Dell Lifecycle Controller 2 Remote Services リリース 1.
メモ、注意、警告 メモ: コンピュータを使いやすくするための重要な情報を説明しています。 注意: ハードウェアの損傷やデータの損失の可能性を示し、その問題を回避するための方法を説明してい ます。 警告: 物的損害、けが、または死亡の原因となる可能性があることを示しています。 © 2012 Dell Inc. 本書に使用されている商標:Dell™、Dell のロゴ、Dell Boomi™、Dell Precision™、OptiPlex™、Latitude™、PowerEdge™、PowerVault™、 PowerConnect™、OpenManage™、EqualLogic™、Compellent™、KACE™、FlexAddress™、Force10™ および Vostro™ は Dell Inc. の商標で す。Intel®、Pentium®、Xeon®、Core® および Celeron® は米国およびその他の国における Intel Corporation の登録商標です。 AMD® は Advanced Micro Devices, Inc.
目次 メモ、注意、警告.......................................................................................................................2 章 1: はじめに...............................................................................................................................5 iDRAC7 With Lifecycle Controller を使用するメリット........................................................................................5 主な機能..........................................................................................................
章 3: API 関連資料およびリンク - はじめに.....................................................................17 プロファイル .......................................................................................................................................................17 MOF WSDL および XSD API 定義.........................................................................................................................19 管理下オブジェクトファイル.............................................................................................
はじめに 1 Dell Lifecycle Controller は、高度な内蔵システム管理を提供します。iDRAC 機能に加え、システム管理機能が組 み込まれた 1GB の管理下および永続ストレージが含まれます。 Dell Lifecycle Controller Remote Services は、さらに 1 対多方式でのリモートシステム管理を可能にします。 Remote Services は、セキュアな Web サービスインタフェースを使用してネットワーク経由でアクセスでき、 アプリケーションおよびスクリプトによるプログラム的な活用が可能です。Remote services では、管理コン ソールが 1 対多のベアメタルサーバープロビジョニングを実行できます。接続された Dell システムをネット ワークに対して識別して認証する自動検出機能と 1 対多の管理コンソールとの統合の組み合わせにより、サ ーバーに必要な手動手順が削減されます。インタフェースは多くのタスクをシンプル化することを目的とし ており、これには、オペレーティングシステムのリモート展開、リモートアップデートとインベントリ、新 規および
• Lifecycle Controller による内蔵システム管理の強化 – ローカル展開においては Lifecycle Controller の GUI による展開および保守性の簡略化を提供し、リモート展開においては Dell OpenManage Essentials およ びパートナーコンソールと統合された Remote Services(WS-Management)インターフェースを提供し ます。 iDRAC7 の詳細については、dell.
Lifecycle Controller のライセンス可能機能 Web Services for Management(WSMAN)ライセンスと権限仕様は、Lifecycle Controller 2.
