abc DT-X7 シリーズ ファーストステップガイド このガイドは、DT-X7 のアプリケーション開発 者向けの開発ガイドブックです。 DT-X7 と開発環境との接続手順、およびDT-X7 のアプリケーションを開発する上で必要とな るカシオ提供のSDKに関するインストール方 法やテスト方法について記載します。 Ver. 1.
ご注意 ● このソフトウェアおよびマニュアルの、一部または全部を無断で使用、複製することはできません。 ● このソフトウェアおよびマニュアルは、本製品の使用許諾契約書のもとでのみ使用することができます。 ● このソフトウェアおよびマニュアルを運用した結果の影響については、一切の責任を負いかねますのでご了 承ください。 ● このソフトウェアの仕様、およびマニュアルに記載されている事柄は、将来予告なしに変更することがありま す。 ● このマニュアルの著作権はカシオ計算機株式会社に帰属します。 ● 本書中に含まれている画面表示は、実際の画面とは若干異なる場合があります。予めご了承ください。 © 2012 カシオ計算機株式会社 Microsoft, MS, ActiveSync, Active Desktop, Outlook, Windows, Windows NT, およびWindowsロゴは、米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標または商標です。Microsoft社の製品は、OEM各社に、Microsoft Corporationの 100%出資子会社であるMic
変更履歴 バージョン 1.00 1.01 日付 2007.08 2007.10 1.02 2007.12 ページ 12 60 74 61-73 13 14 19-22 59 60 30 40-41 55-74 70-74 1.03 2008.08 1 9 11 12 60,74 60,74 85 61 61-73 63-77 1.04 2008.12 105 106 5-7 14-25, 55-60 45 55 61-79 63-79 65 61-75 13, 14-25, 63-78, 85-98 85-102 説明 新規作成 必要なシステムを追加 サンプルプログラムにMoSpk、ImagerLib2 を追加 サンプルプログラムにMoSpk、ImagerLib2 を追加 デバイスエミュレータを追加 必要なソフトウェアにWindows Mobileデバイスセンターを追 加 アプリケーション開発環境の構築手順を追加 オンラインヘルプのインストールを追加 Visual Studio 2005の図を修正 Visual Studio.
バージョン 1.05 日付 2009.03 1.06 1.07 2009.07 2010.05 1.08 2010.06 1.09 2012.
目次 1. 概要 ··················································································································································································· 1 1.1 機器仕様 ·································································································································································· 1 1.
7.4.2 8. 8.1 8.2 9.
1. 概要 本書は、DT-X7 のアプリケーション開発者向けの開発ガイドブックです。 DT-X7 と開発環境との接続手順、およびDT-X7 のアプリケーションを開発する上で必要となるカシオ提供 のSDKに関するインストール方法やテスト方法について記載します。 DT-X7 はパワフル、かつ多彩な機能を搭載した機種の 1 つであり、特に小売業/ 物流業/ 駐車場 /医療 関連をはじめとする分野での運用に適しています。 1.
[2D Matrix] Aztec、DataMatrix、Maxicode、QR code、Micro QR、 HanXIn Code 赤外線通信ポート インターフェース IrDA Ver1.3 準拠 同期方式 譲歩同期、フレーム同期 伝送速度 4Mbpsまで(MAX) ※ 1. RSSコードはGS1 DataBarに名称変更されています。 ※ 2.
® Bluetooth 通信 Class1 Bluetooth®通信 Class2 無線LAN 電源 電池寿命 DT-X7 Bluetooth® Specification Ver.2.0+EDR 通信方式 通信距離 約 100m (電波の状態や環境により変化します) 出力 最大 12dBm (PowerClass1) Bluetooth® Specification Ver.2.0+EDR 通信方式 通信距離 約 3m (電波の状態や環境により変化します) 出力 最大 4dBm (PowerClass2) 標準規格 IEEE802.11b準拠、IEEE802.11g準拠 拡散変調方式 802.11b:DSSS(Direct Sequence Spread Spectrum) 802.11g:OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing) 無線周波数 802.11b:2.400 ~ 2.497 GHz 802.11g:2.400 ~ 2.4835 GHz 伝送速度 802.11b:11Mbpsまで 802.
(イメージャモデル) 約 150g (標準充電池パック装着、プロテクタ未装着) バイブレータ機能 ソフトウェアの設定により使用可 ※ 1 CPUスピード設定が自動パワーセーブモードでバックライトOFF、待機:キー入力:スキャンが 20:1:1 の場合 ※ 2 CPUスピード設定が自動パワーセーブモードでバックライトOFF、待機:キー入力:スキャン:無線が 20:1:1:1 の場合 4
1.2 ライブラリの構成 DT-X7 基本開発キットで提供される、ライブラリの一覧を以下に示します。 表 1-1 ライブラリ名称 C++ 概要 システムライブラリ レーザスキャナライブラリ システム動作の制御に使用します。 レーザスキャナ / リニアイメージャの制御に使用 します。 Bluetoothライブラリ Bluetoothモジュールの制御に使用します。 イメージャライブラリ CMOS 型イメージャの制御に使用します。 JPEGライブラリ JPEG画像の操作に使用します。 FLINKライブラリ PCや他の端末とのファイル転送に使用します。 音声出力ライブラリ 数値文字列の音声出力に使用します。 ※ 上の表では、下記の略語を使用しています。 C++ : Visual C++ VB : Visual Basic.
1.3 マニュアルの構成 DT-X7 基本開発キットで提供される、マニュアルの一覧を以下に示します。 表 1-3 DT-X7 マニュアル 名称 ファーストステップガイド ハードウェアマニュアル ソフトウェアマニュアル 概要 本書。 DT-X7 およびオプション製品のハードウェア仕様です。 DT-X7 に搭載されているソフトウェアの機能仕様です。 表 1-4 ライブラリマニュアル 名称 C++ 概要 システムライブラリマニュアル システムライブラリの関数仕様です。 レーザスキャナライブラリマニュアル レーザスキャナライブラリの関数仕様です。 Bluetoothライブラリマニュアル Bluetoothライブラリの関数仕様です。 イメージャライブラリマニュアル イメージャライブラリの関数仕様です。 JPEGライブラリマニュアル JPEGライブラリの関数仕様です。 FLINKライブラリマニュアル FLINKライブラリの関数仕様です。 音声出力ライブラリ 音声出力ライブラリの関数仕様です。 ※ 上の表では、下記の略語を使用しています。 C++ : Visual C++ VB : Visual Basic.
1.
2. アプリケーション開発要件 2.1 必要なプログラミング知識 DT-X7 のアプリケーションを開発するためには、以下のいずれかの開発言語によるプログラミング技術が 必要です。 • Visual C++ • Visual Basic.
