を表示します。 デフォルトのストライプサイズは 64 KB です。 5 下矢印キーを押して希望するオプションをハイライト表示し、 キーを押します。 6 読み取りポリシーを変更する場合は、 を押してカーソルを Read Policy(読み取りポリシー)に移動させます。 7 を押してオプション(No Read Ahead(先読みなし) または Read Ahead(先読み))を表示します。 8
データ整合性のチェック 設定ユーティリティで 整合性チェック(CC)オプションを選択し、RAID レベル 1、5、6、10、50、および 60(RAID 0 には冗長データはありません)使用 する仮想ディスクの冗長データを検証します。 初期化されていない仮想ディスクで 整合性チェック を実行しようとした場合、次のエラーメッセージが表示されます。 仮想ディスクが初期化されていません。整合性チェックを実行すると、整合性のないメッセージがログに出力される場合がありま す。続行しますか? • はい を選択して、整合性チェックを続行します。 • いいえを選択して、操作を修了します。 データ整合性チェックの実行 データ整合性チェックを実行するには: 1 を押して 仮想ディスクの管理メニュー画面を表示します。 2 下矢印キーを押して 仮想ディスク番号をハイライト表示します。 3 を押して、使用可能な操作のメニューを表示します。 4 下矢印キーを押して整合性チェックを選択します。 5 右矢印キーを押して、使用可能な操作である スタートと停止を表示します。 6 スター
5 外部構成をインポートする場合はインポートを、削除する場合はクリアを選択し、 を押します。 構成をインポートした場合、仮想ディスク管理画面に詳細構成情報が表示されます。これには、ディスクグループ、仮想ディスク、物理ディスク、容 量割り当て、およびホットスペアの情報が含まれます。 外部構成ビュー画面を使用した外部構成のインポートまたはクリア メモ: セキュア化された外部構成をインポートするには、「セキュリティキーと RAID 管理」を参照してください。 構成から 1 台または複数の物理ディスクを取り外した場合、RAID コントローラはそれらのディスクの構成を外部構成と見なします。 外部構成画面を使用して、ディスクグループ、仮想ディスク、物理ディスク、容量割り当て、およびホットスペアなどの外部構成情報を表示することができ ます。外部構成データは、仮想ディスク管理画面の設定と同じフォーマットで表示されます。インポートの前に仮想ディスク管理画面を使用して、外部 構成を表示することができます。外部構成を表示した後、構成のクリア、または RAID コントローラへのインポートのいずれかを行うことができま
メモ: インポート操作を実行する前に、システム内にすべてのドライブが入っている必要があります。 c 異種構成をコントローラ上の既存の構成と結合する場合は インポートを選択し、再度挿入したディスクから異種構成を削除する場合は ク リアを選択します。 インポートを選択すると、仮想ディスクがオフラインになる前に取り外されたすべてのドライブがインポートされ、自動的に再構築されます。 メモ: 仮想ディスクのデータの整合性を確認するため、再構築が完了した直後に整合性チェックを開始します。データ整 合性のチェックの詳細は、「データ整合性のチェック」を参照してください。 3 非冗長仮想ディスク内の物理ディスクを取り外下場合、コントローラはドライブに外部構成があると見なします。次の手順を実行します。 a b c 外部構成表示を選択して、外部構成情報の全体を表示します。 を押して、オプションの インポートおよび クリアを表示します。 外部構成をコントローラにインポートする場合は インポートを選択し、再度挿入したディスクから外部構成を削除する場合は クリアを選択 します。 インポート操作後は、ディスクの再構築に使
保持キャッシュの管理 物理ディスクが存在しないために仮想ディスクがオフラインになるか、削除された場合、コントローラはその仮想ディスクのダーティキャッシュを保持します。 保持されたダーティキャッシュ(固定キャッシュ)は、仮想ディスクをインポートするか、キャッシュを破棄するまで保持されます。 メモ: 仮想ディスクの新規作成など、処理によっては保持キャッシュが存在しているままでは実行できないものがあります。状況を解決するため には、オペレーティングシステムで起動する前に BIOS 設定ユーティリティ( )を立ち上げる必要があります。BIOS 設定ユーティリ ティ( )を使用して保持キャッシュをインポートするか、保持キャッシュの対象である仮想ディスクをインポートして保持キャッシュを 破棄する必要があることを通知するメッセージが表示されます。 注意: 外部構成がある場合は、保持キャッシュを破棄する前に外部構成をインポートしておくことを強く推奨します。そうしないと、外部構成に 属すデータが失われる可能性があります。 保存されたキャッシュを管理するには: 1 仮想ディスクの管理画面で、
