abc DT-X7 シリーズ ソフトウェアマニュアル このマニュアルは、DT-X7 のソフトウェアと搭 載されているアプリケーションの仕様につい て記載します。 Ver. 1.
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変更履歴 バージョン 1.00 1.01 1.02 1.03 日付 2007.08 2007.09 2007.12 ページ 183 167 226-231 243-246 1 21 53-55 65-84 85 1 1 1 1 1 2008.08 1 1 1 1 1 1 1 1 121-253 196-202 122-155 224 1 1 1 1 1 1 1 235-237 1 1 253 2 1.04 2008.12 9-120 2 2 232 1 21 98 102 111 153 2 1.05 2009.03 2 2 2 2 2 2 157 63、64 2 1.06 1.07 2009.07 2009.10 1.08 2010.06 1.09 1.10 2010.08 2012.
目次 1. 概要 ··················································································································································································· 1 1.1 機種一覧 ·································································································································································· 1 1.
2.6.3 セキュリティ ·················································································································································· 91 2.6.4 COMポート ···················································································································································· 91 2.6.5 通信手順 ······················································································································································· 92 2.6.
3.9 3.10 3.11 3.12 3.13 3.14 3.15 3.16 3.17 3.18 3.19 3.20 3.21 3.22 3.23 3.24 3.25 3.26 3.27 3.28 3.29 3.30 3.31 9 9 9 9 9 9 9 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 4.
5.8 5.9 1 1 6. 入力パネル(SIP) ·············································································································································· 252 IE Cache削除ツール ······································································································································· 252 3 3 ホストアプリケーション ··········································································································································· 253 6.
1. 概要 DT-X7 本体およびソフトウェアの機能仕様を説明します。 1.1 機種一覧 DT-X7 のモデル構成を以下に示します。 表 1-1 RAM モデル レーザー スキャナ DT-X7M50 DT-X7M50S DT-X7M50SB DT-X7M52 DT-X7M52S DT-X7M52SB DT-X7M53SB DT-X7M60SB DT-X7M62SB 64MB 64MB 64MB 64MB 64MB 64MB 64MB 128MB 128MB ○ ○ ○ ○ - スキャナ リニア イメージャ C-MOS イメージャ Bluetooth ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ - 通信 無線LAN WEP / AES TKIP ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 1.
2. 機能仕様 本体/オプションを含めた機能仕様の詳細を説明します。 2.1 基本機能 2.1.1 Microsoft WindowsCE Version5.0 DT-X7 はMicrosoft WindowsCE Version5.0 を搭載しています。 特徴 • • • • • • • • • ※ 使いやすいユーザーインタフェース .NET Compact FrameWork 2.
コアモジュール 搭載するMicrosoft製コアモジュールは、以下のとおりです。 表 2-1 Applications and Services Development .NET Compact Framework .NET Compact Framework 2.0 Core OS Modules .NET Compact Framework 1.0 へのOS依存関係 .NET Compact Framework 2.0 .NET Compact Framework 2.0 String Resources .NET Compact Framework 2.0 Strincg Localized Resources String Resources Japanese (JAPAN) OS Dependencies for .NET Compact Framework 2.
Applications - End User ファイル同期 ActiveSync CAB ファイル インストーラ/アンインストーラ FLASH アップデート アプリケーション リモートデスクトップ リモートデスクトッププロトコル(RDP) 接続 オーディオ再生リダイレクト シリアルおよびパラレル ポート リダイレクト ユーザー インターフェイス ダイアログ ボックス 切り取り/コピー/貼り付けクリップボード リダイレクト ファイル記憶域リダイレクト フィルタされたファイル記憶域リダイレクト PNP 通知 USB ホスト USB ヒューマン入力デバイス(HID)クラス ドライバ サポート USB HID キーボードおよびマウス USB HID キーボードのみ USB HID マウスのみ USB 記憶域クラス ドライバ FormatMessage API FormatMessage API - システム エラー メッセージ ターゲット コントロール サポート (Shell.
サーバー Fonts File Systems and Data Store Communication Services and Networking ネットワーク – ローカルエリア ネットワーク(LAN) ネットワーク – パーソナルエリア ネットワーク(PAN) ネットワーク – 広域ネットワーク (WAN) ネットワーク機能 Web サーバー (HTTPD) コア サーバー サポート ネイティブ Wi-Fi WLAN STA ワイヤード (有線) ローカル エリア ネットワーク (802.3、802.5) ワイヤレス LAN (802.11) STA - 自動構成および 802.1x IrDA Telephony API (TAPI 2.
Internet Client Services Internet Client Services International ロケールサービス ロケール特定 サポート 各国語サポート (NLS) 日本語 Agfa AC3 フォント圧縮 フォント MS ゴシック、MS Pゴシックおよび MS UI Gothic 入力方式エディタ Pocket IME 人名地名辞書 追加辞書 入力方式マネージャ Pocket Internet Explorer HTML ビュー (WEBVIEW) Windows CE 用 Internet Explorer HTML/DHTML API Internet Explorer Internet Explorer HTML アプリケーション 6.
Waveform オーディオ オーディオ圧縮マネージャ GSM 6.10 Codec MSFilter Codec グラフィックス DirectDraw イメージング 静止画像 Codec サポート(エンコードおよびデコード) 静止画像エンコーダ BMP エンコーダ GIF エンコーダ JPG エンコーダ PNG エンコーダ 静止画像デコーダ BMP デコーダ GIF デコーダ ICO デコーダ JPG デコーダ PNG デコーダ グラデーションのサポート Microsoft 証明書登録ツールのサンプル ローカル認証 パスワード ローカル認証プラグイン サブシステム 高度な暗号化 Diffie-Hellman/DSS プロバイダ プロバイダのある 証明書(CryptoAPI 2.0) 暗号化サービス Personal Information Exchange 規格 (PKCS #12) (CryptoAPI 1.
Shell and User Interface ユーザ インターフェイス Quarter VGA リソース - 縦モード コントロール パネル アプレット ソフトウェア入力パネル ソフトウェアベースの入力パネル(SIP) 小さなスクリーン用SIP ソフトウェアベースの入力パネルドライバ ネットワークユーザーインターフェイス 共通コントロール 共通コントロール 共通ダイアログサポート 8
2.1.
バックライトの自動減光 コントロールパネルの「明るさ」を使用して、自動減光する/しない、減光までの待ち時間の設定が可能で す。 自動減光は、バッテリ駆動時のみ有効となります。外部電源駆動時には自動減光は行いません。 • 電源オンした状態で、キー入力を一切行わないで放置した場合(アイドル時)には、節電のためにバッ クライトを自動的に減光します。 • 自動減光状態の場合は、キー入力により減光状態を解除して通常の明るさに戻ります。 • 自動減光時のバックライトの明るさは、8 段階で設定が可能です。デフォルトは 3 です。 自動減光時の明るさを、通常時のバックライトの明るさよりも明るく設定することはできません。 デフォルトは、自動減光する/減光までの待ち時間 1 分です。 3 バックライトの自動オフ コントロールパネルの「明るさ」を使用して、自動バックライトオフする/しない、バックライトオフまでの待ち 時間の設定が可能です。自動オフは、バッテリ駆動時、外部電源駆動時ともに有効となります。 3 • 電源オンの状態で、キー入力を一切行わないで放置した場合(アイドル時)には、節電のためにバック ライトを自動的にオフしま
2.1.
特殊動作 KEY ↑ 文字入力モード時 ↓ Fnモード時 文字入力モード時 Fnモード時 操作仕様 1 あ ア A A F 1 あ ア A a F 備考 ↑キー ↑キー ↑キー ↑キー ↑キー Shift+TABキー ↓キー ↓キー(変換中は変換キー) ↓キー(変換中は変換キー) ↓キー ↓キー TABキー 表 2.
特殊動作 KEY ←(F6) 文字入力モード時 →(F7) Fnモード時 文字入力モード時 切替(F8) Fnモード時 文字入力モード時 操作仕様 1 あ ア A a F 1 あ ア A a F Fnモード時 備考 ←キー ←キー(変換中はShift+←キー) ←キー(変換中はShift+←キー) ←キー ←キー ←キー(変換中も←キー) →ー →キー(変換中はShift+→キー) →キー(変換中はShift+→キー) →キー →キー →キー(変換中も→キー) 入力モード切り替え Numeric-ひら-カナ -Alphabet(U)-Alphabet(L) 入力モード切り替え Numeric-Alphabet(L)-Alphabet(U)カナ-ひら 表 2.
KEY 特殊動作 2 文字入力モード時 3 Fnモード時 文字入力モード時 4 Fnモード時 文字入力モード時 5 Fnモード時 文字入力モード時 6 Fnモード時 文字入力モード時 7 Fnモード時 文字入力モード時 Fnモード時 操作仕様 1 あ ア A a F 1 あ ア A a F 1 あ ア A a F 1 あ ア A a F 1 あ ア A a F 1 あ ア A P F 備考 “2” かきくけこ カキクケコ ABC abc 何もしない “3” さしすせそ サシスセソ DEF def 何もしない “4” たちつてとっ タチツテトッ GHI ghi マウスエミュレータ有効無効 “5” なにぬねの ナニヌネノ JKL jkl バックライトを暗くする “6” はひふへほ ハヒフヘホ MNO mno バックライトを明るくする “7” まみむめも マミムメモ PQRS “7” 以下のレジストリに登録したアプリケーションを起動 [HKEY_LOCAL_MACHINE¥HARDWARE¥DEVICEMAP¥KEY BD] Fn7LaunchPath:sz(起動するアプリケーショ
KEY 特殊動作 8 文字入力モード時 Fnモード時 9 文字入力モード時 Fnモード時 . 文字入力モード時 Fnモード時 操作仕様 1 あ ア A a F 1 あ ア A a F 1 あ ア A a F 備考 “8” やゆよゃゅょ ヤユヨャュョ TUV tuv 以下のレジストリに登録したアプリケーションを起動 [HKEY_LOCAL_MACHINE¥HARDWARE¥DEVICEMAP¥KEY BD] Fn8LaunchPath:sz(起動するアプリケーションのパス) “9” らりるれろ ラリルレロ WXYZ wxyz 以下のレジストリに登録したアプリケーションを起動 [HKEY_LOCAL_MACHINE¥HARDWARE¥DEVICEMAP¥KEY BD] Fn9LaunchPath:sz(起動するアプリケーションのパス) “.” ゛゜ ゛゜ @.,”’`:;~| @.
キーモードの表示 タスクトレイに現在のキーモードを表示します。数字(“1”)/ひらがな(“あ”)/カタカナ(“ア”)/アルファベット大 文字(“A”)/アルファベット小文字(“a”)を表示します。 めくりキー ひらがな/カタカナ/アルファベット大文字/アルファベット小文字の入力モードの場合、切替キーを押すこ とで、カーソル位置でめくりキー入力が可能です。 ひらがな/カタカナの入力モードの場合、“↓”キー又は、”空白”キーにより文字変換が行われ、続けて押 すと次候補が表示されます。Enterキーにより変換が確定されます。 文節移動は、“Fn+←”“Fn+←”キーで行ないます。文節の圧縮・伸張は“←”“←”キーで行ないます。 キーリピート 「0」~「9」、「↑」、「←」、「→」、「↓」キーは、押し続けることでキーリピートします。 クリック音 キーを押した場合に、クリック音を出力します。キーを離した時とキーリピート中には、クリック音を出力しま せん。 クリック音は、コントロールパネルの「ボリューム&サウンド」を使用して、消音・小・大の設定が可能です。 3 16
Fn キー動作許可・禁止 Fn モード時に特殊動作を行うキーについては、以下のレジストリで個別に許可/禁止の設定が可能です。 表 2-4 [HKEY_LOCAL_MACHINE¥HARDWARE¥DEVICEMAP¥KEYBD] キー名 設定値 意味 許可/禁止 DisableFn9 dword:0/1 許可/禁止 DisableFn8 dword:0/1 許可/禁止 DisableFn7 dword:0/1 許可/禁止 DisableFn6 dword:0/1 許可/禁止 DisableFn5 dword:0/1 許可/禁止 DisableFn4 dword:0/1 許可/禁止 DisableFn3 dword:0/1 許可/禁止 DisableFn2 dword:0/1 許可/禁止 DisableFn1 dword:0/1 許可/禁止 DisableFn0 dword:0/1 ※ Fnモード時に特殊動作を行うキーを禁止しても、他の機能に割り振ることは出来ません。(仮想キーコ ードは発行しません) システムライブラリを利用しても、許可/禁止の設定が可能です。 ※ この機能に関連するライブラリ関数は、以下の
キーロックの許可/禁止 システムライブラリを使用して、電源/トリガキー以外のキーの動作を許可/禁止することが可能です。 ※ この機能に関連するライブラリ関数は、以下のとおりです。 システムライブラリ キーロックの許可/禁止の設定 SysSetAllKeyLock キーロックの許可/禁止の取得 SysGetAllKeyLock ユーザー設定可能なキー アプリケーション起動 以下のレジストリを使用して、Fn+7、Fn+8、Fn+9 キーに任意のアプリケーションを割り当てることが可能 です。 表 2-5 [HKEY_LOCAL_MACHINE¥HARDWARE¥DEVICEMAP¥KEYBD] キー名 設定値 sz:起動対象のアプリケーションフルパス Fn7LaunchPath sz:起動対象のアプリケーションフルパス Fn8LaunchPath sz:起動対象のアプリケーションフルパス Fn9LaunchPath キーコード設定 システムライブラリを使用して、Fn(機能)以外のすべてのキーに、任意のキーコードを割り当てることが可 能です。 システムライブラリ、またはコントロールパネルの「キーボード」を使用して
2.1.4 オーディオ 基本仕様 WAV再生、ボイス録音・再生が可能です。 Microsoft社のSoftwareMixerの機能を使用することにより、複数のアプリケーションからの出力音声をミキ シングして出力することが可能です。(44.1KHz 16 ビットステレオにミキシングします) サウンド系アプリケーションとして、ボイスレコーダを搭載します。 また、HTTP上のWAV再生も可能です オーディオとブザーは、デバイスを共有しているので、同時には鳴らすことはできません。同時に鳴らした 場合は、ブザーを優先します。 再生 表 2-6 サンプリング 周波数 ステレオ/モノラル KHz 8 11.025 12 16 22.05 24 モノラル ○ ○ ○ ○ ○ ○ ステレオ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ※上記以外のサンプリング周波数はサポートしません 8 または 16 ビット ※モノラルスピーカのため、実際にはステレオになりません 32 ○ ○ 44.1 ○ ○ 48 ○ ○ KHz 8 11.025 12 16 22.
2.1.
