Motherboard RAID 設定ガイド (INTEL)
J22370 改訂版 V5 2023年8月 Copyright © 2023 ASUSTeK COMPUTER INC. All Rights Reserved. 本書およびそれに付属する製品は著作権法により保護されており、その使用、複製、頒布および逆コンパ イルを制限するライセンスのもとにおいて頒布されます。購入者によるバックアップ目的の場合を除き、 ASUSTeK Computer Inc.
もくじ 本書について.....................................................................................................................iv Chapter 1: Intel® RAID 設定 1. RAID定義......................................................................................................... 1-5 2. ストレージデバイスを取り付ける...................................................................... 1-5 3. UEFI BIOS UtilityでSATA RAIDを構成する...................................................... 1-6 4. 3.1 RAIDボリュームを作成する....................
本書について 本書では、Intel®チップセット搭載マザーボードにおけるRAIDの構成方法について説明しま す。 ・ 本書に記載している画面は一例です。画面の背景、画面デザイン、表示される項目名、 アイコンなどの種類や位置などが実際の画面と異なる場合があります。 ・ 本書は、本書作成時のソフトウェアおよびハードウェアの情報に基づき作成されていま す。ソフトウェアのバージョンアップなどにより、記載内容とソフトウェアに搭載されてい る機能および名称が異なる場合があります。また、本書の内容は、製品やサービスの仕 様変更などにより将来予告なく変更することがあります。 参考情報 ASUSオフィシャルサイト(https://www.asus.
Chapter 1: Intel® RAID 設定 Intel® RAID 設定 お使いのマザーボードがRAID(Redundant Arrays of Inexpensive Disks)機能に対応している場合 は、RAIDアレイを構成することができます。 RAIDアレイに組み込まれたストレージデバイスにWindows®OSをインストールする場合 は、RAIDドライバーディスクを作成し、OSのインストール時にRAIDドライバーを読み込ませる 必要がある場合があります。 1.
3. UEFI BIOS UtilityでSATA RAIDを構成する SATA SSD/HDDとM.2 SATA SSDでRAIDアレイを構成することができます。 1. システムの起動中に または を押し、UEFI BIOS Utility を起動します。 2. Advanced modeに切り替え、Advanced > System Agent (SA) Configuration > VMD setup menu の順に進みます。 3. Enable VMD controllerを [Enabled]、Map SATA Controller under VMD を[Enabled] に設定します。次に、Map PCIE Storage under VMD を [Disabled] に設定します。 サポートするRAIDモード、RAIDレベルは製品によって異なります。詳しくは、各製品のユーザ ーガイドおよび仕様をご確認ください。 4. を押し、設定の変更を保存してシステムを再起動します。 5.
3.1 RAIDボリュームを作成する 1. Advanced > Intel(R) Rapid Storage Technology > Create RAID Volume の順に進み ます。 2. Name: RAID ボリュームの名前を入力します。 3. RAID Level: RAIDレベルを選択します。 4.
1-8 5. Strip Size: 用途や使い方に合わせてストライプサイズを設定します。 6. Capacity (MB): RAIDボリュームに割り当てるサイズを設定します。 7. すべての設定が完了したら Create Volume を選択し、設定した内容でRAID ボリューム を作成します。 8. を押し、設定の変更を保存してシステムを再起動します。 9.
作成されたRAIDボリュームはEZ modeのStorage Informationにも表示されます。 3.2 RAIDボリュームを削除する RAIDボリュームを削除すると、そのボリューム上の既存のデータはすべて失われます。大切な データはRAIDボリュームを削除する前に必ずバックアップをお取りください。 1.
1-10 2. Delete を選択します。 3.
4. Aptio SetupでSATA RAIDを構成する 設定項目名はお使いの製品により異なりますが、設定手順は同じです。 1. 利用するRAIDレベルに応じて、適切なIntel® VROC ハードウェアキーをマザーボードの VROCキーヘッダーに取り付けます。 VROCキーヘッダーの位置については、お使いの製品のユーザーガイドをご覧ください。 2. システムの起動中に または を押し、Aptio Setup を起動します。 3. Platform Config > PCH Configuration > PCH Storage Configuration > Controller SATA And RST Configuration の順に進みます。 4. SATA Mode Selection を [RAID] に設定します。 5. を押し、設定の変更を保存してシステムを再起動します。 6.
4.1 1-12 RAIDボリュームを作成する 1. Advanced > Intel(R) VROC SATA Controller の順に進み、Create RAID Volume を選択 します。 2. Name: RAID ボリュームの名前を入力します。 3. RAID Level: RAIDレベルを選択します。 4.
5. Strip Size: 用途や使い方に合わせてストライプサイズを設定します。 6 Capacity (MB): RAID ボリュームに割り当てるサイズを設定します。 7. すべての設定が完了したら Create Volume を選択し、設定した内容でRAID ボリューム を作成します。 RAIDボリュームを作成すると、選択されたドライブ上の既存のデータはすべて失われます。大 切なデータはRAIDボリュームを作成する前に必ずバックアップをお取りください。 8.
