Aironet-1121G 初期設定マニュアル Ver1.00a ファームウェア:c1100-k9w7-tar.123-8.JA2.
初期設定①「APとの接続」 『デフォルト(初回納入時、リセット後)の場合』 ①、PCとAironet-1121GをLANのクロス結線のケーブルで接続します。 ②、PCのブラウザで「10.0.0.1」を入力します。 APとセグメントを合わせるため接続するPCのIPアドレスは 「10.0.0.x」(xは任意)、サブネットマスク「255.255.0.0」を設定してください。 ③、ユーザ名「Cisco」、パスワード「Cisco」を入力します。 ② ③ Cisco Cisco この後、イントラネットにPCとAPを接続するか、接続しているPCのIPアドレ ス、サブネットマスクをAPと同じセグメントに変更して、改めてPCのブラウ ザからAPに設定したIPアドレスを入力して他の項目を設定してください。 繋がらない場合には、一度下記の手順でAPを初期化してみてください。 1. アクセスポイントの電源を切断します。 2. MODEボタンを押しながら、アクセスポイントに電源を接続します。 3. そのままMODEボタンを2~3秒押し続け、ステータスLEDがオレンジに変わったらMODEボタンを離します。 4.
初期設定②「APとの接続」(補足) 【 PCとAironet-1121G がうまく接続できない場合には】 もし、PCとAironet-1121Gをクロスケーブルで接続して、PCのブラウザで APの設定が出来ない場合は、Cisco社のWEBサイトより「IPSU」という 設定ツールを使用して、APアドレスを設定してください。 ① ①、Aironet-1121Gの背面のMAC アドレスを入力します。 ②、Get IP Addressをクリックします。 ② ③、「10.0.0.
初期設定③「無線LAN電源のON」 ①、「NETWORK INTERFACES」⇒「Radio0-802.
初期設定④「IPアドレス」「Aironet Extension」 ①、「EXPRESS SET-UP」をクリックします。 ②、「DHCP」「Static IP(固定IP)」を選択します。 ③、「IPアドレス」「サブネットマスク」「デフォルトゲートウェイ」を設定します。 ④、 「Aironet Extention」 を「Disable」にします。 ⑤、「Apply」をクリックします。 ① ②③ ④ ⑤ IPアドレスは、電源ON後5分以内に変更してください。 5分を経過しますと、Aironet-1121gのデフォルト機能で、「DHCPサーバーに 接続」モードになり、接続できなくなってしまいます。 もし、DHCPモードに移行した場合は、APの電源をOFF/ONすることによって、 5分間だけ「10.0.0.
初期設定⑤「ESSID」 (固定WEPの場合) ①、「EXPRESS SECURITY」をクリックします。 ②、「SSID」を入力します。 ③、「Brodecast SSID in Beacon」の設定はお客様のポリシーに合わせて 設定してください。 ※SSIDを入れたBeaconをAPから送出するかどうか?という設定です。 デフォルトではチェックが入っています。 チェックが入っている場合は、どのPCからもSSIDは見えるように なっています。 ① ② ③ ④ 6
初期設定⑥「WEP」(固定WEPの場合) ①、「Static WEP Key」にチェックを入れます。 ②、Keyを選びます。デフォルトはKey1になっています。 ③、「WEP 64bit」か「WEP 128bit」を選択します。 ※無線セキュリティーはお客様の運用に応じて決定して下さい。 ④、「Encryption Key(Hexadecimal)」部分にWEPキーを入力します。 ここはASCIIではなくHexaで入力してください。 (P10 【ASCIIコード一覧表】参照下さい) ⑤、 「Apply」をクリックします。 ① ② ④ ③ ⑤ 7
初期設定⑤’「暗号方式」( WPA-PSKの場合) ①、「SECURITY」⇒「Encryption Manager」をクリックします。 ②、「Cipher」で、暗号化の指定を行います。 TKIPを使用する場合は、「TKIP」を選択します。 AESを使用する場合は、「AES CCMP」を選択します。 ③、 「Apply」をクリックします。 ① ② ③ 8
初期設定⑥’「ESSID」 (WPA-PSKの場合) ①、「SECURITY」⇒「SSID Manager」をクリックします。 ②、「SSID」を入力します。 ③、「Authentication Settings」⇒「Methods Accepted」にて、 「open Authentication」に「レ」を入れて、を選択します。 ④、「Authenticated Key Management」にて 「Key Management」を「Mandatory」を選択し、 「WPA Pre-shared Key」を入力します。 ⑤、「Apply」をクリックします。 ① ② ③ 省略 ④ ⑤ 9
初期設定⑦「WEP」(補足) ※ご参考 【ASCIIコード一覧表】 上位3ビット→ ↓下位4ビット 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 A B C D E F 0 1 2 3 4 5 6 7 NUL SOH STX ETX EOT ENQ ACK BEL BS HT LF/NL VT FF CR SO SI DLE DC1 DC2 DC3 DC4 NAC SYN ETB CAN EM SUB ESC FS GS RS US SP ! " # $ % & ' ( ) * + , .