2.1.6 メモリ管理 RAM DT-X7 ではOSをメモリに展開して動作させるため、64MBのRAMを以下の 4 つの目的に使います。 • • • • ドライバの作業領域 システム領域: OSを展開して動作させる領域 プログラムメモリ: OSの作業領域を含むプログラム実行用メモリ オブジェクトストア: ユーザーが自由にデータを格納できる領域 OSをメモリに展開するため、初回起動時、およびフルリセット時には起動まで時間を要します。 オブジェクトストアはユーザーが自由に使用可能ですが、電池の消耗などにより消えることがあります。オ ブジェクトストアはあくまでもテンポラリエリアとして使用し、重要なデータファイルなどはFlash Diskに格納 してください。 プログラムメモリとオブジェクトストアの比率は、コントロールパネルの「システム」、またはメモリ設定ツール (「5.5 メモリ設定ツール」参照)を使って、変更することができます。 3 3 3 表 2-9 初期状態のサイズ プログラムメモリ オブジェクトストア DT-X7M50 DT-X7M50S 全体容量 使用済み 約 6.5 MB 27.
2.1.7 非Internet Explorer (IE) 起動 Internet Explorer ( IE )は非常に大きなメモリを必要とするプログラムですが、はじめからメモリにロードし ておくことで高速な動作を実現しています。ところが、この仕組みはInternet Explorerが不要なシステムで もメモリも消費することになってしまいます。 これを解消するために設けたのが「非IE起動」です。IEの起動を抑止すると、¥Windowsフォルダに IE.EXEを見つけることはできず、システムからIEを消し去ってしまったように見えます。勿論、IEを有効にし て起動し直せば、元のように使うことができます。 注意! • IEを有効から無効に、または無効から有効に切り替えるにはフルリセットが必要です。重要なデー タファイルは事前にFlash Diskへコピーしてください。 • IE起動で作成したバックアップを非IE起動で展開した場合、および非IE起動で作成したバックアッ プをIE起動で復元(リストア)した場合の動作は保証しません。 • どちらのモードで起動したかはFindFirstFileでIE.
現在の構成に変更が加わる場合、下記のメニューが表示されますので、確定する場合はProceedを選択 してEnterキーを押してください。 === OS Loader Ver.100 ==== Warning! All data in RAM will be lost! Do you want to proceed? 1. Proceed 2. Cancel 現在の状態を確認する方法 選択モジュールがロードされているかどうかは、選択モジュールに含まれるファイルの有無により確認が 可能です。OS起動後、FindFirstFileなどファイルの有無が分かるWin32APIを利用してファイルの有無を 確認してください。 モジュール IEモジュール 確認するファイル ¥Windows¥IE.exe サンプル HANDLE hFile; WIN32_FIND_DATA FileFindData; hFile = FindFirstFile(TEXT("\\Windows\\IE.
2.1.
パワーオンリセット状態 すべての電池を抜いて放置した後で電池を入れた状態であり、ハードリセット時と同じ状態です。この状 態で電源をオンするとOSはハードリセット時と同じ処理を行います。 25
2.1.
2.1.
Bluetooth 接続状態 Bluetooth接続状態の通知に使用します。 表 2-13 点灯仕様 Bluetooth接続中 仕様 青 1 秒点灯、2 秒消灯の点滅 属性 L_BT ※ スキャナ読み取りLEDを優先とします。 無線 LAN 接続状態 無線LAN接続状態の通知に使用します。 表 2-14 点灯仕様 無線LAN接続中 仕様 オレンジ 1 秒点灯、2 秒消灯の点滅 ※ スキャナ読み取りLEDを優先とします。 ユーザー指定 ユーザー指定の任意の通知に使用します。 表 2-15 点灯仕様 ユーザー指定 連続点灯時間 仕様 色:赤/緑/青/オレンジ/紫/水色を選択 時間:点灯時間/消灯時間を設定 30 分(VDET検出で停止) ※ スキャナ読み取りLEDを優先とします。 ※ この機能に関連するライブラリ関数は、以下のとおりです。 システムライブラリ LEDの点灯/消灯の設定 SysSetLED LEDの点灯/消灯の取得 SysGetLED LED点灯の準備 SysPrepareLED LEDの点灯 SysUpdateLED 28 属性 L_WLAN
2.1.
2.2 レーザースキャナ / リニアイメージャ ※ 本機能は、DT-X7M50 / DT-X7M50S / DT-X7M50SB / DT-X7M53SB で使用できます。 2.2.
• 最大桁数は、バーコードの印刷品質、分解能、PCS、外光条件、スキャナとバーコードの距離などの条 件が最適な状態における読み取り可能な桁数にもとづいています。条件によっては、上記の最大桁数 に設定してもその桁数のバーコードが読み取れない場合があります。 • IATAコードの有効最小桁数を 1 桁に設定すると、誤読する確率が高くなります。デフォルトでは最小 桁数を 4 桁に設定しますので、1 桁のIATAコードを読み取る必要がなければ、デフォルトの桁数設定 のまま使用してください。 チェックデジット計算 バーコード値をある方式に従って計算し、その算出結果と特定の位置にあるチェックキャラクタとを比較し、 一致した場合に正しい読み取りデータとみなします。計算方法はバーコードにより異なります。 読み取り可能桁数 実際に読み取り可能な桁数は、印刷されているバーコードの解像度と読み取り距離により異なります。 31
2.2.
段数読み 指定した個数分のバーコードを読み取ります。指定回数分の読み取りが完了すると、一度スキャナを CLOSEし再度OPENするまでは、次の読み取りができません。また、同一コードの読み取りはできません。 ※ この機能に関連するライブラリ関数は、以下のとおりです。 レーザースキャナライブラリ 読み取り許可状態を設定 OBROpen 読み取り禁止状態を設定 OBRClose OBRSetScanningCounter 連続読み取り回数を設定 OBRGetScanningCounter 連続読み取り回数を取得 OBRSetMultiStepReading 段数読みの設定 OBRGetMultiStepReading 段数読みの取得 33
2.2.
RSS-14 Stacked・・・GS1 DataBar Stacked RSS Expanded Stacked・・・GS1 DataBar Expanded Stacked ※ 2: リニアイメージャモデルでは、無効に設定することはできません。 ※ 3: GS1-128 コードも読取可能となります。GS-128 は 2006 年 1 月に旧名称EAN-128 より名称変更さ れています。 ※ この機能に関連するライブラリ関数は、以下のとおりです。 レーザースキャナライブラリ 読み取り許可・禁止状態を設定 OBRSetScanningCode 読み取り許可・禁止状態を取得 OBRGetScanningCode Code39 コードのデコードオプションを設定 OBRSetCode39Option Code39 コードのデコードオプションを取得 OBRGetCode39Option NW-7 コードのデコードオプションを設定 OBRSetNW7Option NW-7 コードのデコードオプションを設定 OBRSetNW7OptionEx NW-7 コードのデコードオプションを取得 OBRGetNW7Option
照合回数 スキャナは、誤読を防ぐために、読み取りデータの照合を指定の回数行い、一致したデータのみを出力し ます。 照合を行う回数は、コントロールパネルの「スキャナ設定」、またはレーザースキャナライブラリを使用して 設定することが可能です。 3 レーザースキャナモデル リニアイメージャモデル :設定範囲は 1~9 回、デフォルトは 3 回です。 :設定範囲は 0~9 回、デフォルトは 0 回(自動)です。 0 指定時は自動(バーコードの種類により最適な回数の照合を行います。) ※ この機能に関連するライブラリ関数は、以下のとおりです。 レーザースキャナライブラリ デコードデータ照合回数の設定 OBRSetCheckCounter デコードデータ照合回数の取得 OBRGetCheckCounter 読み取り回数 連続読みモードの場合に、設定した回数分読み取りを完了すると、自動的に読み取り待機状態となりま す。 有効回数を、コントロールパネルの「スキャナ設定」、またはレーザースキャナライブラリを使用して、設定 することが可能です。 設定範囲は 1~9 回、デフォルトは 1 回です。 3 ※ この機能に関連
2.2.
バーコード UPC-E※1 規格 UPC-E UPC-E UPC-E addon+2 UPC-E addon+5 桁数 出力フォーマット 備考 (7),8 0MMNNNMC」 最後のM: 0~2 (7),8 0MMMNN3C」 (7),8 0MMMMN4C」 (7),8 0MMMMMNC」 最後のN: 5~9 (6),7 MMNNNMC」 最後のM: 0~2 (6),7 MMMNN3C」 (6),7 MMMMN4C」 (6),7 MMMMMNC」 最後のN: 5~9 14 0000000MMNNNMC」 GTIN 最後のM: 0~2 14 0000000MMMNN3C」 GTIN 14 0000000MMMMN4C」 GTIN 14 0000000MMMMMNC」 GTIN 最後のN: 5~9 (9),10 0MMNNNMCAA」 最後のM: 0~2 (9),10 0MMMNN3CAA」 (9),10 0MMMMN4CAA」 (9),10 0MMMMMNCAA」 最後のN: 5~9 (8),9 MMNNNMC
バーコード 規格 桁数 3~ NW-7 出力フォーマット SDDD・・・・・DDDCS」 備考 記号の意味は、表 2-24 NW-7を参照 3 Max 1~ DDD・・・・・・DDDC」 Max 2~ Interleaved 2 of 5 DDD・・・・・・DDDC」 記号の意味は、表 2-25 Interleaved 3 2 of 5を参照 Max 読み取り桁数は偶数桁のみ Industrial 2 of 2~ 5 Max DDD・・・・・・DDDC」 記号の意味は、表 2-26 Industrial 2 3 of 5を参照 読み取り桁数は偶数桁のみ 1~ Code93 AAA・・・・・・AAA」 記号の意味は、表 2-27 Code93を参 AAA・・・・・・AAA」 記号の意味は、表 2-28 Code128を Max Code128 Code128 1~ 照 Max 1~ 3 3 参照 SBBB・・・・・BBCS」 Max EAN-128※3 1~ AAA・・・・・・AAA」 Max 1~ 記号の意味は、表 2-29 EAN
※ 5:リニアイメージャモデルでは、MSIの"チェックデジットなし","mod 11+mod 10"は読み取れません。 表 2-22 WPC F カントリーフラグ M 生産者コード N 商品コード S ナンバーシステムキャラクタ A addonデータ 」 終了コード C チェックデジット(mod 10) 表 2-23 Code39 A ASCII変換後データ, B ASCII変換前データ C チェックデジット(mod 43) チェックデジットなしの場合はデータとなります S スタート/ストップキャラクタ 表 2-24 NW-7 S スタート/ストップキャラクタ (a,b,c,dのいずれか) D データ C チェックデジット(mod 16) チェックデジットなしの場合は、データとなります 表 2-25 Interleaved 2 of 5 D データ C チェックデジット(mod 10) チェックデジットなしの場合は、データとなります 表 2-26 Industrial 2 of 5 D データ C チェックデジット(mod 10) チェック
表 2-29 EAN-128 C チェックデジット(mod 47) S スタート/ストップキャラクタ F コードID(“]C1”,EAN128 のみ) G GS(1Dh,EAN-128 のみ) 表 2-30 MSI D データ C チェックデジット(mod 10,mod 11) チェックデジットなしの場合は、データとなります 表 2-31 IATA D データ C チェックデジット(IATA) チェックデジットなしの場合は、データとなります P クーポンNO A エアラインNO 表 2-32 RSS-14 D 数字データ C チェックデジット(mod 10) 表 2-33 RSS Limited D 数字データ C チェックデジット(mod 10) 表 2-34 RSS Expanded D 数字データ A アルファベットデータ ※ この機能に関連するライブラリ関数は、「2.2.
終了コード デコードデータの末尾につける終了コードを、次の 5 種類から選択することが可能です。 • CR • LF • CR+LF • TAB • 終了コードなし デフォルトは「終了コードなし」です。 ※ この機能に関連するライブラリ関数は、以下のとおりです。 レーザースキャナライブラリ デコードデータの末尾制御コードを設定 OBRSetSuffixChar デコードデータの末尾制御コードを取得 OBRGetSuffixChar 出力バッファ スキャナは、バーコードを読み取ると、読み取りデータの出力を行います。出力方法には以下の 4 種類が あります。 表 2-35 出力方法 OBRバッファ出力*1 キーメッセージ出力 クリップボード出力 キーボード出力 説明 レーザースキャナドライバ内のメモリに読み取りデータを出力します。 メモリ内に出力した読み取りデータは、レーザースキャナライブラリを使用して取得 します。 指定したウィンドウハンドルに対して、読み取りデータをウィンドウメッセージで出力 します。 ウィンドウハンドルは、レーザースキャナライブラリを使用して指定します。 読み取り結果を一度クリップ
※ この機能に関連するライブラリ関数は、以下のとおりです。 レーザースキャナライブラリ 読み取り許可状態の設定 OBROpen デコードデータ出力方式の設定 OBRSetBuffType デコードデータ出力方式の取得 OBRGetBuffType OBRバッファ 1 文字読み出し OBRGetc OBRバッファ 1 コード分のデコードデータの読み出し OBRGets OBRバッファ状態の取得 OBRGetStatus OBRバッファのクリア OBRClearBuff 読み取り完了条件 以下の条件を満たした場合、読み取りを完了します。 • 読み取り成功 • タイムアウト • OBRバッファ許容量オーバー • モジュール異常検出 読み取り完了通知 読み取り完了時に、アプリケーションに対して通知を行います。通知方法は以下の3種類あり、各方法に 対して有効・無効の設定を行うことが可能です。デフォルトは「ウィンドウメッセージによる通知」です。 表 2-36 通知方法 ウィンドウメッセージ イベント なし 説明 読み取り完了時に、指定したウィンドウハンドルに対して、ウィンドウメッセージを送 ります。また、ウィン
イベントの名称 イベントによる読み取り完了通知を行う場合、所定のイベント名は以下のレジストリにより変更することが可 能です。 [HKEY_LOCAL_MACHINE¥Drivers¥CASIO¥Laser] 表 2-37 キー名 設定値 sz:任意の名称 EventName レジストリに値がない場合の、デフォルトのイベント名は”OBRScanningEvent”となります。 イベント要因の取得 イベントによる読み取り完了通知を行う場合、読み取りが完了した要因を記録します。記録した要因は、レ ーザースキャナライブラリを使用して取得することが可能です。 ※ この機能に関連するライブラリ関数は、以下のとおりです。 レーザースキャナライブラリ イベントステータスの取得 OBRGetLastEventStatus コード固有の特殊動作設定 Code128 バーコードを読み取ったときに、特定の条件を満たす場合、特殊な動作を行うように設定するこ とが可能です。 バーコード種類 Code128 条件 FNC2 を含むバーコード読み取り時 FNC4 を含むバーコード読み取り時 動作 バーコードリーダにFNC2
2.2.
2.2.