2.
[5]キーを押した状態でカーソル移動キーを押せば、デスクトップのアプリケーションアイコンやファイルエ クスプローラのフォルダやファイルをドラッグすることが可能です。[5]キーを離した瞬間にドロップすること ができます。 詳細は「DT-X7 ソフトウェアマニュアル」を参照してください。 10
[別売品一覧] • • • • • HA-F60IO HA-F62IO HA-F30CHG HA-F36DCHG HA-F32DCHG (USB I/Oボックス) (LAN I/Oボックス) (置くだけ充電器) (置くだけ集合充電器) (デュアル充電器) 本体、別売品一覧 11
2.
2.4 必要なソフトウェア DT-X7 のアプリケーションを開発するためには、Microsoft社の開発プラットフォームと通信ソフトが必要で す。 開発プラットフォーム 開発言語 Visual C++ Visual Basic .NET Visual C# Microsoft Microsoft Microsoft Microsoft Microsoft Microsoft 開発プラットフォーム embedded Visual C++ Version 4.0 + SP4 (※1)(※2) Visual Studio 2005 + SP1 以降 Visual Studio 2008 + SP1 以降 Visual Studio.NET 2003 + SP1 (※3) Visual Studio 2005 + SP1 以降 Visual Studio 2008 + SP1 以降 ※ 1. Microsoft eMbedded Visual C++ 4.0 は、下記URLよりダウンロードできます。 http://www.microsoft.
3. 基本開発キットのPCへのインストール 3.1 アプリケーション開発環境の構築手順 DT-X7 基本開発キットを使用して、アプリケーションを作成する手順を以下に示します。 (1) 開発プラットフォームのインストール PCに、Microsoft製の開発プラットフォームをインストールします。 DT-X7 基本開発キットはeMbedded Visual C++、Visual Studio 2008、Visual Studio 2005、および、 Visual Studio .NET 2003 に対応しています。 詳細については、「2.4 必要なソフトウェア」を参照してください。 (2) 基本開発キットのPCへのインストール PCに、カシオ製のExportSDKをインストールします。 また、必要に応じて、カシオ製の各種ライブラリをインストールします。 インストール方法については、「3.
3.2 DT-X7 ExportSDKのインストール ※ DT-X7 ExportSDKをインストールする前に、「2.4 必要なソフトウェア」に示したソフトウェアをあらかじめ お手持ちのPCにインストールしておいてください。 ※ DT-X7 基本開発キットのVer. 1.xxをご利用になっていた方は、Ver. 2.xxをインストールする前に、Ver. 1.
起動画面 「DT-X7 基本開発キット」のCD-ROMをPCのドライブに挿入すると、自動的に以下のメニュー画面が起動 します。 ※ 画面中のバージョン番号は、お手持ちのインストールCDによって異なります。 「インストール一覧」をクリックしてください。 16
インストールの選択 インストール対象を選択します。 ※ 画面中のバージョン番号は、お手持ちのインストールCDによって異なります。 「DT-X7 ExportSDK」をクリックしてください。 セットアップウィザードが起動します。 17
インストール手順 (1) セットアップウィザードの開始 セットアップウィザードの開始画面を表示します。 「次へ(N) >」をクリックしてください。 (2) 使用許諾契約書の確認 使用許諾契約書に記載されている使用許諾契約内容を確認してください。 18
(3) 使用許諾契約内容の同意 使用許諾契約書の内容を確認し、「同意する(A)」をチェックします。 「次へ(N) >」をクリックしてください。 (4) ユーザ情報入力 ユーザ名と所属を入力します。 「次へ(N) >」をクリックしてください。 19
(5) セットアップの種類の選択 セットアップの種類として「カスタム(U)」または「完全(O)」のどちらかを選択してください。 「カスタム(U)」を選択すると、セットアップするコンポーネントを自由に選択し、必要なもののみをPC にセッ トアップすることができます。 特に選択する必要のない場合は、「完全(O)」を選択して、すべてのコンポーネントをセットアップしてくだ さい。 「カスタム(U)」または「完全(O)」を選択してください。 (6) インストール先フォルダ インストール先のフォルダを確認します。 インストール先を変更する場合は「変更(C)…」をクリックしてフォルダを指定します。 「次へ(N)>」をクリックしてください。 20
(7) インストール準備完了 「インストール(I)」をクリックしてください。 インストールを開始します。 (8) インストール中 インストールが始まると、進行状況を表示します。 21
(9) セットアップ終了 セットアップが終了すると、セットアップ完了画面を表示します。 「終了(F)」をクリックしてください。 これで、DT-X7 ExportSDKをご使用になるための準備が整いました。 22
3.3 ライブラリのインストール DT-X7 で動作する各種のライブラリは、下記の開発プラットフォーム別に用意されています。 • • • • Microsoft Microsoft Microsoft Microsoft eMbedded Visual C++ 4.0 Visual Studio .NET 2003 Visual Studio 2005 Visual Studio 2008 「インストール一覧」の画面から、お使いの開発プラットフォームに合わせてインストールしてください。 ※ ライブラリをDT-X7 にインストールする手順については、「6.1 CABファイルのインストール」を参照して ください。 ※ Visual C++用のヘッダーファイル(*.h)とインポートライブラリファイル(*.
3.4 オンラインヘルプのインストール ライブラリと同時にインストールされるヘルプファイルとは別に、下記の開発プラットフォーム別のオンライ ンヘルプも用意されています。 • Microsoft Visual Studio .
3.5 サンプルプログラムのインストール 「インストール一覧」の画面から、「参考サンプルソース」の項目を選択すると、CD-ROM内のサンプルプロ グラムフォルダが表示されます。 サンプルプログラムは、開発プラットフォーム別にフォルダが分かれています。 開発プラットフォーム Microsoft embedded Visual C++ Microsoft Visual Studio.NET 2003 Microsoft Visual Studio 2005 Microsoft Visual Studio 2008 フォルダ名称 EVC VS2003 VS2005 VS2008 お使いの開発プラットフォームに対応したフォルダを、PCにコピーしてご利用ください。 ※ サンプルプログラムのファイルには、「読み取り専用」属性が設定されています。ご利用の前に、必要 に応じて、「読み取り専用」属性を解除してください。 サンプルプログラムの内容については、「1.
4. I/Oボックスの接続 この章では、I/Oボックスを使用して、DT-X7 とパソコンを、USBで接続する方法を説明します。 I/Oボックスの電源は、別売のACアダプタ(AD-S42120A)を使用してください。 DT-X7 への電源はI/Oボックスから供給します。 4.1 HA-F60IO 1. I/Oボックス背面のACアダプタジャックへ、ACアダプタを差し込みます。 2. 電源コードをACアダプタに接続し、電源コードのプラグをコンセントに接続します。 3.