初期設定⑧「無線LAN有効とデーターレート」 ①、「NETWORK INTERFACES」⇒「Radio0-802.11G」⇒「SETTINGS」を クリックします。 ②、データーレートの設定は お客様の環境に合わせて最適なデータレートを設定 してください。(P1参照) ※全レートの「Require」にチェックを入れて設定を行うと通信が出来なくなります。 ※デフォルトでは「Require」 は1M/2M/5.5M/11Mにのみチェックが入っています。 ※802.
初期設定⑨「出力」「チャンネル」 ③、アクセスポイントの出力を設定します。お客様の環境に合わせて最適な出力を 設定してください。(P17参照) ④、無線チャンネルの設定はお客様の環境に合わせて最適なチャンネルを設定 してください。 ※事前にサイトサーベイを行い、ノイズや干渉を避けた設計が必要になります。 ※802.11gは1~13ch、802.
初期設定⑩「WMM」 WMN(WiFi MultiMedia)を無効にします。 ①、「SERVICES」を選択します。 ②、「QoS」を選択します。 ③、「ADVANCED」タブを選択します。 ④、「Radio0-802.
制約事項・注意事項一覧 ①、「Aironet Extension(CiscoAP拡張機能)」設定を外してください。 通信が切断されたり、APが近くにあるにも関わらず接続できないことが あります。 ※P5参照 ②、Aironet-1121GのWEB画面のデータレート設定変更で、設定画面にある 全レートの「Require」にチェックを入れて設定を行う通信接続が出来なく なります。 デフォルトは1M/2M/5.
Aironet-1121Gの接続に関して① 【注意事項】 電源OFFのAironet-1121GをHubに繋いだ場合、電源供給の為にHub側から送信 される信号をAP側がフィルタリングせずにHub側へ応答の信号を返します。その 際にHub側で信号を処理出来ない場合にブロードキャストストームが発生し、ネッ トワークダウンやPing Lost 等の不具合を引き起こす事があります。 電源OFFのAironet-1121Gを有線LANネットワークに接続しないで下さい。 【接続の1例】 動作保証をするものではありません。回避策の1例を下記にご案内します。 危険!! LAN回線は接続、ACは未接続 BroadcastStormが発生 電 源 電 源 SW HUB HUBによっては使用不能 になります。 SW HUB 他のネットワークへ 他のネットワークへ HUBとAPを同一電源にすることで、 もし①の電源が停電等で落ちても HUBとAPの電源が同時にOFFに なるために②のHUBから他のネット ワークへブロードキャストストーム が影響を与えることを防止します。 ① 同 一 電 源 P W P W
Aironet-1121Gの接続に関して② 【運用上のご注意】 誤ってACを抜かない 様にして下さい。 BroadcastStormに より、ネットワーク 障害やPing Lostが 発生する可能性が あります。 電 源 SW HUB 他AP 特定のAPの電源を OFFにする場合は、 AC及びLAN回線を 抜いてください。 電 源 Aironet 1121G P W P W SW HUB 誤って他社のAP等 を接続しないで 下さい。 インライン対応して いないAPでは、故障 や発煙などの障害を 引き起こす可能性が あります。 特定のAPの電源を OFFにする場合は、 ○部分のLAN回線 を抜いてください。 コネクタ部分の防護 カバーの取付を推奨 致します。 ACアダプタだけ抜かない様に ACアダプタだけ抜かない様に ※パワーインジェクタ未使用の場合 他の機器に挿さない様に ※パワーインジェクタ使用の場合 ACアダプタへ LANケーブルへ 障害を未然に防止するために、運用でも防止策のご検討お願いします。 導入以前に「ネットワーク管理者」と相談の上、十分評価をしてからご導入お願い
【ご参考】無線セル設計に関して① 【APの設定】 ①、Ciscoのアクセスポイントは、帯域を設定することによりセルを小さくすること が可能です。 1Mbps 1Mbps 2Mbps 2Mbps 5.5Mbps 5.5Mbps 6Mbps 6Mbps 9Mbps 9Mbps 11Mbps 11Mbps AP1 AP2 「AP1」に接続している端末は、電波の質が良ければ「AP2」ではなく、「AP1」に 接続している場合があります 5.5Mbps 5.5Mbps 6Mbps 6Mbps 9Mbps 9Mbps 11Mbps 11Mbps AP1 AP2 上図は「AP1」 「AP2」共にセルを5.5Mbpsに設定することにより、5.