レーザーフォーカス (レーザースキャナーモデルのみ対象) 隣り合うバーコードの両方にレーザーが照射してしまう状態で、バーコードの読み取りを行うと、どのバー コードを読み取ったのかわかりにくいといった場合があります。このような場合、レーザフォーカス機能を有 効にすると、バーコードの読み取り成功時に、読み取ったバーコードをレーザーによって指し示し、どのバ ーコードを読み取ったのかをユーザーに通知します。 レーザーフォーカスはレーザースキャナライブラリを使用して、有効/無効の設定が可能です。コントロー ルパネルの「スキャナ設定」でも設定できます。 デフォルトは「レーザーフォーカス無効」です。 ※ この機能に関連するライブラリ関数は、以下のとおりです。 レーザースキャナライブラリ レーザーフォーカスの設定 OBRSetFocus レーザーフォーカスの取得 OBRGetFocus トリガキー立上げ (レーザースキャナ / リニアイメージャモデルが対象) トリガキーを電源オン要因に設定しておくと、電源オフしているときにトリガキーを押すと電源をオンするこ とができます。 この設定で、スキャナを使用しているアプリケーション
ノイズフィルタ (レーザースキャナーモデルのみ対象) バーコードの背景色が白い場合は、読み取り時にノイズが発生しやすいため読み取りにくくなります。 このような場合には、フィルタを有効にしてノイズを除去することが可能です。 ただし、最初の1本目のバーが非常に細い場合、ノイズと判断して消去してしまい、バーコードが読めなく なる可能性があります。 必要に応じて、ソフトノイズフィルタのOn/Offを設定してください。 ※ ノイズフィルタはソフトノイズフィルタのみ有効です。 ※ この機能に関連するライブラリ関数は、以下のとおりです。 レーザースキャナライブラリ ノイズフィルタモードの設定 OBRSetFilter ノイズフィルタモードの取得 OBRGetFilter ノイズフィルタ開始時間の設定 OBRSetFilterOnTimer ノイズフィルタ開始時間の取得 OBRGetFilterOnTimer 48
ゲイン設定 (レーザースキャナーモデルのみ対象) レーザーモジュールのゲイン設定を切替えることができます。この設定を切替えると、遠目からのバーコー ドの読み取りや、高分解能なバーコードの読み取り性能を向上させることができます。 ゲイン設定 モード 0 モード 1 モード 2 モード 3 ゲインオート 内容 標準モード。 様々な印字品質のバーコードや、読取条件において、平均的な読取性能を発揮 します。 低感度モード。 低PCSバーコードに対する読取性能が向上します。 低PCSバーコード以外の読取性能については、他のモードに比べ低下します。 高感度モード。 遠目からのバーコードの読取性能が向上します。 それ以外の読取性能については、他のモードに比べ低下します。 超低感度モード。 バーの中に白く細い線や点が印字されて見えるバーコードや、スペースの中に 黒く細い線や点が印字されて見えるバーコードに対する読取性能が向上します。 それ以外の条件での読取性能については、他のモードに比べ低下します。 自動切替モード。モード 0~3 のうち、下記レジストリにより指定されたゲインモード を順次切替ながらスキャンを行いま
※ この機能に関連するライブラリ関数は、以下のとおりです。 レーザースキャナライブラリ ゲインコントロールの設定 OBRSetGainControl ゲインコントロールの取得 OBRGetGainControl 50
デュアルデコーダ(デコードレベル“高度”) (レーザースキャナーモデルのみ対象) デュアルデコーダは、まず標準のデコーダによりデコードを行い、読み取りに失敗した場合に限り、以下 の追加デコーダでの読み取りを行います。 • Code39 • Code128 • EAN 従来のデコーダでは、バーの太さの 2 値化または 4 値化を行う際に、1 キャラクタ分の黒バーと白バーの 太さの合計から 1 モジュールの平均を算出し処理していますが、黒と白のバー太さに大きな差があると正 しく読み取りことができません。そのため、上記追加デコーダでは、黒バーと白バーを分けて計算すること により、黒と白のバーの太さに差があるバーコードの読み取り許容範囲を拡大します。 ※ この機能に関連するライブラリ関数は、以下のとおりです。 レーザースキャナライブラリ デコードレベルを設定 OBRSetDecodeLevel デコードレベルを取得 OBRGetDecodeLevel デコードレベル“堅実モード” (レーザースキャナーモデルのみ対象) デコードロジックにおいて、下記コードに関するバーの比率チェックを厳しくした状態で読み取りをおこな
デコーダカスタマイズ (レーザースキャナーモデルのみ対象) 読み取り環境や印刷物の状態などに応じてデコーダをカスタマイズし、読み取り性能を効率よく向上しま す。 通常のデコードロジックの読み取り性能を保持するために、まず通常のデコーダによるデコードを行い、 デコードできなかった場合に、カスタマイズしたデコーダによるデコードを行います。 ※ コントロールパネルから設定することはできません。 表 2-39 カスタマイズ要素 要素 Right/Leftマージンの閾値変更 バーの太り・細り補正値変更 内容 Right/Leftマージン(バーコード左右の白い部分)として規定され ている閾値を変更します 各バー全体に対して、指定の幅だけ太らせたり、細らせたりして から、デコードします。 太らせる(または細らせる)値は変更可能です。 Right/Leftマージンの閾値変更 バーコードが枠に囲まれて印刷されている場合、RightマージンまたはLeftマージンが十分に確保されて いないために読み取りができない場合があります。Right/Leftマージン閾値を変更することで、以下のよう なバーコードの読み取りが行えるように
デコーダ学習機能 (レーザースキャナーモデルのみ対象) デコーダ学習機能とは、デコードを行う際の判定基準値や、閾値などのパラメータを自動的に変更するこ とにより、印字品質の悪いバーコードの読取精度を向上させるための機能です。 デコードのパラメータを変更すると、読み取りの特性も変化します。 読み取りの精度悪化を防ぐために、まずは標準のデコーダによるデコードを行い、その次にカスタマイズ デコーダによるデコードを行い、処理完了の時点でデコードできなかった場合にのみ、学習機能によるデ コードを行います。 デコード開始 標準デコード Yes デコード OK? No カスタマイズデコード Yes デコード OK? No 学習機能デコード Yes デコード OK? No デコード失敗 デコード成功 ※ この機能に関連するライブラリ関数は、以下のとおりです。 レーザースキャナライブラリ OBRSetDecodeLearningMode デコーダ学習機能の設定 OBRGetDecodeLearningMode デコーダ学習機能の設定を取得 53
パラメータの優先度変更機能 デコーダ学習機能において、読み取りに成功したときに使用したパラメータの使用優先順位を繰り上げま す。 これにより、同じ傾向のバーコードを連続して読み取る場合の読取レスポンスを向上させることができます。 パラメータの優先順位はRAM上のメモリに記録されるため、リセットを実行すると初期状態に戻ります。 誤読防止機能 バーコードの読取りを行う際に、デコード容易性を計算してバーコードの品質ランクを取得します。 もし、品質ランクが低い場合、誤読をしている可能性が高いため読取NGと判定します。これにより、誤読 の発生率を低下させます。 設定機能 デコーダ学習機能の有効/無効を切り替えることができます。レーザースキャナライブラリ、または設定ファ イルにより指定できます。 コントロールパネルの「スキャナ設定」でも、有効/無効を設定できます。 ※ 学習機能を有効にすると、印字品質の悪いバーコードに対する読取性能を向上させることができます。 しかし、読み取るバーコードによっては、逆に誤読の可能性が高くなる場合があります。 学習機能を使用する場合は、誤読回避のために、以下の設定も併せて行うようにして
学習機能対象パラメータ一覧 学習機能で変更対象となるパラメータは、「デコーダカスタマイズ」で示した 2 つのパラメータと、以下に示 す 8 つのパラメータです。 4 要素 キャラクタ間ギャップの閾値 ガードバー・デリネータの閾値 太細バー判断の閾値 太細バー判断の基準 太細バー判断の判定算出方 法 ノイズフィルタ閾値 キャラクタ間差異の閾値 最大・最小バーの閾値 内容 キャラクタ間ギャップ(複数の黒白バーで構成された各キャラクタ間 の白い部分)を構成するバーのとして規定されている閾値を柔軟に 変更できるようにする。 ガードバー(EAN / JAN / UPC-AのRight / Left / Centerガードバ ー、UPC-EのRight / Leftガードバー)や、デリネータ(Addon部と Addon以外のバーとの間にある白い部分)として規定されている閾値 を柔軟に変更できるようにする。 太細バーの判断として規定されている閾値を柔軟に変更できるよう にする。 太細バーの判断を行うための 基準となるのバー(StartBAR / CenterBAR / Margin等)を柔軟に変 更できるよう
2.2.7 動作設定情報ファイル コントロールパネルの「スキャナ設定」で設定した内容は、INI形式のファイルに保存されます。 設定ファイルの保存場所と名前は、“¥FlashDisk¥System Settings¥OBRDRV.
NW 7 Option 大項目 小項目 説明 範囲 初期値 NW7_MIN 有効最小桁数 2 2 NW7_MAX 有効最大桁数 63 63 NW7_OUTFORMAT 出力フォーマット 0 0 1 NW7_CHKD チェックデジット計算 0 0 1 WPC Addon Option NW7_CHKCH 0 設定内容 0: Start/Stopコードあり 1: Start/Stopコードなし 0: 無効 1: 有効 0: 無効 1: 有効 チェックキャラクタ 0 出力 1 WPCADDON_MIN 有効最小桁数 10 10 (固定) WPCADDON_MAX 有効最大桁数 18 18 (固定) WPCADDON_OUTFORMAT 出力フォーマット 0 0 0: 先頭の 0 出力あり 1: 先頭の 0 出力なし 0: 無効 1: 有効 1 WPCADDON_CHKD チェックデジット計算 0 1 1 WPCADDON_CHKCH チェックキャラクタ 1 1 有効 (固
IDF Option 大項目 小項目 ITF Option 範囲 初期値 設定内容 IDF_MIN 有効最小桁数 2 2 IDF_MAX 有効最大桁数 67 67 IDF_OUTFORMAT 出力フォーマット 0 0 出力フォーマットなし(固定) IDF_CHKD チェックデジット計算 0 1 0: 無効 1: 有効 0: 無効 1: 有効 1 IDF_CHKCH チェックキャラクタ 0 出力 1 ITF_MIN 有効最小桁数 4 ITF_MAX 有効最大桁数 94 94 ITF_OUTFORMAT 出力フォーマット 0 0 出力フォーマットなし(固定) ITF_CHKD チェックデジット計算 0 1 0: 無効 1 1: 有効 0: 無効 1: 有効 4 1 ITF_CHKCH CODE 93 Option 説明 チェックキャラクタ 0 1 出力 1 CODE93_MIN 有効最小桁数 1 3 CODE93_MAX 有効最大桁数 70 70 CODE9
大項目 小項目 説明 範囲 CODE128_MIN 有効最小桁数 CODE128_MAX 有効最大桁数 CODE128_OUTFORMAT ※6 出力フォーマット 初期値 1 2 98 98 0 0 設定内容 0: Full ASCII変換あり 1 1: Full ASCII変換なし 2 2: EAN-128 のみ出力※8 6 6: EAN-128 のみ出力※8 10: EAN-128 のみ出力※8 コードID出力 10 CODE 128 Option Fnc→GS変換 2 2: EAN-128 のみ出力※8 4 4: EAN-128 コードID付加※8 8 8: EAN-128 Fnc→GS変換 ※8 16 16: Code128 Full ASCII 変換なし 32 32: EAN-128 Full ASCII 変換なし※8 64 64 Code128/EAN-128 FNC2 連 結出力有効※8 128 128 Code128/EAN-128 FNC4 拡 張ASCII変換有効※8 CODE1
IATA Option 大項目 小項目 説明 範囲 初期値 設定内容 IATA_MIN 有効最小桁数 1 4 IATA_MAX 有効最大桁数 65 65 IATA_OUTFORMAT 出力フォーマット 0 0 無効 (固定) IATA_CHKD チェックデジット計算 0 0 0: チェックデジット計算なし 1 1: 末尾以外を計算 2 2: クーポンNo+データ計算 3 3: データ部のみを計算 4 4 mod10 IATA_CHKCH チェックキャラクタ 1 1 有効 (固定) RSS-14 Option 出力 RSS14_MIN 有効最小桁数 14 14 (固定) RSS14_MAX 有効最大桁数 14 14 (固定) RSS14_OUTFORMAT 出力フォーマット 0 0 0: 標準出力 1: A.I.
Option Mode Read 大項目 小項目 READMODE 範囲 読み取り方式設定 0 初期値 1 設定内容 0: 単発読み 1: 連続読み(トリガキー有り) 0: モード 0 1 1: モード 1 2 2: モード 2 3 3: モード 3 128 128 ゲインオート ※9 0 ゲイン設定 Gain Option GAIN 説明 0 Control Option BUZZER LEDCTRL LED設定 出力方式設定 無効 1: 有効 0: 無効 1 1: 有効 2 2: 有効、失敗時は無効 0: OBRバッファ出力 2 2: キー出力 3 3: クリップボード出力 4 4: キーボードイベント出力 0: 1 1: 2 2: + 3 3: 4 4: 終了コードなし 0: 通常読み 1: 段数読み 1: ソフトウェアフィルタ有効 2: ハードウェアフィルタ有効 0: 無効 1: 有効
大項目 小項目 KEY 説明 範囲 読み取り開始 ※4 SWING Option Focus FOCUS Option NOTIFICATION Option Option LEVEL MARGINCHECK Option Decode Decode Customise レーザーフォーカス 読み取り完了 通知方法 BARWIDTH Learning 振れ角制御モード 1: トリガキーL 2 2: トリガキーR 4 4: 決定キー(マルチキー) 8 8: カーソルキーL 16 16: カーソルキーR 32 32: カーソルキーUp 64 64: カーソルキーDown 128 128: ガントリガー 256 256: センタートリガー 0 259 設定内容 0: 制御なし 1 0 1: 大 2 2: 中 3 3: 小 ※9 Level Decode Notification Laser Laser Swing Option Scanning Key Option キー設定
RSS-14 Stacked・・・GS1 DataBar Stacked RSS Expanded Stacked・・・GS1 DataBar Expanded Stacked ※ 8:EAN-128 コードは 2006 年 1 月にGS1-128 に名称変更されています。 ※ 9:レーザ照射幅の制御における「振れ角大/振れ角中/振れ角小」のいずれかの設定と、ゲイン 設定における「ゲインオート」設定を組み合わせた状態で読み取りを行うと、バーコードの印 字品質によっては、読み取り性能が低下することがあります。「振れ角大/振れ角中/振れ角小」 のいずれかの設定を使用する場合は、ゲイン設定は「ゲインモード 0~3」のいずれかに設定し て下さい。また、「ゲインオート」の設定を使用する場合は、レーザ照射幅設定は「振れ角制 御なし」に設定して下さい。 ※ 10:リニアイメージャモデルの場合デコードレベルの設定は難読バーコード読み取り強化機能 の設定として使用できます。 読み取にくいバーコード(かすれ、低コントラスト、ノイズなどによるもの)の読み取りや、 暗所での読み取り性能を強化します。 デコードレベル 標準 高度 説
2.2.
2.3 C-MOSイメージャ ※ 本機能は、DT-X7M52 / DT-X7M52S / DT-X7M52SB で使用できます。 2.3.
表 2-43 2D Stackedコード コード 最小桁数 最大桁数 チェック キャラクタ Code49 PDF417 MicroPDF Codablock F (※1) EAN8 / 13 Composite RSS Composite (※3) UCC / EAN128 Composite (※2) TLC39 RSS-14 (Stacked type) included Standard Omni directional (※3) RSS Expanded (Stacked type) (※3) 1 1 1 0 81 2,000 366 200 常に有効 常に有効 常に有効 常に有効 チェック キャラクタ 出力 常に無効 常に無効 常に無効 常に無効 8 338 常に有効 常に無効 2 338 常に有効 常に無効 6 2,361 常に有効 常に無効 - 279 常に有効 常に有効 常に無効 常に無効 20 常に有効 常に無効 14 1 備考 ※ 1.