4. USBケーブルをI/Oボックス背面にあるUSBクライアントへ接続し、パソコンへ接続します。 5.
4.2 HA-F62IO 1. I/Oボックス背面のACアダプタジャックへ、ACアダプタを差し込みます。 2. 電源コードをACアダプタに接続し、電源コードのプラグをコンセントに接続します。 3. I/Oボックス左側面の切り替えスイッチを、使用するポートに合わせてセットします。 ここでは、USBクライアントとして接続しますので、スイッチをBにセットします。 A:USB ホストを使用する場合 B:USB クライアントを使用する場合 LAN:LAN 上に配置する場合 ※カシオ検証の USB 機器のみサポート 4.
5.
5. PCとの接続 アプリケーションの開発を行うにあたり、DT-X7 とPCを接続するために、Microsoft社の通信ツールを使用 します。 USBを使用する通信ツールは使用するOSによりツールが異なります。 お手持ちのPCにあわせて、下記のツールをご使用ください。 • ActiveSync(Windows XPおよび、それ以前のOS) Wndows XPおよび、それ以前のOSをご使用の場合は、DT-X7 とPCを接続するために、ActiveSync を使用します。詳細については、「5.1 ActiveSyncの接続(USB)」を参照してください。 ActiveSyncは下記URLよりダウンロードできます。 http://www.microsoft.com/downloads/details.
5.1 ActiveSyncの接続(USB) Windows XPおよび、それ以前のOSをご使用の場合は、ActiveSyncを使用して、DT-X7 とPCを接続しま す(Windows Vista以降のOSをご使用の場合は、「5.2 Windows Mobile Device Centerの接続」を参照し てください)。 5.1.
右図の状態で待機します。 DT-X7 底面の端子とI/Oボックスの 給電端子を合わせるようにしてから I/Oボックスの固定用フックにDT-X7 の固定部を合わせて装着します。 DT-X7 を正しく装着するとI/Oボック ス前面の電源表示用LEDが緑色に 点灯します。 DT-X7 をI/Oボックスに乗せると Plug&Playでドライバを要求されま す。本開発キットのI/Oボックスドライ バ「wceusbsh.inf」を指定します。 「一覧から選択する」を選び「次へ (N) >」を押します。 “wceusbsh.
[ドライバのインストール] 場所を指定にチェックを入れ、「次 へ(N)」を押します。 本開発キットのI/Oボックスドライバ 「wceusbsh.inf」をダウンロードした 場所を選択します。 「次へ(N)」を押します。 続いて、「wceusbsh.
完了を押します。以上でドライバの インストールは完了です。 先ほど待機させたActiveSync画面 より「次へ(N)」を押します。 接続が開始され、パートナーシップ の設定画面が起動します。 用途に応じて「はい」、「いいえ」を 選択してください。 34
以上で接続完了です。 [使用上のご注意] • USB インターフェースのスイッチを切り替えるときは、必ずDT-X7 をI/Oボックスから外してください。 • I/Oボックスの給電端子は絶対にショートさせないでください。ショートさせると故障の原因となります。 • USB インターフェースでの通信中に振動や衝撃を与えないでください。通信が切れる原因となりま す。 • DT-X7 を装着する際は、I/Oボックスの固定用フックにしっかりと装着し、I/Oボックス前面の電源表示 用LED が緑色に点灯していることを確認してください。正しく装着されないと、充電や通信が行えませ ん。 35
5.1.
DT-X7 をI/Oボックスに乗せると Plug&Playでドライバを要求されま す。本開発キットのI/Oボックスドライ バ”wceusbsh.inf”を指定します。 “wceusbsh.inf”は、「DT-X7 基本 開発キット」のインストールCD (¥Setup¥ActiveSync)にあります。 [ドライバのインストール] 一覧から選択するを選び「次へ(N)」 を押します。 「場所を指定(S)」にチェックを入れ、 「次へ(N)」を押します。 本開発キットのI/Oボックスドライ バ”wceusbsh.
続いて、「wceusbsh.
接続が開始され、パートナーシップ の設定画面が起動します。 用途に応じて「はい」、「いいえ」を 選択 してください。 以上で接続完了です。 [使用上のご注意] • USB インターフェースのスイッチを切り替えるときは、必ずDT-X7 をI/Oボックスから外してください。 • I/Oボックスの給電端子は絶対にショートさせないでください。ショートさせると故障の原因となります。 • USB インターフェースでの通信中に振動や衝撃を与えないでください。通信が切れる原因となりま す。 • DT-X7 を装着する際は、I/Oボックスの固定用フックにしっかりと装着し、I/Oボックス前面の電源表示 用LED が緑色に点灯していることを確認してください。正しく装着されないと、充電や通信が行えませ ん。 39
5.2 Windows Mobile Device Centerの接続 Windows Vista以降のOSをご使用の場合は、Windows Mobile Device Centerを使用して、DT-X7 とPC を接続します(Windows XPおよび、それ以前のOSの場合は、「5.1 ActiveSyncの接続(USB)」を参照して ください)。 デフォルト状態のDT-X7 では、Windows Mobile Device Centerと接続することができません。 Windows Mobile Device Centerと接続するためには、USB接続設定ツールを使用して、PCと接続する場 合の設定を変更する必要があります。 5.2.1 操作方法 1. 使用中のアプリケーションをすべて終了します。 2. スタートメニューから「設定(S)」>「コントロールパネル(C)」>「USB接続」を選択します。 3.
4. 「Windows Mobile Device Center」にチェックを入れ、「OK」をクリックします。 5. リセット確認ダイアログが表示されるので、「はい(Y)」をクリックしてください。 6. DT-X7 が再起動します。 7. DT-X7 をI/Oボックスに装着し、PC上のWindows Mobileデバイスセンター画面の指示に従ってくださ い。 ※ デフォルト状態に戻すためには、上記の手順 3.で「ActiveSync/LMWIN」を選択し、DT-X7 を再起動し てください。 5.2.2 Windows Mobile Device Centerのバージョン Windows Mobile Device Center 6.
5.3 IrDAによる接続 接続するPCがIrDAをサポートしている場合、IrDAを使用してDT-X7 との接続が可能になります。 IrDAで接続を行うためには、以下の手順に従い操作を行ってください。 1. DT-X7 側のコントロールパネルで「PCとの接続」を選択します。 2. 「接続方法の変更…」で接続方法が「IrDA」に選択されていることを確認します。 3.