4.2 RAIDボリュームを削除する RAIDボリュームを削除すると、そのボリューム上の既存のデータはすべて失われます。大切な データはRAIDボリュームを削除する前に必ずバックアップをお取りください。 1-14 1. Advanced > Intel(R) VROC SATA Controller の順に進み、削除するRAIDボリュームを 選択します。 2. Delete を選択します。 3.
5. UEFI BIOS UtilityでPCIe RAIDを構成する • • 次の組み合わせでRAIDアレイを構成することができます。 - CPUに接続されたPCIe SSD - チップセットに接続されたPCIe SSD - CPUとチップセットに接続されたPCIe SSD PCIe RAIDのサポートは製品によって異なります。詳しくは、各製品のユーザーガイドおよ び仕様をご確認ください。 1. システムの起動中に または を押し、UEFI BIOS Utility を起動します。 2. Advanced modeに切り替え、Advanced > System Agent (SA) Configuration > VMD setup menu の順に進みます。 3.
4. を押し、設定の変更を保存してシステムを再起動します。 5. システムの起動中に または を押し、UEFI BIOS Utility を再度起動します。 Advanced へ移動し、Intel(R) Rapid Storage Technology が表示されていることを確認 します。 5.1 RAIDボリュームを作成する 1. Advanced > Intel(R) Rapid Storage Technology > Create RAID Volume の順に進み ます。 2. Name: RAID ボリュームの名前を入力します。 3. RAID Level: RAIDレベルを選択します。 4.
5. Strip Size: 用途や使い方に合わせてストライプサイズを設定します。 6 Capacity (MB): RAID ボリュームに割り当てるサイズを設定します。 7. すべての設定が完了したら Create Volume を選択し、設定した内容でRAID ボリューム を作成します。 8. を押し、設定の変更を保存してシステムを再起動します。 9.
作成されたRAIDボリュームはEZ modeのStorage Informationにも表示されます。 5.2 RAIDボリュームを削除する RAIDボリュームを削除すると、そのボリューム上の既存のデータはすべて失われます。大切な データはRAIDボリュームを削除する前に必ずバックアップをお取りください。 1.
2. Delete を選択します。 3.
6. Aptio SetupでPCIe RAIDを構成する • • 1. 次の組み合わせでRAIDアレイを構成することができます。 - CPUに接続されたPCIe SSD - チップセットに接続されたPCIe SSD - CPUとチップセットに接続されたPCIe SSD PCIe RAIDのサポートは 製品によって異なります。詳しくは、各製品のユーザーガイドおよ び仕様をご確認ください。 利用するRAIDレベルに応じて、適切なIntel® VROC ハードウェアキーをマザーボードの VROCキーヘッダーに取り付けます。 VROCキーヘッダーの位置については、お使いの製品のユーザーガイドをご覧ください。 2. システムの起動中に または を押し、Aptio Setup を起動します。 3. Advanced > System Storage Configuration for VROC の順に進みます。 4. RAIDアレイを構成するストレージデバイスが取り付けられているM.
5. を押し、設定の変更を保存してシステムを再起動します。 6. システムの起動中に または を押し、Aptio Setup を再度起動します。 Advanced へ移動し、Intel(R) Virtual RAID on CPU が表示されていることを確認します。 6.1 RAIDボリュームを作成する 1. Advanced > Intel(R) Virtual RAID on CPU > All Intel VMD Controllers の順に進みます。 2.
3. Name: RAID ボリュームの名前を入力します。 4. RAID Level: RAIDレベルを選択します。 5. 複数のVMDコントローラーにスパンされたRAIDボリュームの作成を有効にする場合 は、Enable RAID Spanned over VMD Controllers を選択して [X] に設定します。 6.
7. Strip Size: 用途や使い方に合わせてストライプサイズを設定します。 8. Capacity (GB): RAID ボリュームに割り当てるサイズを設定します。 9. すべての設定が完了したら Create Volume を選択し、設定した内容でRAID ボリューム を作成します。 RAIDボリュームの作成を開始すると、選択されたドライブ上の既存のデータはすべて失われ ます。大切なデータはRAIDボリュームを作成する前に必ずバックアップをお取りください。 10.
6.2 RAIDボリュームを削除する RAIDボリュームを削除すると、そのボリューム上の既存のデータはすべて失われます。大切な データはRAIDボリュームを削除する前に必ずバックアップをお取りください。 1-24 1. Advanced > Intel(R) Virtual RAID on CPU の順に進み、削除するRAIDボリュームを選択 します。 2. Delete を選択します。 3.
7. UEFI BIOS UtilityでM.2 SSD拡張カードを使用して PCIe RAIDを構築する 設定項目名はお使いの製品により異なりますが、設定手順は同じです。 1. システムの起動中に または を押し、UEFI BIOS Utility を起動します。 2. Advanced modeに切り替え、Advanced > System Agent (SA) Configuration > VMD setup menu の順に進みます。 3.