2.3.
※ この機能に関連するライブラリ関数は、以下のとおりです。 イメージャライブラリ 読み取り方式の設定 IMGSetDecodeMode 読み取り方式の取得 IMGGetDecodeMode シンボルをテキストデータとして読み取り IMGWaitForDecode IMGWaitForDecodeRaw シンボルをバイナリデータとして読み取り 68
2.3.
IMGSetITF IMGGetITF IMGSetISBT IMGGetISBT IMGSetMaxicode IMGGetMaxicode IMGSetMicroPDF IMGGetMicroPDF IMGSetMSI IMGGetMSI IMGSetPDF417 IMGGetPDF417 IMGSetQR IMGGetQR IMGSetRSS IMGGetRSS IMGSetTLC39 IMGGetTLC39 IMGSetUPCA IMGGetUPCA IMGSetUPCE IMGGetUPCE ITF(Interleaved 2 of 5)コードのデコードオプション設定 ITF(Interleaved 2 of 5)コードのデコードオプション取得 ISBTコードのデコードオプション設定 ISBTコードのデコードオプション取得 Maxicodeコードのデコードオプション設定 Maxicodeコードのデコードオプション取得 MicroPDFコードのデコードオプション設定 MicroPDFコードのデコードオプション取得 MSIコードのデコードオプション設定 MSIコードのデコードオプション取得 PDF41
2.3.
2.3.
印字太さ調整機能 バーの太い、もしくは細いシンボルの読み取りを向上する機能です。7 段階で設定することができます。 通常は設定する必要はありませんが、読み取りにくいと感じた場合は、この値を調整すると、読み取りが向 上することがあります。 細い 1 デフォルト 2 3 4 太い 5 6 7 図 2-5 ※ この機能に関連するライブラリ関数は、以下のとおりです。 イメージャライブラリ 現在の印字太さ調整を取得 IMGGetPrintWeight 印字太さ調整を設定 IMGSetPrintWeight 73
デコードウィンドウ機能 エイマーが照射されている位置を中心にデコード範囲を指定する機能です。一枚の帳票に複数のシンボ ルが印刷されているときに特定のシンボルのみをデコードする場合に有効です。 デコードウィンドウにモード 1、モード 2 を指定した場合は、中心付近のシンボルのみを読み取るように、デ コード範囲が自動的に決定されます。 デコードウィンドウにユーザー設定を指定した場合は、デコード範囲を座標で指定することができます。 設定 無効 モード 1 モード 2 ユーザー設定 説明 デコードウィンドウ機能は無効 中心付近の単一シンボルを読み取るのに使用 中心のCompositeコードを読み取るのに使用 デコード範囲を座標で指定します 備考 デコードウィンドウを指定してシンボルをスキャンすると、デコードウィンドウにシンボルの一部が含まれた 場合のみ、そのシンボルを読み取ります。下図の場合、シンボルAはデコードウィンドウ内に含まれていな いため読み取りを行いませんが、シンボルBはシンボルの一部が含まれているため読み取りを行います。 なお、エイマーの照射位置は目安です。シンボルのスキャナの距離や角度などで変わ
デコード白黒反転機能 通常のシンボルとは異なる、黒字に白で印字されたシンボル(白黒反転シンボル)を読み取る機能です。 白黒反転モードを指定すると、白黒反転シンボルを読み取ることができます。 設定 白黒反転なし 白黒反転あり 白黒反転なし・あ り両対応 説明 通常のシンボル(白地に黒で印字されたシンボル)を読み取り ます。 白黒反転シンボル(黒地に白で印字されたシンボル)を読み取 ります。 通常のシンボルと白黒反転シンボルの両方を読み取ります。 ただし、読み取りスピードは若干遅くなることがあります。 備考 デフォルト 白黒反転モードを指定すると、通常の反転していないシンボルは読めなくなってしまいますのでご注意く ださい。 QRコード、DataMatrixコード、Aztecコードについては、本設定に関係なく、通常のシンボル、白黒反転シ ンボルの両方を読み取ることができます。 ※ この機能に関連するライブラリ関数は、以下のとおりです。 イメージャライブラリ IMGGetDecodeReverse デコードの白黒反転の有無を取得します IMGSetDecodeReverse デコードの白黒反転の有無を設定します
連結シンボルの自動連結 イメージャはシンボルの連結をサポートしています。 以下の連結シンボルを読み取ると、読み取ったデータは内部バッファに格納され、連結終了シンボル、ま たは、すべての連結シンボルを読み終わった後に、すべてのデータが結合されて出力されます。 ※ 連結シンボルを読む場合は、デコードモードを「通常読み」に設定してください。 デコードモードを「多段読み」または「一括読み」に設定すると、連結シンボルが正しく読めないことが あります。 表 2-48 シンボルの種類 Code93 連結対象 先頭データがスペースの Code93 コード Code49 先頭がモード 1(M=1)で 始まるCode49 コード 連結識別子を含む QR Code QR Code 連結方法 1. 先頭がスペースで始まるシンボルを読み取ると、読 み取ったデータは出力されず、内部のバッファに 格納されます。 2. 更にスペースで始まるシンボルを読み続けると、デ ータは読み取った順番に内部バッファで結合され ます。出力はされません。 3.
バイナリデータの読み取り シンボルから読み取ったデータを、通常の文字列としてではなく、バイナリデータとして出力することがで きます。 これにより、暗号化されたデータや画像、音声などのバイナリデータや、NULL文字によって区切られた文 字列などを読み取ることができます。 ※ この機能に関連するライブラリ関数は、以下のとおりです。 イメージャライブラリ IMGWaitForDecodeRaw シンボルをバイナリデータとして読み取り イメージキャプチャ機能 画像データをキャプチャする機能です。 2 階調もしくは 256 階調のグレースケール画像データとして出力されます。JPEGライブラリとあわせて使用 することにより、キャプチャした画像をJPEGファイルとして保存することが可能です。 画像を間引くことにより、解像度を下げて出力することができます。そのときの画像サイズは下表のとおり です。 表 2-49 倍率 1/1 倍 1/2 倍 1/4 倍 任意 画像サイズ 752×480 ピクセル 376×240 ピクセル 188×120 ピクセル 指定されたサイズ ※ この機能に関連するライブラリ関数は、以下のとおり
サイン切り出し機能 シンボルとサインを一括してスキャンし、デコードしたシンボルデータと、切り出したサイン画像を同時に出 力する機能です。 サインの位置とサイズは、シンボルの位置を基準に、ユーザーアプリケーション内で指定します。 上下逆さに読み取ったり、斜めから読み取ったりした場合も、シンボルの上方向が画像データの上方向に なるように、補正されて出力されます。 シンボルの中心位置 C M O S サイズ指定 S c a n n e r シンボルの中心からの相対位置を指定 図 2-6 対応シンボル - Code39 - Codabar (NW7) - Code128 - PDF417 - Aztec ※ この機能に関連するライブラリ関数は、以下のとおりです。 イメージャライブラリ 切り出し画像を取得 IMGCaptureSign シンボルをテキストデータとして読み取り IMGWaitForDecode IMGWaitForDecodeRaw シンボルをバイナリデータとして読み取り 78
ストリーミング表示機能 スキャナを動作させ続けて、画像を連続表示する機能です。 イメージキャプチャ機能と組み合わせて使用することにより、カメラのファインダとして使用することができま す。 表 2-50 項目 画像サイズ 縮小(間引き)指定 切り出しサイズ 階調 フレームレート 値 188×120 ピクセル 1/1 倍、 1/2 倍、 1/4 倍 任意の位置 256 階調グレースケール 最大で 15 fps (※) ※ 周囲の明るさや、システム負荷(動作中のプログラムなどによる)の影響によって変化します。 ※ この機能に関連するライブラリ関数は、以下のとおりです。 イメージャライブラリ ストリーミングを開始 IMGStartStream ストリーミング画像を取得 IMGGetStreamData ストリーミングを停止 IMGStopStream イルミネーションとエイマー DT-X7 のイメージャデバイスには、照明用のイルミネーション(赤色LED)と、読み取り位置を示すエイマー (赤色レーザー)が搭載されています。 イルミネーションとエイマーは、それぞれ、点灯/消灯を指定できます。 イルミネーションLE
イメージャAPO イメージャ機能が一定時間使用(シンボル読み取り、イメージキャプチャ、サインキャプチャ、ストリーミン グ)されていなかった場合、自動的にイメージャデバイスの電源を切る機能です。 イメージャAPO後にイメージャ機能を使用する場合、イメージャデバイスの電源を自動的に入れます。 APO時間は 0~1800 秒の範囲で、秒単位に設定することが可能です(デフォルトは 60 秒)。また、イメー ジャAPOは無効にすることもできます。 イメージャの電源がオフしている間は消費電流が抑えられますが、イメージャの電源オンには数十~数百 ミリ秒の時間がかかります。このため、APO時間を短く設定すると、レスポンスが遅く感じられることがありま す。 ※ この機能に関連するライブラリ関数は、以下のとおりです。 イメージャライブラリ オートパワーオフタイマ値の設定 IMGSetImagerAPO オートパワーオフタイマ値の取得 IMGGetImagerAPO 80
2.3.6 動作設定情報ファイル コントロールパネルの「イメージャ設定」で設定した内容は、INI形式のファイルに保存されます。 設定ファイルの保存場所と名前は、“¥FlashDisk¥System Settings¥IMGSet.
バーコード別の初期値リスト 設定が有効なパラメータは、バーコードによって異なります。 バーコードごとの有効な設定項目については、次に示す初期値リストを参照してください。 [Code39] [UPCE] Enable=0 Enable=0 Min=2 Output Check Digit=0 Max=48 Request Addon=0 Output Start/Stop Code=0 Separate Addon=0 Read On Check Char=0 Append 2Digit Addon=0 Output Check Char=0 Append 5Digit Addon=0 Full ASCII=0 Output System Number=0 Append=0 Expand Version E=0 [Codabar(NW7)] [Interleaved2of5(ITF)] Enable=0 Enable=0 Min=2 Min=4 Max=60 Max=80 Output Start/Stop Code=0 Read On Check Digi
[Code11] [Composite] Enable=0 Enable=0 Min=4 Min=1 Max=80 Max=2435 Read On 2 Check Digit=1 UPCE EAN Composite Enable=0 [ISBT] [Maxicode] Enable=0 Enable=0 Min=1 [RSS] Max=150 Enable=0 Only Carrier Message=0 Min=1 [DataMatrix] Max=80 Enable=0 [Code49] Min=1 Enable=0 Max=1500 Min=1 [QR Code] Max=81 Enable=0 [PDF417] Min=1 Enable=0 Max=3500 Min=1 [Aztec] Max=2750 Enable=0 [MicroPDF] Min=1 Enable=0 Max=3750 Min=1 [TLCode39] Max=2750 Enable=0 [CodaBlock] Enable=0 Min=0 Max=2
共通動作設定 バーコードの種類に依存しない設定項目です。 表 2-52 項目名 設定内容 設定値 初期値 [PrintWeight] セクション 印字太さ調整値の指定 1 から 7 4 Aimer エイマーの照度指定 0 または 100 100 Illumination イルミネーションの照度指定 0 または 100 100 読み取り方式の指定 0:通常読み 0 PrintWeight [Intensity] セクション [Multi Step] セクション ReadMode 1:多段読み 2:一括読み ReadTimes 連続読み取り回数の指定 2 から 10 2 Separator 一括読み時の区切り記号指定 文字をint型にキャスト 0 した値 [Scan Mode] セクション Scan Mode 0:屋外 スキャンモードの指定 1 1:屋内(窓際) 2:屋内 3:倉庫 [Decode Deliberation] セクション Decode Deliberation デコード熟考度の設定 100:読み取り非常に速い、 400 コード
2.3.7 他デバイスとの同時使用 イメージャのデコード機能、ストリーミング機能、イメージキャプチャ機能と、他デバイスとの同時使用の可 否を以下に示します。 表 2-53 デバイス USB IrDA Bluetooth 無線LAN 使用可否 △ × ○ ○ ○:同時に使用可能です。 △:同時に使用できる可能性がありますが、動作保証対象外です。 ×:同時に使用しないでください。 2.3.
2.4 USB 2.4.1 基本仕様 USB 切り替え • USBFunction/Hostの切り替えを行います。 • USBFunction/Hostの切り替えは、I/Oボックスからの信号によって行います。アプリケーションから切り 替えることはできません。 • I/OボックスにUSBデバイスが接続され、本体がUSBデバイスを認識している間では、切り替えは行いま せん。USBデバイスを切断すると切り替えを行います。 • 現在のUSBFunction/Hostの状態は、コントロールパネルの「USB接続状態」で確認すること可能で す。 USB Function • • • • USB 1.1 フル・スピードをサポートします。 PC側の”wceusbsh.dll”と通信を行います。 ActiveSyncを使用してPCと接続・通信を行うことが可能です。 FLCE/LMWINを使用して通信を行うことが可能です。(ActiveSyncを無効にして下さい) USB Host • • • • • • USB 1.
2.4.2 COMポート USBで使用するCOMポートは以下のとおりです。 表 2-55 USB Function USB-MODEM 2.4.
2.5 IrDA 2.5.1 サポート速度 IrDAは、以下の物理速度をサポートします。 表 2-57 経由 SIR FIR IrDAプロトコル 9600、19.2K、38.4K、57.6K、115.2K bps 4M bps 9600、19.2K、38.4K、57.6K、115.2K bps - RAW IR • IrDAプロトコル使用時の通信速度は、相手機器とのネゴシエーションで自動的に決定します。 • 自機と相手機とのサポート速度のうち両方でサポートしている最高速度で通信を行います。 • アプリケーションによる転送速度の設定はできません 2.5.
2.6 Bluetooth 2.6.
2.6.
2.6.
2.6.5 通信手順 Bluetoothを使用した通信の基本的な手順は、以下のとおりです。 1. Bluetoothの初期化 Bluetoothツール、またはBluetoothライブラリを使用して、初期化を行います。 Bluetoothモジュールの電源がONになり、Bluetoothプロトコルスタックの初期化を実行します。 ※ この機能に関連するライブラリ関数は、以下のとおりです。 Bluetoothライブラリ Bluetoothプロトコルスタックの初期化 BTInitialize 2. デバイスの探索 Bluetoothツール、またはBluetoothライブラリを使用して、デバイス探索を行います。 デバイス探索用の電波を送信し、周囲にある使用可能なBluetooth機器から機器情報を取得しま す。 ※ この機能に関連するライブラリ関数は、以下のとおりです。 Bluetoothライブラリ 接続するBluetooth機器のデバイス情報の取得 BTGetDeviceInfo 3.