4. PC側のActiveSyncの設定のCOMポートが「赤外線ポート(IR)」に選択されていることを確認してくださ い。 5. 赤外線ポートを真直ぐ向き合わせてください。 6.
5.4 Bluetoothによる接続 DT-X7 とPCをBluetoothで接続する場合には、以下の手順に従って操作を行ってください。 1. PCにBluetoothデバイスをインストールしていない場合には、Bluetoothをインストールします。 2. DT-X7 のコントロールパネルから「Bluetooth接続」を選択します。 3. 「MWN-デバイス」画面のBluetoothデバイス一覧から、接続するBluetoothデバイスをダブルクリックし ます。 4.
5.5 無線LANによる接続 DT-X7 を無線LAN接続するには、以下の手順に従って、操作を行ってください。 ※ 無線LAN搭載モデルでのみ使用可能です。 ※ 無線LANを利用する前に、サイトサーベイを行ってから環境を構築してください。 [無線 LAN 接続設定方法] 「設定(S)」>「コントロールパネル(C)」>「WLAN 電源設定」を選択し、「WLAN電源オン」にチェッ クを入れます。 [IP 設定] 「設定(S)」>「コントロールパネル(C)」>「無線 LAN設定」を選択します。 項目 DHCP有効 IP指定 IP マスク ゲートウェイ DNS1 DNS2 WINS1 WINS2 値 DHCPの有効/無効を指定します。 IPアドレスを指定します [例:192.168.1.
省略時の動作は以下のように処理します 項目 DHCP有効 IP マスク ゲートウェイ DNS1 DNS2 WINS1 WINS2 空白時の処理 有効と見なします 設定しません 設定しません 設定しません 設定しません 設定しません 設定しません 設定しません 範囲外の値の処理 有効と見なします そのまま書き込みます そのまま書き込みます そのまま書き込みます そのまま書き込みます そのまま書き込みます そのまま書き込みます そのまま書き込みます [基本設定] 「基本設定」に移動します。 項目 セキュリティ 無効 WEP WPA WPA2※ キー 値 なし オープン PSK (キー設定も設定必要) EAP-PEAP EAP-TLS 16 進数表記(HexDecimal)で入力=32 バイト分(64 文字)固定 = 最大 63 文字 半角英数字で入力 入力済の文字数を表示します。 iniファイルからキーを読み込んだ場合は*****で表示します。*****表示を 編集した場合は、新たにキーが設定されたとみなします。一度も編集されなか った場合は、iniファイルから読み込んだキーがそのまま有効です。 ※
EAP-TLS設定時は以下の入力も必要です。 項目 ユーザ名 証明書 ドメイン サーバの有効化 設定内容 半角英数字で入力 (最大 100 文字) 半角英数字で入力 (最大 100 文字) インストール済のクライアント証明書を選択します 「検索」ボタンをタップすると、インストール済のクライアント証明 書一覧が表示されるので、選択します 半角英数字で入力 (最大 100 文字) サーバー証明書チェックのためのルート証明書の必要性を設定 します チェックあり = 証明書必要 チェックなし = 証明書不要 デフォルト値 なし なし なし 証明書必要 [WLAN 設定] 「WLAN設定」に移動します。 項目 WLAN電源 省電力 規格 ローミング開始閾値 設定内容 オン オフ 有効 無効 IEEE802.11bのみ IEEE802.
[詳細設定] 「詳細設定」に移動します。 項目 無線LAN状態表示/LAN 管理ツール選択 アドホック設定を有効 すべてのセキュリティ設定 を有効 コメント 設定内容 [NetSearch/WLANConfig] =カシオ無線LANツールのみを使用します iniファイルによる無線LAN設定を使用します トレイアイコンタップ時にネットサーチを起動します [NetUI/WLANConfig] =MSツールとカシオツール併用します iniファイルによる無線LAN設定を使用します トレイアイコンタップ時にNetUI(MSツール)を起動します [NetUI/NetUI] =MSツールのみ使用します iniファイルによる無線LAN設定は行いません トレイアイコンタップ時にNetUIを起動します この設定を選択した場合、「OK」ボタンタップによりiniファ イルはNetUIを選択した記録のみとなり、その他設定は消 去されます。 チェックあり = 設定可能 チェックなし = 設定不能 チェックあり = 設定可能 チェックなし = 設定不能 Iniファイルに記入するコメントを指定します 半角100文字(全角 50 文字
「OK」ボタンを押すと右図のメッセージが表示 されるので、「OK」を押してください。 リセット後、設定が反映されます。 [接続の確認] ネットサーチを起動して「Ping(4)」を選択してく ださい。 HostNameを入力してから、「Ping」を押し、接 続を確認してください。 49
5.6 イーサネットによる接続 DT-X7 の無線LAN非搭載モデルについても、LAN I/Oボックス(HA-F62IO)を利用することにより、高速な LAN接続が使用可能です。 以下の手順に従って、操作を行ってください。 1. 「4.2 HA-F62IO」の手順で、LAN I/OボックスにACアダプタを接続します。 2. ネットワークケーブルをLAN I/Oボックスに接続し、反対側をネットワークハブに接続します。 3. LAN I/Oボックス側面のスイッチを、「LAN」側に設定します。 LAN 側にする 4. DT-X7 を、LAN I/Oボックスに装着します。 5. DT-X7 で、[スタート]→[設定]→[コントロールパネル]→[ネットワークとダイアルアップ接続] を選択し ます。 6.
7.
5.7 PCの共有ドライブへのアクセス方法 DT-X7 がネットワークで接続されている場合、DT-X7 のエクスプローラからPCで共有されているドライブへ のアクセスが可能になります。 以下の手順に従って、操作を行ってください。 1. 2. 3. 4. 5. DT-X7 でネットワークへ接続するための設定を行います。 マイデバイスを起動します。 アドレスバーを表示。 ネットワーク上でのPC名を入力(例: ¥¥ IPアドレスでの指定はできません)します。 ネットワークのログオンダイアログボックスが表示されたら、ユーザID、パスワード、およびネットワークド メインを入力します。 6. PCで共有されているドライブが表示されるので、PCとDT-X7 間でファイルのコピーが可能となります。 4. ネットワークPC名を入力 3. アドレスバーを表示 5.
5.8 Visual Studio 2005 からのTCP/IP接続方法 1. Visual Studio 2005 がインストールされているPCから、ActiveSync等を用いて、下記のファイルを DT-X7 へ転送します。 - Clientshutdown.exe - ConmanClient2.exe - CMaccept.exe - DeviceDMA.dll - eDbgTL.dll - TcpConnectionA.dll <コピー元(PC)> ¥Program Files¥Common Files¥Microsoft Shared¥CoreCon¥1.0¥Target¥wce400¥arm4i <コピー先(DT-X7)> ¥Windows 2. DT-X7 側でConmanClient2.exeを実行します。 3. Visual Studio 2005 上でデバイスのIPをセットします。 1. “ツール”→“オプション”→“デバイスツール”→“デバイス” 2. “Window CE 5.0 デバイス“を選択し、“プロパティ”をクリックします。 3.