よびローカルサーバー上におけるオペレーティングシステムのインストール、アップデート、設定、および 診断の実行のためのものです。これにより、ハードウェア構成に複数のオプション ROM を使用する必要がな くなります。詳細に関しては、『Dell Lifecycle Controller ユーザーズガイド』を参照してください。 誰が API を使用できますか? Lifecycle Controller-Remote Services 機能は、購入するライセンス(基本管理、iDRAC7 Express、ブレード用 iDRAC7 Express、または iDRAC7 Enterprise)に基づいて使用可能となります。iDRAC7 Web インタフェースおよび Lifecycle Controller-Remote Services で使用できるのは、ライセンス付与された機能のみです。ライセンス管理 に関する詳細については、『iDRAC7 ユーザーズガイド』を参照してください。Lifecycle Controller-Remote Services のライセンスについては、「ライセンス」を参照してください。 1 対
Lifecycle Controller-Remote Service の機能 2 Lifecycle Controller-Remote Service を使用して、次の操作を実行することができます。 • • • • 展開と設定 監視 保守 ジョブ 展開と設定 各種 Lifecycle Controller-Remote Services の機能を使用することで、システムのライフサイクルを通じてシステ ム上で様々な設定を実行することができます。 オペレーティングシステム展開、および BIOS、iDRAC、RAID、 NIC 設定などの操作をシステム上で実行することが可能です。 BIOS 設定 BIOS および起動設定機能は、BIOS UEFI HII で公開されている設定可能な BIOS 属性のすべてを取得および設定 するために使用されます。次の操作を実行できます。 • • • • • • • BIOS インベントリの現行設定を取得 現行の起動設定を取得 起動順序設定を管理 BIOS 起動モードまたは UEFI 起動モードを変更 BIOS パスワードを管理 起動順序を変更 起動元の有効化または無
エンクロージャ、コレクション間の親子関係のためのコレクションがあります。さらに、RAID ストレージを 設定するために使用されるすべてのメソッドが含まれた設定サービスもあります。 次の操作を実行することができます。 • RAID インベントリの現行設定を取得 • すべての仮想ディスクを削除して、すべてのホットスペア物理ディスクドライブの割り当てを解除 • ローカル設定に含めることができるように、任意の外部物理ディスクを準備 • ホットスペアを管理 • 自己暗号化ドライブ用キーを管理 • 仮想ディスクを管理 • コントローラ属性を設定 • 物理ディスクドライブの RAID 対応状態を変更 NIC 設定 ネットワークインタフェースコントローラ(NIC)設定機能は、対応 NIC カード(例えば、Intel、Qlogic、お よび Broadcom など)の設定のセットアップまたは変更に使用されます。これらの設定は、Lifecycle ControllerRemote Services を使ってローカルでもリモートでも設定またはアップデートすることができます。 Lifecycle Co
• • • PXE から 1 回限りの起動。 ハードディスクから 1 回限りの起動。 サーバー上のすべての NIC の MAC アドレスのリストを取得。 システム設定 XML システム設定 XML ファイルにはコンポーネント設定情報が含まれており、このファイルをターゲットシステ ムにインポートすることにより、設定を BIOS、iDRAC、RAID、および NIC に適用します。詳細に関しては、 『XML 設定ワークフロー』ホワイトペーパーを参照してください。 監視 さまざまな Lifecycle Controller-Remote Services 機能を使って、ライフサイクルを通してシステムを監視できま す。現行および工場出荷時のハードウェアインベントリ、Lifecycle ログ、システムイベントログ、ファーム ウェアインベントリなどの機能がシステムの監視に役立ちます。 ハードウェアインベントリ ハードウェアインベントリ情報は、Lifecycle Controller 持続ストレージにキャッシュされ、iDRAC と UEFI アプ リケーションに対して使用できます。これは、Lifecycle Con
Lifecycle ログは、次の情報を表示します。 • iDRAC 設定の変更 • すべてのリモート操作のログ • デバイス、バージョン、日付別のファームウェアアップデート履歴。 • BIOS および NIC 設定の変更。 • RAID 設定の変更。 • エラーメッセージ ID。詳細に関しては、 dell.
ファームウェアアップデート ネットワークソースからファームウェアアップデートを実行して、コンポーネントのファームウェアをアッ プデートまたはロールバックできます。ロールバック操作は、コンポーネントファームウェアの旧バージョ ンをインストールするために使用されます。 メモ: 一部のコンポーネントにはファームウェアダウンロードの直後にアップデートが適用されるもの もあり、その後システムが自動的に再起動します。 ファームウェアアップデート操作またはファームウェアロールバック操作は、次の順序で実行されます。 1. 開始してイメージをダウンロードする。 2. 再起動ジョブを作成する。 3. アップデートジョブをスケジュールする。 4.