5. Bluetoothの接続 Bluetoothツール、またはBluetoothライブラリを使用して、Bluetoothを接続します。 Bluetooth接続完了後は、切断を実行するまで選択したプロファイルを使用してBluetooth通信を行 うことが可能です。 ※ この機能に関連するライブラリ関数は、以下のとおりです。 Bluetoothライブラリ Bluetooth仮想シリアルプロファイルで接続を実行 BTConnectSerial Bluetooth PANプロファイルで接続を実行 BTConnectPAN Bluetoothヘッドセットへの接続を実行 BTConnectHeadset 6.
2.6.
2.6.8 サスペンド/レジューム時処理 Bluetooth使用時に本体のサスペンドを実行すると、本体内蔵Bluetoothデバイスの電源を自動的にOFF します。その後本体のレジュームを行うと、内蔵Bluetoothデバイスの電源も自動的にONしますが、一度 電源がOFFされたことにより、Blueooth通信に必要なパラメータが初期状態に戻るため、Bluetoothデバイ スに再度これらのパラメータ設定する必要があります。このため、Bluetoothスタックの再初期化を実行す る必要があります。 Bluetooth設定ツールを使用している場合は、Bluetooth設定ツールがサスペンド/レジュームを自動的に 検出して、Bluetoothスタックの再初期化を自動的に実行します。 ただし、Wake On Bluetoothを有効に設定している場合には、サスペンドを実行しても内蔵Bluetoothデ バイスの電源はONのままですので、Bluetoothスタックの再初期化は行わいません。 ※ Wake On Bluetoothの設定方法は、Bluetoothライブラリマニュアルを参照してください。 2.6.
2.6.10 Wake On Bluetooth Bluetooth機器から本体に通信を行うことにより、サスペンド中の本体をレジュームすることが可能です。 Bluetooth携帯電話を使用して本体をレジュームし、Bluetoothダイヤルアップ通信を行う場合の動作シー ケンスの例を、以下に示します。 1. 2. 3. 4. 5. 6. 7. 本体とBluetooth携帯電話に、あらかじめ相手Bluetooth機器との接続情報を設定。 本体をサスペンド、Bluetooth携帯電話をメール着信待ち状態にして、サーバからのメールを待つ。 Bluetooth携帯電話がサーバからタスクメールを受信。サーバはメール送信後、通信を切断。 Bluetooth携帯電話がマスターとして動作し、本体に対してBluetooth接続を実行。 本体は、レジュームした後Bluetooth接続を完了、Bluetooth携帯電話からタスクメールを受信。 本体は、タスクメール受信後、Bluetooth接続を一旦切断。 本体のアプリケーションがBluetooth携帯電話に対して、ダイヤルアッププロファイルでBluetooth接続 を実行。 8.
3. 別端末で無線LANまたはBluetooth利用時に通信が失敗した場合、できるだけ別端末と離れて再度 通信を行ってください。 4. 無線LAN通信を行う場合、可能な限り無線LANアクセスポイントの近くで利用してください。Bluetooth 機器は基本的にユーザーの近くにあると想定されるため、干渉の影響は主に無線LAN側に発生する と思われます。アクセスポイントから離れるとBluetoothからの干渉の影響が増加するため、無線LAN 通信が失敗した場合、できるだけ無線LANアクセスポイントに近付き再度通信を行ってください。 ※ 上記いずれの方法においても、導入前にサイト設計・システム設計を十分に行った上で、無線LANと の同時使用の動作確認を行ってください。 2.6.
2.7 無線LAN ※ 本機能は、DT-X7M50 / DT-X7M52 には搭載していません。 802.11bおよび 11gは 2.4GHz帯の、免許不要で使用可能なISM(Industry、Science、Medical)バンドの 電波を利用し、近距離の通信を行います。 デバイス名について DT-X7 では、DeviceIoControl()を使用して無線LANドライバのデータを取得する場合に使用するデバイ ス名は“PY55BG1”となります。 2.7.
2.7.
2.7.3 ローミング 2 つ以上の同一SSIDのアクセスポイントが存在する環境下で、自動的に接続するアクセスポイントを切り 替えます。 1. 通信可能なアクセスポイントを探索し、それぞれのアクセスポイントの電波状態をリスト化 2. 現在接続しているアクセスポイントと、リスト内のアクセスポイントの電波状態を比較 3. 比較の結果、リスト内のアクセスポイントの方が電波状態が良い場合は、当該アクセスポイントにローミ ング要求 4.
切断処理 以下の場合、アクセスポイントとの無線接続を切断します。切断の判断およびローミング処理はモジュー ル内のファームウェアが行います。 1. 他の電波使用機器からの干渉、ノイズ、同一または隣接チャネルでの無線LAN通信などにより、周囲 の電波状況が悪くなった場合。 2. アクセスポイントとの距離が離れすぎた場合や、障害物により電波強度が弱くなった場合 3. 上記の状態を回避できるローミング可能なアクセスポイントが見つからない場合 レジューム処理 本体レジューム時には、以下の一連の処理を行います。 1. ドライバアンロード 2. ドライバロード 3. 初期化 4. アクセスポイントスキャン 5. アクセスポイントリスト作成 6. アクセスポイント接続 7.
2.7.5 動作設定情報ファイルによる無線設定 動作設定情報ファイルを使用して、無線LAN設定のデフォルト値を設定することが可能です。 動作設定情報ファイルをDT-X7 に配布することで、無線LANの設定を簡単に行うことが可能です。 • 動作設定情報ファイルは、”¥FlashDisk¥System Settings¥WLANCFG.
ファイルフォーマット ファイルフォーマットは、以下のINIファイル形式です。 • 動作設定情報ファイルの最大サイズは 60Kbyteです。 • 行頭が”;”の行はコメントとみなします。(行の途中からはコメントとはみなしません。) • KEYとVALUEの区切りは”=”です。スペース、タブなどもKEYやVALUEに含みます。 “SSID=□XXX”と=の後にスペースを入れた場合には、SSIDの値はスペース+XXXとなります。 • 行の最後はCRまたはCR/LFです。 • 行の最大長は 256Byteです。 • セクション名、KEY、VALUE共、大文字、小文字を区別しません。 [WLAN]セクション 無線LAN全体の設定を行います。 表 2-63 キー WLANPOWER POWERSAVE WLANCFG RoamingRSSILevel RoamingAvailableTime RoamingRSSISpan BandConfig MAX_SCAN_TIME SCAN_CHANNELS WLAN_CFG_TOOL 設定値 無線LAN電源のOFF/ONを指定します。 1:電源ON 0:電源OFF
[STATIC]セクション 内蔵デバイスが接続するアクセスポイントを指定します。 接続する内容により、設定内容が異なります。 表 2-64 キー SSID ADHOC WEP KEYINDEX KEYDATA SECURITY AUTH WEP_OPEN_KEYINDEX WEP_OPEN_KEY WPA_PEAP_USER WPA_PEAP_PASS WPA_PEAP_DOMAIN WPA_PEAP_VALIDATESERVER WPA_TLS_USER WPA_TLS_DOMAIN WPA_TLS_VALIDATESERVER 設定値 SSIDを指定します。 インフラストラクチャ/アドホックの指定をします。 1:インフラストラクチャ 0:アドホック WEPの有無を指定します。 1:WEP無し 0:WEP有り WEPキーのINDEXを、0~3 の範囲で指定します。 暗号化したWEPキーデータを指定します。 40 ビットWEPの場合は 20 バイト 108 ビットWEPの場合は 52 バイト 無線LAN設定ツールで作成してください。 セキュリティ設定を指定します NONE WEP WPA WP
キー WPA2_PEAP_USER WPA2_PEAP_PASS WPA2_PEAP_DOMAIN WPA2_PEAP_VALIDATESERVER WPA2_TLS_DOMAIN WPA2_TLS_VALIDATESERVER WPA2_TLS_CERTIFICATE WPA2_PSK_KEY 設定値 WPA2_PEAPのユーザー名を指定します WPA2_PEAPのパスワードを指定します WPA2_PEAPのドメインを指定します。 WPA2_PEAPのサーバ証明書の有効無効を指定します 0:サーバ証明書無効 1:サーバ証明書有効 WPA2_TLSのドメインを指定します WPA2_TLSのサーバ証明書の有効無効を指定します 0:サーバ証明書無効 1:サーバ証明書有効 WPA2_TLSのクライアント証明書のフレンドリ名を指定します WPA2_PSKのキーを指定します。(16 バイトから 128 バイト) STATIC セクションの設定例 WEP接続の接続例(DT5200 との互換を考慮した設定) [STATIC] SSID=tunami ADHOC=0 WEP=1 KEYINDEX=0 KEYDATA=
WPA/TLS接続の設定例 [STATIC] SSID=tunami SECURITY=WPA AUTH=TLS WPA_TLS_USER=user WPA_TLS_DOMAIN=domain WPA_TLS_CERTIFICATE=certname WPA_TLS_VALIDATESERVER=1 106
[TCPIP]セクション 内蔵デバイスのIPアドレスの設定を行います。 表 2-65 キー DHCP IPADDRESS SUBNETMASK DEFAULTGATEWAY DNS1 DNS2 WINS1 WINS2 設定値 DHCPの有効/無効を指定します。 1:DHCP有効 0:DHCP無効 DHCP有効を指定した場合には、以下の設定は無効となります。 IPアドレスを指定します サブネットマスクを指定します。 デフォルトゲートウェイを指定します。 プライマリDNSサーバアドレスを指定します。 セカンダリDNSサーバアドレスを指定します。 プライマリWINSサーバアドレスを指定します。 セカンダリWINSサーバアドレスを指定します。 動作設定情報ファイルの例 動作設定情報ファイルの標準的な記述例は、以下のとおりです。 [WLAN] WLANPOWER=1 POWERSAVE=1 WLANCFG=1 BandConfig=1 RoamingRSSILevel=-78 RoamingAvailableTime=15 RoamingRSSISpan=1 MAX_SCAN_TIME=105 SCAN_CHA
2.8 電源制御 2.8.1 低電圧監視制御 低電圧検出レベルには、以下の 4 つがあります。 表 2-66 レベル VDET1 VDET2 VDET3 内容 主電池電圧低下警告 主電池電圧低下OFF 主電池電圧低下緊急 OFF カード電圧低下OFF VDETCF 動作 主電池低下警告表示 電源OFF 緊急OFF 次回立ち上げ - レジューム(立上げ時警告あり) ウオームブート(立上げ時警告あり) 電源OFF レジューム(立上げ時警告あり) メインバッテリ メインバッテリの状態とレベルを以下に示します。 表 2-67 表記 詳細 状態 外部 外部電源 外部電源が供給されていて、充電が完了している状態 レベル 充電 通常 1 充電中 メインバッテリ O.K.
ユーザー通知方法 メインバッテリ、またはサブバッテリが「残りわずか」の状態になると、システムはWM_POWERBROADCAST メッセージで通知します。メッセージの詳細は下表のとおりです。 表 2-69 電池種別 Message wParam lParam メインバッテリ WM_POWERBROADC AST WM_POWERBROADC AST PBT_APMBATTERYLOW 0 PBT_APMOEMEVENT SUBBATTERYLO W サブバッテリ #define WM_POWERBROADCAST #define PBT_APMBATTERYLOW #define PBT_APMOEMEVENT 通知間 隔 5秒 5分 0x0218 0x0009 0x000B サブバッテリ検出時はlParamに下記値が入ります。 #define SUBBATTERYLOW 0x0200 アプリケーションから電圧監視を行う場合は、GetSystemPowerStatusEx2() APIを使用します。 取得可能な値を以下に示します。 表 2-70 ACLineStatus
2.8.
2.8.
2.8.
2.8.
2.8.
2.8.
SysSetVirtualOffMode(ENABLE) SysDisablePowerOff 通常モード 擬似オフモード SysDisableAPO ON 状態 SysSetVirtualOffMode(DISABLE) SysEnablePowerOff ▲1 PBT_APMSUSPEND SysEnableAPO タッチパネル OFF キーロック ディスプレイ OFF オーディオ OFF 現在の CPU モードを取得 タッチパネル ON キーロック解除 ディスプレイ ON オーディオ ON CPU モードを前の状態に戻す CPU モードを POWERSAVE に変 更 PBT_APMRESUMESUSPEND 擬似オフモード OFF 状態 図 2-9 注意点 擬似オフモード中に電圧低下警告メッセージ(PBT_APMBATTERYLOW)を受け取った場合、アプリケー ションは擬似オフモードから抜けて、操作者に警告を行うようにしてください。そのままの状態で使用を続 けると、電池電圧の低下による電源OFF(本来の電源OFF)が発生します。これが原因で操作者に混乱を 与えたり、擬似オフモー
2.8.
※VOFFで個々のデバイスは以下の状態に入ります。 表 2-74 デバイス 表示 キー 無線LAN Bluetooth IrDA USB スキャナ 2.8.9 内容 動作不可 動作不可 動作可 動作可 動作可 動作可 動作可 デバイス オーディオ ブザー バイブレータ LED FlashDisk CPU 内容 動作不可 動作不可 動作不可 動作可 動作可 104MHz 充電/給電 オプションのデュアル充電器(HA-F32DCHG)を使用することにより、付属の電池を充電することが可能で す。 USB I/Oボックス(HA-F60IO) 、LAN I/Oボックス(HA-F62IO) 、置くだけ充電器(HA-F30CHG)に、本体を 装着することで給電および充電が可能です。 2.8.
2.8.
2.9 セキュリティ 2.9.1 本体パスワード設定 WindowsCEに搭載されているパスワード設定です。 コントロールパネルの「パスワード」を使用して設定します。 4 2.9.2 日付と時計プロパティのパスワード設定 ユーザーが本体の日付と時計設定を変更できないように、コントロールパネルの「日付/時刻」を開くため のパスワードを設定することが可能です。Windowsフォルダの下のPASSTOOLを使用して設定します。 パスワードは、個別ID設定などとともにFlashROMに格納します。 4 2.9.3 個別ID設定 個別IDは端末個体を識別するユニークなコードです。 システムライブラリを使用して個別IDを読み取ることが可能です。 ※ この機能に関連するライブラリ関数は、以下のとおりです。 システムライブラリ DeviceIDの取得 SysGetDeviceIDCode 2.9.
3.
3.1 Bluetooth接続 Bluetooth デバイスとの接続を実行します。 3.1.
ツールバー構成 デバイス一覧画面のツールバー構成を以下に示します。 表 3-3 ツールバー構成 アイコン 説明 メインメニューを表示します マルチメニューを表示します (表示されている画面により、メニュー内容が変わります) 複数の画面が開いているとき、現在の画面を閉じます 複数の画面が開いているとき、画面を選択して移動します Bluetooth機器の探索を実行し、デバイス一覧の表示を更新します メニュー構成 デバイス一覧画面のメニュー構成を以下に示します。 表 3-4 メインメニュー項目 項目 マイデバイス ショートカット デフォルトデバイス Wakeupを有効にする ヘッドセットを使用する セットアップウィザード バージョン 最小化 終了 機能 DT-X7 本体の設定画面を表示します (詳細は3.1.3 参照) 作成されたショートカットの一覧を表示します (詳細は3.1.4 参照) 設定されたデフォルトデバイスの一覧を表示します (詳細は3.1.