仮想ディスクの管理画面に、更新されたホットスペアの一覧を表示します。 メモ: グローバルホットスペアまたは専用ホットスペアが削除、再挿入、およびインポートされた場合、ホットスペアとしてのステータス を再獲得します。保護のために割り当てられたディスクグループがインポート中にない場合、専用ホットスペアがグローバルホットスペ アになります。 仮想ディスクの削除 メモ: 初期化中は仮想ディスクを削除できません。 メモ: 仮想ディスクの削除による影響が記載された警告メッセージが表示されます。OK を 2 回クリックし、仮想ディスク削除を完了します。 BIOS 設定ユーティリティ( )で次の手順を実行し、仮想ディスクを削除します。 1 を押して仮想ディスク管理画面を表示します。 2 矢印キーを使って仮想ディスクにカーソルを移動させます。 3 を押します。 アクションメニューが表示されます。 4 仮想ディスクの削除を選択し、 を押します。 5 複数のディスクが ディスクグループ にある場合、 仮想ディスクの管理 画面でディスクグループの 空き
5 はいを選択し仮想ディスクを削除するか、またはいいえを選択して構成を保持します。 物理ディスク管理 物理ディスクの消去 物理ディスクの消去は、物理ディスク上のすべてのデータを永久的に消去するプロセスです。物理ディスクの消去は準備完了 状態のドライブで実行する 必要があります。 メモ: 物理ディスクの消去を実行することで、物理ディスク上のデータは失われます。 物理ディスクの消去を実行するには、BIOS 設定ユーティリティ( )で次の手順を実行します。 1 を押して物理ディスク管理画面を表示します。 物理ディスクのリストが表示されます。各ディスクのステータスは状態の下に表示されます。 2 下矢印キーを押して、消去する物理ディスクをハイライトします。 3 を押して、使用可能な操作のメニューを表示します。 4 下矢印キーを使用して 物理ディスクの消去 オプションをハイライトし、 を入力します。 5 矢印を使用して消去のタイプをハイライトします。 6 • 簡易:単一パス、単一パターンの書き込み • 標準:3 パス、3 パター
5 右矢印キーを押して、使用可能な操作である 開始および 停止を表示します。 6 LED 点滅を開始する場合は スタートを、点滅を停止する場合は停止を選択します。 グローバルホットスペアの作成 グローバルホットスペアに故障した物理ディスクの強制容量と同等またはそれ以上の容量があれば、どの冗長アレイに発生した故障物理ディスクに対して も、グローバルホットスペアを交換用ディスクとして使用できます。 グローバルホットスペアを作成するには、次の手順を実行します。 1 下矢印キーを押して、グローバルホットスペアに変更する物理ディスクをハイライト表示します。 2 を押して、使用可能な操作のメニューを表示します。 3 下矢印キーを押してグローバルホットスペアの作成をハイライト表示し、 を押します。 物理ディスクがグローバルホットスペアに変更されます。この物理ディスクがグローバルホットスペアであることを示すステータスが状態の下に表示され ます。 メモ: 障害が発生した物理ディスクを交換するには、グローバルホットスペアは、ドライブテクノロジが同じで、容量が同等または上回 っている必要が
メモ: 交換用のディスクは外部構成のないホットスペアまたは未構成のディスクである必要があります。容量は元のディスク以上で、 同じタイプである必要があります。 制約および制限事項 メンバー交換操作には次の制約および制限事項が適用されます。 • メンバー交換機能は、RAID 0、RAID 1、および RAID 5 の場合はアレイあたり 1 台、RAID 6 の場合はアレイあたり 2 台に制限されます。 • メンバー交換機能とリビルドは、RAID 6 仮想ディスクで同時に実行できません。リビルド操作のほうが優先度が高いため、リビルドが始まるとメンバ ー交換操作は中止されます。 バックグラウンド初期化の停止 バックグラウンド初期化(BGI)は、パリティを作成して書き込む自動操作です。BGI は RAID 0 仮想ディスクでは実行されません。特定の条件下で、進 行中の BGI を中止すると BIOS 設定ユーティリティ( )にメッセージが表示されます。BGI の進行中に、次のいずれかのアクションを開始す ると、アラートメッセージが表示されます。 • 仮想ディスクの完全初期化 • 仮想デ
起動サポートの有効化 メモ: お使いのシステムのマニュアルを参照し、システム BIOS で正しい起動順序が選択されていることを確認してください。 複数のコントローラがある環境では、複数のコントローラ上で BIOS を有効にできます。ただし、特定コントローラから起動する場合は、そのコントローラで BIOS を有効にし、それ以外のコントローラでは無効にします。それにより、システムは BIOS が有効になったコントローラから起動することができます。 メモ: BIOS は 4 KB と 512 バイトのドライブを表示しますが、512 バイトのドライブを使用してのみ起動できます。4 KB のドライブはすべて UEFI モードからのみ起動する必要があります。 コントローラ BIOS を有効にするには、次の手順を実行します。 1 を押してコントローラの管理メニュー画面を表示します。 2 を押してカーソルを設定ボックスのコントローラ BIOS の有効化に移動します。 3 スペースバーを押してコントローラ BIOS の有効化を選択します。 4 を押してカーソルを適用ボ