ている場合、手動でこの機能を有効化し、iDRAC7 設定 ユーティリティを使ってデフォルトの管理アカウント を無効化できます。iDRAC 設定ユーティリティの詳細に関しては、 『iDRAC7 ユーザーズガイド』を参照してく ださい。 自動検出の詳細に関しては、Lifecycle Controller 管理プロファイルを参照してください。 ジョブ管理 Lifecycle Controller には、 「ジョブ」と呼ばれるシステム管理タスクの作成、スケジュール、トラッキング、お よび管理を行う機能があります。 単一ジョブまたは一連のジョブは、直ちに実行することも、または後に実行するようスケジュールすること もできます。複数のジョブは、ジョブの実行順に表示されます。スケジュールされた開始時刻にシステムを 再起動する必要がある場合は、再起動ジョブをリストに追加するようにしてください。 Remote Services は Lifecycle Controller ジョブを管理するために次の機能を提供します。 • ジョブの作成 — 設定を適用するために特定の種類のジョブを作成します。 • • ジョブおよびジョブ
システム作成のジョブ • ユーザー作成のジョブ vFlash (イメージを使用したパーティション の作成) システムステータス この機能は、ホストシステムのステータスの他、リモートサービス (Data Manager)のステータスの両方を 含む総合的な Remote Services API ステータスをリモートで取得するために使用されます。総合ステータス は、ステータス出力パラメータに表示されます。 Automated Task Application(旧 SSM)でジョブが完了すると、ジョブストアでジョブステータスがただちに更 新されます。ジョブは Automated Task Application で完了されると、ただちに完了済み状態に移行します。ジ ョブの完了後、configDB で同期化が行われ、すべての必須ポピュレータを更新します。この操作が成功した ら、システムは準備完了状態になります。 15
API 関連資料およびリンク - はじめに 3 Lifecycle Controller 機能の使用を開始するには、いずれも Dell Tech Center Lifecycle Controller ホームページ — delltechcenter.com/LC から始めます。 このホームページには、URL を参照するさまざまなセクションが含まれており、これらの参照 URL は対応す るセクションへの直接リンクになっています。 Lifecycle Controller API の使用を開始するには、これらの手順に従うことができます。 1. 機能、または必要な管理操作を特定する。 2. 希望する管理アクティビティについて API がどのように構築されるかを決定する。 3. API へのアクセスにクライアントを利用する。 4.
プロファイル名 説明 イーサネットポー ト イーサネットポートプロファイルは、イーサネットポート、その関連コントローラ、 およびイーサネットインタフェースを表現する機能を追加することにより、参照プロ ファイルの管理機能を拡張します。 イベントフィルタ Dell イベントフィルタプロファイルは、イベントフィルタを表示して、そのイベント 用の処置と通知を設定する管理機能を提供します。 ファン DCIM ファンプロファイルは、システム内のファンの管理に関連するシステム管理タス クを実行するためのプロパティおよびインタフェースを記述するものです。 iDRAC カード DCIM iDRAC カードプロファイルは、iDRAC カードの基本的なプロパティの管理に関す るシステム管理タスクを実行するためのプロパティとインタフェースを記述します。 ジョブ制御 ジョブ制御プロファイルは、プラットフォーム管理操作を表現するジョブを作成、ス ケジュール、追跡、および管理する機能を追加することにより、参照プロファイルの 管理機能を拡張します。 LC 管理 Lifecycle Controller(LC)管理プ
プロファイル名 説明 記録ログ DCIM 記録ログプロファイルは、管理下システム要素のログを表現する管理機能を提供 します。 役割ベースの認証 DCIM 役割ベースの認証プロファイルは、認証に関連するシステム管理タスクを実行す るためのプロパティおよびインタフェースを記述するものです。 センサー DCIM CPU プロファイルは、システム内のセンサーの管理に関連するシステム管理タス クを実行するためのプロパティおよびインタフェースを記述するものです。 シンプル ID 管理 DCIM シンプル ID 管理プロファイルは、アカウントと ID の管理に関連するシステム管 理タスクを実行するためのプロパティおよびインタフェースを記述するものです。 サービスプロセッ サ DCIM サービスプロセッサプロファイルは、プロセッサと iDRAC の管理に関するシステ ム管理タスクを実行するためのプロパティとインタフェースを記述します。 シンプル NIC シンプル NIC プロファイルは、NIC ネットワークコントローラの設定を表現する機能 を追加することにより、参照プロファイルの管理機能を拡張します
Web Services Description Language(WSDL) Web Services Description Language とは、Web サービスによって提供される機能を記述するために使用する XML ベースの言語です。Web サービスの WSDL 記述(WSDL ファイルとも呼ばれます)は、サービスの呼び 出し方法、サービスが期待するパラメータ、およびサービスが返すデータ構造についてコンピュータ可読の 記述を提供します。 XML スキーマ記述 XML スキーマ(XSD としても知られています)は、XML ドキュメントタイプの記述であり、通常は XML 自体 によって課される基本的な構文制約に加え、そのタイプのドキュメントの構造上およびコンテンツの制約と いう点から表現されます。これらの制約は、要素の順序を規制する文法規則の組み合わせによって表現され るのが一般的です。 メモ: XSD にアクセスするには、リンク en.community.dell.com/dell-groups/dtcmedia/m/mediagallery/ 20074445.