5.9 Visual Studio.NET2003 からのTCP/IP接続方法 アプリケーション開発環境のあるPCとDT-X7 がネットワークで接続されている場合、PCと直接リンクできるよ うにするために、Windows CE Utilities(「2.4. 必要なソフトウェア」参照)のaddonパックが使用できます。 接続方法に関しては、addonパックの詳細が記載してあるReadMe.
6. 開発環境の準備 6.1 CABファイルのインストール 「3.2 DT-X7 ExportSDKのインストール」で各種ライブラリをインストールすると、PCの下記フォルダに、 DT-X7 用のCABファイルがインストールされます。 C:¥Program Files¥CASIO¥MBSYS¥CAB この節では、CABファイルをDT-X7 にインストールする手順を説明します。 CABファイルの内容 CABファイルには、下の表に示すDT-X7 用ランタイムライブラリが格納されています。 ライブラリ名 システムライブラリ(※) レーザスキャナライブラリ(※) Bluetoothライブラリ(※) イメージャライブラリ(※) JPEGライブラリ FLINKライブラリ 音声出力ライブラリ CABファイル名 ja_SystemLib.ARMV4I.CAB ja_OBReadLib.ARMV4I.CAB ja_BluetoothLib.ARMV4I.CAB ja_ImagerLib.ARMV4I.CAB ja_JPEG.ARMV4I.CAB ja_Flink.ARMV4I.CAB ja_MoSpk.ARMV4I.
インストール手順 (1) CABファイルの転送 ActiveSyncを利用して、DT-X7 上の任意の場所に各CABファイルを転送します。 ※ 本ガイドでは、CABファイルをDT-X7 のルートフォルダに配置しています。 ※ ActiveSyncの利用方法は「5 PCとの接続」を参照してください。 56
(2) CABファイルのインストール 転送したCABファイルを実行します。 DT-X7 のENTキーあるいはソフトキーボード上のENTキーを押下します。 (3) インストール完了 セットアップが終了すると、自動的にCABファイルが削除されます。 ※ 本ガイドでは、システムライブラリのインストール手順を示しています。他のライブラリについても同様の 手順でインストールしてください。 ※ DT-X7 のフルリセットを実行した場合は、再度インストールを行ってください。 これで、システムライブラリをご使用になるための準備が整いました。 57
6.2 eMbedded Visual C++4.0 eMbeded Visual C++ 4.0 を使用してアプリケーションを開発するためには、DT-X7 ExportSDKが必要で す。 eMbeded Visual C++がインストールされている場合、WCE構成のプラットフォームを選択するコンボボッ クス(eMbeded Visual C++のツールバー内)でDT-X7 を選択してください。リモートレジストリエディタ等の リモートツールのプラットフォームでもDT-X7 を選択してください。 詳しくは「8. eMbedded Visual C++ による開発」を参照してください。 注意 ※ eMbeded Visual C++ 4.0 でDT-X7 のアプリケーション開発を行う場合、eMbedded Visual C++ 4.
6.3 Visual Studio 2005 VB,C#アプリケーション開発にて、DT-X7 を利用したリモートデバッグを行う手順を示します。 1. ActiveSyncを利用してDT-X7 と接続を行います。 2. Visual Studio 2005 でVBまたは、C#アプリケーションプロジェクトを開きます。 3. 下図の赤枠のボタンを押してVisual Studio 2005 がDT-X7 との接続を認識している事を確認します。 認識していない場合は、再度ActiveSyncでの接続を行ってください。 4. ターゲットデバイスから接続デバイスを「DT-X7 デバイス」を選択します。 5.
6.4 Visual Studio.NET 2003 Microsoftでは、Visual Studio .NET 2003 のターゲットデバイスの設定を可能にするaddonを提供してい ます。 addonは、以下の手順に従って設定してください。 1. WindowsCE Utilities for VisualStudio.NET 2003 をPCにインストールします。 2. DT-X7 とPC間にてActiveSyncの接続を確立します。 3. Visual Studio.NET2003 を起動し、「ツール(T)」>「Select Windows CE Device CPU」を実行します。 (ActiveSync接続を確立していない場合、エラーメッセージを表示します。) ドロップダウンから「ARMV4I」を選択し、「Configure」ボタンをクリックしてから「Close」ボタンをクリックし ます。 4. Visual Studio.NET2003 を再起動します。 これでVisual Studio.NET 2003 を使用して作成したWindowsCE.
7.
Windows Vista以降のOSを使用する場合 Windows Vista以降のOS(Windows 7、Windows Server 2008)を使用する場合は、デバイスエミュレー タおよびI/O シミュレータを管理者として実行してください。 Explorerからプロパティを開いて管理者としてこのプラグラムを実行するにチェックを入れてください。 (例:Windows VistaでI/O シミュレータを管理者として実行) デフォルトでは以下の場所にインストールされています。 • デバイスエミュレータ C:¥Program Files¥Microsoft Device Emulator¥1.0¥DeviceEmulator.exe • I/O シミュレータ C:¥Program Files¥Common Files¥CASIO¥Emulator¥DevIoSim.
7.1 必要なソフトウェア デバイスエミュレータをご使用になるためには、下記のソフトウェアが必要です。 Visual Studio 2008 またはVisual Studio 2005 を使用する場合 • ActiveSync 4.2 以降 (必要な場合のみ) http://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?FamilyID=6b6ae681-5bf9-48af-b6f9-f382 70741f6a&DisplayLang=ja • Visual Studio 2008 またはVisual Studio 2005(必須) • CASIO DT-X7 SDK (必須) • Microsoft Device Emulator 3.0 (任意※) http://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?displaylang=ja&FamilyID=a6f6adaf-12e3 -4b2f-a394-356e2c2fb114 ※ 次ページの「Microsoft Device Emulator 3.
Microsoft Device Emulator 3.0 の利用方法 DT-X7 基本開発キットでインストールされるデバイスエミュレータは、Microsoft Device Emulator Version 1.0 がベースになっています。 Microsoft Device Emulator Version 3.0 をご利用になるには、以下の手順に従って、設定ファイルを変 更してください。 1. DT-X7 基本開発キットCD-ROMから、DT-X7 ExportSDK と「デバイスエミュレータ」をインストールしま す。 2. Microsoft社のサイトから、Microsoft Device Emulator 3.0 をダウンロードして、インストールします。 3. 下記のDT-X7 エミュレータの設定ファイルをテキストエディタで開き、編集して、保存します。 C:¥Program Files¥Windows CE Tools¥wce500¥DT-X7¥Emulation¥DT-X7.cdes 変更前 [Emulator] module=DevEmu500.
