User manual - DT-810PR解説書Rev.1.00(2006年9月29日)

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6.2.16
データ印字コマンド 
X
機能 描画および印字を行います。
書式 【IrDAの場合】
Xabcddd...eee...nnn...
【RS232Cの場合】
[ESC]Xabcddd...eee...nnn...[NUL]
用語 a :フォーム番号
01H∼14H(1∼20)
b :センサー指定および発行終了のACK(IrDA)/ステータス(RS232C)送信
00H : 透過センサー指定、ACK/ステータス送信なし
01H : 透過センサー指定、ACK/ステータス送信有り
10H : 反射センサー指定、ACK/ステータス送信なし
11H : 反射センサー指定、ACK/ステータス送信有り
20H : センサー指定なし、ACK/ステータス送信なし
21H : センサー指定なし、ACK/ステータス送信有り
c :発行枚数
01H∼FFH(1∼255)
ただし、剥離発行の場合は発行枚数指定は無視され1枚発行となります。
ddd... :フィールド番号00のデータ
eee... :フィールド番号01のデータ ただし、区切りコードが必要な場合はこれ
: : を付加して下さい。(下記の解説参照)
nnn... :フィールド番号nnのデータ
解説 プリンタはこのコマンドを受け取ると以下の動作を行います。
① 描画バッファをクリアします。
② フォームとデータをリンクします。
③ 描画バッファに描画します。
④ グラフィック呼び出しがフォームに設定されていればグラフィックデータを
描画します。
⑤ フォーム中に登録されている印字濃度微調値/印字位置微調値にします。
⑥ 印字を開始します。
データはJIS8コード、パックドBCDコードあるいはシフトJISコードで表わされた
データであり、どのコードのデータかは文字列フィールドコマンド、バーコードフィールドコ
マンドで設定します。
文字列フィールドコマンド、バーコードフィールドコマンドにて設定されているレングス
が00で、データコードがJIS8の場合は、そのフィールドデータの最後に区切りコードの
[LF](0AH)を入れて下さい。またデータコードがパックドBCDの場合は、そのフィールドデ
ータの最後に区切りコードの“F”(4ビット)を入れて下さい。
フォームに登録されているデータレングスが00以外の場合は、そのレングス分だけデータ
をリンクさせるので[LF]や“F”などの区切りコードは付加しないで下さい。
パックドBCDコードで送信する場合で、ひとつのフィールドに対応するデータ(区切り
コードがある場合はこれを含む)のレングスが奇数桁のときはそのフィールドの最終デー
タの下位4ビットは0にして下さい。