エラー時の BIOS 停止の無効化 エラー時に BIOS を無効にするには: 1 スペースバーを使って、エラー時の BIOS 停止の有効化の選択を外します。 2 適用を選択し、 を押します。 エラー時の BIOS 停止が無効化されます。 自動インポートの有効化 コントローラにネイティブ設定がある場合、自動インポートの有効化オプションは、BIOS 設定ユーティリティ()にアクセスすることなく、オンラ インの外部構成すべてを起動中に自動的にインポートします。 メモ: コントローラにネイティブ設定がない場合は、この機能を有効化しなくても、コントローラは最適、および劣化状態の外部構成をすべて自 動的にインポートします。 自動インポートを有効化するには、次の手順を実行します。 1 を押してコントローラ管理メニュー画面を表示します。 2 を押してカーソルを設定ボックスの自動インポートの有効化に移動します。 3 スペースバーを押して 自動インポートの有効化を選択します。 自動インポートの有効化の横に X が表示されます。 4
7 UEFI/HII RAID 設定ユーティリティ UEFI(Unified Extensible Firmware Interface)RAID 設定ユーティリティ は、システム BIOS に統合されたストレージ管理アプリケーションで、 RAID ディスクグループ、仮想ディスク、および物理ディスクの設定と管理に使用されます。このユーティリティはオペレーティングシステムに依存しません。 システムが HII ユーティリティ環境にあり、PERC H330 コントローラを使用している場合、バックグラウンド初期化(BGI) 、整合性チェック(CC)、および 再構築などの操作の進行は一時停止し再開されません。これらの操作は および Post 環境でのみ処理されます。 メモ: システムが HII 環境にある場合、H330 PERC カードは TTY ログにキャプチャされませんが、 環境では GUI および TTY ログにキャプチャされます。 以下の項では、UEFI RAID 設定ユーティリティの使用方法を説明します。詳細については、UEFI RAID 設定ユーティリティ
メモ: UEFI RAID 設定ユーティリティのオプションの中には、コントローラでサポートされていない場合は表示されないものがありま す。既存の設定でサポートされている機能は、グレイ表示に成っている場合があります。 UEFI 設定ユーティリティの終了 UEFI 設定ユーティリティを終了するには、以下の手順を実行してください。 1 セットアップユーティリティのメインメニュー画面の右下隅にある終了をクリックします。 選択を確認する警告メッセージが表示されます。 2 はいをクリックして、設定ユーティリティを終了します。 Dell PERC 9 設定ユーティリティへのナビゲート 1 UEFI 設定ユーティリティを起動します。「UEFI 設定ユーティリティの起動」を参照してください。 デバイス設定画面に NIC ポートのリストと Dell PERC 9 設定ユーティリティが表示されます。 2 PERC 9 設定ユーティリティを起動するには、 Dell PERC 9 設定ユーティリティをクリックします。 次の設定オプションのリストが表示されます。 • コントローラ管理 - コントローラプロパティを設定、
• ライトバック • ライトスルー • ライトバックの強制 13 仮想ディスクのキャッシュ設定を選択します。仮想ディスクのキャッシュ設定を有効または無効にします。 14 仮想ディスクの初期化方法を選択します。オプションは次のとおりです。 15 • なし: 仮想ディスクが初期化されません。 • 高速: 仮想ディスクの最初の 8 MB が初期化されます。 • フル:すべての仮想ディスクが初期化されます。 仮想ディスクの作成をクリックして、指定されたパラメータで仮想ディスクを作成します。 プロファイルベースの仮想ディスクを作成する 1 Dell PERC 9 設定ユーティリティを起動します。「PERC 9 設定ユーティリティへのナビゲート」を参照してください。 2 設定管理 > プロファイルベースの仮想ディスクの作成の順にクリックします。 3 RAID のタイプを選択します。使用可能なオプションは次のとおりです。 4 • 一般的な RAID 0 • 一般的な RAID 1 • 一般的な RAID 5 • 一般的な RAID 6 選択された RAID
ディスクグループプロパティの表示 1 Dell PERC 9 設定ユーティリティを起動します。「PERC 9 設定ユーティリティへのナビゲート」を参照してください。 2 設定管理 > グローバルホットスペアの表示の順にクリックします。 RAID コントローラに割り当てられているホットスペアディスクがすべて表示されます。 ディスクグループプロパティの表示 1 Dell PERC 9 設定ユーティリティを起動します。「PERC 9 設定ユーティリティへのナビゲート」を参照してください。 2 設定管理 > ディスクグループプロパティの表示の順にクリックします。 3 ディスクグループの次のプロパティを変更できます。 オプション 説明 容量の割り当て セキュア 専用ホットスペアの割り当て ディスクグループに関連する仮想ディスクと使用可能な空き容量(ある場合)が表示されます。 ディスクグループがセキュアかどうかを示します。 ディスクグループの専用ホットスペアに関する情報を表示します。 メモ: 1 つのホットスペアディスクを複数のディスクグループに割り当てることができます。 RAID コントローラ