デバイスの探索 デバイスの探索を実行するには、ツールバーの (更新)ボタンをクリックします。 デバイスを発見した後、デバイス一覧の内容を更新します。 デバイスのプロパティ マルチメニューまたはコンテキストメニューの「プロパティ」を選択すると、以下のデバイスのプロパティ画面 を表示します。 デバイスアドレス デバイスのBluetoothアドレスを表示します。 デバイス名 デバイスの名前を表示します。 デバイスタイプ デバイスの種類を表示します。 ボンディング済み このデバイスと「デバイスの信頼」を実行したかどうかを表示します。 図 3-2 このデバイスを常に一覧に表示する このデバイスを常にデバイス一覧に表示するかどうかを表示します。 PassKeyの交換 デバイスの信頼やサービスの取得、Bluetooth接続を実行すると、PassKey(PINコード)を要求する以下 の画面を表示することがあります。 接続する機器にPasskeyが指定されている場合は、それと同一の Passkeyを、Passkeyが指定されていない場合はお互いに同一の Passkeyを入力して下さい。 • 入力する文字は任意のASCI
3.1.
ツールバー構成 サービス一覧画面のツールバー構成を以下に示します。 表 3-8 ツールバー構成 アイコン 説明 デバイス一覧画面に戻ります メインメニューを表示します マルチメニューを表示します (表示されている画面により、メニュー内容が変わります) 複数の画面が開いているとき、現在の画面を閉じて上位画面に戻ります 複数の画面が開いているとき、画面を選択して移動します サービス情報を再取得し、サービス一覧の表示を更新します OBEXおよびFTP以外のプロファイルを使用してBluetooth接続を実行すると、画面のツールバー構成は 以下にしめすように変化します。 表 3-9 ツールバー構成 アイコン 説明 メインメニューを表示します マルチメニューを表示します (表示されている画面により、メニュー内容が変わります) 現在の画面を閉じてサービス一覧画面に戻ります (Bluetoothが接続中の場合は、接続を切断します) 複数の画面が開いているとき、画面を選択して移動します (Bluetooth接続状態のまま、サービス一覧画面に戻ることができます) Bluetooth接続の切断を実行します。画面はサービス
シリアルポートプロファイル(SPP)接続 シリアルポートプロファイル(SPP)をサポートするBluetoothデバイスと接続し、仮想シリアル通信を行うこ とができます。 シリアルポートプロファイル接続の実行 サービス一覧の (シリアルポートアイコン)をダブルクリックすると、以下のBluetooth接続画面を表示し、 シリアルポートプロファイルによる接続を実行します。 図 3-5 接続完了後、通信アプリケーションを起動して、仮想シリアルポートを使用した通信を実行します。 シリアルポートプロファイル接続の切断 Bluetooth接続画面のツールバー( す。 アイコン)をクリックして、シリアルポートプロファイル接続を切断しま Bluetooth接続画面を閉じる場合は、ツールバーの 127 アイコンをクリックします。
シリアルポートタイプActiveSync接続の実行 シリアルサービスのアイコンを長押ししてコンテキストメニューを表示し、「ActiveSync接続に使用する」を 選択すると、サービスのアイコンが (ActiveSyncアイコン)に変化します。 図 3-6 ActiveSyncアイコンをダブルクリックすると、シリアルプロファイルを使用したActiveSync接続を実行しま す。 シリアルサービスをActiveSync接続に使用しない場合は、ActiveSyncアイコンを長押ししてコンテキストメ ニューを表示し、「ActiveSync接続に使用しない」を選択します。 ※ PCとActivesync通信を行う場合にはPC側ActiveSyncが、Bluetoothシリアルポートを使用する仮想 COMポート番号に設定する必要がりあります。 シリアルポートタイプActiveSync接続の切断 「シリアルポートプロファイル接続の切断」と同じ手順で切断します。 128
ダイヤルアップネットワーク(DUN)接続 ダイヤルアップネットワーク(DUN)を使用して、Buetoothデバイスとダイヤルアップ通信を行うことができま す。 サービス一覧画面の (ダイヤルアップアイコン)をダブルクリックすると、次の画面が表示されます。 ダイヤル画面 ダイヤルアップ接続の電話番号が設定されていない場合には、以下の画面を表示します。 図 3-7 電話番号を入力して「OK」ボタンをクリックします。 ネットワークログオン画面 ダイヤルアップ接続の電話番号が設定されていると、以下の画面を表示します。 図 3-8 ユーザー名、パスワード等を入力し「OK」ボタンをクリックすると、ダイヤルアップ接続を開始します。 129
BluetoothDUN設定画面 ネットワークログオン画面の「プロパティ」ボタンをクリックすると、以下のBluetoothDUN設定画面を表示し ます。 図 3-9 BluetoothDUN設定画面を使用して、各種設定を行います。 BluetoothDUN設定画面の詳細を以下に示します。 [VPN]タブ バーチャルプライベートネットワーク(VPN)の設 定を行います。 [TCP/IP]タブ ダイヤルアップ通信のTCP/IPに関する設定を行 います。 図 3-10 図 3-11 130
[プロキシ]タブ プロキシの設定を行います 図 3-12 [モデム]タブ モデムに関する設定を行います。 図 3-13 ダイヤルアッププロファイル接続の切断 ダイヤルアップ接続完了後、Bluetooth接続画面のツールバーの ププロファイル接続を切断します。 Bluetooth接続画面を閉じる場合は、ツールバーの 131 アイコンをクリックして、ダイヤルアッ アイコンをクリックします。
パーソナルエリアネットワーク(PAN) パーソナルエリアネットワーク(PAN)Bluetoothデバイスと接続して、TCP/IP通信を行うことができます。 パーソナルエリアネットワークプロファイル接続の実行 サービス一覧画面の (パーソナルエリアネットワークアイコン)をダブルクリックすると、以下のBluetooth 接続画面を表示して、パーソナルエリアネットワークプロファイルによる接続を実行します。 図 3-14 接続完了後、通信アプリケーションを起動して、TCP/IPを使用した通信を実行します。 パーソナルエリアネットワークプロファイル接続の切断 Bluetooth接続画面のツールバーの 接続を切断します。 アイコンをクリックして、パーソナルエリアネットワークプロファイル Bluetooth接続画面を閉じる場合は、ツールバーの 132 アイコンをクリックします。
ネットワーク設定の変更 パーソナルエリアネットワーク接続のネットワーク設定を変更する場合は、コントロールパネルを開き、「ネ ットワークとダイヤルアップ設定」を開きます。 「RX_BTPAN1」というアイコンをダブルクリックすると、以下の設定画面が表示されるので、IPアドレス等の 設定を行います。 図 3-15 133
Object Pushプロファイルによるファイル転送 サービス一覧画面で、 (名刺アイコン)、 (カレンダーアイコン)、 イコン)のサービスをダブルクリックしてファイル転送を行います。 (電子メールアイコン)、 (メモア ※ 上記ファイルの転送を実行する前に、転送するファイルをあらかじめ指定しておく必要があります。指 定方法については、3.1.
Bluetooth FTPによるファイル操作 Bluetooth FTPを使用したファイル転送およびファイル/フォルダ操作を行います。 Bluetoothデバイスのサービス一覧から (ファイルアイコン)をダブルクリックすると、相手Bluetoothデバ イスのBluetooth FTPサービスに接続し、以下のBluetooth FTP画面を表示します。 リモートファイルリスト ローカルファイルリスト 図 3-17 Bluetooth FTP画面では、以下のファイル操作を行うことができます。 - ファイル送信 - ファイル受信 - フォルダ移動 - 新規フォルダ作成 - ファイル名変更 - ファイル削除 135
ツールバー構成 Bluetooth FTP画面のツールバー構成を以下に示します。 表 3-11 ツールバー構成 アイコン 説明 メインメニューを表示します マルチメニューを表示します Bluetooth FTP接続を切断し、現在の画面を閉じてサービス一覧画面に戻ります 複数の画面が開いているとき、画面を選択して移動します (Bluetooth FTP接続状態のまま、サービス一覧画面に戻ることができます) 現在のフォルダの位置を表示します表示をツリー表示に切り替えます ファイルのソート方法を指定します(ファイル名、日付、ファイルサイズ) 一つ上のフォルダへ移動します アクティブなリストのファイル一覧を更新します メニュー構成 Bluetooth FTP画面のメニュー構成を以下に示します。「リモートファイルリスト」、「ローカルファイルリスト」 共通です。 表 3-12 コンテキストメニュー項目[ファイル選択時] 項目 最新の情報に更新 コピー 削除 ダイレクトコピー ダイレクトムーブ 名前の変更 新規フォルダ すべて選択 機能 リストを更新 選択したファイルをコピー 選択したファイルを削除 選択したファ
ファイル送信 ローカルファイルリストから送信するファイルを選択して、「ダイレクトコピー」または「ダイレクトムーブ」を選 択します。 ローカルからリモートにファイルをコピー ローカルからリモートにファイルを移動 図 3-18 ※ 送信中は画面下に進捗を表示します。 ファイル受信 リモートファイルリストから受信するファイルを選択して、「ダイレクトコピー」または「ダイレクトムーブ」を選 択します。 リモートからローカルにファイルをコピー リモートからローカルにファイルを移動 図 3-19 ※ 受信中は画面下に進捗を表示します。 137
新規フォルダ作成 リモートファイルリストまたはローカルファイルリストのメニューから「新規フォルダ」を選択して、新規フォル ダを作成します。 図 3-20 ファイル名変更 リモートファイルリストまたはローカルファイルリストのファイルを選択して、「名前の変更」を選択します。 図 3-21 138
ファイル削除 リモートファイルリストまたはローカルファイルリストのファイルを選択して、「削除」を選択します。 図 3-22 Bluetooth FTPの終了 Bluetooth FTPファイル転送を終了してデバイス一覧に戻るには、ツールバーの す。 139 アイコンをクリックしま
Bluetoothヘッドセットとの接続 Bluetoothヘッドセットサービスを使用して、Bluetoothヘッドセットとの接続を行うことができます。 ヘッドセット接続の実行 サービス一覧の (ヘッドセットアイコン)をダブルクリックすると、以下のBluetooth接続画面を表示して、 ヘッドセットプロファイルによる接続を実行します。 図 3-23 ヘッドセットのボリュームの変更 ヘッドセット接続の完了後、Bluetooth接続画面の「スピーカの音量」および「マイクの音量」を変更するこ とにより、ヘッドセットのボリュームを変更することができます。 ヘッドセット接続の切断 Bluetooth接続画面のツールバーの アイコンをクリックして、ヘッドセット接続を切断します。 Bluetooth接続画面を閉じる場合は、ツールバーの 140 アイコンをクリックします。
3.1.
サービス設定 Bluetooth接続ツールで使用するサービス(プロファイル)を選択します。 図 3-25 サービス設定画面で表示するサービスの一覧を以下に示します。 表 3-15 サービス一覧 項目 機能 名刺ファイル転送(クライアント) カレンダー送信 Eメール送信 メモファイルの送信 Bluetooth FTPファイル転送(クライアント) シリアルポート接続(クライアント) Bluetoothダイヤルアップ接続 Bluetooth LANアクセスポイントとの接続 Bluetooth PANアクセスポイントとの接続 Bluetoothヘッドセットとの接続(クライアント) Bluettooth FTPファイル転送(サーバ) OBEXファイル受信(サーバ) シリアルポート接続(サーバ) Bluetoothヘッドセットとの接続(サーバ) 名刺にアクセス カレンダーにアクセス 電子メールにアクセス メモにアクセス ファイルにアクセス シリアルポートにアクセス DUN経由でのインターネットアクセス LAN経由でのインターネットアクセス PAN経由でのインターネットアクセス Bluetoothヘッドセットにア
共有フォルダ設定画面 Bluetooth FTP通信をサーバモードで使用する場合に使用する共有フォルダを設定します。 図 3-26 共有フォルダの作成 Bluetooth FTP通信で使用する共有フォルダを作成します。 共有フォルダの名前 共有フォルダの名前を設定します。 ここで設定した名前を、マスターのデバイスがFTP接続を実行 したときに表示します。 共有フォルダのパス 共有フォルダのパスを設定します。 ここで設定したパスが、マスターのデバイスがFTP接続を実行 したときにアクセスできるようになります。 図 3-27 読み取り専用 共有フォルダを読み取り専用に設定します。 読み取り専用に設定した共有フォルダには、ファイルを書き込 むことができません。 共有フォルダの削除 共有フォルダを削除するには、削除対象共有フォルダのコンテキストメニューから「削除」を選択します。 143
設定画面 「サービス」「共有フォルダ」以外のBluetooth接続ツールの設定を変更します。 [デバイス]タブ DT-X7 のBluetoothデバイス名を設定します。 他のBluetoothデバイスがDT-X7 を探索したとき、ここに設定したデバイス名が表示されます。 デバイスアドレス Bluetoothアドレスを表示します。 デバイス名 Bluetoothデバイス名を設定します。 (ASCII文字で最大 100 文字) デバイスタイプ Bluetoothデバイスの種類を表示します。 図 3-28 [探索]タブ Bluetoothデバイスの探索に関する設定を行います。 起動時にデバイスを自動的に発見 Bluetooth接続ツール起動時に、デバイス探索を自動的に実行 します。 デバイスの探索時間 デバイス探索を行う時間を、秒単位で設定します。 [ボンディング済み]および[常に表示]に該当するデバイスが 圏外の場合は灰色で表示する ‘信頼済み’と‘常に表示する’に設定したBluetoothデバイス が、デバイス探索で見つからなかった場合は、灰色で表示しま す。 図 3-29 他の Bluetooth デ
[オブジェクト]タブ OBEXファイル転送で送信するファイルを設定します。 受信フォルダの場所 Object Push通信でファイルを受信するフォルダを 指定します。 オブジェクトの種類 「名刺」「カレンダー」「電子メール」「メモ」の中から、送信するオ ブジェクトの種類を選択します。 オブジェクトの場所 オブジェクトの種類で選択したオブジェクトに対応する 送信ファイルを指定します。 図 3-30 [セキュリティ]タブ Bluetooth規格で定められているセキュリティ機能の設定を行います。 認証設定 Bluetooth接続の際に認証を行うかどうかの設定を行います。 認証を使用しない Bluetooth接続の際に認証を行いません。 サービス取得以外で認証を使用する サービス取得以外のBluetooth接続の際に認証を行います。 常に認証を使用する サービス取得を含めた全てのBluetooth接続の際に認証を行い ます。 図 3-31 認証を有効にすると、接続時にPassKey入力画面が表示されま す。 指定したパスキーを認証に指定する 通常、Bluetooth認証の際にはPassKey入力画面が表示されま
[Bluetooth V1.2]タブ Bluetoothバージョン 2.0 でサポートする、Fast Connection機能とAFH機能(適応型周波数ホッピング機 能)の設定を行います。 Faster Connection を有効にする Faster Connection機能(Bluetooth接続短縮機能)を有効にす るかどうかを設定します。 無効 AFH機能を無効に設定します。 自動 AFH機能を自動モードで使用する設定にします。 指定した無線 LAN チャネルを避ける AFH機能において、指定した無線LANチャネルに対応する周波 数帯域を使用しない設定にします。 図 3-32 Bluetooth で使用される周波数を設定する Bluetoothに割り当てられている周波数帯域(2402~2480MHz) のうち、実際に使用する周波数帯域を直接指定します。 詳細設定 AFH機能で「指定した無線LANチャネルを避ける」または 「Bluetoothで使用される周波数を設定する」を選択した場合の 詳細な設定を行います。 [詳細設定]画面 [Bluetooth V1.