7.2 デバイスエミュレータの起動 7.2.1 デバイスエミュレータの起動方法 1. スタートメニューの「すべてのプログラム(P)」>「CASIO Device Emulator」>「DT-X7」を実行します。 2. 初回起動時は、下記ダイアログが表示されるので、「OK」を押下します。 3. 「登録(R)…」を押下し、ライセンス登録を行います。 4.
5. 「状態:」が「<登録済み>」になったことを確認し、「OK」を押下します。 6.
7.2.2 I/Oシミュレータの起動方法 1. スタートメニューの「すべてのプログラム(P)」>「CASIO Device IO Simulator」>「IO Simulator」を実 行します。 2.
7.2.3 ActiveSyncとの接続 DT-X7 実機と同様に、DT-X7 エミュレータをActiveSyncと接続することにより、ファイルの送受信が可能に なります。 ActiveSyncの設定 1. ActiveSyncを起動し、「ファイル(F)」>「接続の設定(C)…」をクリックします。 2.
ActiveSyncとの接続 Visual Studio 2008 またはVisual Studio 2005 を使用する場合 1. 「7.2 デバイスエミュレータの起動」と同様の手順でDT-X7 エミュレータを起動します。 2. Visual Studio 2008 またはVisual Studio 2005 を起動し、「ツール(T)」>「デバイス エミュレータ マネ ージャ(L)…」を選択します。 3.
4.
Standalone Device Emulatorを使用する場合 1. 「7.2 デバイスエミュレータの起動」と同様の手順でDT-X7 エミュレータを起動します。 2. Standalone Device Emulatorを起動します。Standalone Device Emulatorは以下のフォルダにイン ストールされています。 C:¥Program Files¥Microsoft Device Emulator¥1.0¥dvcemumanager.exe 3. 「利用可能なエミュレータ:」内にある「DT-X7 エミュレータ」上で右クリックし、「クレードルに接続(D)」を 選択します。 4.
7.3 デバイスエミュレータの使用方法 7.3.
7.3.
(4) 登録完了 登録が完了すると、登録したバーコードを一覧 表に表示します。この登録操作を繰り返して、 デバッグに必要なバーコードをあらかじめ登録 しておいてください。 ※ バーコード登録時の注意事項 登録可能なバーコードは、DT-X7 エミュレータ上で読取可能となっているコードに限ります。エミュレ ータ起動直後はすべてのコードが読取可能となっていますが、アプリケーションを起動した場合は、 そのアプリケーションで設定した読取可能コードのみが、登録可能となります。 (5) 登録内容の編集 編集したいバーコードを一覧表から選択し、 「編集」ボタンをクリックすると、右記の画面を表 示しますので、編集してください。 (6) 登録内容の削除 削除したいバーコードを一覧表から選択し、 「削除」ボタンをクリックすると、右記の画面を表 示しますので、確認後、削除してください。 74
(7) バーコードの読み込み 登録したバーコードを選択状態にすると、エミ ュレータに読み込ませることができます。 任意のバーコードを選択してから、エミュレータ のトリガーキーを押してください。 読み取りを行うコードを選択した状態で、 エミュレータのトリガキーを押下 状態設定機能 I/Oシミュレータの状態設定にある「□I/Oボックス接続」/「□ローバッテリー」にチェックを入れると、それ ぞれの動きを擬似的に再現します。 • I/Oボックス接続 DT-X7 エミュレータがI/Oボックスに接続した ことを通知します。 アプリケーション側でI/Oボックス接続のイベ ントを確認することができます。 • ローバッテリー DT-X7 エミュレータに対して、ローバッテリー が発生したことを通知します。 アプリケーション側で、ローバッテリー発生の イベントを確認することができます。 75
状態通知機能 DT-X7 エミュレータで発生した状態の変化を、擬似的に表現します。 • LED表示 DT-X7 エミュレータがLEDを点灯すると、I/O シミュレータのLEDアイコンが変化します。 • バイブレーション DT-X7 エミュレータがバイブレーション動作を 行うと、I/Oシミュレータのバイブレーションア イコンが変化します。 76
7.4 アプリケーションのデバッグ デバイスエミュレータを使用したアプリケーションのデバッグ方法について説明します。 ※ アプリケーションの作成手順については、実機と同様ですので、「8. eMbedded Visual C++ による開 発」および「9. Visual Studioによる開発」を参照してください。 7.4.1 ビルド構成の設定 Visual Studio 2008 またはVisual Studio 2005 の場合 Visual Studio 2008 またはVisual Studio 2005 のソリューション構成を「Debug」に、ターゲット デバイスを 「DT-X7 エミュレータ」に設定します。 eMbedded Visual C++ 4.0 の場合 eMbedded Visual C++ 4.0 のアクティブなWCE構成を「DT-X7」に、アクティブな構成を「Win32 (WCE ARMV4I) Debug」に、規定のデバイスの選択を「DT-X7 Device」に設定します。 7.4.
Visual Studio 2008 またはVisual Studio 2005 Visual Studio 2008 またはVisual Studio 2005 のメニューバーの「デバッグ(D)」>「デバッグ開始(S)」を選 択することにより、デバッグを開始します。 通常のDT-X7 実機を用いたデバッグと同様に、ソースコードにブレークポイントを挿入した場合は、そこで アプリケーションが停止します。 ※ ブレークポイントで停止しない場合は、Microsoft .NET Compact Framework 2.
eMbedded Visual C++ 4.0 eMbedded Visual C++ 4.0 のメニューバーの「ビルド(B)」>「デバッグの開始(D)」>「実行(G)」を選択す ることにより、デバッグを開始します。 ※ eMbedded Visual C++ 4.0 を使用する場合は、デバッグ以前にDT-X7 エミュレータをActiveSyncに 接続する必要があります。ActiveSyncとの接続方法は、「7.2.
8. eMbedded Visual C++ による開発 8.1 テストプログラミング 1. 2. 3. 4. eMbedded Visual C++ 4.0 を起動します。 「ファイル(F)」>「新規作成(N)…」を実行します。 新規作成画面の「プロジェクト」タブで「WCE Application」を選択します。 新規作成画面の「プロジェクト」タブで「位置(C)」に新しいプロジェクトを保存するフォルダを選択しま す。 5. 新規作成画面の「プロジェクト」タブで「プロジェクト名(N)」にプロジェクトの名称を入力します。 6. 新規作成画面の「プロジェクト」タブで「CPU(P)」の「Win32 (WCE ARMV4I)」を選択し、「OK」ボタンを押 下します。 ③ ⑤ ④ ⑥ 7.