3 OK をクリックします。 操作の実行を確認する画面が表示されます。 4 Yes(はい)をクリックして続行します。 コントローライベントの保存 1 Dell PERC 9 設定ユーティリティを起動します。「PERC 9 設定ユーティリティへのナビゲート」を参照してください。 2 コントローラの管理 > コントローライベントの保存の順にクリックします。 3 ファイルシステムを選択します。 4 コントローライベントを含むログファイルが保存されるディレクトリを選択します。 5 コントローライベントが保存されるログファイルの名前を指定します。 6 イベントの保存をクリックします。 7 Yes(はい)をクリックして続行します。 操作の実行を確認する画面が表示されます。 コントローラのセキュリティの有効化 1 Dell PERC 9 設定ユーティリティを起動します。「PERC 9 設定ユーティリティへのナビゲート」を参照してください。 2 コントローラの管理 > セキュリティの有効化の順にクリックします。 3 セキュリティキーの管理モードの選択の下に表示されるオプションの
操作の実行を確認する画面が表示されます。 4 Yes(はい)をクリックして続行します。 RAID モードから HBA モードへの移行を開始する前に メモ: HBA モードに切り替えると、コントローラーは SMART エラーを報告しません。 RAID モードから HBA モードに切り替える前に、次の手順を実行する必要があります。 • すべての仮想ディスクを取り外すまたは削除する必要があります。 • ホットスペアディスクを取り外すまたは別の用途に再利用する必要があります。 • すべての外部構成を消去または削除する必要があります。 • 障害の発生した状態のすべての物理ディスクを削除する必要があります。 • ローカル セキュリティ キーのうち、SED に関連づけられているものは、すべて削除する必要があります。 コントローラの RAID モードへの切り替え 1 Dell PERC 9 設定ユーティリティを起動します。「PERC 9 設定ユーティリティへの移動」を参照してください。 2 コントローラの管理 > 高度なコントローラ管理 > RAID モードへの切り替えの順にクリックします。 コ
仮想ディスクに関連付けられた物理ディスクの表示 1 Dell PERC 9 設定ユーティリティを起動します。「PERC 9 設定ユーティリティへのナビゲート」を参照してください。 2 仮想ディスク管理をクリックします。 RAID コントローラに関連付けられているすべての仮想ディスクが表示されます。 3 仮想ディスクをクリックします。 仮想ディスクのプロパティが表示されます。 4 関連付けられた物理ディスクの表示をクリックします。 仮想ディスクに関連付けられているすべての物理ディスクが表示されます。 5 物理ディスクのプロパティを表示するには、物理ディスクを選択して物理ディスクのプロパティの表示をクリックします。 物理ディスク管理 物理ディスクプロパティの表示 1 Dell PERC 9 設定ユーティリティを起動します。「PERC 9 設定ユーティリティへの移動」を参照してください。 2 物理ディスク管理をクリックします。 RAID コントローラーに関連付けられているすべての物理ディスクが表示されます。 3 プロパティを表示するには、物理ディスクをクリックします。次の物理ディスク
ハードウェアコンポーネントの管理 バッテリープロパティの表示 1 2 Dell PERC 9 設定ユーティリティを起動します。「PERC 9 設定ユーティリティへのナビゲート」を参照してください。 ハードウェアコンポーネント > 高度なハードウェアコンポーネント > バッテリー管理ディスクの順にクリックします。 プロパティが表示されます。 3 4 次のバッテリープロパティを表示できます。 フィールド 説明 Status(ステータス) 温度 充電 バッテリーの状態を示します。 現在のバッテリーの温度と、温度が[正常]か[高]かを示します。 バッテリの使用可能充電量をパーセントで示します。 詳細 をクリックします。 物理的バッテリーの詳細なプロパティが表示されます。 エンクロージャに関連付けられている物理ディスクの表示 1 Dell PERC 9 設定ユーティリティを起動します。「PERC 9 設定ユーティリティへのナビゲート」を参照してください。 2 ハードウェアコンポーネント > 高度なハードウェアコンポーネント > エンクロージャの管理の順にクリックします。 3 仮想ディスク上の
オプション 説明 により、システムは BIOS が有効になったコントローラから起動することがで きます。 起動可能デバイスの選択 仮想ディスクをコントローラの起動ディスクとして指定するには、このオプショ ンを選択します。 仮想ディスクを構築した場合、このオプションが表示されます。 自動インポートの有効化 BIOS 設定ユーティリティ( ) にアクセスせずに、オンライン外 部構成すべてを起動中にインポートしようとします。 工場出荷時のデフォルト このオプションを選択して、Settings(設定)ボックス内のオプションに対す るデフォルト設定を復元します。 パーソナルモード このオプションを選択して、HBA モードに切り替えます。デフォルトモードは RAID モードです。 ダーティーキャッシュデータエラーメッセージ エラーメッセージ: The following virtual disks are missing: (x).