※ 「指定した無線LANチャネルを避ける」「Bluetoothで使用される周波数を設定する」のいずれの設定に おいても、使用可能なBluetooth周波数の合計が 20MHz未満の場合は、エラーが表示されます。使 用可能なBluetooth周波数が 20MHz以上になるように再設定してください。 ※ 「指定した無線LANチャネルを避ける」の設定において、無線LANのチャネル番号とBluetoothが使用 しない周波数の対応については、以下の表を参照してください。 表 3-16 無線LAN チャネル番号 1 2 3 4 5 6 7 Bluetoothが使用しない 周波数範囲(MHz) 2402 ― 2423 2406 ― 2428 2411 ― 2433 2416 ― 2438 2421 ― 2443 2426 ― 2448 2431 ― 2453 147 無線LAN チャネル番号 8 9 10 11 12 13 14 Bluetoothが使用しない 周波数範囲(MHz) 2436 ― 2458 2441 ― 2463 2446 ― 2468 2451 ― 2473 2456 ― 2478 2461
3.1.
ショートカットによる接続 ショートカットを使用して接続を行う場合は、「メインメニュー」-「ショートカット」メニューを選択して、以下の ショートカット一覧画面を表示します。 ショートカット一覧画面 図 3-35 メニュー構成 ショートカット一覧画面のメインメニュー項目は、デバイス一覧画面と同じです。 ショートカット一覧画面のコンテキストメニュー、およびマルチメニューの項目を以下に示します。 表 3-17 コンテキストメニュー/マルチメニュー項目一覧 項目 接続 ショートカットの削除 自動的に接続する 機能 指定したショートカットを使用してBluetooth接続を実行します 指定したショートカット設定を削除します 指定したショートカットを自動接続設定にします 149
接続 ショートカット設定に従ってBluetooth接続(OBEXの場合はファイル転送)を実行します。 ショートカットをダブルクリックした場合も、同様の動作を実行します。 自動的に接続する ショートカットのコンテキストメニューから「自動的に接続する」を選択すると、次回からBluetooth接続ツー ル起動時に自動的に接続を実行します。 「自動的に接続する」を設定したショートカットは、アイコンの左側に星印のマークが表示されます。 図 3-36 すでに自動接続が設定されているショートカットに対して、コンテキストメニューの「自動的に接続する」を 選択した場合には、自動接続設定を解除します。 ショートカットの削除 ショートカットのコンテキストメニューから「ショートカットの削除」を選択して、ショートカット設定を削除しま す。 150
3.1.
デフォルトデバイスを解除 デフォルトデバイス一覧画面で、デフォルトデバイスの「コンテキストメニュー」-「解除」を選択します。 指定のデバイスのデフォルトデバイス設定を 解除しますとなります。 図 3-39 152
3.1.6 セットアップウィザード画面 セットアップウィザードを使用して、Bluetooth接続ツールの初期設定を行います。 初期設定の手順 デバイス一覧画面の「メインメニュー」-「セットアップウィザード」を選択すると、以下の画面を順次表示しま す。 1. 2. 3. 4. ようこそ画面 共有フォルダ設定画面 サービス設定画面 終了画面 それぞれの画面での設定内容を以下に示します。 1. ようこそ画面 デバイス名とパスキーを、必要に応じて設定します。 • デバイス名は、3.1.3 の設定内容に反映されます。 • パスキーは、3.1.3 の設定内容に反映されます。 4 4 図 3-40 2. 共有フォルダ設定画面 Bluetooth FTP通信をサーバモードで使用する場合に必要とな る、共有フォルダを作成します。 • 共有フォルダ設定は、3.1.3 の設定内容に反映されます。具 体的な設定方法については、3.1.
3. サービス設定画面 Bluetooth接続ツールで使用するサービス(プロファイル)を選 択します。 • チェックをONにしたサービスが有効になります。 • サービス設定は、3.1.3 の設定内容に反映されます。 4 図 3-42 4.
3.1.
3.
3.
WPAについては、PSK、EAP-PEAP、EAP-TLSの認証が設定できます。 PSKについては、Keyを設定します。 図 3-49 EAP-PEAP、EAP-TLSについては、EAP-Propertiesボタンを押すことで、User name, Domain Validate server等が設定できます。 図 3-50 158
[WLAN]タブ WLANの基本設定を行います。無線電源、パワーセーブ、無線電波規格およびローミング閾値が設定で きます。 図 3-51 [詳細]タブ その他の詳細設定を行います。無線の設定と無線状態表示をどのアプリケーションで設定するかを指定 できます。NetUIとは、MS toolsの名前です。また、アドホック接続、推奨しないセキュリティ設定の許可お よび設定ファイルのコメントを設定することができます。 図 3-52 159
高度な設定 ボタン 無線周波数設定と、ローミング動作に関する設定ができます。 図 3-53 バージョン ボタン 図 3-54 設定を変更し、OKボタンを押すと以下の確認画面が表示され、設定したタブごとの内容を設定ファイルに 保存するかしないかを指定できます。この画面でさらにOKボタンを押すと端末が再起動し、設定された内 容で無線が動作します。キャンセルを押すと設定ファイルへの保存は設定どおりに行いますが、端末は 再起動しないので、次回端末をリセットするまで、設定内容は反映しません。 図 3-55 160
既存(Microsoft標準)設定 既存(Microsoft 標準)設定画面は、以下の手順で表示することが出来ます。 1. CASIOオリジナル設定の[詳細]タブで、「無線LAN状態表示/LAN管理ツール」のNetUI/NetUIを選択 し、[OK] ボタンを押します。 2. コントロールパネルの「WLAN電源設定」で、WLANの電源を入れます。 すると、タスクバーに、下図のアイコンが表示されます。 4 図 3-56 3.
“詳細設定...”ボタン 詳細設定画面を表示して、無線LAN接続の詳細設定を行います。 4 “記録...”ボタン 無線LAN接続の動作ログを表示します。 ワイヤレスプロパティ画面 図 3-58 “ネットワーク名(SSID)” ネットワーク(SSID)の名前を指定します。 “これは adhoc ネットワークです” AdHocモードで通信を行う場合は、チェックボックスをオンにします。 ただし、接続の問題が発生するためAdHocモードの使用は推奨しません。 “暗号化” 暗号化の種類を“無効”、“WEP”から選択します。 “WEP”を選択した場合は、以下の項目に必要に応じて適切な値を指定します。 • 認証 • ネットワークキー • キーインデックス • キーが自動的に提供される • 802.
詳細設定画面 図 3-59 “Windows を使用して設定を構成する” ネットワーク設定の構成にWindowsを使用する場合は、チェックボックスをオンにします。 その場合、以下の項目に必要に応じて適切な値を指定します。 • 優先するネットワーク • 優先されていないネットワークに自動的に接続する • アクセスするネットワーク 163
3.
3.
3.6 PCとの接続 PCとの接続方法を設定します。 図 3-62 “PC にケーブル接続をする” I/Oボックス経由でPCとActiveSync接続を行う場合は、チェックボックスをオンにします。 “接続方法の変更...
3.
3.8 アプリケーションの削除 インストール済みのプログラムを削除します。 図 3-66 削除するアプリケーションを一覧から選択し、“削除”ボタンを押してプログラムを削除します。 ※ 本体ROM内蔵のプログラムは削除できません。 3.
“ユーザーエージェント” ユーザーエージェントを選択します。 “全画面表示で起動する” 次回起動時に全画面表示をする場合は、チェックボックスをオンにします。 “キャッシュサイズ” キャッシュサイズを、KB単位で指定します。 “キャッシュのクリア(A)”ボタン キャッシュをクリアします。 “履歴のクリア(T)”ボタン 履歴をクリアします。 [接続]タブ 図 3-68 “LANを使用(E)” 接続にLANを使用する場合は、チェックボックスをオンにします。 “自動ダイヤル名(A)” LANを使用しない場合の自動ダイヤル名を選択します。 “プロキシサーバを使用してインターネットにアクセスする(I)” インターネットのアクセスにプロキシサーバを使用する場合は、チェックボックスをオンにします。 その場合、以下の項目に必要に応じて適切な値を指定します。 • アドレス • ポート • ローカルアドレスにはプロキシサーバを使用しない 169
[セキュリティ]タブ 図 3-69 “インターネット“、“ローカルイントラネット“、“信頼されたサイト“、“制限付きサイト“、それぞれのゾーンご とのセキュリティを設定します。 “サイト(I)...”ボタン サイト追加画面を表示して、ゾーンにサイトを追加します。 “設定(S)...
[プライバシー]タブ 図 3-70 “プライバシーレベル” プライバシーレベルを選択します。 “既定(D)” 設定内容をデフォルトの値に戻します。 “詳細設定(A)” プライバシー詳細設定画面を表示して、プライバシーの詳細設定を行います。 “サイト(S)” サイト選択画面を表示して、サイトごとのプライバシー設定を行います。 [詳細設定]タブ 図 3-71 それぞれの項目の有効/無効を、必要に応じて指定します。 TVStyleやソフトインプットパネルの表示/非表示の設定は、ここで行います。 171
[ポップアップ]タブ 図 3-72 “ポップアップを禁止(B)” ポップアップを禁止する場合は、チェックボックスをオンにします。 “例外(E)....
3.
[その他]タブ 図 3-74 “ユーザ定義キー” ユーザー定義キーの有効/無効を指定します。 “めくりキー自動確定” めくりキーの有効/無効を指定します。 有効にした場合は、確定までの待ち時間を設定します。 174
3.
[デバイス名]タブ 図 3-77 “デバイス名” デバイスの名前を指定します。 デバイスの名前に空白を含めることはできません。 “デバイスの説明” デバイスの説明文を指定します。 [著作権]タブ 図 3-78 OSの著作権情報を表示します。 176
3.12 ターミナルサーバーのクライアントライセンス ターミナルサービスクライアントの認証ライセンスを表示します。 図 3-79 “ライセンスの登録(L)” ターミナルサービスのライセンスを指定します。 “削除”ボタン 指定のターミナルサービスライセンスを削除します。 “登録...
3.13 ダイヤル テレフォニー設定を行います。 図 3-80 “発信元(L)” 設定対象のテレフォニー情報を選択します。 “新規…”ボタン 新しい発信元を作成します。 “削除”ボタン 発信元を削除します。 “市外局番” 市外局番を指定します。 “国/地域番号” 国/地域番号を指定します。 “トーン”/“パルス“ 回線の種類を選択します。 “キャッチホン機能の解除” キャッチホン機能を解除する場合は、チェックボックスをオンにします。 “ダイヤル” キャッチホン機能を解除するダイヤルを指定します。 “編集...
3.
新しい接続の作成画面 1. 接続情報の設定 図 3-82 接続の名称と種類を指定して、“次へ”ボタンを押下します。 2.
3.
接続設定画面 [IP アドレス]タブ 図 3-85 “IP アドレスを DHCP サーバーから取得” DHCPサーバーを使用する場合に、チェックします。 “IP アドレスを指定” DHCPサーバーを使用せず、直接IPアドレスを指定する場合に、チェックします。 この場合、”IPアドレス”、”サブネットマスク”、”デフォルトゲートウェイ”を指定する必要があります。 [ネームサーバー]タブ 図 3-86 必要に応じて、”プライマリDNS”、”セカンダリDNS”、”プライマリWINS”、”セカンダリWINS”を指定します。 182
3.15 バージョン情報 OS、ブートセクション、ローダー、およびサービスパックのバージョンを表示します。 図 3-87 3.
3.
3.
[設定]タブ 図 3-91 “電源設定(P)” 設定対象の電源設定を“バッテリ電源”、“AC電源”から選択します。 “状態をユーザーアイドルに変更(U)” ユーザーアイドル状態に移行するまでの時間を選択します。 “状態をシステムアイドルに変更(Y)” システムアイドル状態に移行するまでの時間を選択します。 ※ ユーザーアイドル・システムアイドルは、設定された時間にOS内部でイベントが発生し、周辺デバイス に対してスリープやスタンバイ状態にするためのものです。 ※ DT-X7 においては、必要なときにデバイスに電源を入れ、使用後には電源を切るという省電力設計に なっているため、上記の設定をしてもシステム的に状態は変わりません。(CPUは上記設定に関係なく、 実行プロセスがなくなればアイドル状態になり、消費電流を抑えます) “状態をサスペンドに変更(S)” サスペンド状態に移行するまでの時間を選択します。 サスペンドは、実行するべきプロセスがなく、キー入力やタッチパネル押しなどのアクティビティが無くなっ て、本体電源がOFFするまでの時間を示しています。 オートパワーオフまでの時間は、“状態をユーザーアイドル
[デバイスの状況]タブ 図 3-92 デバイスの電源レベルを表示します。 187
3.
3.
3.
3.22 スキャナ設定 スキャナデバイスの設定を変更します。 ※ 本機能は、DT-X7M52 / DT-X7M52S / DT-X7M52SB には搭載していません。 ※ 設定パラメータの詳細は、「2.
[スキャナ動作/スキャナ動作 2]タブ 図 3-99 図 3-100 192
コード読み取り時の、以下のスキャナ動作を指定します。 • 読取方法 • 振れ角モード • レーザフォーカス • 出力先バッファ • 追加コード • デコードレベル(デュアルデコーダ) • 読取動作 • フィルタ • 照合回数 • 読取回数 • タイムアウト時間 • フィルタ開始時間 • ゲイン • 学習機能 [読取通知]タブ 図 3-101 以下の読み取り通知方法を指定します。 • LED点灯 • ブザー音 • バイブレーター振動 193
[読取キー]タブ 図 3-102 以下のトリガキーの有効/無効を設定します。 • 左トリガキー • 右トリガキー • 左キー • 右キー • 上キー • 下キー • センタートリガー • ガントリガー 194
[その他]タブ 図 3-103 “OBR キャリブレーション”ボタン OBRキャリブレーション画面を表示して、レーザスキャナ振れ角の調整を行います。 ※ レーザスキャナ振れ角は、工場出荷時に調整されています。振れ角がずれてしまったと思われる場合 にのみ、この機能で調整してください。 “デフォルト設定に戻す”ボタン 設定内容を無効にして、すべてデフォルトの状態に戻します。 “ログ情報を取得する”ボタン スキャナ部、デコード部それぞれのログ情報を取得します。 ログファイルの名称は、以下のとおりです。 スキャナ部:“¥ObrLog.dat” デコード部:“¥DecodeLog.
3.23 イメージャ設定 C-MOSイメージャデバイスの設定を変更します。 ※ 本機能は、DT-X7M50 / DT-X7M50S / DT-X7M50SB には搭載していません。 ※ 設定パラメータの詳細は、「2.