8. ツールバーの「アクティブなWCE構成」で「DT-X7」を選択します。 9. DT-X7 とPC間にてActiveSync接続を確立します。 10. ツールバーの「ツール(T)」>「リモートツールの選択(E)」>「WCE500 ツールを使用する(5)」を選択し ます。 11. ツールバーの「ビルド(B)」>「ビルド(B)」を選択します。 12. プログラムをビルドし、DT-X7 のルートフォルダに配置します。 プログラムを起動し、正しく動作することを確認してください。 DT-X7 にダウンロードさ たプログラムが起動しま す。 これでDT-X7 の開発環境が準備できました。eMbedded Visual C++ 4.0 のリモートデバッグ等の機能の 使用方法は、本書には記載しておりません。「12.
8.2 システムライブラリを使用したプログラミング カシオでは、C++によるアプリケーション開発を行うための、各種のライブラリを提供しています。 DT-X7 基本開発キットで提供される、ライブラリの一覧については、「1.2 ライブラリの構成」を参照してく ださい。 システムライブラリを使用した、WindowsCEプログラムで最もシンプルなサンプルを以下に示します。 起動するたびに、画面表示が 180 度回転するプログラムです。 1. 「8.1 テストプログラミング」に示した手順 1.~6.
2. 「WCE Application - ステップ 1/1」画面で「単純なWindowsCEアプリケーション(S)」を選択し、「終了 (F)」ボタンをクリックします。 3. ツールバーの「アクティブなWCE構成」で「DT-X7」を選択します。 4. TestApp.cppを開き、「#include "stdafx.h"」の次に以下のソースコードを追加します。 #include // カシオシステムライブラリを使用 5. TestApp.
6. ツールバーの「プロジェクト(P)」>「設定(S)…」を選択し、「リンク」タブ内の「オブジェクト/ライブラリモ ジュール(L)」に「SystemLib.lib」を追加します。 7. DT-X7 とPC間にてActiveSync接続を確立します。 8. ツールバーの「ツール(T)」>「リモートツールの選択(E)」>「WCE500 ツールを使用する(5)」を選択し ます。 9. ツールバーの「ビルド(B)」>「ビルド(B)」を選択します。 10. プログラムをビルドし、DT-X7 のルートフォルダに配置します。 プログラムを起動し、正しく動作することを確認してください。 これでeMbedded Visual C++ 4.
9. Visual Studioによる開発 この章では、開発環境にVisual Studio 2008、Visual Studio 2005 またはVisual Studio .Net 2003 を使 用した、アプリケーションの開発手順を説明します。 例題は、システムライブラリを利用した、LEDを 5 秒間だけ赤く点滅させるアプリケーションです。 このアプリケーションを、3 つのプログラミング言語(Visual Basic / C# / C++)で作成します。 DT-X7 基本開発キットで提供される、ライブラリの一覧については、「1.
9.1 システムライブラリを使用したプログラミング(VB.NET) ここでは、LEDを 5 秒間だけ赤く点滅させるGUIアプリケーションを、VB.NET言語で作成します。 1. Visual Studio2008、Visual Studio2005 またはVisual Studio.NET2003 で、新しいVB.NETの「デバイ スアプリケーション」を作成します。 Visual Studio 2008 Visual Studio 2005 Visual Studio .
2. ターゲットに「WindowsCE」を指定します。(Visual Studio 2005 を除く) Visual Studio 2008 テンプレートには、 「デバイスアプリケーション」を選択し ます。 Visual Studio .
3. [プロジェクト]メニューから、[参照の追加(R)…]をクリックします。 4.
5. クラスライブラリのインストール先フォルダ(C:¥Program Files¥CASIO¥MBSYS¥WindowsCE)を参照し、 SystemLibNet.dllを選択します。 6. [OK]ボタンをクリックして、「参照の追加」ダイアログを閉じます。 7. フォームのプロパティで、「Size」を「240,320」に変更します。 8. フォームにボタンを追加し、ボタンの表示文字列を「SetLED」に変更します。 9.
10. ボタン押下時のイベント関数に、以下のコードを追加してください。 Dim result As Int32 Dim msg As String ' 赤LEDを 0.5 秒点灯 0.5 秒消灯を 5 回繰り返す result = Calib.SystemLibNet.Api.SysSetLED(Calib.SystemLibNet.Def.LED_RED, 5, 8, 8) ' .NETの「true」値は、「-1」、「false」値は、「0」 If result = -1 Then ' 点灯成功 点灯色を取得 result = Calib.SystemLibNet.Api.SysGetLED() Select Case (result And &HF) Case Calib.SystemLibNet.Def.LED_OFF msg = "LED_OFF" Case Calib.SystemLibNet.Def.LED_RED msg = "LED_RED" Case Calib.SystemLibNet.Def.LED_GREEN msg = "LED_GREEN" Case Calib.
12. DT-X7 とPC間にてActiveSync接続を確立します。 13. ターゲットに、Visual Studio 2008 またはVisual Studio 2005 の場合は「DT-X7 デバイス」を、Visual Studio .NET 2003 の場合は「Windows CE .NET デバイス」を選択します。 Visual Studio 2005 Visual Studio .NET 2003 14. DT-X7 とPC間の接続を確立し、「デバッグ(D)」>「デバッグ開始(S)」または「デバッグなしで開始(H)」 を選択します。 プロジェクトが作成され、DT-X7 の ¥Program Files¥<プロジェクト名> フォルダにコピーされます。 また、SystemLibNet.
9.2 システムライブラリを使用したプログラミング(C#) ここでは、LEDを 5 秒間だけ赤く点滅させるGUIアプリケーションを、C#言語で作成します。 1. Visual Studio2008、Visual Studio2005 またはVisual Studio.NET2003 で、新しいC#の「デバイスア プリケーション」を作成します。 Visual Studio 2008 Visual Studio 2005 Visual Studio .
2. ターゲットに「WindowsCE」を指定します。(Visual Studio 2005 を除く) Visual Studio 2008 テンプレートには、 「デバイスアプリケーション」を選択し ます。 Visual Studio .
3. [プロジェクト]メニューから、[参照の追加(R)…]をクリックします。 4.
5. クラスライブラリのインストール先フォルダ(C:¥Program Files¥CASIO¥MBSYS¥WindowsCE)を参照し、 SystemLibNet.dllを選択します。 6. [OK]ボタンをクリックして、「参照の追加」ダイアログを閉じます。 7. フォームのプロパティで、「Size」を「240,320」に変更します。 8. フォームにボタンを追加し、ボタンの表示文字列を「SetLED」に変更します。 9.