or please power off your system and check your cables to ensure all disks are present and reboot.
8 セキュリティキーおよび RAID 管理 メモ: H330 PERC カードは、セキュリティキーおよび RAID 管理機能をサポートしていません。 トピック: • セキュリティキーの実装 • BIOS 設定ユーティリティでのセキュリティキー管理 セキュリティキーの実装 Dell PowerEdge RAID コントローラ (PERC)9 シリーズのカードは、SED の紛失や盗難からデータを保護するため自己暗号化ディスク (SED) をサ ポートしています。保護は、ドライブで暗号化テクノロジを使って行われます。コントローラにつきセキュリティキーは1つです。ローカルキー管理 (LKM) 下でセキュリティキーを管理できます。キーは、Dell OpenManage ストレージ管理アプリケーションを使用してファイルに委託できます。セキュリティキーは、 コントローラが暗号化対応の物理ディスクへのアクセスをロックおよびアンロックするために使用されます。この機能を利用するには、次の条件が必要で す: 1 システムに SED を搭載する。 2 セキュリティキーを作成する。 BIOS 設定ユーティリティでのセキ
セキュリティキーの作成 メモ: セキュリティキーの作成には、パスフレーズバックアップオプションはありません。パスフレーズは記憶する必要があります。 次の手順を実行して、コントローラにセキュリティキーを作成します。 1 ホストシステムを起動中、BIOS 画面が表示されたら を押します。 仮想ディスク管理画面が表示されます。 複数のコントローラがある場合は、メインメニュー画面が表示されます。 2 コントローラを選択して を押します。 選択したコントローラ用の仮想ディスクの管理画面が表示されます。 3 を押して、実行可能な操作を表示します。 4 矢印キーを使ってセキュリティキーの管理をハイライト表示します。 5 キーの作成を選択し、 を押します。 セキュリティキーの作成画面が表示されます。カーソルは、セキュリティキー識別子にあります。 6 セキュリティキー用の識別子を入力します。 メモ: セキュリティキー識別子は、正しいセキュリティキーをコントローラに関連付けるために使用されるユーザー提供のクリアテキスト ラベルです。 7
8 を押して、OK を選択し設定を受け入れ、ウィンドウを閉じます。コントローラでセキュリティキーを変更しない場合は、キャンセル を選択して 終了します。 メモ: コントローラに既存の設定がある場合は、新しいセキュリティキーでアップデートされます。セキュア化されたディスクをすでに取り 外している場合、インポートするには古いパスフレーズを入力する必要があります。 セキュリティキーの削除 メモ: コントローラにセキュリティキーがあると、キーの削除がアクティブになります。 メモ: キーの削除は、セキュアな仮想ディスクがない場合にのみ実行できます。 メモ: キーの削除実行後、すべての構成されていないセキュアな SED はセキュア削除する必要があります。 コントローラのセキュリティキーを削除する場合は、次の手順を実行します。 1 ホストシステムの起動中に、BIOS 画面が表示されたら を押します。 仮想ディスク管理画面が表示されます。複数のコントローラがある場合は、メインメニュー画面が表示されます。 2 コントローラを選択して を押します。 選択したコントローラ
3 矢印キーを使って ディスクグループ番号をハイライト表示します。 4 を押して、使用可能なアクションのメニューを表示します。 5 S ディスクグループのセキュア化オプションをハイライト表示し、 を押します。 メモ: ディスクグループのセキュア化を選択した場合、ディスクグループ内の仮想ディスク全部がセキュア化されます。 セキュア化された外部設定のインポートとクリア、およびセキュアディス クの移行 PERC 9 カード上で作成されたセキュア仮想ディスクは、別の PERC 9 カードに移行できます。現在のコントローラのセキュリティキーとは異なるセキュリテ ィキーでセキュア化された仮想ディスクは、セキュア化する際に使用した元のパスフレーズで認証しないとインポートできません。異なるセキュリティキーで作 成されたセキュア仮想ディスクをインポートする場合、セキュア化された外部構成は外部構成ビュー画面に表示されません。以下の手順に従い、外部の セキュア仮想ディスクをインポート、またはクリアします。 メモ: セキュア、またはセキュア化されていない仮想ディスクをインポートする場合、まずセキュ
物理ディスクの一覧が表示されます。右のメニューに物理ディスクがセキュア化されているかどうかに関する情報と共にプロパティが表示されます。 2 下矢印キーを押して、セキュア化された物理ディスクをハイライト表示します。 3 を押して、使用可能な操作のメニューを表示します。 4 Secure Erase オプションがメニュー下部にハイライト表示されます。 5 を押して物理ディスクで Secure Erase を実行し、はいを選択します。 Cryptographic Erase(暗号的消去) 暗号的消去は、ISE 対応物理ディスク上のすべてのデータを永久的に消去するプロセスです。暗号的消去は 準備完了 または 非 RAID のどちらかの 状態の ISE 対応ドライブで実行する必要があります。 メモ: 暗号的消去を実行することにより、ISE 対応物理ディスク上のデータは失われます。 暗号的消去を実行するには、BIOS 設定ユーティリティ( )で次の手順を実行します。 1 を押して物理ディスク管理画面を表示します。 物理ディスクのリストが表示