[詳細設定] タブ 図 3-107 読み取り対象コードの有効/無効と、読み取り有効桁数の最小値と最大値を指定します。 197
[デコード] タブ 図 3-108 デコードウィンドウ “通常(全体読み取り)”、“中心付近の 1D/2Dコード”、“中心付近のCompositeコード”から選択します。 デコードウィンドウに通常以外を指定した場合は、中心付近のシンボルのみを読み取るように、デコード範 囲が自動的に決定されます。 デコード熟考度 “Very Quick”、”Quick”、“Normal“、“Deliberate“、“Very Deliberate“から選択します。 “Deliberate”、“Very Deliberate”を指定した場合、より多くのシンボル読み取りが可能になりますが、デコ ードのスピードは遅くなります。 印字濃度 バーの太い、もしくは細いシンボルの読み取りを向上する機能です。7 段階で設定することができます。 通常は設定する必要はありませんが、読み取りにくいと感じた場合は、この値を調整すると、読み取りが向 上することがあります。 特殊コード読み取りサポート(白黒反転コード) 通常のシンボルとは異なる、黒字に白で印字されたシンボル(白黒反転シンボル)を読み取る機能です。 白黒反転モードを指定すると、白
[露光・照明] タブ 図 3-109 エイマー 読み取り位置を示すエイマーの強度を設定します。 イルミネーションLED 照明用に使用するイルミネーションLEDの強度を設定します。 199
[連続読み] タブ 図 3-110 読み取り方式(通常読み/多段読み/一括読み)の指定と、関連する項目を設定します。 [システム] タブ 図 3-111 Scanner APO イメージャ機能(シンボル読み取り、イメージキャプチャ、サインキャプチャ、ストリーミング)が一定時間使 用されなかった場合、自動的にイメージャの電源をOFFするまでの時間を設定します。 0 を指定すると、自動電源OFFをしなくなります。 トリガーキーによるデバイスの電源ON オンに設定すると、トリガキーを押したときに、本体の電源をONします。 200
[IMGRead] タブ 図 3-112 アプリケーションプログラムIMGRead(イメージスキャナ読み込み)に関する設定です。 4 タイムアウト 読取タイムアウト時間を設定します。 250~10000(ミリ秒)の範囲で、250 ミリ秒単位で指定できます。 スキャン実行中に、トリガキーを離すか、タイムアウト時間が経過すると読取が停止します。 追加出力 出力結果の末尾に追加する文字(キー入力)を設定します。 読取通知 読取完了時の通知方法を設定します。 出力方式 読取完了時の出力方式を設定します。 201
[バージョン情報] タブ 図 3-113 バージョン情報を表示します。 202
3.
[表示]タブ 図 3-115 “配色(S)” デスクトップの配色を選択します。 “登録(V)...
3.
フォーマット警告画面 図 3-117 FlashDiskのフォーマットを行う前に警告画面を表示します。 “はい(Y)“ボタン FlashDiskのフォーマットを行います。 “いいえ(N)“ボタン FlashDiskのフォーマットをキャンセルします。 FlashDiskのフォーマット後、コンピュータを自動的に再起動します。その前に作業中のデータを保存し、 起動しているアプリケーションを終了してください。“OK”ボタンでフォーマットが開始されます。 図 3-118 206
3.
[メモ]タブ 図 3-120 “メモ” 任意の内容を指定します。 “メモを表示する” 起動時にメモを表示する場合は、チェックボックスをオンにします。 [ネットワーク ID]タブ 図 3-121 “ユーザー名” ネットワークリソースのアクセスに使用するユーザー名を指定します。 “パスワード” ネットワークリソースのアクセスに使用するパスワードを指定します。 “ドメイン” ネットワークリソースのアクセスに使用するドメインを指定します。 208
3.27 証明書 信頼する証明書を編集します。 図 3-122 証明書の種類を“信頼機関”、“自分の証明”、“他の機関”から選択します。 “インポート(I)...
3.28 地域 地域/数値/通貨/日付/時刻の表示方法や書式を設定します。 [地域]タブ 図 3-123 ロケールを選択します。 “カスタマイズ(C)...
[入力]タブ 図 3-125 既定の言語を、リストのチェックボックスをオンにして選択します。 211
3.
3.30 入力パネル 現在の入力方法や、オプションを変更します。 図 3-127 “現在の入力方法(M)” 現在の入力方法を選択します。 コンボボックスで選択した入力方法が、入力パネルのデフォルトになります。 “オプション(O)...
3.
[バックライト]タブ 図 3-130 “バックライトを自動的に減光” バッテリ使用時の自動減光有効/無効と、有効の場合の減光までの時間を指定します。 “バックライトを自動的にオフ” バッテリ使用時/外部電源使用時の自動オフ有効/無効と、有効の場合のオフまでの時間を指定します。 ※ 自動減光とバックライトオフの両方を設定した場合は、設定時間の短い方が有効となります。 [バージョン情報]タブ 図 3-131 バージョン情報を表示します。 215
4.
4.1 Internet Explorer インターネットやイントラネットのWebページを表示することができます。 メニュー画面 図 4-1 • IE 6.0 for WindowsCEモジュールを採用しています。 • Kerberos、TLS Ver. 1.0、SSL Ver. 2.0 and 3.0、SGCをサポートします。 • JScript5.
ツールバー構成 表 4-3 項目 戻る 機能 直前に表示していたページに戻る 進む 戻る前に表示していたページに移動する 最新の情報に更新 現在のページを、最新の情報に更新 ホームページ ホームページに戻る お気に入り お気に入りメニューの表示 218
4.
4.
4.
4.5 リモートデスクトップ接続 RDP5.5 ベースのリモートデスクトップクライアントです。 Microsoftのリモートデスクトップ機能を用いて、ターミナルサービスを実行しているWindowsマシンをリモ ート操作します。 接続手順は、以下のとおりです。 1. 接続先コンピュータの指定 図 4-5 接続先コンピュータのコンピュータ名、またはIPアドレスを入力します。 2.
ログインが成功すると接続先コンピュータのデスクトップを表示します。 図 4-7 223
<補足>リモートデスクトップで、DT-X7 のスキャナを使用するには DT-X7 のスキャナで読み取ったコードを、組み込みのアプリケーションを利用してリモートコンピュータに 送信する手順を示します。 1. アプリケーションプログラムの「レーザースキャナ読み込み」または「イメージスキャナ読み込み」を起動 しておきます。 2. タスクトレイのアイコン( )から、「スキャナ設定」または「イメージャ設定」を呼び出し、読み取り結果の 出力先を「キーボード出力」に設定します。 4 4 4 スキャナ設定 ([スキャナ動作]タブ) 4 4 イメージャ設定 ([IMGRead]タブ) 4 図 4-8 図 4-9 3. リモートデスクトップ接続を起動し、オプション画面で、使用するキーボードを「ローカルコンピュータ」 に設定します。 図 4-10 4.
4.
4.
バックアップ手順 バックアップの手順は、以下のとおりです。 1. バックアップの開始 図 4-12 バックアップ先を選択し、“バックアップ“ボタンを押下します。 2.
3. バックアップの実行 図 4-14 バックアップ実行中画面を実行します。 4.
リストア手順 リストアの手順は、以下のとおりです。 1. リストアの開始 図 4-16 バックアップ元を選択し、“リストア“ボタンを押下します。 2.
3. リストアの実行 図 4-18 リストア実行中画面を実行します。 4.
コマンドライン起動 バックアップツールをコマンドとして使用する場合の起動方法は、以下のとおりです。 CF_Backup.
4.
RSS-14 Stacked・・・GS1 DataBar Stacked RSS Expanded Stacked・・・GS1 DataBar Expanded Stacked 233
4.9 レーザースキャナ読み込み ※ 本機能は、DT-X7M52 / DT-X7M52S / DT-X7M52SB には搭載していません。 バーコード、2Dコードの読み取りと、読み取り結果の出力を行います。 ※ 読み込み結果の出力方法は、「3.22 スキャナ設定」による設定に従います。 4 4 操作手順 1. レーザースキャナ読み取りの起動 タスクトレイに起動中を示すアイコン( )を表示します。 2. アプリケーションを起動 読み取り結果を受け取るアプリケーションを起動します。 3. 読み取りの開始 トリガキーを押すと、読み取りを開始します。 4.
4.
イメージキャプチャ イメージャから取り込んだ画像を、JPEG形式のファイルとして保存することができます。 トリガーキーを押下すると、プレビューを開始します。再度トリガーキーを押下すると、キャプチャーを行っ て、プレビューを終了します。 実行後、JPEGファイルの保存先が、画面に表示されます。 サインキャプチャ 1 回のスキャンで、バーコードと手書きのサインを読取り、読取ったコードとサインの画像を表示します。 トリガーキーを押下すると、スキャンを実行します。 また、“<”、“>”ボタンを押下することにより、エイマーの点灯/非点灯を切り替えることができます。 236
4.11 イメージスキャナ読み込み ※ 本機能は、DT-X7M50 / DT-X7M50S / DT-X7M50SBには搭載していません。 1Dコード、2Dコードの読み取りと、読み取り結果の出力を行います。 ※ 読み込み結果の出力方法は、「3.23 イメージャ設定」による設定に従います。 4 4 操作手順 1. 「イメージスキャナ読み込み」の起動 起動中であることを示すアイコン( )を、タスクトレイに表示します。 2. アプリケーションを起動 読み取り結果を受け取るアプリケーションを起動します。 3. 読み取りの開始 トリガキーを押すと、読み取りを開始します。 4.
4.12 本体間コピー アプリケーションのインストールや各種設定を行ったマシンを親機とし、この親機と同じ内容を子機に複製 (上書きコピー)を行います。 送信内容 表 4-11 対象 内容 備考 FlashDiskのファイルすべて FlashDisk ※ 子機を親機の完全な複製とするためには、コピーを行う前に、子機側を必ず本体RAMをフルリセットし、 FlashDiskをクリアな状態にしてください 本体間コピー手順 本体間コピーの手順は、以下のとおりです。 親機側 1.
2. データ送信の実行 図 4-22 データ送信画面を表示します。 子機側 1.
2.
4.
4.14 ActiveSync PCとの通信を行うためのActiveSyncクライアントプログラムです。 4.15 LANActiveSync 無線LANを使用した、ActiveSyncクライアントプログラムです。 PC側のActiveSyncのバージョンが 3.8 以下の場合のみ利用可能です。 バージョン 4.
4.
“一覧(1)”ボタンを押すと無線LAN相手局の一覧画面が表示されます。 図 4-28 • • • • • 電界強度、局名、チャンネル順に一覧表示をソートすることが可能です。 接続中相手局の電界強度を緑色で表示します。 表示情報の更新間隔は 3 秒です。 局名の先頭には、相手局の無線規格 802.11b、802.
“詳細”ボタンを押すとIP詳細表示画面が表示されます。 図 4-30 “Ping(4)”ボタンを押すとPingユーティリティ画面が表示されます。 図 4-31 • パケットサイズ、送信ping数、タイムアウト時間が設定可能です。 • 送信可能なpingパケットサイズは最大 10000 バイトです。 245
“Signal(5)”ボタンを押すと電界強度履歴表示画面が表示されます。 図 4-32 • “START”ボタンを押下することにより、電界強度のログファイルを作成することが可能です。 • “Disp”ボタンを押下することにより、ログファイルを表示することが可能です。 “表示”の”オプション”を選択すると、相手局検索条件設定画面が表示されます。 図 4-33 • 検索する相手局を“アドホックのみ”、“アクセスポイントのみ”、“両方”から選択します。 • 検索する無線規格を“802.11bサポート”、“802.
5. ユーティリティ ユーティリティは、主に、ユーザーのアプリケーションからコプロセス/補助プログラムとして使用します。 ユーティリティの一覧は、以下のとおりです。 表 5-1 名前 説明 CASIO MS FCHKCE データアップダウンロード結果の確認 ○ 自動セットアップ リセット時のプログラム自動実行 ○ 自動復旧ツール フルリセット時の自動復旧 ○ Welcomeウィザード 端末構築開始/日付と時刻の設定/所有者情報の設定 ○ メモリ設定ツール オブジェクトストアに指定するサイズの取得 ○ マウスエミュレータ マウスの動作のエミュレート ○ PocketIME かな漢字変換、手書き入力 ○ 入力パネル(SIP) ソフトウェアキーボード ○ IE Cache削除ツール IEのテンポラリファイルの削除 ○ 4 4 4 4 4 4 4 5 5 5.1 FCHKCE データアップダウンロードの結果を確認します。 ※ 詳細は、”LMWIN(アップダウンロードユーティリティ)マニュアル”を参照してください。 5.
レジストリによるカスタマイズ 以下のレジストリの設定により、自動セットアップの動作をカスタマイズすることが可能です。 表 5-2 [HKEY_LOCAL_MACHINE¥Drivers¥CASIO¥UTIL] キー名 設定値 意味 SDカード挿入時にAutoRun.exeを起動 AUTORUN sz:”1” メモリーカード挿入時にAutoRun.exeを起動 sz:”2” リセット時にメモリーカードのSetup.exeを起動 SETUP sz:”1” リセット時にSDカードのSetup.exeを起動 sz:”2” リセット時にメモリーカードのRestore.exeを起動 sz:”3” リセット時にSDカードのRestore.exeを起動 sz:”4” リセット時にFlashDiskのSetup.exeを起動 FLSETUP sz:”1” リセット時にFlashDiskのRestore.
リストア リストアの手順は、以下のとおりです。 1. Restore.exeの自動起動 本体フルリセット後の“Welcome画面”を表示してから約 10 秒後に、”¥FlashDisk¥CE¥ARM¥restore.exe “を自動的に起動します。 ※ Welcome画面は、自動的に終了します。 2. 日付/時刻の設定 日付/時刻設定を自動的に表示します。正しい日付と時刻を設定してください。 3. リストアの実行 バックアップデータからのリストアを、自動的に実行します。 4. 本体リセット リストアリストア完了の約 5 秒後に本体を自動的にリセットします。 実行ログ 自動復旧の実行ログを、“¥FlashDisk¥CE¥ARM¥Restore.
5.
5.5 メモリ設定ツール オブジェクトストアのサイズを変更するために使用します。SetMem.exeは起動時に¥FlashDiskフォルダの SetMem.txtからオブジェクトストアに指定するサイズを取得します。サイズの指定はKB単位で行います。 オブジェクトストアを 6MBに設定する場合は、単に「6144KB」と書き込んだSetMem.txtを用意して下さい。 SetMem.txtが存在しない場合は何も行いません。 5.
設定ファイル ( ¥Windows フォルダの EmuMouse.
6. ホストアプリケーション ホスト(PC)で使用するアプリケーションは以下のとおりです。 表 6-1 名前 説明 CASIO MS ActiveSync データリンクの実行(Windows XP / 2000 / 2003 用) ○ Windows Mobile Device Center データリンクの実行(Windows Vista用) ○ 5 5 (WMDC) LMWIN データアップダウンロードの実行 ○ FCHK データアップダウンロード結果の確認 ○ 5 5 6.1 ActiveSync 本体内蔵のActiveSyncクライアントと連携しで、データ通信を行います。 以下のサイトから入手可能です。 http://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?FamilyID=6b6ae681-5bf9-48af-b6f9-f3827074 1f6a&displaylang=ja 1 6.