【ご参考】無線セル設計に関して② 【APの設定】 ②、Ciscoのアクセスポイントは、出力を設定することによりセルを小さくすること が可能です。 5.5Mbps 「AP4」 無線到達可能範囲 (10mW) 5.5Mbps 6Mbps 「AP1」 無線到達可能範囲 (30mW) 9Mbps AP4 1ch 11Mbps 11Mbps 9Mbps AP3 11ch 5.5Mbps 6Mbps 5.
【ご参考】アンテナ特性と取り付け方法 【Aironet-1121G アンテナ特性】 受信アンテナ 横から見た図 送受信アンテナ Aironet 1121G 水平方向にドーナッツ状に電波が広がります。 上から見た図 【AP取付例】 天井 反射波により 到達範囲が 広がります。 壁 【注意を要する取り付け方法】 『コンクリートに取り付けた場合』 『左記状態で高い天井に取り付けた場合』 × 15cm厚 コンクリート 約9m 壁 B地点 形状、位置により変わりますが、15cm厚の コンクリート壁をはさむと11dB~19dBの 減衰との測定例があるようです。 (インターネット検索からの情報) この値は鉄筋量などコンクリート壁の構造に より変動するため参考としてください。 何m? 何m? A地点 ①、通常、屋内での無線LAN運用距離は約30mと 言われています。 ②、地上で使用する際には、ダイレクトパスではなく マルチパス(反射波)にて使用している場合が多い と考えられます。 (より大きい範囲で輻輳を起こす可能性があります) ③、梁の片側に取り付けられたAPの電波は反対側には 到達してい
【ご参考】技術資料~無線LANの環境は常に変化しています~ 【無線LANの環境は常に変化しています】 左図(Figure4)は2.4GHzの電波がある室内において、 反射波の影響を受けて、電波の強弱が発生している 様子を視覚的に表したものです。この図は静的に 捕らえた電波強度ですが、室内にある物体の移動により 動的に変化します。 ANSI/IEEE Std 802.11, 1999 Editionによると、同じ 位置にいても電波強度は動的に絶えず変化をしている、 とあります。(青→黄→赤と弱くなります。) (ANSI/IEEE Std 802.11, 1999 Editionより抜粋) 鉄製の机 ドア 「2.4Ghz帯という特性上、10数センチ単位※1の波で電波の強い部分、弱い部分が交互にあるため に、APに近くても必ずしも近くのAPにつながりっぱなしになるわけではなく遠く のAPにつながる場合もあり、その為、交互にAPにローミングする可能性がある」 ※1: 約30万Km(電波長)÷ 2.4Ghz =約12.
【ご参考】技術資料~反射~ 反射に関しては下記の3つの物体で影響が異なります。 【鉄板】 ほぼ同等の無線エネルギーが 反射します。 反射 【鉄板】 熱 透過 反射 【コンクリート】 無線エネルギーが吸収・透過・ 熱変換されるため反射した 無線エネルギーは弱くなります。 【コンクリート】 吸収 【水分】 無線エネルギーは吸収され、 反射しません。 人間の体は水分が非常に多い ために、動線によっては、 影響を受けます。 【水】 21