9 トラブルシューティング Dell PowerEdge RAID Controller (PERC)9 シリーズのカードのサポートを受けるには、Dell テクニカルサービスの担当者にお問い合わせいただくか、 Dell.com/support を参照してください。 トピック: • ベースポートのアダプタの無反応エラーメッセージ • BIOS 無効化エラーメッセージ • BIOS 設定ユーティリティのエラーメッセージ • メモリエラー • 保持キャッシュ状態 • セキュリティキーのエラー • 一般的な問題 • 物理ディスクの問題 • SMART エラー • メンバー交換のエラー • Linux オペレーテング システムエラー • ディスクキャリア LED インジケータ • HII エラーメッセージ ベースポートのアダプタの無反応エラーメッセージ エラーメッセージ: Adapter at Baseport xxxx is not responding, where xxxx is the baseport of the controller.
検出エラーメッセージ エラーメッセージ: A discovery error has occurred, please power cycle the system and all the enclosures attached to this system. 考えられる原因 メッセージは、検出が 120 秒以内に完了しなかったことを示しています。システムの SAS ケーブルの接続が不良である可能性 があります。 対応処置 ケーブル接続をチェックして、問題を解決します。システムを再起動します。 余分なエンクロージャエラーメッセージ エラーメッセージ: There are X enclosures connected to connector Y, but only maximum of 4 enclosures can be connected to a single SAS connector. Please remove the extra enclosures then restart your system.
欠落仮想ディスクエラーメッセージ エラーメッセージ: The following virtual disks are missing: (x). If you proceed (or load the configuration utility), these virtual disks will be removed from your configuration. If you wish to use them at a later time, they will have to be imported. If you believe these virtual disks should be present, please power off your system and check your cables to ensure all disks are present. Press any key to continue, or 'C' to load the configuration utility.
ドライブ設定変更エラーメッセージ エラーメッセージ: Entering the configuration utility in this state will result in drive configuration changes. Press 'Y' to continue loading the configuration utility or please power off your system and check your cables to ensure all disks are present and reboot.
仮想ディスク劣化エラーメッセージ エラーメッセージ: x Virtual Disk(s) Degraded, where x is the number of virtual disks degraded. 考えられる原因 BIOS で劣化状態の仮想ディスクが検出されると、この警告が表示されます。 対応処置 仮想ディスクを最適にするには、次の対応処置のいずれかを実行してください。 • 仮想ディスク内の全ディスクが存在しており、オンラインであることを確認する。 • アレイ内に存在する可能性のある障害が発生したディスクを交換する。 • ホットスペアディスクを修正し、アレイを再構築する。 BIOS が何らかの処置をとることはありません。 仮想ディスク部分的劣化エラーメッセージ エラーメッセージ: x Virtual Disk(s) Partially Degraded, where x is the number of virtual disks partially degraded.
外部構成検知エラーメッセージ エラーメッセージ: Foreign configuration(s) found on adapter. Press any key to continue, or ’C’ to load the configuration utility or ’F’ to import foreign configuration(s) and continue.