4. 5. 1-26 続いて、Advanced > Onboard Devices Configuration > PCIEX16 Configuration を [Dual M.2 SSD] に設定します。 • M.2 SSD拡張カードの使い方や詳細については、各製品のユーザーガイドまたはWebサ イトをご確認ください。 • PCIEX16 Configuration の名称や設定オプションはお使いの製品により異なります。実 際のBIOS画面や各製品のユーザーガイドを参考に設定を行ってください。 を押し、設定の変更を保存してシステムを再起動します。次に、システムの起動中 に または を押し、UEFI BIOS Utility を再度起動します。HYPER M.
7.1 RAIDボリュームを作成する 1. Advanced > Intel(R) Rapid Storage Technology > Create RAID Volume の順に進み ます。 2. Name: RAID ボリュームの名前を入力します。 3. RAID Level: RAIDレベルを選択します。 4.
1-28 5. Strip Size: 用途や使い方に合わせてストライプサイズを設定します。 6 Capacity (MB): RAID ボリュームに割り当てるサイズを設定します。 7. すべての設定が完了したら Create Volume を選択し、設定した内容でRAID ボリューム を作成します。 8. を押し、設定の変更を保存してシステムを再起動します。 9.
作成されたRAIDボリュームはEZ modeのStorage Informationにも表示されます。 7.2 RAIDボリュームを削除する RAIDボリュームを削除すると、そのボリューム上の既存のデータはすべて失われます。大切な データはRAIDボリュームを削除する前に必ずバックアップをお取りください。 1.
1-30 2. Delete を選択します。 3.
8. Aptio SetupでM.2 SSD拡張カードを使用してPCIe RAIDを構築する 設定項目名はお使いの製品により異なりますが、設定手順は同じです。 1. 利用するRAIDレベルに応じて、適切なIntel®VROC ハードウェアキーをマザーボードの VROCキーヘッダーに取り付けます。 VROCキーヘッダーの位置については、お使いの製品のユーザーガイドをご覧ください。 2. システムの起動中に または を押し、Aptio Setup を起動します。 3. Advanced > System Storage Configuration for VROC の順に進みます。 4. M.
5. 次に、Advanced > Onboard Devices Configuration の順に進みます。 6. M.2 SSD拡張カードが取り付けられているPCI Expressスロットを [PCIE Bifurcation Mode] に設定します。 PCI Expressスロット の名称や設定オプションはお使いの製品により異なります。実際のBIOS 画面や各製品のユーザーマニュアルを参考に設定を行ってください。 1-32 7. を押し、設定の変更を保存してシステムを再起動します。 8.
8.1 RAIDボリュームを作成する 1. Advanced > Intel(R) Virtual RAID on CPU > All Intel VMD Controllers の順に進みま す。 2.
3. Name: RAID ボリュームの名前を入力します。 4. RAID Level: RAIDレベルを選択します。 5. Enable RAID Spanned over VMD Controllers: 複数のVMDコントローラーを跨いだ RAIDボリュームを作成するスパンモードを有効にしたい場合は、この項目を選択して [X] に設定します。スパンモードで作成したボリュームはデータドライブとしてのみ使用するこ とができます。 6.
7. Strip Size: 用途や使い方に合わせてストライプサイズを設定します。 8. Capacity (MB): RAID ボリュームに割り当てるサイズを設定します。 9. すべての設定が完了したら Create Volume を選択し、設定した内容でRAID ボリューム を作成します。 RAIDボリュームの作成を開始すると、選択されたドライブ上の既存のデータはすべて失われ ます。大切なデータはRAIDボリュームを作成する前に必ずバックアップをお取りください。 10.
8.2 RAIDボリュームを削除する RAIDボリュームを削除すると、そのボリューム上の既存のデータはすべて失われます。大切な データはRAIDボリュームを削除する前に必ずバックアップをお取りください。 1-36 1. Advanced > Intel(R) Virtual RAID on CPU > All Intel VMD Controllers の順に進み、 削除するRAIDボリュームを選択します。 2. Delete を選択します。 3.
9. RAIDボリュームにWindows® 11/10をインストールする RAIDボリュームの作成後、独立したストレージドライブまたはブータブルアレイにOSをインスト ールすることができます。本項ではWindows® OSインストール時にRAIDドライバーを読み込む 方法をご説明します。 SATAコントローラーがRAIDモードに設定されている場合、RAIDドライバーが読み込まれる前 にSATAポートに接続された光学ドライブを使用することはできません。OSインストール時に SATA接続の光学ドライブを使用する場合は、RAIDドライバーをコピーしたUSBストレージデ バイスをあらかじめご用意ください。 1. Windows® インストールメディアから起動します。 2. インストールの種類で「カスタム:Windows のみをインストールする」を選択します。 3.
1-38 4. RAIDドライバーをコピーしたUSBストレージデバイスをシステムに接続し「参照」を クリックします。 5. RAID ドライバーが格納されたフォルダーを選択し「OK」をクリックします。 6. インストールするドライバーを選択し「次へ」をクリックします。 7. ドライバーが正常にインストールされると、作成したRAIDボリュームが [割り当てられてい ない領域] として表示されます。OSをインストールするドライブを選択し「次へ」をクリッ クします。 8.