10. ソースファイルの先頭に、以下のコードを追加します。 using Calib; 11. ボタン押下時のイベント関数に、以下のコードを追加します。 Int32 result = new Int32(); string msg; // 赤LEDを 0.5 秒点灯 0.5 秒消灯を 5 回繰り返す result = SystemLibNet.Api.SysSetLED(SystemLibNet.Def.LED_RED, 5, 8, 8); // .NETの「true」値は、「-1」、「false」値は、「0」 if(result == -1) { // 点灯成功 点灯色を取得 result = SystemLibNet.Api.SysGetLED(); switch(result & 0x0000000F) { case SystemLibNet.Def.LED_OFF: msg = "LED_OFF"; break; case SystemLibNet.Def.LED_RED: msg = "LED_RED"; break; case SystemLibNet.Def.
13. DT-X7 とPC間にてActiveSync接続を確立します。 14. ターゲットに、Visual Studio 2008 またはVisual Studio 2005 の場合は「DT-X7 デバイス」を、Visual Studio .NET 2003 の場合は「Windows CE .NET デバイス」を選択します。 Visual Studio 2005 Visual Studio .NET 2003 15. DT-X7 とPC間の接続を確立し、「デバッグ(D)」>「デバッグ開始(S)」または「デバッグなしで開始(H)」 を選択します。 プロジェクトが作成され、DT-X7 の ¥Program Files¥<プロジェクト名> フォルダにコピーされます。 また、SystemLibNet.
9.3 システムライブラリを使用したプログラミング(C++) ここでは、LEDを 5 秒間だけ赤く点滅させるコンソールアプリケーションを、C++言語で作成します。 Visual Studio 2008 / Visual Studio 2005 での注意事項 プロジェクトを作成する前に、システムライブラリのインストールフォルダが、Visual Studioに登録されてい ることを確認してください。確認および追加手順は以下のとおりです。 1. 2. 3. 4. 5. 6. 7. 8.
2. 「次へ >」を選択します。 3. 「選択されたSDK(S)」内にある、デフォルトのプラットフォームを選択して、「<」をクリックします。 4.
5. 「選択されたSDK(S)」に「DT-X7」があることを確認し、「次へ >」をクリックします。 6.
7. DeviceApplication1.cppを開き、「#include 」の次に以下のソースコードを追加しま す。 #include // カシオシステムライブラリを使用 #if !defined(_countof) #define _countof(_Array) (sizeof(_Array) / sizeof(_Array[0])) #endif 8. DeviceApplication1.cpp内にあるMain関数に以下のソースコードを追加します。 DWORD result; TCHAR msg[16]; // 赤LEDを 0.5 秒点灯 0.
10. [プロジェクト(P)]→[DeviceApplication1 のプロパティ(P)…]を選択します。 11. [構成プロパティ]→[リンカ]→[入力]を選択し、[追加の依存ファイル]に、「SystemLib.lib」と入力し て、[OK]をクリックします。 12. 「ターゲットデバイス」に「DT-X7」を選択します。 13.
10.自動復旧 自動復旧ツール(Restore.exe)は、電池消耗等によりRAM上のファイルやレジストリ等が消失してしまった 場合にリセット時に自動的に元の状態に戻すためのツールです。 作成したアプリケーションをインストールしたあとに実行することをおすすめします。 [設定方法] アプリケーションインストール完了後、Windowsフォルダ内にある「Restore.exe」を実行します。 1. Windowsフォルダ内の「Restore.exe」 を実行 2. 「はい(Y)」を選択 3. 自動的にバックアップを開始 4.
11.システムの安定化 11.1 リセット運用 WindowsCEは、長い間レジューム運用しているとメモリリークを起こしてしまう可能性があります。 システムを安定して使用していただくために、ユーザアプリケーションに一日一回ユーザリセットの処理を 入れていただくことを推奨します。 カシオでは、ユーザアプリケーションにユーザリセット処理を組み込むためのAPI(システムライブラリ)を提 供しています。 [使用例] ユーザアプリケーションに「業務完了」といったメニューを用意し、そこから本APIを呼び出してください。 11.2 サービスパックとパッチファイル カシオでは、機能アップや不具合対応を行うサービスパックやパッチファイルをリリースしています。 システムを安定運用するために、これらの適応をお勧めしています。 11.
12.参考 ●Windows Mobile Developer Center Microsoft社が提供している以下のサイトは、Windows CE .NET デバイス関連の総合サイトです。 http://msdn.microsoft.com/mobility 上記サイトでは、他の有効なサイトにリンクしています。 また、本サイトでは、ソフトウェア,ライブラリ(C++ / .
13.テクニカルインフォメーション・オンラインサポートサービス DT-X7 SDK(ソフトウェア開発キット)をご購入いただきますと、テクニカルインフォメーション・オンラインサ ポートサービスを 3 ヶ月間ご利用できます。このサービスは、開発時における疑問点、問題点をWEB上で のお問い合わせ頂き、その問いに迅速に対応し、早期に問題を解決するものです。 ご利用いただくには、ユーザー登録が必要です。お手数ですが、以下の手順で登録を行ってください。 1. 下記URLにアクセスします。 https://techinfo.casio.jp/support/ 次の画面が表示されます。 2. [新規登録]を押します。 3. 会員規約/個人情報保護方針に同意します。 4.
5. 「会員規約/個人情報保護方針」の同意ボタンを押します。 お客様情報入力画面に移りますので、以下のサンプルのように入力してください。 6. 必要事項を入力したら、[内容の確認へ]ボタンを押します。 7.
14. トラブルシューティング Visual Studio .NET 2003 とPocketPC、WindowsCE.NETデバイスを接続するには大変手間がかかります。 これはカシオで提供しているデバイスだけでなく、Visual Studioにも原因があることが想定されます。接続 が一度で成功すると、それ以降は問題無く使用できるようになります。問題が発生した場合、以下の操作 に従ってください。 1. Visual Studio .NET 2003 を起動し、「ツール(T)」>「オプション(O)…」>「デバイスツール」>「デバイ ス」を実行し、「デバイスを表示するプラットフォーム(H)」に「WindowsCE」を選択します。 2. Visual Studio .NET 2003 のWindows CE UtilitiesのReadMeファイルの記述に従いCPUの種類を識 別します。DT-X7 では「ARMV4I」を選択します。 3. ActiveSyncでDT-X7 とPCを接続し、Visual Studio .NET 2003 でDebugを実行します。 4. Visual Stduio .
15.DT-X7 をご利用上の注意事項 DT-X7 では、下記のような注意事項がございます。 ご利用の前には、下記内容に特にご留意いただき、動作確認等をお願い致します。 15.