設定済みディスクの削除またはアクセス不可エラーメッセージ エラーメッセージ: Some configured disks have been removed from your system or are no longer accessible. Check your cables and ensure all disks are present. Press any key or ’C’ to continue.
仮想ディスクを劣化状態から回復させるには、障害のある物理ディスクを交換し、再構築する必要があります。再構築プロセスが完了すると、仮想ディ スクは劣化状態から最適状態に変わります。ディスクの再構築に関する詳細は、「個々の物理ディスクの手動再構築を実行」を参照してください。 メモリエラー メモリ エラーによってキャッシュされたデータが破損される可能性があるため、コントローラがメモリ エラーを検出すると、リカバリを試みるように設計されてい ます。シングルビット メモリ エラーはコントローラによって処理可能であるため、通常の動作を中断することはありません。シングルビット エラーの数がしきい 値を超えると、通知が送信されます。 マルチビット エラーはデータの破損やデータ喪失の原因となるためより重大です。次に、マルチビット エラーが発生した場合に起きる動作を示します。 • コントローラがダーティ キャッシュの処理を開始してキャッシュ内のデータにアクセスしているときに、マルチビット エラーが発生すると、コントローラはキャッ シュの内容を破棄します。コントローラは、キャッシュが破棄されたことを示す警告メッセージをシステム
セキュリティキー削除の失敗 セキュリティキーは、セキュリティが有効になっているコンポーネントへのアクセスのロック、またはアンロックのために使用されます。このキーはデータの実際の 暗号化には活用されません。セキュリティキーが存在する場合、セキュアな仮想ディスクとセキュアではない仮想ディスクの両方が存在する可能性があり ます。 セキュリティキーを削除するには、以前設定したセキュリティキーがコントローラに存在する必要があり、設定済みのセキュアなディスクが存在することはでき ません。セキュアな仮想ディスクが存在する場合、それらを取り外すか削除します。 物理ディスクでの Secure Erase の失敗 Secure Erase は、暗号化対応物理ディスク上の全データを安全かつ永久的に消去し、セキュリティ属性をリセットするプロセスです。パスフレーズを忘れ たり紛失した、または以前ロックされていたディスクをアンロックするといった状況で外部構成を削除するなど、いくつかのシナリオで使用されます。 Secure Erase は暗号化対応のディスクでのみ実行できますが、ディスクがホットスペアである、および構成されている(仮想デ
フォールトトレラント仮想ディスクを再構築できない 問題: フォールトトレラント仮想ディスクを再構築できません。詳細については、仮想ディスクのアラートログを参照してください。 対応処置 交換用ディスクの容量が小さすぎるか、仮想ディスクと互換性がありません。障害の発生したディスクは、互換性があり、容量 が同じまたは大きい良好状態の物理ディスクと交換します。 致命的なエラー、またはデータ破損が報告された 問題: 仮想ディスクにアクセスすると、致命的なエラーまたはデータの破壊が報告される。 対応処置 Dell テクニカルサポートにお問い合わせください。 物理ディスクがブロックされていると表示される 問題: 1 台、または複数の物理ディスクが ブロック と表示されており、設定できない。 対応処置: PERC カードを www.dell.
故障した物理ディスクの再構築 問題: 障害のある物理ディスクを再構築します。 対応処置 ホットスペアを設定している場合、PERC カードは自動的にホットスペアを使用して障害のある物理ディスクの再構築を試みま す。障害ディスクの再構築に必要な容量を持つホットスペアが利用できない場合、手動での再構築が必要になります。この 場合、物理ディスクの再構築を行う前に、十分なストレージ容量のある物理ディスクをサブシステムに挿入する必要がありま す。 メモ: 個々の物理ディスクの手動での再構築は、BIOS 設定ユーティリティ( )、または Dell OpenManage ストレージ管理アプリケ ーションを使用して行えます。単一の物理ディスクの再構築に関する詳細は、「個々の物理ディスクの手動再構築を実行」を参照してくださ い。 グローバルホットスペアを使用した再構築中に仮想ディスクに障害が 発生する 問題: グローバルホットスペアを使用して再構築を行う途中で仮想ディスクに障害が発生する。 説明: グローバルホットスペアがホットスペア状態に戻り、仮想ディスクが障害状態になります。 専用ホットス
物理ディスクの再構築に長い時間がかかる 問題: 物理ディスクの再構築に予想以上に時間がかかります。 説明: 物理ディスクの再構築時間は、負荷が高いときに長くなります。 再構築 I/O 操作は、5 つのホスト I/O 動作ごとに一つしかあ りません。 対応処置 可能な場合は、物理ディスクへの負荷を削減します。 SMART エラー SMART はすべてのモーター、ヘッド、および物理ディスクのエレクトロニクスの内部パフォーマンスを監視し、予測可能な物理ディスクの障害を検出しま す。 メモ: ハードウェア障害の可能性を示す SMART エラーの報告が表示される場所については、Dell.
