Microsoft Hyper- V 2012 および Hyper- V 2012 R2 向け Dell™ DR2000v の導入 デルエンジニアリング 2014 年 7 月 デルテクニカルホワイトペーパー
レビジョン 日付 説明 2014 年 7 月 初版発行 本書は、情報の提供のみを目的としたものであり、誤植や技術的な誤りを含む場合があります。本書の内容は現状のまま提供されるものであ り、明示的または暗黙的を問わず、いかなる内容も保証しません。 ©2014 すべての著作権は Dell Inc. にあります。Dell Inc. の書面による許可のない複写は、いかなる形態においても厳重に禁止されていま す。詳細についてはデルへご連絡ください。 本書に記載されているデル製品に適用される製品保証は、http://www.dell.
目次 レビジョン...................................................................................................................................................................................................2 エグゼクティブサマリ ............................................................................................................................................................................... 4 3 1 仕様、制限事項、および前提条件................................................................................................
エグゼクティブサマリ 本書は、仮想 DR Series システムである Dell DR2000v を Microsoft Hyper- V 2012 および Hyper- V 2012 R2 に導入 する方法についての情報を記載しています。本書はクイックリファレンスガイドであり、DR Series システム導入のベストプラクティ スがすべて記載されているわけではありません。 データ管理アプリケーションのベストプラクティスホワイトペーパーに関して は、http://www.dell.
1 仕様、制限事項、および前提条件 次のリストは、Dell DR2000v に固有の制限事項と要件を説明するものです。 サポートされる Hyper- V バージョン、仮想環境要件、およびその他の情報についての詳細は、『Dell DR Series System Interoperability Guide』(Dell DR Series システム相互運用性ガイド)を参照してください。 • 現在の DR2000v バージョンは、グローバルビュー管理ユニットととして機能し、登録先である物理 DR Series システムに よって管理されます。 • DR2000v の MTU 設定は変更せずに、システムのデフォルト値である 1500 のままにしておく必要があります。 • DR GUI 使用状況メニューには、DR2000v に関連する統計情報だけが表示され、このメニューからは基盤であるホスティ ング Hyper- V プラットフォームの情報は参照できません。 • DR アラートとイベントは DR2000v にのみ適用され、基盤であるホスティング Hyper- V プラットフォームのアラート / イベ
ライセンス • DR2000v システムは、認証の対象となる物理 DR Series システムに評価ライセンスまたは永続ライセンスがインストール されていることを必要とします。 • DR2000v が登録される物理 DR Series システムを DR2000v のライセンスサーバーとして使用するには、物理 DR Series システムで DR Series ソフトウェアバージョン 3.1 以降を実行する必要があります。 CLI コマンド • 『DR Series Command Line Reference Guide』(DR Series コマンドラインリファレンスガイド)で説明されている仮想 マシン CLI コマンドに加え、DR2000v でのみ実行できる 3 つの追加コマンドがあります。これらのコマンドと関連する使用 法は次のとおりです。 virtual_machine --update [--host ] [- - name ] [- - email
2 ローカル Hyper- V ホストでの導入 次の手順は、ローカル Hyper- V ホストに DR2000v を導入する方法を説明しています。 1. DR2000v インストールパッケージを取得して、Hyper- V ホスト、またはお使いのネットワークからアクセスできる別の ユニットに保存します。このパッケージは zip 圧縮 フォーマットになっています。 また、DR2000v ライセンスも入手する必要があります。永続ライセンスは物理 DR Series システムにインストールする 必要があります。仮想システムが正常に導入され、初回起動が行われた後は、この物理 DR Series システムに登録す る必要があります。 2.
ライセンスファイルの選択後、ライセンスページにライセンスファイルの場所と登録されたライセンスの情報が表示されます。 Install License(ライセンスのインストール)をクリックしてライセンスが正常にインストールされたら、ライセンスページ に成功通知と登録されたライセンスの情報が表示されます。 8 Microsoft Hyper- V 2012 および Hyper- V 2012 R2 向け Dell™ DR2000v の導入
3. 特定の Hyper- V プラットフォーム用の DR2000v インストールパッケージ(.ZIP ファイル)を解凍します。 4. 解凍されたフォルダを参照し、DELL-DR2000v.
5.
6. DR2000v マシン名を入力し、 を押します。 7.
8.
9. DR2000v VM を選択し、Action(アクション)メニューで Start(開始)を選択します。(または、選択した VM を 右クリックして Start(開始)を選択します。) 10.
画面に FAILED(失敗)メッセージがいくつか表示される場合がありますが、仮想マシンはデフォルトで、IP を自動で取得 するために DHCP サーバーを探すことから、これは正常であり、予期される動作です。 14 Microsoft Hyper- V 2012 および Hyper- V 2012 R2 向け Dell™ DR2000v の導入
2.1 DR2000v の初期セットアップと設定 11.
12. 初期システム設定ウィザードに進むには、yes と入力します。 13.