属性レジストリ XML 属性レジストリは、特定のコンポーネントの属性とプロパティのすべてを XML フォーマットでリストしま す。属性レジストリは、次の場所にあります。 • RAID 属性レジストリ — en.community.dell.com/techcenter/extras/m/white_papers/20066218.aspx • NIC 属性レジストリ — en.community.dell.com/techcenter/extras/m/white_papers/20066216.aspx • iDRAC 属性レジストリ — en.community.dell.com/techcenter/extras/m/white_papers/20066215.aspx • BIOS 属性レジストリ — en.community.dell.com/techcenter/extras/m/white_papers/20066214.
• Enterprise 表 3. ライセンス IPMI 付き Base Management iDRAC7 Express iDRAC7 Express for Blades iDRAC7 Enterprise ファームウェアアップ はい デート はい はい はい オペレーティングシス はい テムの展開 はい はい はい デバイス構成 はい はい はい はい 診断 はい はい はい はい サーバープロファイル のエクスポートおよび インポート - - はい - - - はい ローカルアップデート はい はい はい はい ドライバパック はい はい はい はい Remote Service (WSMAN 経由) はい はい はい はい 機能 部品交換 ホワイトペーパー 次のホワイトペーパーにアクセスするには、delltechcenter.
• iDRAC のパブリックキーインフラストラクチャ • Dell vFlash の使用 • サーバー展開のための Dell Systems Management 23
Lifecycle Controller API の統合 4 本項では、Lifecycle Controller API をアプリケーションに統合するために必要なリソースを説明します。 • • API クライアント – WinRM または WSMAN に使用できる API クライアントを表示します。API クライ アントは、さまざまなプログラミング言語でアプリケーションを作成することを可能にします。 ベストプラクティスガイド — 共通ワークフローについての情報を提供します。これには、すべての 共通ワークフローのためにすぐに使用できる Python スクリプトが提供されています。 • サンプルスクリプトとツール — 追加の作業例およびリファレンスを提供します。 • Lifecycle Controller-Remote Services を使用するアプリケーション — すでに Lifecycle Controller API と統 合されているいくつかの既存アプリケーションをリストします。 WinRM および OpenWSMAN のインストールと設定 — WinRM および WSMAN を設定する
Lifecycle Controller-Remote Services を使用するアプリケーシ ョン 次のアプリケーションは、Lifecycle Controller-Remote Services を使用します。 • Dell Compellent | Fluid Data Network Storage Solution — compellent.com • System Center Configuration Manager 用 Dell Lifecycle Controller Integration v2.0 — dell.com/support/ drivers/us/en/555/DriverDetails/DriverFileFormats?DriverId=Y6J43 • Virtual Integrated System(VIS)— dell.com/content/topics/topic.
ソーシャルメディアリファレンス 5 最新情報を入手するには、Dell Tech Center にアクセスして必要な情報を検索してください。 Lifecycle Controller テクニカル学習シリーズ Dell の第 12 世代 PowerEdge サーバー (content.dell.com/us/en/corp/d/corp-comm/power-edge-servers)は、内蔵 サーバー管理の第 2 世代である Lifecycle Controller 搭載の iDRAC7(en.community.dell.com/techcenter/b/ techcenter/archive/2012/08/02/idrac7-with-lifecycle-controller.
用語と定義 6 次の表は、この文書で使用される用語とその定義の一覧です。 用語 定義 LC Lifecycle Controller 列挙 DSP0226_V1.1 のセクション 8.2 および DSP0227_V1.0 のセクション 9.1 に説明がある WSMAN ENUMERATE 操作を参照してください。 取得 DSP00226_V1.1 のセクション 7.3 および DSP0227_V1.0 のセクション 7.