3 対象の物理ディスクを同等以上の容量を持つ新しい物理ディスクと交換します。 4 バックアップから復元します。 メンバー交換のエラー メモ: メンバー交換機能の詳細は、トピック「Replace Member(メンバーの交換)機能と回復可能ホットスペアの使用」を参照してください。 メンバーの交換操作中にソースディスクに障害が発生する 問題: メンバー交換操作中にソースディスクで障害が発生する。 対応処置 仮想ディスク内の他のドライブからソースデータを使用できる場合、他のディスクのデータを使用して、ターゲットディスクで自動 的に再構築が開始されます。 ターゲットディスクで障害が発生する 問題: ターゲットディスクで障害が発生する。 対応処置 ターゲットディスクに障害が発生すると、メンバー交換操作が停止します。 一般ディスクに障害が発生する 問題: 一般ディスクに障害が発生する。 対応処置 ターゲットディスクに障害が発生し、メンバー交換操作が停止しても、ソースデータを使用できる場合、メンバー交換操作は メンバー交換として続行されます。 Linux オペレーテング システムエラー 仮
SCSI デバイスの登録不可エラーメッセージ エラー: smartd[smartd[2338] Device: /dev/sda, Bad IEC (SMART) mode page, err=-5, skip device smartd[2338] Unable to register SCSI device /dev/sda at line 1 of file /etc/smartd.conf.
2 いずれかのキーを押して、ドライバのヘルスマネージャをロードして設定を表示します。ドライバのヘルスマネージャに、設定 が必要なドライバが表示されます。 3 UEFI ドライバに設定が必要な場合は、いずれかのキーを押して設定ユーティリティをロードします。 トラブルシューティング 113
10 付録:RAID の説明 RAID とは、データの保存やデータへのアクセスに使用するディスクの数を増やすことでパフォーマンスを高める、複数の独立した物理ディスクのグループで す。 注意: 物理ディスクに障害が発生すると、RAID 0 の仮想ディスクは壊れ、データロスを招きます。 RAID ディスクサブシステムでは、次の利点を提供します。 • I/O パフォーマンスとデータの可用性の向上。 • 複数のディスクに同時にアクセスできるため、データ スループットが向上します。物理ディスク グループは、単一のストレージ ユニット、複数の論理ユニ ットとしてホスト システムに表示されます。 • データ ストレージの可用性とフォールト トレランスが改善します。物理ディスクの障害によるデータ損失の場合も、データまたはパリティを含む残りの物 理ディスクからデータをリビルドすることにより復元できます。 トピック: • RAID レベルの概要 • RAID の用語 RAID レベルの概要 以下は、PERC 9 シリーズのカードでサポートされている RAID レベルです。 • RAID 0 は、特にデータの
RAID レベル 最小ディスク 最大ディスク 5 3 32 6 4 32 10 4 192 50 6 192 60 8 192 RAID の用語 ディスクストライピング ディスクストライピングでは、データを 1 つの物理ディスクではなく、複数に渡って書き込むことができます。ディスクストライピングには、各物理ディスクのスト レージ容量の 64 KB、128 KB、256 KB、512 KB、および 1 MB サイズのストライプへのパーティショニングが含まれます。ストライプは、連続して、繰り返し インタリーブされます。単一物理ディスク上のストライプの一部は、ストライプエレメントと呼ばれます。 たとえば、RAID 0 のようにディスクストライピングのみを使用する 4 台のディスクからなるシステムでは、セグメント 1 はディスク 1 に、セグメント 2 はディスク 2 に、というように書き込まれます。ディスクストライピングによってパフォーマンスが向上するのは、複数のディスクに同時にアクセスが行われるからですが、 ディスクストライピングではデータの冗長性は提供されません。 図 24
図 25.
図 27.
11 困ったときは デルに問い合わせてデル製品のサポート受けたり、製品マニュアルに関するフィードバックを送信したりできます。 Dell EMC へのお問い合わせ Dell EMC では、オンラインおよび電話によるサポートとサービス オプションをいくつかご用意しています。お使いのコンピューターがインターネットに接続され ていない場合は、購入時の納品書、出荷伝票、請求書、または Dell EMC 製品カタログで連絡先をご確認ください。これらのサービスは国および製品 によって異なり、お住まいの地域では一部のサービスがご利用いただけない場合があります。Dell EMC のセールス、テクニカル サポート、またはカスタマー サービスへは、次の手順でお問い合わせいただけます。 1 Dell.