DHCP を使用する: 17 Microsoft Hyper- V 2012 および Hyper- V 2012 R2 向け Dell™ DR2000v の導入
静的 IP を使用する: 18 Microsoft Hyper- V 2012 および Hyper- V 2012 R2 向け Dell™ DR2000v の導入
VM は、VM を管理することになる物理 DR Series システムへの登録プロセスを含む初期設定を実行します。これには 完了に最大 10 分かかる場合があります。デルに DR2000v を登録するオプションも提供されます。このプロセスは、 次のスクリーンショットで説明されています。 19 Microsoft Hyper- V 2012 および Hyper- V 2012 R2 向け Dell™ DR2000v の導入
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14. 仮想システムの IP アドレスがわからない場合は、コマンド network-show | more を実行して bond0 の IP アドレ スをメモします。次の例では、このアドレスは 10.250.209.25 です。 15.
2.3 物理 DR Series システムへの DR2000v の登録 16.
ライセンスが正常にインストールされると、使用可能な最新のソフトウェアアップデートがあるかどうかを確認するための Initial Software Upgrade(初期ソフトウェアアップグレード)ページが表示されます。 24 Microsoft Hyper- V 2012 および Hyper- V 2012 R2 向け Dell™ DR2000v の導入
17.
18.
これで、DR2000v の使用準備が整いました(ファームウェアのアップグレードを選択するかどうかは問いません)。 バックアップソリューションを設定するには、お使いのバックアップソフトウェアに適切なホワイトペーパーを参照してくださ い。それらのホワイトペーパーは、次の URL で参照できます。 http://www.dell.
3 リモート Hyper- V ホストでの導入 リモート Hyper- V ホストでの DR2000v の導入手順は、前項で説明した ローカル Hyper- V ホストでの導入に似ています。 異なる点を次の手順で説明します。 前項の手順 6 で、仮想マシン名を発行するかわりに、 を押して PowerShell コマンドレットインタフェースを起動し、 次の手順に従って導入する必要があります。 1. 前項の 手順 6 までの手順に従って、Windows PowerShell ウィンドウを起動します。 2. Name(名前)を求められたら、 を押してバッチスクリプトを終了します。 3.
4. 次のコマンドを実行して、リモート Hyper- V ホストに DR2000v を導入します。 New-DR2000v -Name [Name_of_DR2000v] -Image [Image_Path] -ComputerName [Remote_Hyper-V_host] -UserName [Hyper-V_Host_Admin_User] -Password [Password] 5.
4 DR Series システムクリーナのセットアップ 通常の操作またはファイル維持ポリシーの結果としてファイルが削除されたシステムコンテナからディスク容量を回復する方法に は、スケジュールされたディスク容量再利用操作の実行が推奨されます。 クリーナはアイドル時間に実行されます。お使いのワークフローにアイドル時間が毎日十分にない場合、クリーナをスケジュールし て、予定時間にクリーナが強制的に実行されるようにすることを考慮してください。 必要に応じて、次のスクリーンショット例に示されている手順を行って、強制的にクリーナを実行することができます。すべてのバック アップジョブをセットアップした後で、DR Series システムクリーナをスケジュールすることができます。DR Series システムクリーナ は、毎週少なくとも 6 時間、バックアップが実行されていないとき(通常はバックアップジョブ完了後)に実行する必要があります。 Schedule Cleaner 30 Microsoft Hyper- V 2012 および Hyper- V 2012 R2 向け Dell™ DR2000v の導入
5 重複排除、圧縮、およびパフォーマンスの監視 バックアップジョブの完了後、DR Series システムは、DR Series システムダッシュボードで容量、ストレージ節約率、およびスル ープットを追跡します。この情報は、DR Series システムのメリットを理解するために役立ちます。 メモ:重複排除率は時間の経過とともに増大し、最初のバックアップと比べて 2~4 倍減(節約合計の 25~50% )になることも珍 しくありません。完全バックアップジョブが完了するたびに、この比率が増大します。多くの場合、12 週間保持のバックアップジョ ブでの平均は 15 倍減です。 31 Microsoft Hyper- V 2012 および Hyper- V 2012 R2 向け Dell™ DR2000v の導入
A サポートされているコマンドレット 本付録では、Hyper- V 用 DR2000v 向けに現在サポートされているコマンドレットについて説明します。これらのコマンドレットは、 次のとおりです。 • • • • New- DR2000v Remove- DR2000v Repair- DR2000v Stop- DR2000v これらのコマンドレットは、すべてバイナリモジュール DELL- DR2000v.dll および DELL- DR2000v.psd1 に含まれています。 この .dll および .
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